東奔西走

2010年11月24日 00:00

2010/11/24 AM09:30
江ノ島が目と鼻の先にあった。手を伸ばせば届きそうなくらいに。

海岸101124-01.jpg
私はサイクリングロードをひたすら東へ向かってきた。ここまで東に来たのは初めてだ。
自分が今どこにいるのか、正確なことは判らないが、隣の藤沢市に2kmほど入ったところだと思われた。



私は二人の男の後を追ってここまで来た。しかし未だその影さえ捉えられないでいる。
どうやら途中で追い越したか、すれ違ったようだ。

海岸101124-02.jpg
烏帽子岩と伊豆半島の重なり具合からも、ずいぶん東へ来たことが実感された。


エサ場荒らしの犯人らしきオヤジがサイクリングロードを東へ向かっているという、ブースカさんからのたどたどしいメールが届いたのは午前8時前だった。

しかしその時間、ブログの更新を終えた私は近くのコンビニへ出かけて家を空けていた。
私がブースカさんのメールを確認したのは、発信から1時間が経過した午前9時前だった。

ブースカさんへ返信をした私は、自転車に跨り、海岸へ急行した。

サイクリングロードを東へ向かってペダルを漕いでいた私は、西へ向かうブースカさんと遭遇した。
先週海岸で遇った時、私は自分が収集したエサ場荒らしの犯人についての情報をブースカさんへ伝えていた。
その犯人の風体に似た男の後をつけていたブースカさんは、途中で遇ったTさんに事情を話し、追跡をバトンタッチしたと言う。

そこでブースカさんと別れた私は、エサ場荒らしらしき60過ぎのオヤジとTさんの後を追いそのまま東へ急いだという訳だ

海岸101124-03.jpg
西へ引き返す私は、サイクリングロードを行き交う人の中にそれらしき人物がいないか、目を凝らした。
しかし結局この日私は、エサ場荒らしらしき男もTさんも発見できなかった。



ソックスエリア
ソックス101124-01.jpg
ソックスエリアのエサ場には、これといった異常はなかった。


海岸101124-04.jpg


東のエサ場
東のエサ場101124-01.jpg
東のエサ場も荒らされた様子はない。


ふと横を見ると、植込みの中に見知った野良の姿があった。
東のエサ場101124-02.jpg
でも甘えた声で啼くばかりで、植込みから出ようとはしなかった。


しばらくすると、臆病猫のビクが私の来訪を知り、オドオドした様子で姿を見せた。
東のエサ場101124-03.jpg
記事にはしていないが、私はこの臆病猫と時々逢っていた。


6歳になるこのメスの野良は、4年前ボウガンの矢で頭を射抜かれた経験を持つ。
東のエサ場101124-04.jpg
その際、このエサ場を担当するKさんが病院へ運び込み、九死に一生を得た。


東のエサ場101124-05.jpg
そのことが原因かどうか判らないが、この野良はひどく臆病だ。


ビクは、このエサ場で、捨て猫だった母から生まれた、言わば生粋の野良だ。
東のエサ場101124-06.jpg
だから、本当の人の温もりを知らない。


東のエサ場101124-07.jpg
見知らぬ人には決して近づかないが、心を許した人には自ら近づきこんな大胆な格好も見せる。


東のエサ場101124-08.jpg


東のエサ場101124-09.jpg
以前は、ここがビクの居場所だったが、最近他の野良に追われ、別の場所へ移った。


東のエサ場101124-10.jpg
この野良、たいぶメタボチックな体形だが、決して暴食が原因ではない。
担当するKさんの話によると、避妊手術でホルモンのバランスが崩れ、以来肥りはじめたということだ。



東のエサ場101124-12.jpg
ここに棲む他の野良をも警戒するビク。周りに誰もいないのを確かめながら、ゆっくりとエサ場へ近づいていく。


東のエサ場101124-13.jpg
このビクもソックス同様、誰にも迷惑をかけず、ひっそりとここで暮らしている。
そんな罪もない野良を、ボウガンの的にするなんて、私には到底理解できない。



ボス母エリア101124-01.jpg


ボス母エリア
ブースカさんから気になることを聞いた。
ボス母エリア101124-02.jpg
ここにずっと棲んでいるボスの母猫が、突然エサ場を離れ西へ移動したというのだ。
ソックスエリアが見舞われているエサ場荒らしと無関係ならいいのだが‥‥



