2010年最後の日

2010年12月31日 23:55

2010/12/31
今年最後の日‥‥人間界では大晦日、大つごもりなどという、らしい。
しかし、海岸猫にとっては大晦日も正月も関係ない‥‥普段と何ら変わらないただの寒い1日でしかない。

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かく言う私にとっても、今日は1年の最後の日という以上の意味はない。


ミケのエサ場
ただ、ミケが逝ってから半年の時間が経ったという事実だけは厳然として在った。
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ミケが生きる糧とした水を与えた。
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10日前Kiryuさんの供えた花が、ミケの傍らで咲き誇っている。


この花は先日会った、『カボス』の里親さんを紹介してくれた葉山のSKさんから託されていたモノだ。
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用意してきたペットボトルを花立にして、ミケの傍らに供えた。


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きれいな花に囲まれて、ミケは満更でもないようだ。


ミケのエサ場を後にした私は、サイクリングロードを東へ向かった。
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東のエサ場
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私の訪問を知ったキジシロが物陰から出てきた。


そしていきなり地面に転がった。
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東のエサ場101231-04.jpg
ひとしきり『地面ゴロゴロ』をすると、キジシロは元居た物陰にそそくさと身を隠した。
必ずといっていいほど姿を見せていたロクや臆病猫のビクとは逢うことができなかった。



ソックスエリア
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今日はソックス独りが、私を出迎えてくれた。


私は心配になった。何故なら、ソックスが以前より痩せていたからだ。
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そこで、持っていたカリカリを与えることにした。


私は祈った‥‥海岸一人懐こいこの野良に神のご加護があらんことを。
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食事中も、小さな物音にソックスは過剰反応する。
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この怯えが、エサ場荒らしと無関係とは思えなかった。


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カリカリを食べ終えたソックスは、恐る恐る自分のエサ場へ歩を進めていった。


ソックスの視線の先には荒らされたエサ場がある。
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「ソックス、変なニンゲンが近づいたらとりあえず逃げろよ!」


「分かったか?」
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私の忠告に、ソックスは大きなアクビで応えた。


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但し、直後の警戒は決して怠らない。


エサ場を去る私を、ソックスは名残惜しそうに見送ってくれた。
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次第に小さくなるソックスを見ていた私は、何とも名状しがたい気持ちになった。


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船宿エリア
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私を最初に迎えてくれたのは、カポネだった。


「カポネ、変わりはないか?」
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カポネの後ろでミイロが大きな伸びをした。


その時私は、視線を感じた。
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つと顔を上げると、シズクがまた私を見つめていた。いつか観た家政婦のように‥‥


次に姿を現したのは、シズクの娘アイだった。
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アイはしばしカポネと向き合った。


やおら歩き出したアイは、カポネを迂回した。
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「なんだ、お前もカポネが苦手なのか?」


2010年最後の日の入りだ。
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ミイロは片足を浮かせた得意のポーズで夕日を眺めている。


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クロベエは、そのミイロを警戒の眼で見つめている。


他の野良も、今年最後の落日を惜しむように集まってきた。
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コジローの後ろにカポネがうずくまる。


カポネの後ろに居るのはマサムネだ。
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シシマルの姿も見える。


そして、新入り仔猫はというと‥‥
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私の足に体をすり寄せて、やはり茜の空を見つめていた。
明日の僥倖を願うかのように‥‥



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私自身は、ほどなくやって来る新しい年へ期することなど特にない。
海岸猫と同じように日々の営みに勤しむことしか、私には出来そうもないからだ。




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神の匙加減

2010年12月30日 15:29

2010/12/24
湘南海岸は、夜明け前の冷涼な空気に支配されていた。

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人の姿もおぼろげな薄闇の中、私の足元に駆け寄ってくる野良がいた。
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それは、キジトラの『ボス』だった。
ボスは痩せた体を私の足に何度も何度もすり付けながら、か細い声で啼きつづけた。



推定年齢8歳のメス猫、ボス。
去年の秋頃より体調を崩し、以来食べても食べても太ることができずにいる。

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私は、ボスのへこんだお腹を見る度に、無事冬を越せるか気をもんでいる。


私が与えたカリカリを、ボスは一粒一粒噛みしめるようにゆっくりと食べはじめた。
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「食欲はあるのに、どうしてお前の体重は元に戻らないんだ?」


東の空を見やると、既に太陽が顔を出していた。
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太陽が昇るに連れて、眼前の景色は色彩を増してゆく。


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ボスは暖かさを求め、朝の陽射しにその身を晒した。


母親とは生き別れ‥‥兄弟とは死に別れて、今は独りここに暮らすボス。
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ボスは、その孤独を癒す術を持っているのだろうか?


