寝顔

2010年06月11日 00:00

最初に断っておきたい。
今日のブログは‥‥おそらく詰まらない。
何故なら、ミケがほとんど動かなかったからだ。

半径2mの範囲で‥‥今日の話は終始する‥‥



PM 03:50
ミケのエサ場には既に先客がいた。
タカイ夫妻とブースカさんがミケを囲んで何やら話をしている。

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その話を聞いているのかいないのか、ミケはねこみどりさんの膝の上で眼を細めていた。


たぶんミケは分かっているのだろう‥‥
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この人達が自分の味方であることを。


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ミケはねこみどりさんの膝の上で、いつの間にか眼を閉じていた。


三人は今日、この場所で何度か遭遇していると言う。
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ブースカさん手作りの煮付けが残っている。ミケの食欲はまだ戻っていないのか?
訊くと、朝は食べたが今回は汁だけすすったと言う。



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ねこタカイさんが、仕事の都合でエサ場を去っていった。


残った美女ふたり(?)の話はミケとサンマのことから離れることはなかった。
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私は黙って、ふたりの話をただ聞いていた。


おっと、ミケを忘れてはいけない。美女はここにもいたのだ。
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ミケの顔はいかにも穏やかで幸せそうに見える。


ふたりの話はさらに続いた。
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どうやらミケは眠ってしまったようだ。


今日も猫好きおじさんはやってきた。そして、しばらくミケの様子をただ見ていた。
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ねこみどりさんの膝の上で、ミケは熟睡モードに入った。


ブースカさんが名残惜しそうに、ミケに別れの挨拶をしている。
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そして、ご主人のウータンさんが待つ店へ急いだ。


猫好きおじさんも、安心した顔をして帰っていった。
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ミケはねこみどりさんの腕の中で、生まれたての赤子のように眠り続けている。


Ike君のお母さんがミケを訪ねてきた。
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お母さんは言う。「最初は息子が、ミケ、ミケって言ってたけど、最近は私もミケちゃんの事が気になって‥‥」


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ねこみどりさんにエサ場を去る時間がやってきた。
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ねこみどりさんは、ミケを優しくゆっくりと抱き上げた。
他の人が膝から降ろそうとすると、ミケは怒るのが常だが、何故かねこみどりさんにはそう云う態度を示さない。



ミケは地面に降ろされた。
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これはねこみどりさん手作りの鶏のササミだ。朝、ミケはこのササミを食べたと言う。
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しかし、今度は口を付けようともしなかった。


ねこみどりさんは、ミケに別れの挨拶をして‥‥
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家路を急いだ。


残されたミケの表情は、いかにも寂しげだ。
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ねこみどりさんの姿が見えなくなっても、ミケがその場から動くことはなかった。
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ねこみどりさんが戻ってこないと解ったのか、ミケは暗い顔で俯いてしまった。
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「夕方ミケちゃんを膝に乗せると切なくなるの」
ねこみどりさんの気持ちが、私にも痛いほど分かった。



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ねこみどりさんが畳んだ椅子を、私は再び元に戻した。


そして私の膝に跳び乗ったミケは、すぐ眠りに就いた。
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サンマがいなくなってから、ミケの行動パターンはすっかり変わってしまった。
元の小屋があった場所には一切近寄らないし、雨が降っても引っ越した小屋に入ろうとしない。
ミケは、雨が降る夜に植込みや砂浜で濡れそぼっているのを目撃されている。



ミケと私はしばらくの間、波の音を聴いていた。
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今のミケにとって、波音が唯一の子守唄かも知れない。


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【サンマの近況】
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あらしさんから写メールが届いた。サンマは元気でいるそうだ。
でも、包帯の下の傷はまだ痛々しく、血も見えている状態だと言う。
左足の踵から少し出血がある。これはサンマ自身が舐め過ぎてできた傷ではないかと、私は思った。
あらしさんのご主人も甲斐甲斐しく世話をし、家にいる時は写真にあるようにサンマを膝に乗せている。
しかし、サンマは独りになって寂しそうにしていると言う。




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リレー

2010年06月12日 00:00

PM 03:30
今日の湘南海岸は昨日に引き続き、気温25℃以上の夏日だ。
その強い陽射しの中、ミケはいつもの植込みにいた。

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その場所はねこタカイさんによって平たく造成されている。
砂が崩れないよう土留めまでされて‥‥



私が何度名を呼んでも、ミケは振り返りもしない。業を煮やした私は‥‥柵を越えた。
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そしてミケを抱きかかえ、防風林の中へ連れていった。


よしすだれが、今日は日除けとして使われている。
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Iおばさんの与えたエサには口もつけていない。


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ミケは、その場に緩慢な動きでうずくまった。


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サンマが犬に襲われた時以来、ミケはこの小屋に入らない。
その時の忌まわしい記憶が甦るのだろうか‥‥?



