ミリオンの変化

2010年07月31日 00:00

今日、このブログでミケのことをずっと見守っていたふたりの女性がミケに逢いにきた。
東京に住むふたりがミケに会うのは、今日が初めてだ。

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私も、おなかさん(左)、はなさん(右)とはコメントやメールのやり取りで知っていたが、直接会うのは今日が初めてだ。


今年の5月、ふたりはミケとサンマに逢いにくる予定だったが、都合が悪くなり延期した。
その直後だった、サンマが犬に咬まれ大怪我をしたのは。
そしてそれをきっかけにミケが腎臓を悪化させ、虹の橋を渡ってしまった。
ふたりが生前のミケに逢うことは、ついに叶わなかった。

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今日もK夫妻がミケの世話のため、エサ場を訪れていた。
何故かKおばさんの姿を撮っていなかった。


はなさんとおなかさんは、ミケとサンマが暮らした場所を興味深そうに見ていた。
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そしてミケが好んだ場所、日向ぼっこデッキも。


それから私たちは、曇り空の湘南海岸を西へ向かっていった。
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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンは、今日も薬入りのチーズを素直に嚥下した。
はなさんとおなかさんとは初対面だが、何故かミリオンはすんなりとふたりを受け入れた。

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エサを眼の前にしたからか、


ミリオンの食欲は旺盛だった。
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エサは毎日何人かから貰っているはずだが、最初の猫缶をあっと言う間に平らげた。


ミリオンは、お代わりを貰った。
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はなさんが、ミリオンを優しく撫ではじめた。
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気持ち良いのか、ミリオンは目を細めうっとりした表情を作った。


今度は、おなかさんがミリオンの咽を撫でる。
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するとミリオンは眼を閉じ、咽を鳴らしはじめた。


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そして、ついには撫でられながら食事をするという、人間でも滅多にない厚遇を受けた。


それからしばらくの間、ミリオンは優しい四つの手で撫でられつづけた。
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私はこの時、ミリオンのある変化に気づいていた。


ミリオンは今日、右耳をほとんど引掻いていない。
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さらに、頭を振る回数も激減していた。


早くも薬の効果が表れたのか‥‥?
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そんなことを思い巡らしているうちに、ミリオンはすっかりふたりに懐いてしまった。
私は、軽い嫉妬を覚えた。


この続きは後日紹介します。



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強面の猫

2010年07月30日 00:00

私が着いた時の湘南海岸は、昨日から降り続いた雨もすっかり上がり、青空が広がっていた。
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海を見ていた私は、うしろから「こんにちは」と声をかけられた。
振り向くと、ゆうママさんとゆう(結)ちゃんがいた。

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久し振りに会ったビビリのゆうちゃん‥‥ビビリの性格は相変わらずだ。


このゆうちゃんは、生まれてすぐ人間に捨てられた。
生後3ヶ月のゆうちゃんを、ゆうママさんが里親になり引き取ったのだ。

結ちゃん100730-02.jpg
だからゆうママさんも、引き取る前のゆうちゃんを知らない。
どんな辛い目に遭ったのか‥‥未だ家族以外の人には近づくことさえできない。




重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンは私を認めると、エサ場から出てきた。

ミリオン100730-01.jpg
そして、私の足元に擦り寄ってきた。


薬を送ってくれた知人から新たな助言があった。
チーズの油分で薬が溶けて、臭いがしたり苦くなったりするので、与える直前に包むようにと。

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そこで私は、薬とチーズを別に持って行き、その場で包んだ。


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ミリオンは昨日同様、薬入りのチーズを一口で嚥下した。


ミリオンは痒い耳を痛みに耐えて引掻く。するとまた、血が出てくる。
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私がしばらく側にいると、ミリオンは安心したように柔和な表情を作った。





船宿エリア
マサムネは、白猫の不躾な横槍に怒りを表さなかった。
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そして、白猫にあっさりと猫缶を譲った。


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この隻眼猫に関して、私は少し後悔している。
マサムネと云う戦国武将に因んだ呼び名を付けたが、その名はこの野良に相応しくないモノだ。

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実際のマサムネは争いごとが嫌いな、穏やかで優しい野良だ。
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もっと早くこの性格を知っていたら、違う名を付けていただろう。