ボスの体が朝陽を浴びて、赤く染まっていく‥‥自身の中に流れる血と同じ色に。
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どうか忘れないで欲しい。この痩せ細った儚げな野良の体にも、私たちと同じ赤い血が流れていることを。


彼らは、たまたま猫として生を享けた。そして我々も、たまたま人間として生を享けた。
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ただそれだけの差異だ。これは神のちょっとした匙加減で決定したことなのだ。


私は朝陽を受けて、東へと向かった。暗鬱な気分を抱いたまま‥‥
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昨日私は、船宿で遇ったチャチャさんからソックスエリアの異常を知らされていた。


ソックスエリア
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陰湿で執拗なエサ場荒らしは、まだ続いていたのだ。


エサ場を囲んでいた傘はカッターで引き裂かれ、骨も柄もへし折られている。
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食器は全て奪い去られていた。


辺りを捜したが、食器はついに発見できなかった。
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朝が早いからか、野良も姿を現さない。


その捜索の際、私は実に懐かしいモノと出くわした。
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見覚えがある読者もいるのではないだろうか、この猫ハウス。


これは『ミケハウス』だ。
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そしてこれは『サンマハウス』。
二つともねこタカイさんが製作したモノだ。


ミケハウスの中には、ゆきママさん手作りのミケクッションもそのままあった。
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ミケハウスとサンマハウスがミケのエサ場から無くなったことは、知っていた。
でもその時は、処分されたのだろうと思っていたのだが‥‥



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私は海岸猫に関して解決すべきいくつかの難題を抱えている。しかし、今のままだとその解決は来年に持ち越されるだろう。
それにしても来るべき新しい年は、いったいどんな年になるのだろう‥‥?




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野良でいること

2010年12月29日 12:05

船宿エリア
防御体勢のマサムネ‥‥そして側に立っているカポネ。
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「お前ら、何やってんだ!?」二匹に近づいた私は、思わず声を荒げた。


「カポネお前、マサムネに手を出したのか?」
「そもそも喧嘩の原因は何だ?」しかしカポネは黙して何も語らない。

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マサムネが鳴声をあげるのは希なこと。まして喚き声など、今までついぞ聞いたことがなかった。


いったい、マサムネとカポネの間に何があったのか?
その瞬間を見ていない私は、想像するしかないのだが‥‥まさか主役の座を争っていた訳でもあるまい。

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最近は揉め事も起こさず大人しくしていたカポネ。その表情から険しさは微塵も感じられない。


本来はこのエリア外に棲む、よそ者のカポネ。
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そのよそ者が、このエリアのリーダー的存在であるマサムネと不仲になっては、後々都合が悪いはず。


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「カポネ、何があったか知らないが、よそ者の立場をわきまえろよ」


私の助言を理解したのか、カポネはマサムネからそっと離れていった。
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そして‥‥
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草むらに静かに腰を下ろすと‥‥


船宿に背を向け、カポネは押し黙った。
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騒ぎを知った野良たちが様子を窺っている。


マサムネの弟である、コジロー。
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そしてマサムネの母、シズク。


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コジローは兄の鳴声を聞いて心配したのか、マサムネの側までやって来た。


コジローの眼は、カポネを睨んだまま微動だにしなくなった。
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カポネは如何にも居心地が悪そうだ。
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ふり返ったカポネの表情に、私はよそ者の悲哀を感じた。


そこへミイロが現れた。
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前足を浮かした、彼女得意のポーズで。
自身がトラブルメーカーでもあるミイロは、この状況で何をしようというのか?



ミイロはおもむろに大きなアクビをした。
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真顔に戻ったミイロが、眼を瞠って凝視する先には‥‥


所在無げなカポネがいた。
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ミイロはそんなカポネの側にそっと近づいていった。
よそ者カポネと新参者ミイロ‥‥その二匹がどんな言葉を交わしたのか‥‥私には知る由もない。



仔猫も、騒ぎの顛末を興味深く窺っている。
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その仔猫の眼の前を、カポネがゆっくりと通り過ぎていく。


カポネの側にはミイロが付き添っている。
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そこへ仔猫も加わった。


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カポネの後を追うように、マサムネが船宿へ歩を進める。


カポネと仲直りでもしようというのか‥‥?
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しかしマサムネとカポネの距離は遠かった、まだ。


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「カポネ、もう騒ぎを起こすなよ!」


こちらも最近肩身の狭い思いをしているクロベエ。
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母と慕うミイロに倣うことなく、この仔猫にはクロベエと仲良くしてもらいたい。


新参者のミイロが何故クロベエを敵視するのか、私は知りたくて仕方がない。
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それが分かれば、クロベエを苦境から救えると思っているからだ。