私が椅子に座ると、ミケは急に起き上がった。
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そして次の瞬間には、私の膝の上にいた。


今のミケが安眠できる場所は、膝の上しかないようだ。
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その時、潅木を掻き分けて、ゆきママさんがミケの眼の前に現れた。


ゆきママさんに続いて、TANYさんがミケを訪ねてきた。
私は、そのTANYさんにミケを委ねた。

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ゆきママさんはミケのために、いつもと違うエサを持ってきていた。
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「これ鯖のフレークなの」とゆきママさんは言った。
この日の早朝、ゆきママさんは同じモノをミケに与えていた。
その時は、このフレークをそこそこ食べたと言う。



ミケは二口ほど口に運んで‥‥
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食べるのを止めてしまった。


ブースカさんが仕事の手空き時間を使い、ミケに会いにきた。
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TANYさんはミケをゆきママさんに渡すと、急いで椅子から立ち上がった。
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そして「じゃあ、僕帰ります」と言い、エサ場をあとにした。


ブースカさんも、ミケのために手作りのエサを持参してきたと言う。
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それは鰯と鶏のスープだった。
「スープならミケちゃん口にしてくれると思って‥‥」そう言って、ブースカさんはミケの口元にスープを差しだした。



すると、ミケはゆきママさんの膝に乗ったまま、そのスープをゆっくりと口に運びはじめた。
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ゆきママさんは、スープを飲み終えたミケをブースカさんに手渡した。
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ブースカさんは朝もミケに会いに来ていた。
「その時はミケちゃん、小さい氷下魚を一匹食べました」とブースカさんは言った。



ゆきママさんを見送りに行くと、猫好きおじさんが佇んでいた。
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おじさんは、ミケの事が気になって仕方がないようだ。


ブースカさんのご主人、ウータンさんもミケを心配してエサ場へやって来た。
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店を閉めた夜中過ぎ、ふたりでエサ場を訪れたら、ミケは独り砂浜にいたと言う。


ウータンさんと入れ違いに、ねこみどりさんが息を切らしてやって来た。
話を訊くと「主人から、ミケちゃん元気がないってメールをもらったから大急ぎで来たの」と、ねこみどりさんは言った。

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ミケは、そんなねこみどりさんの心配をよそに眠り続けている。


ブースカさんに、店へ戻る時がやって来た。
ミケはゆっくりと、ねこみどりさんの膝へ移された。

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いったいミケは一日に何人の膝で眠っているのだろう。
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膝を移る度に眠りを邪魔され、ミケは少々機嫌が悪そうだ。


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どうせまた起こされるなら、寝るのを止そうとでも思ったのか、ミケは眼を閉じても眠りに落ちることはなかった。


その時、ねこみどりさんの携帯が鳴った。
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ねこみどりさんも、いつまでもここにいるわけにはいかない。
「ミケちゃん、ごめんね」と、ねこみどりさんは謝った。



人から人へ手渡されていたミケが、ついに地面へ降ろされた。
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ミケは、しばらくその場で固まったように動かなかった。


そのミケの眼を見つめながら、再びねこみどりさんは謝った。
「ミケちゃん、ごめんね」と‥‥

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そしてねこみどりさんは、来た時と同じように大急ぎで家路に就いた。


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私から始まったリレーは、結局‥‥私で終わった。


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【お礼】
今回のサンマの怪我とミケの異変を心配して、自らのブログで応援を募ってくれた人がいます。
それは、私のブログに早くからコメントを頂いていたブロガー仲間のKiryuさんです。
Kiryuさん、お気遣い本当にありがとうございます。

