朝の海岸

2010年04月30日 23:14

AM 06:25
私は久し振りに朝の湘南海岸へ足を運んでみた。
太陽は既に昇りきり、暖かい陽射しを投げかけている。

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「やはり朝は気持ちがいい」砂浜を歩きながら私はそう思った。


するとその砂浜で、顔見知りのワンちゃんに出会った。ハナちゃんだ。
このハナちゃんは、当ブログに初登場したワンちゃんだ。

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最初会った時は仔犬の名残りがあったが、今や立派な成犬だ。


飼い主さんが、いきなりハナちゃんの前足にエサを置いた。
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ハナちゃんは飼い主さんの許しが出るまで、ちゃんとおあずけをしていた。


意外な時間に現れた私を見て驚いたのか、ミケは私の足元に走り寄ってきた。
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「ミケ、おはよう」


何故かサンマもエサ場の外へ出てきた。
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「サンマもついでに、おはよう」


サンマがミケのうしろへ忍び寄る。
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サンマは妙なタイミングで舌なめずりをする。どうやらミケがサンマの気配を感じたようだ。


ミケはサンマの前から遁走した。
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「気づくの遅いぞ」


腹が減っているかと思い、エサ場にあったエサを与えてみた。
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しかしミケは少し口を付けただけで、食べるのを止めてしまった。


サンマもあまり腹は減っていないようだ。
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今日も鼻水を垂らしている。


ミケがいきなり爪とぎを始めた。
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朝陽を浴びながら爪とぎするミケを見るのも久し振りだ。
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どうやらサンマは水を飲もうとしたようだ。しかし水入れが傾き、水が残っていない。


そこで私は新しい水を入れ、柵の外へ置いてやった。
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するとミケとサンマが、水を挟んで睨み合いを始めた。


決着は呆気なくついた。ミケの圧勝だ。
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ミケの迫力に気圧されたサンマは、小屋の前の水を飲み始めた。


そこへ、猫好き兄ちゃん改め『Tさん』が通りかかった。
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朝の散歩を習慣とするTさんに会うのも久し振りだ。話は当然のように猫の話題に終始した。


やっとdodoさんが登場した。私はdodoさんに会うため朝の海岸に来ていた。
dodoさんとミケのツーショットを撮るのも久し振りだ。

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このふたりのように朝にしか会えない人たちがいる。


私は朝の散歩をできるだけ早く再開したいと思った。
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「dodoさん、また海岸で会いましょう」


Tさんは東へ向かっていった。
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私だけが残ると、サンマは所在なげに座りこんだ。
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ミケも行き交う人をただ見ている。


サンマがミケに近づいていく。
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そしてミケと眼を合わせた。


サンマは穏やかな表情でミケを見ている。
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しかしミケは露骨に嫌悪の表情をした。


水を飲むミケを見つめるサンマ。
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「サンマ、水が飲みたいなら小屋の前にあるだろ」


水を飲み終えたミケを見て、サンマが水入れに近づこうとした。
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するとミケは、これは自分の水だと言わんばかりにサンマを威嚇した。
サンマはおとなしく引き下った。



ミケは再び水を飲み始めた。
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私の帰る時間がやって来た。
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風景100430-02.jpg



PM 04:20
夕刻、私は再度海岸を訪れた。

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サイクリングロードでIおばさんと遭遇した。
Iおばさんは、海岸の野良たちにエサをやり終えたばかりだった。

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サンマを公衆トイレの前で発見し、ミケのエサ場まで連れてきたと言う。


そのサンマは死んだように眠っていた。
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西への遠征で疲れたのだろう。


この時刻のミケは、朝のような歓迎振りを見せてくれない。
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至ってクールだ。


そこへねこみどりさんがやって来た。するとミケの表情が一変した。
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ミケの眼は輝いている。


ねこみどりさんはミケの好物を手ずから与える。
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エサを食べ終えても、ミケはしばらくねこみどりさんの手から離れなかった。


ねこみどりさんを見つめるミケ。
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もっと欲しいとばかりに鳴き声を上げた。ミケにも厚かましいところがある。


これもミケの厚かましさの表れだ。
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ミケは当然のように、ねこみどりさんの膝の上に乗っかった。


ねこみどりさんは、そんなミケを優しく抱きしめる。
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ミケの顔が幼く見えて仕方がない。


この時海風が強くなり、エサ場の中にも吹き込んできた。
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風が嫌いなミケも、温かい膝の魅力には勝てないようだ。


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ねこみどりさんの帰宅する時間になった。
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ミケはなかなか膝から下りようとしない。


ねこみどりさんはミケを優しく抱き上げ‥‥
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地面に下ろした。ミケは未練がましくねこみどりさんを見上げる。


ねこみどりさんはサンマに声をかけ、ミケに別れの挨拶をして‥‥
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帰っていった。


私はそのあと30分ほどミケの相手をしていた。
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「ミケ、今日はこれで帰るよ」


