西のエサ場

2010年03月19日 22:40

PM3:30
湘南海岸には、今日も冷たい風が吹いている。
いったい、春は何処で足止めを食っているのだろう‥‥?

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ミケは東側の植込みにいた。
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KおじさんとKおばさんがやって来た。


Kおじさんは、ピンクの小屋の庇を補強している。発泡スチロールの庇が欠けていたからだ。
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Kおじさんは「風で傘が飛ばされたら、雨が吹き込むからね」と言った。


その様子を離れたところから見つめるミケ。
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KおじさんとKおばさんは、あわただしく帰っていった。


ミケが私の側にやって来た。
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「ミケ、Kおばさんから聞いたけど、サンマは散歩に行ってるんだって」


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エサ場を見回したが、やはりサンマの姿はない。


いつもサンマがいる場所に、ミケが近づいていく。そして、すぐに引き返した。
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どうやら、エサが残っているか確かめに行ったようだ。


そこで、小屋近くにあったエサを持ってきてやった。
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ミケは吹きこむ風を嫌い、柵から出ようとしない。
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そこへ、私も面識があるカメラマンのおじさんがミケを訪ねてきた。
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ミケを防風林に誘ったが‥‥
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今日は振られてしまった。


ミケは、よしずの上から動こうとしない。
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「今日は寒いから動きたくないよなぁ」


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私はサンマを捜しに防風林の中へ入っていった。
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一昨日、サンマが独り残った場所に行ってみたが姿はない。


このエサ場は、猫おばさんが世話をしているボスの母猫のものだろう。
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ボスの母猫は植込みにいた。この直後、植込みの中へ姿を消した。


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ボスのエサ場では、三毛がエサを食べていた。
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そこには、新しい小屋と傘が置かれていた。これもKおじさんの手作りだろう。


ボスは自分のねぐらにいた。
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潅木が邪魔でこれ以上近づけない。いい場所にねぐらを置いたものだ。


西のエサ場まで来てしまった。
サンマはここで育った。言わばサンマの実家だ。

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そこでは、モップが独りエサを食べていた。
『モップ』という名は、私が勝手につけたものだ。長い毛がモップを連想させたからだ。
Iおばさんは『フウ』と呼び、他に『ムク』と呼んでいる人もいる。
野良猫の呼び名は、人それぞれ違っていてもいい思う。


モップは、しきりに周囲を警戒している。
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その理由はあとで解ることになる。


私にも一瞥をくれる。
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漁港から連れ戻すために、私が首根っこを掴んだことを憶えているのだろうか?
その経緯は【捕獲】をご覧ください。


私が帰ろうとしたときだった。
何気なく柵の中をみたら、見覚えのある後姿が目に飛び込んできた。
サンマがいた。サンマはここでもエサをがっついていた。

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「サンマお前、いつもここへエサ食いに来てるのか?」


このあと、サンマはエサを食べているモップにいきなり襲いかかった。
さらに逃げるモップを、サンマはサイクリングロードまで追いかけていった。
モップが警戒していたのは、サンマだったのだ。



そして、モップの残したエサにがっつくサンマ。今度はサンマが周囲を警戒している。
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野良猫の世界も、力の強い者が食い物に有りつけるというわけか。
今日のサンマは、ミケのエサ場にいる時とまったく違う雰囲気を持っていた。
エサを食べ終えたサンマは、私を無視して東へ向かっていった。



風景100319-03.jpg



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はらから

2010年07月08日 00:00

PM 03:55
私は4日振りに湘南海岸へ足を運んだ。
体調が芳しくないとは云え、3日間も海岸へ行ってないことに気づいたのは今朝だった。

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今日の湘南海岸、気温は高いが湿気がなく存外爽やかだ。


まずは、ミケに会いにいった。
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そしてミケに顔を見せなかった理由を話し、許しを請うた。


そこへミケに焼香するため、Tおじさんがやって来た。
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猫好きおじさんも顔を見せ、ミケの墓をしばらく見つめていた。




ややあって、Tおじさんが暗い表情で「実はよう‥‥」と話を切出した。
おじさんの話はこうだ‥‥
昨日の夕刻Tおじさんは、ここから数百m東の国道134号線脇で野良猫の遺骸を見つけた。
それは、Tおじさんが知らない白い猫だった。おそらくは街猫だろう。
近くの八百屋でもらったダンボールに遺骸を収め、取り敢えず近くの防風林へ置いて帰宅した。
そして今日、自宅からスコップを持ってきて防風林に埋葬したのだ。





私はTおじさんに頼み、その場所へ案内してもらった。
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その猫は、おじさんひとりで手厚く葬られていた。
Tおじさんがこれからエサ場を回ると言うので、私も同行することにした。



まず最初はボスエリアからだ。
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ところがTおじさんはエサ場を通り越し、有らぬ方へ歩いていく。


意外なところで知り合いの顔を発見したようだ。
この初老のおじさん、家は持たないが、仕事は持っていた。
日当を訊いたらヘタなバイトよりずっといい。本気で「手伝うか?」と私に声をかけてきた。

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ここへも猫好きおじさんが顔を出した。
このおじさんが海岸のことに一番詳しい訳はここにある。



Tおじさんが、やっと猫缶のフタを開けはじめた。
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すると、待ち兼ねたように三毛猫のマツが姿を現した。
この野良に『マツ』と云う呼び名を付けたことを、私はすっかり忘れていた。


マツはおとなしく待っている。
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そしてようやくエサに有りついた。


しかしボスは、Tおじさんがいくら呼んでも姿を現さなかった。
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風景100708-02.jpg


私が西のエサ場へ来たのは久し振りだ。
さっそくブッチが近づいてきた。

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私はそのブッチを一目見て驚いた。
以前会った時よりずい分と痩せていたからだ。



この写真は今年の5月10日に撮影した。
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比べると、その激痩せ振りがよく分かる。
このエサ場には、Iおばさんも毎日エサを持って来ているはずだが‥‥



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そして次に気になったのが、この左耳の傷‥‥


そう云えば、さっきからブッチは盛んに左耳を掻いていた。
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「ブッチ、お前も耳疥癬に罹ったのか‥‥?」


エサ場の奥からもう一匹野良が現れた。
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この野良は見覚えがあった。
しかしここ何ヶ月も姿を消していた。



この写真の撮影日は2008年10月2日と記録されている。
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手前の仔猫はここから姿を消したままだ。


私は少し暗い気持ちで家路に就いた。
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昨日、あらしさんからサンマの近況を知らせるメールが届いた。
そのメールには、一時無くしていた食欲が戻ったと書いてあった。

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