Kiryuさんのブログ『大阪 Cat Story



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無題

2010年06月13日 00:00

PM 06:55
湘南海岸には夕闇が迫っていた。そこには、疎らに人影が見えるだけだ。

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ゴミの量が昼間の賑わいを教えてくれる。


ミケのエサ場。ここには最近まで二匹の野良が暮らしていた。
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しかし今、その二匹の姿はない。
私には、ミケとサンマが一緒に暮らしていた頃が、遠い過去のように思える。






【ここで時間を5時間前に戻す】

私が、ねこタカイさんからのメールを開いたのは、午後2時過ぎだった。

そのメールを読んだ私は、急いでそこに書かれていた番号へ電話をした。

ねこみどりさんから聞いた住所は意外と近かった。





タカイ夫妻は今日の午前中、ミケを病院へ連れていき診察を受けたと言う。

ミケの診察結果は我々の想像を遥かに超えていた。

ここにその診察結果を書く気は‥‥今の私にはまだない。





PM 03:00
ミケはタカイ家のリビングに置かれたソファーの上で静かに横たわっていた。

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ミケの表情は穏やかだった。


ねこタカイさんが、そのミケを優しく撫でる。
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しかし、ミケを見つめるねこタカイさんの目には涙が溜まっていた。


ねこタカイさんが水を差し出すと‥‥
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ミケはゆっくりと飲みはじめた。


ねこみどりさんも、心配そうにミケを見つめている。
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けれど大好きなねこみどりさんが近づいても、ミケは動こうとしない。


ミケはねこタカイさんの家に来て、ここから動かないそうだ。
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ミケは老いていた。12歳という推定年齢が当てはまらないほどに‥‥


しばらくすると、ねこタカイさんから連絡を受けたブースカさんがやって来た。
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ミケの顔を見た彼女の目からは、すぐに大粒の涙が溢れてきた。
そして‥‥ミケの側から離れなくなった。



ミケはしばらくの間、タカイ夫妻の元から通院することになっている。



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運命

2010年06月14日 00:00

PM 03:15
私はIおばさんにミケがエサ場にいない理由を話すため、小雨が降る湘南海岸へ赴いた。
しかし、Iおばさんの姿は海岸のどこにも見えなかった。

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好きおじさんにもミケの事を報告しようと、しばらくサイクリングロードに佇んでいたが、無駄だった。


ミケのエサ場に、私は近づかなかった。遠くから訪問者の有無を確かめるだけにした。
風景100614-02.jpg
私にとって二匹のいないエサ場は、もはや防風林の一部でしかなかった。






あの日(6月1日)、たった一匹の犬のせいで‥‥否、たったひとりの愚かな飼い主のせいで、ミケとサンマの運命は大きく変わってしまった。

その飼い主は、サンマを自分の犬が襲うところを目撃したのだろうか?

心ある人なら、大怪我をしたサンマを病院へ運んでいるはずだ。

しかし、心ある人なら最初から飼い犬のリードを外すことはない。

どっちにしても、サンマは放って置かれたのだ。

そして、その飼い主はサンマのことなどすっかり忘れて、今日も飼い犬のリードを外しているのだろう。







【今日のミケ】以下、ねこタカイさん撮影。
タカイ家で寛ぐミケ。

ミケ100614-01.jpg
枕まで用意してもらって、ミケは気持ち良さそうに寝ている。


食事中のミケ。
ミケ100614-02.jpg
見たところ、ミケが食べているのは、ねこみどりさん手作りの魚の煮付けのようだ。


病院で点滴を受けるミケ。
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ミケは何を睨んでいるのだろう?


ミケの就寝タイム。
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何とも可愛過ぎて‥‥涙が‥‥出てきた。


【サンマ近影】あらしさん撮影。
ケージの中で爆睡中のサンマ。

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しかし、あらしさんのメールには一時戻った食欲が再びなくなったと書いてあった。
「サンマ、頑張れよ、早く良くなってミケに会いに来てくれ」