サンマはまだ眠っていた。
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義母

2010年04月29日 22:05

PM 01:10
薄曇の湘南海岸。暖かいが、南西からの海風が吹き付けていた。
ウインドサーファーたちは、その海風がさらに強くなるのを砂浜で待っている。

風景100429-01.jpg


その強風の中、砂浜で小石を拾っている人がいた。その人の名はIおばさん。
私も見て見ぬ振りをすればいいのだが‥‥つい、声をかけてしまう。声をかけると、写真を撮る。写真を撮ると、記事にしてしまう。
ミケエリア100429-00.jpg
Iおばさんは、今日も沢山の小石を拾っていた。
「そのうち海岸の石がなくなってしまうかね?」とIおばさんが言う。
その心配はない、と私は保証した。



ミケは東側の柵の中にいた。
ミケエリア100429-01.jpg
ミケはエサ場に吹きこむ風を嫌い、柵から出ようとしない。


Iおばさんはいると言ったが、サンマの姿は見えない。
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Iおばさんにもらったエサも手付かずのままだ。
「サンマはまたお出かけか‥‥」



サンマが行くとすれば西しかない。
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私は防風林の中を西へ向かった。


ボス母のエサ場。
ミケエリア100429-04.jpg
ここのエサも手付かずのままだ。


海風はさらに強くなり、砂を飛ばし始めていた。
風景100429-02.jpg
私はサイクリングロードを避け、遊歩道を行くことにした。


ボスエリアで遇った猫好きおじさんにサンマのことを訊いてみたが、知らないと言う。
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これもカラスの仕業だ。


西のエサ場も覗いたが、野良の姿は一匹も見えない。
西のエサ場100429-01.jpg


私は国道沿いの歩道をさらに西へ進んだ。
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ミリオンのエサ場を覗いたが、姿が見えない。Iおばさんも最近姿を現さないと言っていた。
Hさんが病院へ連れて行ったのだろうか?



漁港。
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一匹の野良が船首にいた。こいつとは先日初対面の挨拶を交わしている。


私と眼が合うと、下船した。
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もう一匹現れた。こいつよく見ると、白い部分にも薄茶が混じっている。
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細い眼が特徴のこの二匹は仲がいい。きっと兄弟なのだろう。


この時、さらに強い風が吹き始めた。二匹は船の下に避難した。
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本来この場所には三匹の野良がいた。
漁港100429-05.jpg
もう一匹は体調を崩し、近くに住む篤志家に保護され病院通いをしている。
「お前らの兄弟、元気で帰ってくるといいな」



ここはOさんに教えられた船宿エリアだ。さっそく二匹の野良が顔を出した。
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カバーの中から顔を出している三毛猫とは初対面だ。


そして、この眼つきの鋭い茶トラとも。
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うしろを振り返ると、もう一匹初対面の野良がいた。


この白猫、何処かで会ったことがあると思ったら、ミリオンに似ている。
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白猫と云う共通点だけでなく、顔付きも似ているのだ。


そして、最近このエリアに棲みついた新人のおチビちゃん。
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この子はここに現れるまで人に飼われていたからか、やけに人懐こい。
「この子なら里親が見つかるかも知れない」私はそう思った。



「お前がチビの母親代わりをしているのか?」
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この野良は左眼を病んでいる。
最初に会った時は辛うじて眼が開いていたが、今は塞がっている。



この二匹、まるで本当の親子のように同じ行動をする。
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毛繕いの順序も同じだ。私はとても不思議な光景を目にしていると感じた。


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その二匹の様子をさっきの三毛猫が見ている。


このチビが他の野良と仲良くしている光景は微笑ましいが、早くこの場所から救ってくれる人が現れるのを願って止まない。
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二匹は仲良く身体を寄せて歩いていった。


私は再びミケのエサ場へ戻ることにした。
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サンマがエサ場に戻っていた。
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そこへちょうどKおじさんがやって来た。Kおじさんはサンマを愛しそうに撫でて帰っていった。


サンマは日当たりの良い場所に横たわった。
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ここは風が吹き込まず、陽射しだけが降りそそぐ。
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鼻の調子も良さそうだ。


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この時ミケは日向ぼっこデッキにいたが、サイクリングロードは砂嵐状態で撮影できなかった。


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豪雨のあとで

2010年04月28日 23:37

PM 03:30
午前中の湘南は記録的な豪雨に見舞われた。
沛然として降り続く雨が道路を冠水させ、歩くことさえできなかった。
私が海岸を訪れた時には、その雨は止んでいた。

風景100428-01.jpg
しかし低気圧が通過した影響で、波頭を立てた大波が押し寄せていた。


そんな波打ち際で小石を拾っている人がいた。それは、Iおばさんだった。
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このあと、Iおばさんの姿が見えなくなった。
「波にさらわれたのか?」



ミケのエサ場の入口に、サンマの後姿が見えた。
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いったい、あんな所で何をしているのだろう。
近づいてみると、東の植込みから聞き憶えのある猫の鳴き声が聞こえてきた。