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ちなみにこの白猫は、簡単に物事を諦めないという性格を持っている。
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白猫は、空になった猫缶をジッと見つめていた。


そこへ、コジローが駆けつけてきた。
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コジローは、自分が来る直前に何があったのかを悟ったようだ。


このエサ場には10匹以上の野良がいる。
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これから来るかも知れない野良のために、コジローには悪いがもうしばらく待つことにした。


待つこと5分あまり‥‥、私は次の猫缶を開けた。
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そこへタイミングよく、1匹の野良が現れた。それは仲間から距離を置く、強面の野良だった。


今度は、私のうしろからいきなり三毛猫が現れ、強面猫に近づいていった。
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強面猫の迫力に気圧されたのか、三毛猫はすんなりと引き下がった。



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不躾な猫

2010年07月29日 00:00

今日の午前中、品名『薬』と書かれた宅配便が私宛に届いた。
送り主は、県外に住む知り合いだった。

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同封されていた手紙には、この薬を海岸に棲む野良達に使って欲しいと記されていた。
私の知り合いは野良の世話を始めて3年近くになり、この薬を野良猫のために使っていると言う。



このステロイド系の薬は炎症を抑える効能があり、ミリオンのために送られてきた。
その投与方法については、昨日電話で教示してもらった。

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用意するのはスライスチーズ。


そのスライスチーズを小さく切り‥‥、
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錠剤を包む。
こうすると慣れてない野良でも嚥下してくれると言う。



私はチーズで包んだ薬を持って、雨上がりの湘南海岸へ足を運んだ
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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンはエサ場の中にいた。

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私の姿を認めると、すぐに外へ出てきた。


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果たしてミリオンは、この薬を素直に飲んでくれるだろうか‥‥


私はミリオンに薬入りチーズを差し出した。
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するとミリオンは、あっさり嚥下した。


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「ミリオン、また明日チーズ持って来るからな」





船宿エリア
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このときも、猫缶へ真っ先に駆けつけたのはマサムネだった。


ふと顔を上げると、新入り猫の姿が目に入った。
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新入り猫は、悠然とした足取りでこっちへ歩いてきた。


新入り猫はトレイに鼻を近づけたが、猫缶はほとんど残っていなかった。
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そこで、新入り猫に別のトレイで猫缶を与え、マサムネのトレイに猫缶を足した。


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しばらくすると、マサムネがトレイから離れた。


そして直接缶詰に鼻先を突っ込んだ。
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見ると、トレイにはまだ猫缶が残っていた。


マサムネは缶詰にもあまり執着しなかった。
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どうやら腹はあまり減っていないようだ。


マサムネが残した猫缶は、新入り猫が引き継いだ。
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その2匹の様子を、さっきから窺っている野良がいる。
先日の遅れてきた猫1号だ。

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その白猫のために猫缶をトレイに置くと、何故かマサムネが引き返してきた。
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白猫は戸惑っているようだ。


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白猫は我慢できず、マサムネが食べている猫缶に口を付けた。
この不躾な白猫の行為に、マサムネはどう反応するつもりなのか‥‥?




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生きる術

2010年07月28日 00:00

湘南の海には、今日も波を求めて、多くのサーファーやボディーボーダーが集まっていた。
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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンは、エサ場の入口で涼をとっていた。

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そこは海風が適度に吹き込む、絶好の場所だった。


今日も私の姿を認めると、足元に擦り寄ってきた。
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強くなってきた海風を嫌ってか、しばらくすると元の場所へ戻っていった。
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そのミリオンの表情は、いつもより穏やかに見えた。





東のエサ場
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ハチワレとオヤジが睨み合ってから1分ほど経った時だった。


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オヤジがゆっくりと体の向きを変えはじめた。


そして、体を反転させたオヤジは、そろりそろりと歩を進めた。
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そうしてハチワレの姿が見えない場所に来ると、おもむろに振り返った。


オヤジはしばらくの間、そうしていた。
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どうやら顔が大きいだけでは、エサ場のボスになれないようだ。


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睨み合いに勝利したハチワレも、植込みの奥へ姿を消した。
私はその後姿に、威厳さえ感じた。