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ミケとサンマ

2010年06月15日 00:00

ここ2年ほど、海岸散策は私の日課だった。

当初体調の優れない日や天候が悪い日は見合わせていたが、このブログを始めてからは毎日海岸へ通った。

雨が降っても、強風が吹いても、台風が接近しても、多少体調が悪くても判で押したようにミケのエサ場を訪れた。

しかし今日、私は海岸へ行かなかった。勿論、空模様が心配だったわけではない。

今までは風雨が強い日ほど、ミケとサンマが心配になり、全身ずぶ濡れになるのを承知で傘も差せない防風林や植込みへ入っていた。

雨が降り出したのは、午後5時を回ってからだった‥‥。





私は昨日の夜、あらしさんからのメールにあった携帯番号へ電話をかけた。

そしてサンマの容態を訊いたあと、あらしさんにお願いをした。

ミケにサンマを会わせてほしいと‥‥






私は雨が降り出す前にタカイさんの家へ着いた。
ソファーに寝ていたミケが私の訪問を知り、起き上がってきた。

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ミケの側にはブースカさんがいた。今日はお店の定休日ですと、ブースカさんは言った。


ミケは再びソファーにうずくまり、ブースカさんと眼を合わせた。
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私の目には、ミケの表情がいかにも穏やかそうに映った。


そこへ、ねこみどりさん手作りの食事が運ばれてきた。
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その料理は鰯と用カツブシを煮たもので、よけいな味付けはしていない。


ミケは身を食べずにスープだけを飲んだ。
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ねこみどりさんによると、朝はそれなりに食欲があるが、午後になると食べなくなると言う。


しばらくすると、お代わりがきた。
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今度も、ミケはスープしか口にしなかった。


一日のほとんどを、ミケはこのソファーの上で過ごすと言う。
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ブースカさんは、ミケの側から離れようとしない。
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ミケもブースカさんに見守られて、安心し切った顔をしている。


その時、見覚えのあるキャリングケースを提げたあらしさんが来訪した。
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二週間振りに会ったサンマは、ケースの中で弱々しい声で鳴いた。


【お断り】
残りの記事は明日以降の更新になります。
自分の体調を考え、明け方までかかっていた編集作業に時間制限を課すことにしました。
どうか、事情お察しのうえ、ご理解くださるようお願いします。

管理人:wabi



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再会

2010年06月16日 00:00

あの人懐こいサンマが用心深くなっていた。
出かける際、ケースの中へサンマがなかなか入らず苦労したとあらしさんは言った。

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だけど、今度はそのケースの中から警戒の眼を向けるだけで、サンマに出てくる気配は感じられない。


サンマの訪問に気づいてないのか、ミケはソファーで横たわったままだ。
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二匹は、しばらくこの状態でいた。


私はブースカさんに、ミケを抱いてサンマが見えるところへ連れていってくれるよう頼んだ。
ミケ100615-11.jpg
ミケとサンマ‥‥二週間ぶりの対面が‥‥はじまった。
あの悪夢の日以来、まともに相対するのは、これが初めてになる。



ミケはサンマを一度見たあと、何故か視線を外した。
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この二週間で、すっかり甘えん坊になったサンマは、あらしさんの胸に跳びこんだ。


お互いどう意識しているのか、私にも分からない。
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サンマはミケをチラリと見ただけで、あとはあらしさんに甘えるばかりだ。


そのうち、ミケはサンマをしっかりと見つめはじめた。
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サンマは相変わらず、母親に甘える幼児よろしく、あらしさんの膝から動こうとしない。


すると、ミケはブースカさんの膝から降り、窓の外を眺めだした。
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この時ミケの全身を見て、サンマもやっとミケの存在に気づいたようだ。


しばらくすると、ミケは自分からサンマに近づいていった。
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そして、サンマの側にちょこなんと座った。


ミケは黙って見ている‥‥ただサンマだけを‥‥
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いきなり自分の前から姿を消したサンマが無事でいたことを、ミケはにわかに信じられないのだろうか?