その声の主は、やはりチビ太郎だった。
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チビ太郎の顔を見るのは久し振りだ。相変わらず不敵な面構えをしている。
この猫は野良ではなく、れっきとした飼い猫だ。
このブログに時折登場する長靴おじさんが飼い主である。



ミケは傘の下にうずくまり、動こうとしない。
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ミケの表情には怒りも怯えもない。


サンマがいつの間にか、私のうしろに来ていた。
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「お前、それでさっきはエサ場の外まで逃げていたんだな、ミケを独りにして」


しばらくすると、チビ太郎は東へ去っていった。
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私に二度も首根っこを掴まれたことを未だに憶えているようだ。


エサ場を見回したが、豪雨による被害はない。
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これはカラスの仕業だ。


ミケはおもむろに伸びをし、柵の外へ出てきた。
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サンマは固まったように動かない。


ミケはそのまま私のあとを付いてきて、道路にうずくまった。
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サンマが道路を横断して、向かいの砂浜に座りこんだ。


「サンマ、どうした?」と、私は声をかけた。
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するとサンマは私の側に近寄ってきた。
「サンマ、チビ太郎からミケを守ってやらなきゃダメだろうが」



その時、あらしさんがエサ場にやって来た。
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二匹はあらしさんの足元へ小走りで寄っていった。
「現金なものだ」



その直後、Kおじさん、Kおばさんもエサ場にやって来た。
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波にさらわれたと思ったIおばさんも一緒だった。


Kおじさんが、嫌がるサンマの鼻水を拭き取っている。
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サンマの頭を撫でて、ふたりは帰っていった。


ミケとサンマは、あらしさんからお互いの好物をもらっている。
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サンマはカツブシ。ミケはササミのジャーキーだ。


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サンマは独り残されていた。
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「サンマ、ミケは何処へ行ったんだ?」


そのミケは東の柵の中から出てくると、私の陰に隠れるようにうずくまった。
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あらしさんがミケに別れの挨拶をしている。
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この時、ミケの眼が笑っているように見えた。


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あらしさんは帰っていった。


ミケとサンマは微妙な距離にいた。
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ミケはサンマの前から姿を消した。


それでもサンマは諦めず、再びミケに近づいていく。
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そして二匹は、また微妙な距離に位置した。


ミケとサンマの眼が合った。
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ミケはさらにサンマから遠ざかった。


この時、太陽が雲間から顔を出した。
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ミケはサンマのことがよほど嫌いとみえる。


ミケはサンマから一気に遠ざかった。
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ミケはサンマの何処が気に入らないのだろう。
意地汚いからか。それとも青っ洟を垂らしているからか。はたまた腹が出ているからか。
サンマにだって良いところはたくさん‥‥たくさ‥‥
サンマ悪いな、思い浮かばないわ。
私が知らないだけで、きっとあるはずだ。たぶん‥‥


ミケが久し振りに爪とぎを披露してくれた。
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今日の爪とぎは時間をかけ、力も入っている。
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ミケも満足そうだ。
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そのミケの眼の前に、いつの間にかサンマが惚けた顔でうずくまっている。


その二匹が同時に振り返る。
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その視線の先には二匹の犬がいた。


そこへIke君がやって来て、ミケを膝に乗せた。
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何故かサンマもIke君に近づいてきた。
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そして羨ましそうに、ミケのことを見つめ始めた。


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「サンマ、お前も膝の上に乗りたいのか?」
私は未だにサンマが膝に乗っているのを見たことがない。



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ミケはすっかりくつろいでいる。


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去りゆくサンマの後姿に悲哀を感じてしまった。


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ミケは膝から下ろされても、未練がましくIke君の足元から離れようとしない。


そこへ、玄パパさんに連れらた玄ちゃんが現れた。ミケは臨戦態勢に入っている。
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玄ちゃんは私の「お座り!」にちゃんと応えてくれる。


ミケはIke君の側に避難していた。この時、何故かサンマも戻っていた。
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ミケは再びIke君の膝の上に乗っかった。Ike君はしばらくそのままでいた。
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そのIke君も帰っていった。また、二匹が残された。


私も帰宅する時間になった。
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「ミケ、バイバイ、また明日な」
とにかく、二匹が無事で良かった。
小屋が流されていないかと心配したほど今朝の雨は酷かった。



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雨の午後

2010年04月27日 22:45

PM 03:20
雨が降る湘南海岸。気温も10℃を少し超えたくらいで肌寒い。
海岸に人の姿はないが、天候に拘らないサーファーたちが海に入っていた。

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江ノ島も雨に煙っている。


ミケのエサ場。
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ミケは小屋に入らず、傘の下にいた。
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「ミケ、どうして小屋に入らないんだ?」
この雨は、昼頃から降り出した。
その前から傘の下にいて、雨に濡れてまで小屋に戻るのが嫌なのだろうか。



サンマもいつもの場所にうずくまっていた。
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寒さのせいか、サンマは鼻提灯を作っている。


