釣り餌屋前

2010年08月14日 23:22

今日の湘南海岸には7~8m/sの強い海風が吹きつけていた。
沖合いに目をやると、色取り取りのセイルが海上を滑走しているのが見えた。

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その海風に煽られた砂が、勢いよく北へ飛んでいく。


重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
激しい海風を嫌ってか、ミリオンは防砂林の奥でうずくまっていた。
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私が名を呼んでも、その場から離れようとしない。
そこは潅木とネットに挟まれた狭い場所で、私は容易に近づけなかった。
私は、仕方なくネットの外で待つことにした。



しばらくすると、ミリオンが防砂ネットから出てきた。
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そして甘えた鳴き声を上げ、私の側にきてうずくまった。


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今日も薬入りのチーズを、素直に食べてくれた。


猛烈な海風が、ミリオンの毛を逆立てている。
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見かねた私は、ミリオンを抱いてエサ場の中へ入った。


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すると、ミリオンは海風が適度に吹き込むエサ場の入口で、気持ち良さそうに涼を取りはじめた。





釣り餌屋前
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最初、先日同様夫婦猫だけしかいないと思っていた。


ところが、私が近づくと車の下から仔猫が姿を現した。
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臆病なこの子は、外へ出ることも珍しいので意外な感じがした。
ふと横を見ると、車の下に白いモノが見えた。



シャムミックスの仔猫だ。
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私が車の下を覗くと、つぶらな瞳とかち合った。


釣り餌屋の人から『シロ』と呼ばれる仔猫は、やおら伸びをした。
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そして車の下から出てくると、『トラ』と呼ばれる兄弟とポーズを揃えた。


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トラは横になったまま、アクビと一緒に大きな伸びをした。


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生後2ヶ月のシロは、この世界をどう感じているのだろう。


そしてそのつぶらな瞳で、いったい何を学んでいるのか‥‥?
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両親と暮らす間に、多くの生きる術を学んで欲しいと、願わずにはいられない。


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この子が5年後、10年後どこでどうしているのか‥‥私には分からない。


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父猫の足を枕にして、トラは盛んに甘えている。


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シロはさっきから、私が構えるカメラに興味津々の様子だ。
カメラから出る音に何度も反応する。



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私のカメラに飽きると、シロの興味は周囲の景色に移った。



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戯れる猫

2010年08月15日 23:02

今日は盂蘭盆‥‥。しかしサーファーたちには全く関係ないようだ、
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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンは、昨日と全く同じ場所にいた。
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今日も私が名を何度呼んでも、ミリオンはその場から出てこようとしない。
防砂ネットに囲まれた防砂林は蒸し暑く、ジッとしているだけでも汗が出てきた。



どうして、ミリオンはその場から離れないのか?
今日は砂浜でイベントが行われ、人出が多い。そのことが関係しているのかも知れない。

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私はミリオンが出てくるのをしばらく待ったが、30分経ってもミリオンに動く気配は見られない。今日の薬投与は諦めざるを得なかった。


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釣り餌屋前
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私は葉っぱを猫じゃらし代わりにして、シロを誘ってみた。


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しかし、シロは私の葉っぱにはあまり反応せず、眼の前にある別の葉っぱに戯れはじめた。


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そして、時折車の下を振り返った


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トラは、まだ父猫に甘えていた。


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そこで、父猫に代わって私がシロと遊ぶことにした。


しばらく私の手で遊んだシロは‥‥、
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最後に、力強く咬みついた。でも、私には心地よい刺激としか感じなかった。


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シロは車の下へ戻り、再びつぶらな瞳で私を見つめた。


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だが、シロの興味はすぐ別のモノへと替わった。


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母猫は、独り車の側にいた。


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母猫のお腹には、授乳の跡が残っている。


そのとき、シロが急接近してきた。
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そして時折音を出す、四角いモノを見つめはじめた。
どうやら私のカメラはシロの興味を、まだ惹いていたようだ。



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トラは‥‥しつこく父猫に甘えつづけている。



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甘える猫

2010年08月16日 23:53

夕刻の湘南海岸‥‥この時刻になっても気温は30℃を超えていた。
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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
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ミリオンのエサ場には先客がいた。
母娘と思われるこのふたりとは、先日ここで会ったばかりだ。



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少してこずったが、今日も薬入りチーズを嚥下した。


今日はいつもの薬に加え、耳ダニ駆除の薬を滴下するつもりでいた。
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そのため、先日その部分の毛をカットしておいた。