そのミケと眼を合わせたサンマに、これと云った反応は見られない。
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そのうちサンマはミケから視線を外し、あさっての方を向いてしまった。
すると、ミケもまるでそれに呼応するように下を向いた。



ところが次にミケがとった行動は、実に意外なモノだった。


ミケはおもむろに立ち上がると、和室の方へ歩いていった。
そのまま、ソファーへ戻るのかと思いきや‥‥

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何と、サンマの眼の前に座りこんだのだ。


その行動は、まるでサンマに自分も無事でいたことを知らせているようだった。
ミケ100615-20.jpg


この時、サンマが小さく反応した。
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例の甘ったるい声で鳴いたのだ。


ミケはその声を聞いて安心したのか、定席であるソファーへ戻っていった。
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サンマもやっと解ったようだ‥‥ミケがエサ場にいた時と変わらない姿でいることを。


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ソファーにうずくまったミケは、実に満ち足りた表情をしていた‥‥

つづく




【ミケ近影】以下、ねこタカイさん撮影。
6月15日 PM 09:18
何とも言えないミケの寝姿。

ミケ100615-43.jpg同 PM 11:05
看病疲れで、うたた寝をするねこみどりさん。(本人からの要望で顔はNGです)
それをミケが心配そうに見つめている。




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別れ

2010年06月17日 00:00

AM 06:15
私は久し振りに早朝の湘南海岸へ足を運んだ。

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あの日以来、私の目には海岸の風景が何か別のモノに思えて仕方がない。


そこで顔見知りのワンコに会った。ハナちゃんだ。
ハナちゃん100617-01.jpg
飼い主さんの言いつけを守って、オアズケをするハナちゃん。
ハナちゃんに会って、私の気持ちは少し和んだ。



待つこと45分、私の待ち人が姿を現した。
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サーファーのdodoさんだ。
私のブログはdodoさんのブログ『SURF RESEARCH』に倣って制作しはじめた。
しかし、毎日更新、蔵出し写真なし、と云うスタイルまで倣うことはなかったと、今後悔している。



私にとってdodoさんは、『海』そのものだ。
まるで全身の毛穴から潮の香りがしている‥‥そんな人だ‥‥

dodoさん100617-02.jpg
dodoさんがサーフィンをはじめたのは高校生の頃だと訊いた。
さらに、初めて波に乗ったは北陸の海だと云うことも‥‥
そしてdodoさんは、今も海をこよなく愛する現役のサーファーだ。
dodoさんのブログにも、ミケが毎回のように登場していた。
しかしミケは、あの日を境にdodoさんの前に姿を現さなくなったと言う。






ミケの無事な姿を目の当たりにしたサンマは、遠くを見つめる眼つきをしている。
いったい、サンマは何を想っているのだろう‥‥?

ミケ100615-25.jpg
潮の香りと波音に包まれた湘南海岸を思い出しているのだろうか‥‥
そして‥‥ミケと一緒に暮らしたあのエサ場を‥‥‥‥



サンマはブースカさんに委ねられた。
ミケ100615-26.jpg
あらしさんは、痺れた足をやっと伸ばすことができた。


すると、サンマはおぼつかない足取りで歩きはじめた。
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トイレの臭いを嗅ぎ‥‥


カーテンの陰から窓の外を眺めはじめた。
ミケ100615-28.jpg
そこへ、仕事を終えたねこタカイさんが帰宅した。


タカイ夫妻が、サンマに会うのも久し振りのことだ。
ミケ100615-29.jpg
サンマを見たねこタカイさんは「キレイなになっちゃって‥‥」と言った。


そしてねこタカイさんは、ミケの様子を注意深く窺いはじめた。
ミケ100615-30.jpg
ミケは、ねこタカイさんにおとなしく身を任せている。


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ねこみどりさんの膝にいるサンマは、以前のように惚けた顔をしていた。
「サンマ、舌出てるぞ」



ねこタカイさんが、点滴の用意をはじめた。
通院のストレス解消と治療費軽減のため、自宅でミケに点滴をすることになった。

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ねこタカイさんは、ミケをキャリングケースに優しく移す。


ミケはケースの中でおとなしくしている。
そのミケの背中をねこタカイさんが消毒した。

ミケ100615-33.jpg


そして‥‥針が刺された。
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しかし点滴は失敗した。
座っている姿勢だと、ミケの背中に力が入ってしまうため針が抜けたのだ。
これが今日二度目の失敗だと、ねこタカイさんは言った。
ねこタカイさんはすっかり自信をなくしていた。
「今から病院へ連れていくか?」とねこタカイさんがねこみどりさんに言った。
そこで私は「一度や二度の失敗で諦めちゃダメですよ」と口を挟んだ。
するとねこタカイさんが「wabiさん、手伝ってもらえますか?」と訊いてきた。
私はミケの耳に自分の口を近づけ、片言の語で語りかけた。
「ミケ‥‥大丈夫だよ‥‥だから力を抜いて‥‥足を折ってくれ‥‥」
そう言いながら、私はミケの前足を持って静かに折った。