今日も、サンマの鼻水を拭いてやることにした。
鼻水を拭かれたサンマは、急に動き出した。

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ミケの側へ行き、水を飲み始めたのだ。


水を飲んだサンマは、これからの行動を決め兼ねている様子だ。

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そんなサンマを見つめるミケの眼は険しい。


結局、サンマはまた水を飲み始めた。
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ミケはサンマに背を向け、無関心を装っている。
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「サンマ、これからどうするつもりだ。この雨の中、出かけるのか?」


サンマは西へ向かっていった。
「ホントに出かけるつもりなのか」

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しかし、サンマは西へも行かず、小屋にも入らず元の場所に戻ってしまった。


鼻水が取れたサンマの表情は、少しスッキリしたように見える。
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ミケは置物になったように傘の下から動かない。
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「ミケ、雨に濡れるのが嫌なら小屋まで連れて行ってやるぞ」


私は片手でミケを抱き、傘で濡れないようにして小屋の前まで運んでやった。
すると、ミケは自ら小屋の中へ入っていった。

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ミケの毛先についた雨粒がキラキラと光って見える。


その時、あらしさんがエサ場を訪れた。
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あらしさんは二匹のためにエサの用意をしている。
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サンマは好物のカツブシだけを食べた。


サンマはあらしさんの姿を眼で追っている。
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あらしさんは、二匹に別れを告げて帰っていった。


サンマを抱いて小屋の前に連れていった。
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ところがサンマは中に入らず、何故か小屋の上に乗っかった。


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意外な犯人

2010年04月26日 22:01

PM 03:05
今日の湘南海岸は、紺碧の空と燦々と降りそそぐ暖かい陽射しで迎えてくれた。
しかし、昨日同様南西からの強い海風が吹きつけている。

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そんな砂浜で、見知った人を発見した。それは、Iおばさんだった。
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Iおばさんの趣味は小石収集だ。今日も気に入った小石をいくつか拾っていた。
ミケとサンマのことを訊くと、「二匹ともエサ場にいたわよ」と教えてくれた。



ミケのエサ場の前で、Kおじさん、Kおばさんと鉢合わせをした。
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ミケは、日向ぼっこデッキにいた。
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また、敷物が外に引き出されている。
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カラスの執念深さを思い知った。


缶詰も外に引き出され、ラベルが剥がされている。
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さすがに缶詰は持って行けなかったようだ。


この衣装ケースの穴は塞いだ方がいい。
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Iおばさんがいると言ったサンマの姿は、既になかった。
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Iおばさんにもらったエサは、しっかり食べたようだ。


ミケが植込みから出て、私を見ている。
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「ミケ、サンマはまた西へ行ったんだろ?」


そこへ、小学生の女の子がやって来た。
ミケは突然の訪問に驚き、再び植込みへ入ってしまった。

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女の子がいくら呼んでも、ミケは動かない。こういう時のミケは頑固だ。


TANYさんも、ミケを訪ねてきた。そして、私に告白した。
「サンマの背中の傷、あれは私がやったんです」と。実は、私が血だと思ったのは赤チンだった。

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TANYさんは昨日エサ場に来た際、サンマの鼻水を拭き、アレルギーに効くスプレーを鼻にかけ、背中の傷に赤チンを塗ったと言う。


ミケは植込みのさらに奥へ行き、いくら呼んでも出てこなくなった。
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ミケは、犬の次に子供が苦手だ。
TANYさんは、そんなミケを見て「少し歩いてきます」と言って、エサ場から出ていった。



私も、ミケの機嫌が直るまでエサ場の外に出ていた。
そこへ、玄パパさんと玄ちゃんが通りかかった。

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玄ちゃんは、今日も言うことを聞いて、ちゃんとお座りをする。
そして、玄パパさんにご褒美をもらった。



TANYさんがエサ場に戻ってきた。
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そしてTANYさんが腰を下ろすと、ミケはすかさず膝の上へ乗っかった。


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そこへ、また女の子たちがやって来た。
左の子はさっき見た子だが、右の子はさっきの子とは違っている。
実は、このふたりとは初対面ではない。今年の1月16日に会った、YちゃんとAちゃんだ。

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ミケは、TANYさんの膝の上ですっかりくつろいでいる。


ミケエリア100426-16.jpg


ミケは気持ち良さそうに、目を瞑っている。
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TANYさんは、蚤を捜し始めた。


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この頃、吹き込む風が冷たくなっていた。


それでもミケは、TANYさんの膝から下りようとしない。
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風が当たらないよう、TANYさんがミケの身体を手で覆った。


TANYさんが帰宅する時間になった。
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TANYさんは、ミケをそっと地面に下ろした。ミケは不満そうにTANYさんを振り返る。


私はボスエリアへ行ってみた。
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遊歩道へ入ったとたん、サンマと遭遇した。


サンマは、防風林を東へ向かって歩いていく。
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背中に赤チンを塗ったサンマが、私の目の前を横切る。


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サンマは頻繁にマーキングをする。


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サンマは、植込みの中へ姿を消した。


私は、ミケのエサ場に戻り、サンマを待つことにした。
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ところが、サンマはなかなか戻ってこない。


「また、何処かで道草を食ってるな」
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私は、その場所の見当がついていた。


案の定、サンマはボス母のエサ場にいた。
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サンマはボス母のエサを食べていた。


食後に水を飲むと‥‥
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サンマは私を無視して、再び東へ向かった。


ところが、途中からサンマは私のあとを付いて来るようになった。
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「サンマ、エサ場までもう少しだぞ」


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サンマはエサ場に戻ると、いつもの場所に座った。


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鼻の具合は良さそうだ。TANYさんの鼻スプレーのお陰か?