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オヤジにも猫缶を与えてみたが‥‥、


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廃材の中へ潜りこみ、それから姿を見せることはなかった。


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オヤジが見向きもしなかった猫缶は、そのまま物陰に隠れたビクへ与えた。


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猫缶を食べ終えたビクが、物陰から顔を覗かせている。


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周囲の安全を十分確認してから、おもむろに姿を現した。


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そして‥‥私の足元に擦り寄ってきた。


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いつも何かに怯えている海岸猫ビク‥‥。
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この野良は、ボウガンの矢で頭を射抜かれた経験を持つ。
ビクの怯えが、この時のトラウマによるものなのか‥‥私には分からない。
でもビクにとっては怯えこそ、生きていく上で必要不可欠なモノなのだろう。



よく見ると、ここにも怯えを生きる術にしている野良がいる。
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しかしこの黒猫、いつからここにいたのだろう‥‥?


カラスは、食べ物を持ってくる人間の顔を記憶する。
この能力も、彼らが生きていく上で必要な術だ。

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カラスを撮影している隙に、ビクの姿が見えなくなった。


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私を見つめるビクの眼は、何故か険しかった。



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反目する猫

2010年07月27日 00:00

門外漢の私には分からないが、今日は波乗り日和のようだ。
平日にもかかわらず、海はサーファーやボディーボーダーで賑わっていた。

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今日はミケの初月命日にあたる。
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歳を重ねる毎に年月が経つのを加速度的に速く感じるようになったが、この1ヶ月は逆の感覚を覚えていた。
私はミケが逝ってからもっと月日が経っているように思えて‥‥仕方がない。




この写真立てはKおじさんが提供してくれた。
そしてこのイーゼルを思わせるスタンドは、Kおじさん手作りのものだ。
あり合わせの物で作ったにしては、見事な出来映えだ。

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K夫妻は毎日ミケに逢いにきている。
そしてこれらの物を管理しているのもおふたりだ。




重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンはエサ場の奥にいた。

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しばらく私の顔を見ていたミリオンだが‥‥、


今日の反応はいつもより速かった。
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ミリオンは鳴き声を上げながら、私の足に擦り寄ってきた。


私はそんなミリオンの体を、何度も撫でた。
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ミリオンは既にエサを貰っていたようだが、私の与えたエサも食べてくれた。





東のエサ場
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私の持ってきた猫缶にいち早く口をつけたのは、ロクとビクだった。


そこへ、長毛の黒猫がどこからか現れた。
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私は、その黒猫にも猫缶を与えた。


この時、ロクが姿を消した。
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この黒猫のせいか‥‥?


今度はビクが消えた。食べかけのエサを残して‥‥。
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するとそのエサを求め、違う黒猫が現れたのだが‥‥、


しばらくすると匂いを嗅ぎつけたのか、植込みの奥からもう1匹野良がゆっくりと近づいてきた。
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そして、黒猫からエサを奪った。


それを察知した手前の黒猫が、いきなり退散した。
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このハチワレ、他の野良に恐がられているのか‥‥?


その時、私の足元でガサガサと物音がした。見ると、ビクがブルーシートから顔を出していた。
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ビクは怖々とエサに口を近づけた。


しかしハチワレが近づくと‥‥、
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ビクも黒猫も遁走した。


ハチワレは、残った私にも一瞥をくれた。
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そして私に背を向け‥‥その場へうずくまった。
私はその泰然としたハチワレの態度に、頼もしささえ感じた。



ロクには別の場所で、改めて猫缶を与えた。
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そのロクが急に顔を上げた。
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次の瞬間、ロクは慌ててエサから離れていった。


ロクが見ていた方を振り返ると、先日会った顔の大きいオヤジのような野良が悠然と近づいてきていた。
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ロクはうしろも振り返らず、防砂林の方へ一目散に駆けていった。


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そして‥‥、ハチワレとオヤジが対峙した。



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ある日の情景

2010年07月26日 00:00

私の主治医は、ここ2ヶ月ほど体調を悪くし診療を休んでいた。
その間、私は薬を処方してもらうためだけに通院していたのだが‥‥
先週久し振りに、快復した主治医の診察を受けることができた。
そこで私は、先月の29日に海岸で意識を失い倒れたことを含めて最近の体調不良を伝えた。