しかし、いつもと違う私の行動と、強烈な薬の臭いにミリオンは敏感に反応した。
ミリオンは、エサ場の奥へ逃げこんでしまった。

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私は辛抱強く、ミリオンが出てくるのを待った。


1時間以上待ったが、ミリオンは私の前に姿を現さなかった。
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薬は滴下できず、またその薬も無駄にし、さらにミリオンに警戒されると云う最悪の結果になってしまった。
野良の治療がどれほど困難か、私は改めて思い知った。






釣り餌屋前
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シロが側へ座り込むと‥‥、


母猫は、そのシロのお尻を舐めはじめた。
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するとシロは、嬉しいのか、くすぐったいのか判らない表情を作った。


今度は、シロが母猫に擦り寄っていく。
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それからしばらく、シロは母猫の足を相手に遊びつづけた。


人間の子供と一緒で、シロに手加減という配慮は、ない。
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母猫は疲れた表情で地面に伏せた。


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シロもそんな母猫の様子を見て、遊ぶのを諦めたようだ。


その時、トラが車の下から飛び出してきた。
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どうやら、車の持ち主が開けたドアの音に驚いたようだ。


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それからトラは、車の下から垣間見える足から眼を離さなくなった。


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父猫も車の下から出てきたが、虫でも見つけたのか、家族そっちのけでしばらく戯れていた。


その時、私は気配を感じ、何気に後ろを振り返った。
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すると野良らしき猫が一匹、ゆっくりと私の目の前を横切っていった。


その猫は、塀の上から4匹家族の様子を窺っている。
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よく見ると‥‥、それは船宿エリアにも時折姿を見せる強面猫だった。



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護る猫

2010年08月17日 22:41

お盆休みが終わった湘南海岸は閑散としていた。
しかし猛暑に休みはないらしく、今日の夕刻も真夏日の気温を保ったままだった。

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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンはエサ場の奥にいた。
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私が名を呼んでも、ミリオンに動く気配は微塵も感じられない。


どうやら昨日のレボリューション滴下で、私はミリオンの信頼を失ったようだ。
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この状況では、今までのように日参しても、おそらくミリオンの心は開かないだろう。
私はしばらく冷却期間をおくことにした。






釣り餌屋前
突然の闖入者に対し、父猫は果敢に向かっていった。
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強面猫と父猫の睨み合いは、しばらく続いた。


だが、決着はあっさりと着いた。父猫が強面猫にうしろを見せたのだ。
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父猫は、そのままうな垂れてしまった。


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睨み合いに勝利した強面猫は、父猫に向かうことなく悠然と鳥居をくぐった。


その動きを知った父猫は、先回りして強面猫を待ち受けていた。
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父猫の存在を認めても、強面猫の悠然とした歩調に変化は見られない。
強面猫は、父猫に一瞥もくれることなく去っていった。



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そして、一家のエサに手を出した。


私と眼を合わせた強面猫は、バツが悪そうだった。
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何とか自分の責務を果たせた父猫は、緊張が解けたのかぐったりと横になった。


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その様子を見ていたのか、近所に住む人が父猫を労うように撫ではじめた。


私は、眼を合わせたシロに言った。
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「シロ、頼もしい父ちゃんがいてよかったな」


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ある日の漁港
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漁船の上に野良発見。


どうやらこの野良、甲板の上で昼寝をしていたようだ。
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眠りを邪魔した代償にカリカリを与えた。


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与えたカリカリを食べ終えた野良は、何故か下船した。


私にまだ警戒心を持つこの野良が、下船する理由はひとつしかない。
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エサのお代わりが欲しかっただけだ。


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私を警戒して慌てて食べるから、咽にエサを詰まらせてしまった。


今年の初め頃まで、ここには3匹の野良が仲良く暮らしていた。
しかし、今日はたまたま姿を見せないもう1匹と、2匹だけになってしまった。

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具合の悪くなった野良が、世話をする男性に保護されたと聞いたのは数ヶ月前だ。
それからその野良がどうなったのか、私は知らない。



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エサを食べ終えた野良は、違う船の影で涼を取りはじめた。


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この野良、何とも惚けた味のある顔をしている。


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そのうち波の音を子守唄に、惚けた顔の野良は眠ってしまった。



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シロ哀悼

2010年08月27日 23:59

夕刻の湘南海岸‥‥平日だけに人は疎らにいるだけだった。
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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
私は、ミリオンのエサ場でHさんと待ち合わせをしていた。
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Hさんに貰ったエサを食べ終えたばかりのミリオンは、穏やかな顔で私を迎えてくれた。