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復活

2010年04月15日 23:05

PM 03:40
小雨がぱらつく湘南海岸。気温は5℃を少し超えたくらいだろう。
冬に逆戻りしたような寒さだ。そのためか、砂浜に人影はない。

風景100415-01.jpg
海は凪いで、サーファーの姿も見えない。


サイクリングロードを行き交う人も殆んどいない。
ミケエリア100415-01.jpg


ミケは何処からか私の姿を認めたらしく、迎えに出てくれた。
ミケエリア100415-02.jpg
ミケの体はしっとりと濡れていた。


何と、サンマが戻っていた。
ミケエリア100415-03.jpg
サンマの姿をこのエサ場で見るのは、四日前の日曜日以来になる。
それも、西へ向かうサンマを私が連れ戻した時だ。



ミケは私のあとを追って、道路近くまで出てきた。
ミケエリア100415-04.jpg
そこへ顔見知りの人が近づいてきた。TANYさんだ。


ミケは、何故かよしずの上にうずくまった。
ミケエリア100415-05.jpg


TANYさんは、そんなミケに無理に近づこうとせず、優しい目で見つめるだけだ。
ミケエリア100415-06.jpg
ミケの気紛れは、今に始まったことではない。


小雨が降る中、TANYさんは帰っていった。
ミケエリア100415-07.jpg


小屋の中には既にカイロが仕込まれていて暖かい。ねこタカイさんが来たようだ。
ミケエリア100415-08.jpg


ミケエリア100415-09.jpg
「サンマ、お前今まで何処へ行ってたんだ?毎日捜してたんだぞ」
「ボスんとこの三毛にも振られたのか?」



右の鼻から鼻水が覗いている。
ミケエリア100415-10.jpg
私はサンマの鼻水を拭き取ることにした。サンマは嫌がるだろうが、仕方がない。


サンマは鼻水を拭き取られると、いきなり行動的になる。
今日も小走りで東の植込みに行き、ミケが残したエサにがっつく。

ミケエリア100415-11.jpg
ミケは、そんなサンマを静かに見つめている。


今度は用足しだ。
ミケエリア100415-12.jpg
感心なことに、砂が濡れているのにちゃんと後始末をした。そして、私に一瞥をくれた。
「サンマ、褒めて欲しいのか?」



腹を満たし、小便をしてスッキリしたサンマは、西へ向かって歩き出した。
ミケエリア100415-13.jpg
「また、ボスのところへ行くつもりだな」


サンマは、今日も猫おばさんが置いてくれたペットボトルの水を飲む。
ミケエリア100415-14.jpg


「サンマ、また西へ行くのか?」
サンマはそれには応えず、大きなあくびをし‥‥

ミケエリア100415-15.jpg
毛繕いを始めた。


ミケエリア100415-16.jpg
「サンマ、こんな寒い日に出掛けることないだろ。ミケのエサ場へ戻ろう」


しかし、サンマはその場から動こうとしない。
ミケエリア100415-17.jpg
サンマの眼つきは、鼻水を垂らしていた時とは明らかに違っている。
「余計なことをしたかな‥‥」



私はサンマを残し、ミケのところへ戻ることにした。
ミケエリア100415-18.jpg
「サンマ、お前も戻って来るんだぞ」


ミケは小屋に入らず、よしずの上で待っていた。
ミケエリア100415-19.jpg


そして、私が写真を撮るためにしゃがむと、足元に近づいてきた。
ミケエリア100415-20.jpg
ついには私の足の間に潜りこんでしまった。


私がしゃがむ度にミケが近づいてくる。
ミケエリア100415-21.jpg
この時、ミケの表情が笑っているように見えた。


ところが次の瞬間、ミケの表情は一変する。眼つきがいきなり険しくなった。
ミケエリア100415-22.jpg


ミケの表情を一変させたのは、可愛い小型犬だった。
ミケエリア100415-23.jpg
体の大きさはミケと同じくらいだ。


しばらくの間、ミケはサイクリングロードを行き交う人を観察していた。
ミケエリア100415-24.jpg


私はミケを暖かい小屋へ誘った。
ミケエリア100415-25.jpg
「ミケ、こっちへおいで」
私は小屋の側にしゃがんでミケを呼んだ。



しかし、ミケは私の誘いを断った。
ミケエリア100415-26.jpg
既に辺りには夕闇が迫っていた。
「ミケ、早く小屋に入るんだよ。ねこタカイさんがカイロを置いてくれたから暖かいぞ」