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「ミケ、また明日な」


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背中の傷

2010年04月25日 23:30

PM 04:40
今日の湘南海岸、この時刻でも気温は15℃ほどあり、比較的暖かい。
ただ、南からの海風が強く吹いている。

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海は、ウインドサーファーたちの独壇場になっていた。


ミケは、東側の柵から顔を出した。
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サンマは、いつもの場所にいた。
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今日もエサ場に異常はない。
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狸の墓に、新しい花が供えてある。よく見ると、それは造花だった。狸の墓の経緯は【埋葬】に詳しい。
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実は、ボス母の子の墓に供えられた、二つ目の花も造花だ。
どうやら、同じ人が両方の墓に造花を供えたようだ。



私が狸の墓を撮影していると、ミケが側に寄ってきた。
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私はミケを防風林の奥へ誘った。
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ここなら風も吹きこんで来ない。風の強い日は、いつもここへ来ることにしている。


それに、ここにはまだ暖かい日向が残っている。
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私はサンマを抱いて、同じ防風林へ連れてきた。その時、サンマの背に新しい傷を発見した。
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周りには血が付き、負って間もない傷だ。その傷は、今月17日に発見した傷とほぼ同じ場所にあった。


「サンマ、その傷は誰にやられたんだ?」
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日向は、ミケのいる場所から東へ移動していた。
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サンマがその日向へ移動し、まず小便をした。
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サンマの身体を、暖かい陽射しが包んでいる。
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ところが、サンマは陽の当たらない潅木の下へうずくまった。


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ミケは、そのサンマの様子を窺っている。


日向は、ミケからさらに遠ざかっていく。
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ミケの大好きな水を、眼の前に持ってきてやった。


ミケの右耳が、右へ大きく傾いている。
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どうやら、サンマの動きを察知するためにそうしているようだ。


サンマは、その場から動かなくなった。
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ミケも同様に動かなくなった。
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ミケが水を飲んでいる。
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いつも水をたっぷりと飲む。


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サンマの鼻水は透明に近く、状態はそんなに悪くない。


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ミケは、サンマへの警戒を緩めない。


しかし、サンマに動く気配は感じられない。
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ミケが大きく伸びをし‥‥
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またその場にうずくまった。


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ミケの耳は、サンマの方を向いたままだ。
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私は、そんな二匹から静かに離れていった。
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辺りには、夕闇が迫っていた。


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長閑な午後

2010年04月24日 23:45

PM 02:50
穏やかに晴れた湘南海岸。休日とも相まって、新しいデッキは人で賑わっている。
海は凪いで湖のように静かだ。それでも、ひとりのサーファーが海に入っていた。

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ミケは、日向ぼっこデッキにいた。
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眠っているのかどうかは分からない。


エサ場の中に異常は見当たらない。
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サンマの姿も見当たらない。


私の気配を感じたのか、ミケが眠そうな顔をして植込みから出てきた。
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そして、私の側にやって来た。


ボス母の子の墓に、新しい花が供えられていた。
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私はこの野良を知らないが、皆に愛されていたに違いない。
こう続けて花が供えられるのは、命日が近いからだろう。



「ミケ、サンマはまた何処かへ出かけたのか?」
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ミケは、私のあとに付いて、エサ場の外に出てきた。
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通りかかった猫好きおじさんに、サンマのことを訊いてみたが、知らないと言う。
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「今日も、サンマを捜しに西へ行ってみるか」


ボス母のエサ場。最近、サンマはここにいることが多い。
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しかし、今日はサンマの姿が見えない。


ボスエリア。
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また、小屋の前に傘が一本増えている。


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ここにもカラスの被害に遭っていた。


今日の湘南海岸は、どこも人で賑わっていた。
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西のエサ場。今日も野良の姿は一匹も見えない。
西のエサ場100424-01.jpg
ここには、かつてサンマも含めて十数匹の野良たちが暮らしていた。
その頃いた野良の行方を知っている人は、誰もいない。
「それにしてもモップ、お前はいったい何処へいったんだ?」



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ミケのエサ場に戻ると、ミケは日向ぼっこデッキに戻っていた。
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そこへ、ゆきパパさんとゆきママさんがやって来た。


ふたりに会うのは久し振りだ。
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ゆきママさんの話を聞くのも久し振りで、嬉しかった。