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うずくまったミケに、再び針が刺された。


そうして、点滴は無事終わった。
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薬を体になじませるため、ねこみどりさんがミケを優しく撫でる。


ミケはねこタカイさんの手でソファーに移された。
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ブースカさんは、点滴を終えたミケを労うように優しく撫ではじめた。


今日集まった人達が、ミケとサンマを囲んで談笑している。
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話の経緯は忘れたが、ねこタカイさんが「バカだから‥‥」と言った。
私はすかさず言った「偽善者より、バカの方がいい」と‥‥



ミケとサンマは護られている、多くのバカな人達に‥‥勿論、そのバカの中に私も加わっている。
私は、その人達と知り合えたことをミケに感謝した。

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「ミケ‥‥ありがとう‥‥」


サンマの帰る時間がきた。
ミケとサンマに別れの挨拶をさせようと、二匹を近づけてみた‥‥

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するとサンマは、ケースの中からミケに向かって甘えた声で鳴きはじめた。


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そのサンマを、ミケは母親か姉のような優しい眼で見つめ返した。





【ミケ近影】以下、ねこタカイさん撮影。
6月16日 AM 09:12
お昼寝中のミケ。伸ばした後足がセクシーだ。

ミケ100616-01.jpg
同 PM 5:41
毛繕いに余念がないミケ。これまた、上に上げた後足がセクシーだ。




同 PM 06:53
ミケが飲んでいるのは、ねこタカイさんが私のブログ広告Google AdSenseを通じて購入した高濃度水素水『H4O』だ。

ミケ100616-02.jpg



『H4O』の左にあるのはブースカさんが持ってきてくれた『えごま油』
これはミケの食事に混ぜて使う。

ミケ100616-03.jpg
ねこタカイさんの報告では、この日(6月16日)ミケの食事の量が昨日より減ったとあった。



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終の住み処

2010年06月18日 00:00

6月17日 夕刻
今日が公休日のねこタカイさんは、ねこみどりさんが仕事に出かけてからひとりミケの看病をしている。
ブースカさんは店の休憩時間を利用して、ミケの様子を見にきていた。

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いつもの場所に、ミケは横たわっていた。


この日のミケは、いかにも具合が悪そうに見えた。
ミケ100617-02.jpg
虚ろなミケの眼は、どこにも焦点が合っていなかった。


ブースカさんがそんなミケの顔を、心配そうに覗きこむ。
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しばらくすると、ミケは静かに眼を閉じた。


四肢を伸ばしたミケ‥‥寛いでいるのか、それとも脱力感に襲われているのか‥‥私には知る由もない。
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ミケがこのソファーから降りることはない。
食事もそうだが、トイレも隣に敷いたシートで済ませている。



気分転換にと、目覚めたミケを、私は猫タワーに乗せてみた。
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海岸にいた頃のミケは、飛砂防止の柵に登って、道行く人や海を飽きずに眺めていたものだ。


でも、猫タワーの上から‥‥青い海は‥‥見えない。
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ミケの虚ろな眼には、いったい何が映っているのだろう‥‥?


ミケは相変わらず焦点の合わない眼つきでぼんやりとしている。
ミケ100617-07.jpg
その時、ミケの顔が急に何かを思い出したような表情に変わった。
網戸越しに入ってきた風に、微かな潮の香りを感じたのかも知れない。



私はミケを床に降ろした。
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ミケは自ら、自分の場所に戻っていった。


ねこタカイさんとブースカさんに優しく撫でられても、ミケの表情は優れない。
ミケ100617-09.jpg
この直後、ミケは口を動かしペチャペチャと音を立てた。


それは水が欲しいという、催促の音だった。
ねこタカイさんが、すかさずミケの口元に水を差しだした。

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ミケは苦しそうな表情で水を飲みはじめた‥‥生きるためにミケも必死なのだ‥‥

その水は、普通の水ではなかった。
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昨日の【ミケ近影】でも紹介した高濃度水素水『H4O』だ。
ねこタカイさんが、ミケのために大量に購入していた。



タカイ家に来てからのミケは、固形物をほとんど口にしていない。
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当然のように‥‥排便もない。


ミケは再び静かに眼を閉じた。
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このソファーを、ミケは『終の住み処』に決めてしまったのだろうか‥‥?