風景100415-02.jpg


途中、サンマがいた防風林を覗いてみた。
ミケエリア100415-27.jpg
しかし、サンマの姿は既になかった。


風景100415-03.jpg



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津波警報

2010年02月28日 21:05

PM3:35
午前中に発令された津波警報は、まだ解除されていない。
湘南海岸も物々しい様相を呈していた。今日は浜へ下りることはできない。

風景100228-01.jpg
消防隊員が海を警戒し、上空では数機のヘリコプターが旋回を続けている。


サーフボードを持ったサーファーが数人いたが、さすがにこの状況では海には入れてもらえない。
風景100228-02.jpg
どういうつもりか、ひとりの女性が波打ち際に座り込んでいた。
消防隊員に注意を受け退散。



ミケは柵の外まで私を出迎えてくれた。
ミケエリア100228-01.jpg
「ミケ、今日の海岸は騒がしいだろ」


そこへ、てんちゃんが飼い主さんに連れられてエサ場に遊びにきた。
ミケエリア100228-02.jpg
てんちゃんは生後四ヶ月間猫と暮らしていたので、猫を友達だと思っている。
しかしミケはそんなことを知る由もなく、てんちゃんを見てエサ場の奥へ逃げてしまった。



サンマを捜したが、エサ場の中にいない。
ミケエリア100228-03.jpg
またどこかへ出かけているのだろう。サンマの行動範囲は意外と広い。
元いた西のエサ場でも目撃されている。



ミケは柵に寄り添うように日向ぼっこをしている。
ミケエリア100228-04.jpg
時折、津波警報を告げるアナウンスが、サイレン音と共に大音量で聞こえてくる。


誰かが、東側の植込みに、ミケ用の新しい居場所を作っていた。
ミケエリア100228-05.jpg


ミケも海岸の騒がしさに落ち着かない様子だ。
ミケエリア100228-06.jpg
ミケは、私のあとをずっと追ってくる。


私がエサ場の奥へ行けば奥へ、外に出れば外へと移動する。
ミケエリア100228-07.jpg


ミケエリア100228-08.jpg


ミケエリア100228-09.jpg
ミケは私にしばらく付き合ってくれたあと、サンマの小屋に入って眠ってしまった。


風景100228-03.jpg


ボスのエリアへ行ってみると、ボスが姿を現した。
ボスエリア100228-01.jpg
試しにカリカリをやると、ゆっくり食べ出した。


以前の、エサを見ると逃げるという行動はしなくなった。
ボスエリア100228-02.jpg


エサを食べたボスは、私の足に体を摺り寄せてくる。
ボスエリア100228-03.jpg
こんなボスの様子を見るのは久し振りだ。


地面に転がり、遊んでくれと訴える。
ボスエリア100228-04.jpg
私は、ボスの一連の行動を見て安心した。


以前の人懐こいボスに戻ってくれたからだ。
ボスエリア100228-05.jpg
ボスと呼んでいるが、このキジトラはメスである。(念のため)


追加のカリカリを与える。
ボスエリア100228-06.jpg
ボスのお腹はまだへこんだままで、元の体重には戻っていない。


そこでエサ場にあったエサを持ってきたら、ボスは少しずつ食べ始めた。
ボスエリア100228-07.jpg
やはりまだ食は細いようだ。


風景100228-04.jpg


私が海岸にいる間に津波はやって来なかった。
風景100228-05.jpg



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愛情表現?

2010年02月27日 21:12

PM2:25
昨日からの雨は止んでいたが、空は灰色の雲に覆われたままだ。
冷たい北風が吹く湘南海岸は、思いの外肌寒い。

風景100227-01.jpg
休日ということもあり、サーファーの数は多い。


エサ場に着くなり、いきなりミケとサンマの睨み合いに出くわした。
ミケエリア100227-01.jpg
ミケは私のあとを追って、エサ場の奥へ逃げてきた。


しかしサンマは執拗にミケのあとをついてくる。
ミケエリア100227-02.jpg
「サンマ、いつまでこんなことやってるつもりだ」「お前はミケに嫌われているんだぞ」


一般的に猫が眼を瞑るのは相手に対する友好の表現だというが、サンマの場合は独りでいる時も同じ表情をするので判断ができない。
ミケエリア100227-04.jpg
ミケはサンマから一定の距離を保ちながら、少しずつ移動している。


ミケエリア100227-05.jpg
そして、サンマの隙を窺い‥‥、


ミケはエサ場の外へ逃げてきた。
ミケエリア100227-06.jpg


しかし、サンマは諦めない。悠然とした足取りでミケに近づいてくる。
ミケエリア100227-07.jpg
サンマが人間なら、とっくにストーカー行為で逮捕されていることだろう。