TANYさんも、いつものようにミケを訪ねてきた。
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ミケも、ふたりに会うのが久し振りなのか、妙によそよそしい。
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ゆきママさんが呼んでも、ミケは柵の中から出てこない。
そこでゆきママさんが、笑顔で一言「失礼しちゃうわ」



ゆきママさんのエサにも、ミケは口を付けようとしない。こういう時のミケは頑固だ。
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でも、ふたりはミケに会えただけで満足したのか、そのまま帰っていった。


ふたりが帰ってから、ミケはゆきママさんのエサを食べ始めた。
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「ミケ、お前はホントに意固地なところがあるな」


ミケは私のあとに付いて、道路まで出てきた。
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いきなり、サンマが姿を現した
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そこへ、Ike君と友達が通りかかった。
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白いジャケットの友人は猫には興味がないようだが、黒いジャケットの友人は猫に興味があるようで、私の話を熱心に聞いてくれた。


TANYさんが、いきなりサンマの首を掴んで身動きできなくした。
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そして、サンマの鼻水を丁寧に拭き取った。


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Ike君たち三人はボール遊びのために海岸に来ていた。
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ミケとサンマは、微妙な距離で残された。


TANYさんも腕時計を見て「私も帰る時間だ」と言った。
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TANYさんは遊歩道から帰っていた。


TANYさんと入れ違いにやって来たのは、可愛い女の子だった。
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その子は慣れない手付きで、ミケを撫で始めた。


そして、近づいてきたサンマも、その小さな手で撫でてやる。
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私は、その女の子に「その猫は鼻が悪いから、鼻水に気を付けて」と言った。


そこへ、ふ~さんに連れられたハッピーちゃんが通りかかった。
ふ~さんとハッピーちゃんに会うのも久し振りになる。
ハッピーちゃんの表情は、相変わらず穏やかだ。

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玄ちゃんが、道の向こうからお座りをして、私の方を見ている。
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玄ちゃんはしばらく歩くと、いきなり砂の上に横たわった。


再び、ミケとサンマは微妙な距離で残された。
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サンマの鼻からは、もう鼻水が覗いている。それもダブル鼻提灯を作って‥‥


ミケが、おもむろにサンマから離れていく。
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ミケとサンマが対峙した。


ミケの表情は怒りモードに入っていた。
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そのミケを見つめるサンマは無表情だ。


結局、サンマはそれ以上ミケに近づくことなく、いつもの場所へ戻った。
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そして、サンマはその場にうずくまり眼を閉じた。
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鼻水は垂らしたままだ。


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私はサンマの鼻水を拭き取ってやった。
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サンマの表情が少し和らいだ。


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「ミケ、サンマと仲良くするんだぞ」


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執拗に

2010年04月23日 23:25

PM 03:40
小雨がそぼ降る湘南海岸。今日も砂浜に人影はない。
ただ、十数人のサーファーが東の海に入っているのが見えるだけだ。

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サイクリングロードで、TANYさんに声をかけられた。
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ミケには既に会ってきたと言う。一足遅かったと、私は悔やんだ。


ミケのエサ場へ着いたとたん驚かされた。ミケがクッションの上で雨に打たれている。
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いったい誰がクッションをここに持ってきたんだ?ミケも雨に濡れながらジッとしている。
「ミケ、何やってんだそんなとこで?」



今日も、小屋の敷物が全て外に引き出されている。
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幸い、時間が経っていないらしく、あまり濡れてはいない。とにかく、ここのカラスは悪質だ。


しかし、どうしてこういう状況になったんだ。
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ミケが敷いていたクッションには雨水が浸みこんでいる。
傘はカラスの仕業だろうが、奴らは親切にクッションをここまで運んではくれない。



取り敢えず、傘を元の状態に戻した。
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濡れたクッションは、ミケの小屋の上に置いた。


サンマは、また何処かへ出かけているようだ。
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ミケの身体は雨に濡れてしっとりとしていた。
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「ミケ、いつからああやっていたんだ?」


ミケは今頃になって、私の傘に入り雨宿りを始めた。
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しばらくすると、小雨から霧雨に変わった。
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私が写真を撮るために移動すると、ミケも付いてくる。
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これはいつものことだ。


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ミケの表情がいきなり険しくなった。実はこの時、散歩中の犬が通りかかったのだ。


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私はミケをその場に残し、サンマを捜しに西へ向かった。


まず最初に訪れたのは、隣接するボス母のエサ場だ。
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昨日、サンマの姿を最後に見たのがここだった。


果たして、ボス母の小屋にサンマがいた。
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「サンマお前、ひょっとして昨日からここに居続けているのか?」
「とにかく、ここはダメだ。すぐに出ろ!」と、私はサンマを叱責した。



こういう時、サンマは素直に言うことを聞く。サンマは小屋から出て、潅木の下にうずくまった。
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「サンマ、自分の小屋があるんだから戻りな」


サンマは植込みの中から出て、水を飲み始めた。
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「サンマ、一緒に帰ろう」と、私はサンマを促した。


サンマは遊歩道で逡巡している。
安全な植込みから戻るか、私に付いてサイクリングロードから戻るかを。

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サンマは、後者を選んだ。私のあとに付いて、サイクリングロードを東ヘ向かった。