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私が「やはり薬の副作用ですか」と訊ねると、主治医は言下に否定した。
主治医は続けて「身の回りで、最近何かありませんでしたか?」と質問してきた。
そこでミケとサンマの一件を話す勇気は‥‥私になかった。
私は「心当たりは‥‥特にないです」としか言えなかった。
そして‥‥私は新たな病名を告げられた。
さらに3週間隔の通院を、2週間に縮めるよう言い渡された。

私は憂鬱な気分を抱えたまま、病院をあとにした‥‥






今日も私は、落日前の時刻を選んで海岸を訪れた。
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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンは、一昨日と同じ場所にいた。

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私の姿を認めると、少しにじり寄ってきた。


しかしそこで動きを止めてしまった。
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そして私を、観察するような眼で見つめはじめた。
私もそんな彼女へ無理に近づかなかった。



5分ほどそうしていただろうか、ミリオンがいきなり立ち上がった。
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そして‥‥、私の足元へ体を摺り寄せてきた。
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そのあとミリオンは、私の周りを廻って何度もそうした。


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私はミリオンに関すること全てをまだ発表できないでいる。
それには、もう少し時間が必要なのだ。






前回とは違う、ある日の船宿エリア
エサを食べ終えた野良たちは、思い思いに寛いでいる。
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こうして寛げるのには、理由がある。
この船宿エリアは、私が知るエサ場の中で一番安全なところだ。
新入り猫のうしろにある建物は、一般住宅ではなく船宿だ。
この船宿の人がエサ場の提供と、野良達がいつでも飲めるよう水場の提供をしてくれている。
そして、近所に住む人達にも温かく見守られている様子が窺える。



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マサムネの視線を辿ると‥‥、


もう1匹の白猫が、車の下で涼をとっていた。
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コジローが、やおら立ち上がり移動をはじめた。
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この精悍な黒猫の呼び名を考えているが、未だに浮かばずにいる。
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「もうちょっと待ってくれよ」


この新入り猫には、呼び名を付けないつもりだ。
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この子の呼び名は、保護してくれた人に付けて欲しいからだ。


マサムネと黒猫が近づいた‥‥
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すると何故か二匹揃って毛繕いをはじめた。


穏やかな野良は、皆と少し離れた場所で寛いでいた。
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この野良にも呼び名を付けたいが、未だ私に性別すら確かめさせてくれない。


マサムネは、コジローがいる水上バイクへ跳び乗った。
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この仲のいい二匹が血縁関係にあるのかどうか、私は知らない。


そこへ水上バイクに乗りたいのか、新入り猫が近づいてきた。
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マサムネとコジローは、さっきから競うように毛繕いを続けている。
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マサムネがコジローの様子を窺う。


すると2匹の間に、何やら気まずい空気が流れた。
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マサムネはすぐにコジローから離れた。


新入り猫の姿が見えないので周囲を捜すと‥‥草叢の中にいた。
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今日一日遊び疲れたのか、眠そうな表情をしている。


しばらく様子を見ていると‥‥、
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体を丸くし、眠ってしまった。
この子に決まったねぐらがあるのか、まだ分からない。



私が振り向くと、マサムネは寝入ったばかりの新入り猫を見つめていた。
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しばらく新入り猫を見ていたマサムネの眼が、次に遠くを眺めはじめた。
マサムネが何を想っているのか、私は無性に知りたくなった。



この3匹、エサ場を離れようとする私を見送っているつもりなのか‥‥?
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その3匹に「またな」と声をかけ、私はエサ場をあとにした。


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遅れてきた猫 その弐

2010年07月25日 00:00

体調がすぐれない私は、今日も陽が西に傾いた時刻を選んで海岸へ足を運んだ。
湘南海岸は落日前の静けさに包まれていた。ただ、ある一角を除いて‥‥。

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この春完成した新しいデッキは、ライブ会場と化していた。私はそれを横目に、海岸沿いの道を西へと向かった。



ミリオンの姿はエサ場になかった。
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植込みの奥にいる様子も、ない。


防砂林の中へ入ってみたが、そこにもミリオンの姿は見えない。
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先日も姿を見せないことがあったので、過度な心配はしていないが‥‥。





船宿エリア
腹が満たされた新入り猫は、日向で毛繕いをはじめた
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その新入り猫が見つめる先には‥‥、
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遅れてきた猫が、まだ諦めきれないのか、空になった猫缶の側に座っていた。