ミケはついに私に助けを求めてきた。
ミケエリア100227-08.jpg
この時も、サンマの眼は閉じられている。


ミケエリア100227-09.jpg


その後も、この2匹は場所を変えて同じ行為を繰り返した。
ミケエリア100227-10.jpg


ミケエリア100227-11.jpg


ミケエリア100227-12.jpg
ミケは再びエサ場の奥へと逃げてきた。


そして昨日と同じように、ネットに頬ずりをする。
ミケエリア100227-13.jpg


そこへ、Kおじさんがやってきた。
ミケエリア100227-14.jpg
いつものように両手でサンマをナデナデする。


サンマは、Kおじさんの威を借りミケに近づこうとする。
ミケエリア100227-15.jpg
ミケもサンマの作戦を敏感に感じたのか、柵の外へ逃れた。


風景100227-02.jpg


次にやってきたのは長靴おじさんだ。
ミケエリア100227-16.jpg
長靴おじさんはチビ太郎の飼い主であり、ミケも三年ほど飼っていた。
しかし、チビ太郎がミケを苛めるようになったのでミケを手放した。
その辺の経緯は【ミケの過去】【ミケの三竦み】に詳しい。



サンマは寒いからか、自分の小屋に入った。
今日もTさん改め『ねこタカイ』さんがカイロを仕込んでくれている。

ミケエリア100227-17.jpg
ミケはその様子を遠くから見ている。


「ミケ、お前も寒いなら小屋に入りなよ」
ミケエリア100227-18.jpg


その時、急に雨が降り出した。
ミケエリア100227-19.jpg
最初ミケは潅木の下で雨を避けていたが、私の傘の中に逃げこんできた。
雨は、じきに止んだ。



サンマは小屋の中で熟睡している。
ミケエリア100227-20.jpg
ミケが、サンマの小屋の近くに行っては引き返すという行為を2、3度している。
どうやら、ミケはサンマの小屋に入りたいようだ。
しかし、サンマがいるので入るに入れなくてイラついているのだ。



manatsuさんと会うのは久し振りだ。
ミケエリア100227-21.jpg
ご主人のサーフィンに付き合って海に来たそうだ。


「サンマはしばらく起きそうもないから、お前は自分の小屋で寝ろよ」
「ねこタカイさんがカイロをセットしてくれたから小屋の中暖かいぞ」

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「じゃあ、今日はこれで帰るよ」


「ミケ、また明日」
ミケエリア100227-23.jpg


風景100227-03.jpg



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春一番

2010年02月25日 21:39

PM3:05
湘南海岸は南西からの強風が吹き荒れていた。
気象庁が『春一番』と発表したのを知ったのは帰宅してからだった。

風景100225-01.jpg
この風を歓迎しているのはウインドサーファーだけかも知れない。


ミケは、いつもの場所にいた。
ミケエリア100225-01.jpg
「ミケ、今日は風が強いから日向ぼっこするにはそこが一番だな」


サンマは昨日と同じようにミケの側にいた。
ミケエリア100225-02.jpg
こいつはミケに近づいて、どうしようと思っているのだろう。


こういう時は、先にサンマにエサをやってミケから引き離すのが上策だ。
ミケエリア100225-03.jpg


エサ場に異常はない。
ミケエリア100225-12.jpg


ミケはエサを残した。しかし、このエサは無駄にはならない。
ミケエリア100225-04.jpg
サンマがミケの分まで食べるからだ。


ミケエリア100225-05.jpg
おーっと出ました、ミケの大あくび。
「お前、歯がほとんどないんだなぁ‥‥」



サンマはエサを食べ終えると、風を避けて西側の植え込みに座り込んだ。
ミケエリア100225-06.jpg


ミケは東側の植え込みで風を避ける。
ミケエリア100225-07.jpg


強風はエサ場にも容赦なく入り込む。
ミケエリア100225-08.jpg


ミケは柵の中から出ようとはしない。
ミケエリア100225-09.jpg
「この風じゃ仕方ないな」


今日のサンマはやけにおとなしい。冴えない顔はいつものことだが‥‥
ミケエリア100225-10.jpg
「どうしたサンマ?元気ないぞ」


今日は二匹に動きはなさそうだ。
ミケエリア100225-11.jpg
私も早めに帰ることにした。



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