サンマは、途中で小便をし始めた。「何もこんな時に‥‥」
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律儀にも、サンマは後始末をちゃんとした。そんなサンマが可愛く思えた。


サンマは用足しが終わると、私のあとを付いてくる。
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サンマのことが、ますます可愛くなってきた。


無事ミケのエサ場に到着した。
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サンマは、エサ場の真ん中にうずくまった。
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霧雨がサンマの身体に降りかかる。


サンマは、そのまま動かなくなった。
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ミケは、そんなサンマの様子を傘の下から窺っている。


エサ場を見回すと、いつもサンマがいる発泡スチロールが移動し‥‥
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サンマの小屋の敷物がまた引き出されている。
「ここのカラスは、ホントにしつこいな!」



私は敷物を元に戻し、サンマを小屋へ押しこんだ。
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サンマもおとなしく従った。


しばらく様子を見ていたが、サンマが小屋から出てくる気配はなかった。
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ミケは、私が余計なことをしたと思っているかも知れない。
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二匹仲良く暮らしてくれればいいのだが‥‥


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残寒

2010年04月22日 23:33

PM 03:20
冷たい雨が降る湘南海岸。強い北風も吹き、体感温度をさらに下げている。
冬に逆戻りした砂浜に人の姿はなく、鳩がのんびりとエサを探していた。

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江ノ島も雨に煙り、模糊としている。


ミケのエサ場には先客がいた。
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あらしさんだ。


ミケは、今日もよしずの上にいる。
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何故小屋に入らないんだろう?


サンマは、ミケの小屋の前でエサを食べていた。
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「サンマ、今日は寒いけど鼻の調子はどうだ?」


あらしさんは、今日も愛想のないミケに、別れの挨拶をする。
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雨の中、あらしさんは帰っていった。


ミケの小屋に戻ると、そこにいたのはサンマだった。
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「サンマ、何度同じことを言わせるんだ。そこはミケの小屋だ」


こういう時、サンマは素直に言うことを聞く。
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サンマはミケの小屋を出て、いつもの場所に座りこんだ。


ミケは、寒そうにうずくまったまま動こうとしない。
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サンマは寒いにも拘らず、珍しく鼻水を垂らしていない。
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鼻の具合は快方に向かっているのか?


よく見ると、ミケはよしずから外れた所にうずくまっている。
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「ミケ、どうして小屋に入らないんだ?」


私はミケを抱いて小屋に連れていき、そのまま中へ押しこんだ。
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あらしさんの話だと、サンマの敷物が外へ引き出されていたとのこと。
湿った敷物が嫌で、サンマが自分の小屋に入らないと言っていた。

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確かめると、全ての敷物が湿っていた。これではサンマも居心地が悪いだろう。
敷物を引き出した犯人はカラスだ。以前も同じことが何度かあった。
私は湿った敷物を全て小屋の上に置いた。



ミケハウス一号の敷物も湿っていて使えない。
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敷物がなくても、外にいるより暖かいはずだ。


私は、今日も西へ向かった。
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途中、玄パパさんに連れられた玄ちゃんに遭遇した。
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雨の中、私の方を向いてお座りをする玄ちゃん。


ボスエリア。ビニール傘が遊歩道に転がっている。先週も同じことがあった。
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しかし、今度は骨が折れて使い物にならなくなっている。
「カラスがここまでやるか?」



小屋の前には、新しい傘が置いてあった。その小屋には三毛が入っていた。
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しかし、ボスは小屋に入っていない。何処で雨を凌いでいるのだろう。


風景100422-02.jpg


西のエサ場。今日はブッチの姿も見えない。
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カラスがいるばかりだ。


西のエサ場のすぐ東、この場所にはかつてブルーシートの小屋があった。
その小屋には、ひとりのホームレスの人が住んでいた。

西のエサ場100422-02.jpg
山口県出身のその人と初めて話したのは、西のエサ場にTおじさんと一緒にいた時だ。
Tおじさんは、その人と既に顔見知りだった。
その人は、ちゃんとした仕事を持っていた。一級船舶免許を持つ漁師だ。
その漁師は、夕方になると自転車で15kmほど西の二宮町まで行き、そこで車に拾ってもらい小田原漁港まで通っていた。
「来年の春になったら小田原に部屋を借り、ここを出ていくよ」と言っていた。それが一昨年の秋だ。
その頃、まだ仔猫だったモップが小屋に来ると中に入れてやり、一緒に寝ていたそうだ。
また、西のエサ場の野良たちがエアガンを持った少年に襲われた時、救ってくれたのがこの漁師だ。
その漁師と最後に会ったのは昨年の冬、サイクリングロードを歩く私を、自転車で追い抜きながら「よおっ!」と声をかけてきた。
私も、その漁師の背に向けて「今日も大漁を祈ってるよ!」と応えた。
私は小田原沖の海を見ると、時折その時の後姿を思い出す。