ところがそこへ、さらに遅れた猫がやって来た。
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この茶トラ、一目で猫缶が空なのが分かったようだ。


そして私の顔を見ると‥‥、
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いかにも残念そうに舌なめずりをした。


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遅れてきた猫1号は、ついに猫缶を諦めたようだ。


コジローは、水上バイクの上で毛繕いに余念がない。
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ふと横を見ると‥‥、
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マサムネがいかにも寛いだポーズで、水上バイクの上にいた。


だが遅れてきた猫は、茶トラが最後ではなかった。
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その野良は、巨体を揺らして悠然と歩いてきた。


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そして涼を求め、車の影にうずくまった。


この野良の表情はいつも穏やかだ。
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この遅れてきた猫が、空になった猫缶へ近づくことはなかった。



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遅れてきた猫

2010年07月24日 00:00

今日、私の体が不調を訴えた‥‥
そこで私は、陽射しが和らいだ午後5時過ぎに海岸へ赴いた。その湘南海岸は休日の賑わいを、まだ残していた。

風景-01.jpg


重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオンはエサ場から出て、防砂林の中にいた。

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私の姿を認めても、ミリオンが歯を剥くことはなかった。
でも、昨日の反応は一時的な気迷いの可能性もあったので、私は慎重に近づいた‥‥



その私の思いは杞憂だった。
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ミリオンはすぐ私に近づいてきて、場所を変えて擦り寄ってきた。


私は確信した。ミリオンが私に心を開いてくれたことを‥‥。
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私はミリオンとある約束をして別れた。





船宿エリア
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新入り猫は、猫缶から離れなくなった。


そこで私は、猫缶を数箇所に振り分けて置いた。
この写真はその数十秒に撮ったので、既に猫缶を食べ終えた野良もいる。
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新入り猫も、一段下に落とした猫缶を黙々と食べている。


他の野良が来ないことを確認した私は、残りの猫缶全てをその場に移した。
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コジローの視線を辿ると‥‥、
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そこには、白猫がいた。


この白猫‥‥『争奪』の時もそうだったが、何故か遅れてやってくる。
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空になった猫缶に近づく白猫。


その白猫を見つめるコジローの眼は、何を語っているのだろう、
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白猫は執拗だった。
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前足でダメならと‥‥、
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新入り猫と同様、顔を突っ込んだ。



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そしてそのまま、猫缶と一緒に前へ歩を進めだした。


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この時、新入り猫の眼が同情を含んでいるように感じたのは、私の錯覚だったのだろうか‥‥?


白猫は猫缶に顔を突っ込んだまま、さらに前へ前へと進んでいく。
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遅れてきた猫は、やっと猫缶から顔を出した。



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ミリオンの真意

2010年07月23日 00:00

湘南海岸は昨日同様、静かに私を迎えてくれた。
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昨日とほぼ同じ場所で、ミケに逢いにいくKおばさんと擦れ違った。
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そしてそのあとを、私と話し込んだKおじさんが追っていく。










どうやら私は、ミリオンの態度を誤解していたようだ‥‥









重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
私がエサ場へ入ると、ミリオンは私の横をすり抜け外へ出ていった。

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こんなことは初めてだ。私を避けるなら、植込みの奥へ逃げれば済むこと。


そしてミリオンは、外に出た私を妖しい眼で見つめ返した。
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「ミリオン‥‥」私は名を呼んだ。


するとミリオンは、私の足元に擦り寄ってきた。
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そのとき、私は正直驚いた。そして、理解した。
ミリオンが毎回歯を剥くのは、それが何者か判らなかったからだと。
エサ場に入る私は、いつも背中に光を背負っていた。
ミリオンから見れば‥‥逆光になっていたのだ。
そのあとのミリオンの態度も、決して私を警戒してのことではなかったようだ。



ミリオンは、少しずつ私に心を開いていたのだ。
私は、ゆっくりとミリオンの体を撫でてやった。

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そして喉を優しく撫でてやると‥‥、
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彼女は気持ち良さそうに、眼を閉じた‥‥。





船宿エリア
私が持ってきた猫缶へ真っ先に食らいついたのはマサムネだった。
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次に現れた三毛猫は、まだ私を警戒している。