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私が体を撫でても、ミリオンは静かに横たわったままだった。でも、ミリオンの私に対する警戒心が解けたわけではない。
長く世話をしているHさんが側にいるからできることだ。



そのあとHさんと私は、ミリオンのことで長く話し合った。
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別れ際に見せたミリオンの表情が何を語っているのか、まだ判らない。


ミリオンのエサ場を去るとき、ふと海に目をやると、大島がくっきりとした輪郭で遠望できた。
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船宿エリア  8月21日
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落日間近の船宿エリアは、穏やかな時を刻んでいた。


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クロベエは、おなかさん相手に食後の軽い運動をしている。


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マサムネは満足げな顔で、はなさんの側で寛いでいる。


そのマサムネは、満腹でさすがにもう食べられないだろうと思ったが、試しに余ったカリカリを私が手ずから与えてみると、
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何と、きれいに完食した。


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はなさんとおなかさんに、ここを去る時間が迫った。


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そこへ、顔見知りの夫妻が偶然通りかかった。
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しばらくの間、猫談義に花が咲いた。


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茅ケ崎海岸を去る時、はなさんとおなかさんは、ミリオンに別れの挨拶をした。





釣り餌屋前
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この日、シロは独り資材置場にいた。  シャムミックスの仔猫シロ:2010年8月20日急逝


シロは、やおら伸びをすると‥‥
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妙な格好で、角材に凭れかかった。


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その時、シロが気配を感じ、ついと振り返った。
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シロの視線の先には、心配顔の母猫がいた。



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シロ哀悼 その弐

2010年08月28日 23:58

重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
睡眠障害は、今日も私を早起きにさせる‥‥。
湘南海岸へ出た私は、まず最初にミリオンのエサ場を訪れた。

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あとで分かったことだが、私がエサ場に着いたのはゆきママさんが帰った数分後だった。
この時、ミリオンはゆきママさんの手により、既に薬入りチーズを食べていた。



猫好きおばちゃんが、ミリオンにエサを与えるため立ち寄った。
この人に会うのも、実に久し振りだ。

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ミリオンは、与えられたエサに口をつけようとしない‥‥既に誰かにエサを貰ったのだろうか?



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ところが、猫好きおばちゃんが去ってしばらくすると‥‥
ミリオンは、おもむろにカリカリを食べはじめた。



満腹になったからか、ミリオンは日陰でまどろみはじめた。
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私の姿を認めても、逃げなくなったが、以前のように擦り寄っても来ない。
ミリオンの私に対する信頼は、未だ回復していないようだ。



ミリオンのエサ場からの帰路‥‥砂浜に下りてみた。
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陽は既に高く昇り、その光を反射した海は、今の私にとってあまりに眩し過ぎた。
撮影を終えた私は、足早に砂浜をあとにした。






シロ哀悼 その弐 『父を超えろ』
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母猫は、ゆっくりと近づいてきた。


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シロは側に来た母猫に体を摺り寄せ、盛んに甘えはじめた。


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そこへ、父猫もやって来た。


そして‥‥母猫と挨拶を交わす。
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この日、トラの姿を見ることはできなかった。


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父猫と母猫は、お気に入りの場所へうずくまった。


父猫は時折、心配そうにシロを見つめる。
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シロには、その父猫の想いが通じるのか‥‥時々振り返っては視線を合わせた。


さらに、シロは母猫の存在も確かめる。
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その母猫はシロの姿を見て安心したのか、眼を閉じ静かにその場へ寝そべった。


そこで私は、所在なげなシロと遊ぶことにした。
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まず、草を猫じゃらし代わりにして、しばらく遊んだ。


そして次に、指でシロを遊ばせた。
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その私の指に、シロは力強く咬みついた。


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その様子を、父猫はじっと見ている。


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角材とも遊び飽きたのか、父猫のいる足場板を目指して、シロが資材の山を登りはじめた。


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そしてついに、父猫と同じ高みへ、シロは立った。
この時、私は「シロ、大きくなったらお父さんを超えるんだぞ」と心の中で想った。



でも、シロが父を超えることは‥‥叶わなかった。
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この日から1週間後の朝、店先で冷たくなっているシロを‥‥釣り餌屋の女将さんが発見した。

私の指には、シロに咬まれた感触が‥‥微かに残っている。




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