ミケのエサ場に戻ると、エサ入れが転がっていた。
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「また、カラスの仕業だ」


ミケは元の場所に戻っていた。
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私はミケの好きにさせることにした。


サンマの敷物が元に戻されていた。
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中を調べると、カイロが仕掛けてあった。ねこタカイさんが来たようだ。


ところが、小屋の主であるサンマが姿を消していた。
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「あいつ、この雨の中を何処へ‥‥」


私は確信を持って、西へ向かった。
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ボス母のエサ場。


思ったとおり、サンマはボス母の小屋にいた。
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ボス母は、サンマが近づくと逃げていく。サンマはボス母を追い出したのと同じだ。
このままでは、ボス母が寒さに凍えてしまう。
「サンマ、そこから出ろ!そこはボス母のねぐらだ」と私はサンマに声をかけた。



サンマは、私の言葉に素直に従い、小屋から出て私の側に来た。
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そして、水をたっぷりと飲んだ。
私は「サンマ、ねこタカイさんがカイロを置いてくれたから、小屋へ戻ろう」と言った。



しかし、サンマはこの言葉には従わず、植込みの中を西へ向かっていった。
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今度は、ボスエリアの小屋に潜りこむつもりだろう。


ミケは自ら小屋に戻っていた。
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ミケの身体は雨に濡れて光っている。この頃、雨脚が強くなっていた。


江ノ島は、その姿を完全に消していた。
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終息

2010年04月21日 23:36

PM 03:50
昨日の雨は夜中過ぎに上がり、青空が広がる今日の湘南海岸
この時刻でも気温は20℃近くあり、暖かい。

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今日も、ミケはよしずの上にいた。
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この場所を、よほど気に入っているようだ。


サンマもいつもの場所にいた。
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二日続けてエサ場にいるのは久し振りのことだ。


Ike君がエサ場を訪れた。
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彼は折りたたみ椅子を持参してきた。


Ike君はミケの尻尾を見て「ミケの尻尾の模様いいですねぇ」と言った。
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私もミケの尻尾が大好きだ。太くて真っ直ぐで、茶から黒へのグラデーションも美しい。


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ロンパリ気味に見える眼に味がある、ミケの真顔。


Ike君はミケを抱き上げ‥‥
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自分の膝の上へ乗せた。


彼はミケを膝に乗せるために、椅子を持ってきたのだ。
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ミケだって、よしずより人の膝の方が好きに決まっている。


一方、サンマはと云うと‥‥
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今日も鼻水を垂らしている。


サンマは嫌がるだろうが、鼻水を拭き取ってやることにした。
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「どうだサンマ、少しは楽になったか?」


今日のサンマは、鼻水を拭かれても何の行動も起こさない。
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以前は、鼻水を拭かれてスッキリすると出かけることが多かった。
もしかすると、サンマの恋の季節は終わったのかも知れない。



ミケはIke君の膝の上でくつろいでいる。
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サンマは、相変わらずうずくまったまま動こうとしない。
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ひどく疲れた顔をしている。


Ike君の帰る時間になった。彼はミケを優しく抱き上げ、そっと地面に下ろした。
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ミケは残念そうにIke君を振り返る。


Ike君は椅子を持って帰っていった。
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サンマはホントに疲れているようだ。
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頭を地面に落とし、熟睡している。


猫好きおじさんが、サンマの様子を見にきた。
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ミケは、よしずの上に戻った。
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水平線の向こうに、大島の島影がくっきりと見えている。ここまで見えるのは稀なことだ。
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私は西へ向かった。


私が『西のエサ場』と呼んでいる場所。サンマの故郷でもある。
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植込みの中にブッチがいた。
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「今日もお前だけか。モップが何処へいったか知らないか?」


『ブッチ』と云う呼び名は、こいつにピッタリのような気がしてきた。
ブッチで頭に浮かぶのは、映画『明日に向かって撃て』の強盗ブッチとサンダンスだ。
ポール・ニューマンには似てないが、黒い模様がマスクのようで強盗を連想させる。

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「そう云えばmimiさんが、お前のことを可愛いって、コメントに書いてたぞ」


Iおばさんは、私と会う度に「あの子(モップ)はいい猫だから、誰かが貰ってくれたのよ」と言う。
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それならいいのだが‥‥


ミケのエサ場に戻ると、先生が来ていた。
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先生は、慌しく次のエサ場へ向かっていった。


サンマが、先生のエサにガツガツと食らいついていた。
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サンマの旺盛な食欲に終わりはない。


ミケは静かにエサを食べている。
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サンマの鼻からは、また鼻水が覗いていた。


日当たりが悪くなると思い、一時畳んでおいた傘を再びよしずの上に広げた。
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予報で、明日は雨になると聞いた。そして、気温が一気に下るとも‥‥


サンマの眼つきが鋭くなった。
「また、西へ行くつもりか‥‥」

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サンマは、おとなしく元の場所へ戻った。
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「ミケ、また明日な」


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明日の天気を予告するように、西の空に厚い雲が広がっている。



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