三毛猫もエサに口を付けた。
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こういうとき、マサムネが怒りを表すことはない。


しかしさすがに、三毛猫の方が遠慮しているようだ。
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マサムネの動きが止まった。
二匹の間に、何やら気まずい空気が流れている。よく見ると、マサムネと三毛猫は眼と眼を合わせていた



マサムネの眼力に気圧されたのか、三毛猫が引き下がった。
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そして、項垂れた。


やがて三毛猫は、ふて腐れたような表情で、エサ場から出てきた。
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そこへ、コジローが駆けつけてきた。


やはり兄弟なのか、コジローは無遠慮にエサに食らいついた。
先ほどの三毛猫が、物陰からその様子を窺っている。

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迂闊にもトレイの予備を持ってこなかった私は、仕方なく板の上に猫缶を置いた。


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マサムネのこの態度は、猫缶を催促しているのか?


そこで場所を変え、再び猫缶を与えた。
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すると、どこからか新入り猫が現れた。


匂いにつられた新入り猫は、猫缶に近づくと‥‥、
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そのまま顔を突っ込んだ。



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靴下を履いた猫

2010年07月22日 00:00

今日の湘南海岸は、穏やかな表情を見せていた。
海は凪ぎ、波音も聞こえてこない。まるで大きな湖のようだった。

風景-01.jpg
海風も吹かず、ウインドサーファーも難渋していた。


ミリオンのエサ場へ向かう私は、Kおばさんと擦れ違った。
Kおばさん-01.jpg
KおばさんはKおじさんが出かけているので、ひとりミケの下へ赴く途中だった。


重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
どうやらミリオンは、食事中だったようだ。

ミリオン-01.jpg
このエサは、おそらくIおばさんが与えたものだろう。


ミリオンの表情が、私にはひどく妖艶に見えた。
ミリオン-02.jpg
しばらくするとミリオンは、私の目の前で食事を再開した。





今日は皆さんに、私が知る海岸猫の中で1、2を争う魅力的な野良を紹介します。
ソックス-01.jpg
この野良、いつでも逢えるわけではない。


今日は運良く、遭遇できた。この草叢に隠れているキジ白がそうだ。
ソックス-02.jpg
やっと、姿を現した


私は、持ってきた猫缶を与えてみた。
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しかし、すぐにエサから離れていった。
ソックス-04.jpg
どうやら腹は減っていないようだ。


この野良、今まで何度か私のブログに登場しているから、知っている読者もいると思う。
ソックス-05.jpg
白い靴下を履いているように見えることから、私が勝手に『ソックス』と呼んでいる野良だ。今日は生憎居ないが、『タビ』と名づけた母猫と一緒にここで暮らす。


この野良、相手が猫好きと解ると、いきなり人懐こく擦り寄ってくる。

ソックス-06.jpg
私には、初見で擦り寄ってきた。


ソックス-07.jpg
そして、その時もこうして遊んでくれた。


ソックスは本気で咬まないし、本気で引掻くこともない。
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しかし手加減してくれても、人のヤワな皮膚など簡単に破る鋭い爪を、ソックスは持っている。


ソックス-09.jpg
よく観察すると、ソックスも手放しで人の温もりを求めているわけではないことが分かる。


ソックス-10.jpg
この時も、見知らぬ人が眼に入ると盛んに警戒していた。


そして私に近づいて来ると‥‥、
ソックス-11.jpg
私の影で涼を取りはじめた。


さらに毛繕いまではじめてしまった。
ソックス-12.jpg
私はしばらくの間、動くことができなかった。そう、厚かましい野良でもある。


ソックス-13.jpg
しかしそのあと、こうやって擦り寄られると、何も言えなくなる。


この海岸猫が持つ魅力全てを語る文才は、残念ながら私にない。
ソックス-14.jpg
それに野良の魅力をいくら文章で説いても、あまり意味を成さない。


この野良の魅力を知りたければ、実際に接するしかない。
ソックス-15.jpg
この海岸猫に魅せられた人は多いと聞いた。中には県外から撮影しに来る人もいる。


この海岸猫には、それだけの値打ちがある。
ソックス-16.jpg
そして一緒に過ごす時間も、きっと価値あるモノになるはずだ。



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