つづく



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献身

2010年06月19日 00:00

6月19日 PM 04:20
私は2日ぶりに湘南海岸を訪れた‥‥ある目的を持って‥‥。

風景100619-01.jpg
休日の海岸は、この時刻でも多くの人で賑わっていた。


皮肉なものだ‥‥会いたいと願った時には会えず、願っていないと遭遇する‥‥。
海を眺める人をよく見ると‥‥Iおばさんだった。
この時刻にIおばさんが海岸へ来ることは稀な事だ。

海岸100619-01.jpg
実は、このブログにコメントを寄せてくれたニャン丸さんのお母さんとIおばさんは知り合いだった。
ニャン丸さんのお母さんが、ミケの事をIおばさんに知らせてくれていた。
だから、私はここ数日のミケとサンマの様子を伝えるだけで済んだ。
「もう、あのエサ場には行きたくない」とIおばさんが言った。
それは、私も同じだ。



私には、どうしても直接会ってミケの事を伝えたい人がいた。
海岸100619-02.jpg
その人は、この隘路の奥に住んでいる。


私が長靴おじさんの小屋を訪れるのは、これが三回目になる。
先の二回はチビ太郎を届けにきた時だ。
ミケは、このおじさんの小屋でしばらく暮らしていた。その辺の経緯は『ミケの過去』に詳しい。

海岸100619-03.jpg
どうやらおじさんは在宅のようだ。
私は小屋に向かって「おじさーん、いるかーい!」と声をかけた。



長靴おじさんは髭を剃っている最中だった。
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ミケが重篤であることは、私のブログを見た人から聞いて知っている、とおじさんは言った。
しかし私が、ブログの記事に未だ書けない診察結果と最近のミケの容態を話すと、おじさんの顔色が変わった。



最近チビ太郎は、おとなしく小屋にいると言う。
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「おいチビ太郎、遊び相手がいなくなって寂しいか?」


「お前も犬には気をつけろよ」
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この場所でも、毎日白い犬を連れてきてリードを放すヤツがいる、と言う。
さらに「その度にコイツは松の木に登るか、俺にしがみつくんだ」と言った。
私が「今度そいつ来たら、怒鳴ってやればいい!」と言うと、おじさんは下を向いて黙った。
怒鳴りたくても怒鳴れないおじさんの弱い立場に思い至った私も‥‥同じように口をつぐんだ。



長靴おじさんが名を呼ぶとチビ太郎はすぐに歩み寄っていく。
海岸100619-07.jpg


おじさんは、そんなチビ太郎を膝に乗せた。
海岸100619-08.jpg
膝に乗るチビ太郎を、私は初めて見た。


チビ太郎はおじさんに甘えている。
海岸100619-09.jpg
頼れるのはこの人しかいないと、分かっているように‥‥。


海岸100619-10.jpg


チビ太郎も眼を病んでいる。強面に見えるのはそのせいだ。
海岸100619-11.jpg
5年前、長靴おじさんに拾われた仔猫の時からチビ太郎の眼はこうだったと言う。
「だから、コイツは捨てられたんだ‥‥」とおじさんはつけ加えた。



幸い進行する病ではないので、チビ太郎が失明するようなことはないと言う。
海岸100619-12.jpg
私達の話し声を子守唄代わりに、チビ太郎は眠ってしまった。


私は長靴おじさんに暇乞いを告げた。
海岸100619-13.jpg
するとおじさんは「もしミケが逝ったら、俺の所へ連れてきてくれないか」と独りごちるように言った。
私は言下に「そうする」と約束した。



おじさんは私の背中に向かって「ありがとね」と言うと、チビ太郎を抱いて小屋へ入っていった。
海岸100619-14.jpg


サイクリングロードでKさんと遭遇した。
海岸100619-15.jpg
それから私達は、ミケとサンマの事で長い時間話しこんでしまった。


結局、Kさんとの立ち話は1時間近くに及んだ‥‥
風景100619-02.jpg





6月17日 夕刻のつづき
ブースカさんが帰った直後、再びミケの口から水を催促する音がした。
今度もねこタカイさんがすぐにミケの口元に水を差しだした

ミケ100617-14.jpg
水を飲む時のミケの表情は、相変わらず険しい。


おそらくミケは、自分の本能の赴くまま水を飲んでいるのだろう‥‥生きるために‥‥
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水を飲み終えたミケは、再び力なくソファーに横たわった。
ミケ100617-16.jpg



ミケ100617-17.jpg
ねこタカイさんは、こうして朝からひとりミケに付きっ切りで看病を続けている。
その姿をモニター越しに見ていた私の目頭は、何故だか少し熱くなった。



薄く開かれたミケの眼は、何を見ているのだろう‥‥?
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「ミケ、頑張れよ‥‥またおじさんの膝に乗って一緒に海を眺めよう‥‥」


スープ状の食事ならミケは口をつける。
ミケ100617-19.jpg
しかし、ミケはそのスープを残した。


ねこタカイさんが、ミケの口の周りを丁寧に拭き取る。
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ミケが、そのねこタカイさんを見つめている。
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ミケは分かっているのだろう‥‥献身的に尽くしてくれるねこタカイさんのありがたさが‥‥


その後もミケは眠るわけでもなく、かと云って立ち上がるわけでもなく、ただその場に横たわっていた。
ミケ100617-22.jpg


ミケが動くのは、尿意を催した時だけだ。
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隣に敷かれた専用シートまで歩いていき、そこでオシッコをする。


ミケの可愛い寝姿を見ると、よけいに切なくなってしまう‥‥
ミケ100617-23.jpg
そこへ、仕事を終えたねこみどりさんが帰宅した。
ねこみどりさんは、すぐにミケの側へ駆け寄ってきた



タカイ夫妻は毎日、協力してミケに点滴をしている。
ミケ100617-24.jpg
でも、ねこタカイさんはこの点滴が苦手だ。ミケが可哀相でうまく針が刺せないからだ。
この時も、誤って自分の指に針を刺してしまった。
鮮血に染まったねこタカイさんの指を見た私は、胸がいっぱいになった。



点滴を終えたミケに、ねこみどりさんが優しく語りかけている。
ミケ100617-25.jpg
私は心の中で言った「ねこみどりさん、ミケは分かっていますよ‥‥おふたりの気持ちが‥‥」





以下、ねこタカイさん撮影。
6月17日 PM 09:52
この直後、ねこみどりさんはこのままの格好で眠ってしまったと、あとからねこタカイさんに聞いた。

ミケ100617-26.jpg



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発条

2010年06月20日 00:00

6月15日、最後のキャプションに続いて、私はこう書いた『自分の体調を考え、明け方までかかっていた編集作業に時間制限を課すことにしました』と。
しかし、私はこの制限を未だに守れないでいる。
昨日の記事を最終的に更新し終えたのは、今朝の午前5時半だった。
今日は休日‥‥それから日頃の睡眠不足を穴埋めするように‥‥私は爆睡した。

目覚めたのは、午後1時を少し回った頃だった。
その間、一片の夢も見なかった。
闇の中へ落ち、そして闇から這い出したような感じだった。
当然、寝起きの気分は最低、最悪だ。
それからしばらくの間、数通のメールを書いては送信した。

我が家には今夜、来客の予定があり、そのための準備もしなければならない。
夕方までの時間は、そのために費やされた。
しかし、その客は急に行けなくなったと連絡をしてきた。
その気を使う来客のキャンセルに気が抜けたと同時に私の中の何かが崩れた。

ちょうど目一杯巻かれた発条(ぜんまい)が弾けたように‥‥
私はそれから長い間、呆けたように椅子に座っていた。
ブログの更新にも手をつけず、ただモニターだけを見つめていた。
アップできる30枚ほどの写真を眺めても、何の話も見えてこない。
タイトルさえ考えつかない状態だった。

私はブログの更新を諦めた。
午後11時過ぎに、一通のメールを発信し終わると、私はパソコンの電源を落とした。
それからすぐ蒲団に潜りこんだ。
そして‥‥再び闇の中へ落ちていった‥‥




【サンマ近影】あらしさん撮影。
6月18日 爆睡するサンマ。

サンマ100618-01.jpg



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