私が猫缶を取り出すと、野良たちが集まってきた。
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カポネも大人しく私の側で、猫缶が開けられるのを待っている。


離れたところから船宿を窺っているクロベエに、私は声をかけた。
「クロ、猫缶やるからこっちへおいで」

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私の呼びかけに応えたクロベエだが、苦手なカポネの動向に眼を光らせている。


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クロベエとカポネには距離を置いて食事させたが、私にこんな気遣いをいつまでさせるつもりなのか‥‥
一度こいつらとは膝を突き合わせて話し合う必要があると思っている。



仔猫が草むらで何かを漁っている。
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そこへ、カポネがおもむろに近づいてきた。


仔猫が漁っていたのは、先ほどカポネが食べ残した”粗”だった。
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シシマルの落胆した表情にすっかり騙されたが、粗はまだ残っていたのだ。


コレだったのかもしれない‥‥マサムネとカポネのトラブルの種は。
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たかだか粗のことで二匹の野良が争ったと思うと、私は何とも侘しく遣る瀬ない気持ちになった。
そして、改めて痛感させられた。野良たちが生きることに、ただ専心しているのを‥‥



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人がいくら世話をしても、野良たちが心穏やかに暮らせる日は永遠にやってこないだろう‥‥野に暮らしている限りは。



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叫喚

2010年12月28日 13:48

2010/12/16
本格的な冬がやって来た‥‥湘南海岸は、この冬一番の寒さを記録した。
カメラを持つ私の手は、寒風を受け痺れたようにかじかんでいる。

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船宿エリア
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釣宿前でカポネが魚の粗に噛り付いていた。


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近くには、そのカポネをジッと見つめるシシマルの姿があった。


釣宿の屋根の上では一羽のカラスが大きな鳴声をあげている
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カポネが食べている魚の粗の情報を、仲間に伝えているのかもしれない。


ふと前方を見ると‥‥
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ミイロが独り佇んでいた。


さらに横を見やると‥‥
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コジローがカポネを凝視していた。


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シシマルはただ静かにカポネを見つめている。


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粗を食べ終えたのか、カポネがおもむろに体を翻した。


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それにしても‥‥ホントに大きな顔と逞しい四肢をしている、と私は改めて思った。


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シシマルがカポネの食べ残した粗へゆっくりと歩み寄った。


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しかし、ふり返ったシシマルの顔には落胆の色が浮かんでいる。


カポネがゆっくりと船宿へ近づいていく。
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その船宿前に、今日もシロベエの姿はない。


カポネのことがよほど気になるようで、シシマルはカポネから一時も眼を離さない。
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その時、一匹の野良が船宿へ近づいてきた。
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それは、マサムネだった。


今日も西の釣宿でご馳走になったのだろうか?
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この室外機の下には、Sさんが置いたカリカリがある。
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ミイロがそのカリカリを食べている間、仔猫は大人しく待っている。


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ミイロが室外機の下から顔を出した。


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ミイロに代わって室外機の下へ潜り込んだ仔猫は、勢いよくカリカリを食べはじめた。


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「マサムネ、シロベエが何処へ行ったか、お前知らないか?」
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私の問いに、マサムネは険しい表情を見せるだけで何も応えてくれなかった。


「何処でも顔を出す母さんなら知ってるんじゃないのか、シロベエのがいなくなった事情を‥‥?」
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「そういえばお前の名が決まったよ、母さん」
右の目頭にある水滴型の黒い柄に因んで『雫(シズク)』と呼ぶことに。



駐車場からそっと船宿を窺う野良‥‥
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クロベエだ。


と、いきなりクロベエが眼を瞠った
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クロベエを一方的に疎んじているミイロの姿を発見したからだ。


そんなクロベエの心情を知ってか知らずか、仔猫は無邪気に伸びをした。
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独り何かを探索する仔猫。
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シロベエがいたら、この子のいい遊び相手になっていただろうに‥‥


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シロベエの失踪に、この気の強い三毛猫の出現が関係している可能性があった。


その時だった、けたたましい喚き声が響き渡ったのは。
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私は鳴声がした方へ足早に駆け寄った。そこに居たのは、マサムネとカポネだった。


地面にうずくまったマサムネの様子は明らかに尋常ではない。
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どうやら先程の鳴声の主はマサムネだったようだ。
いったい二匹の間に何が起こったんだ!?

<つづく>


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失踪

2010年12月27日 12:25

2010/12/14
夕刻の湘南海岸。
昨日1日降り続いた冷たい雨はすでに上がり、雲の狭間から夕刻の淡い陽射しが差し込んでいる。

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船宿エリア
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カポネとアイ‥‥普段あまり見ない組み合わせの二匹の迎えに、私は少々戸惑い気味だ。


強面猫のカポネ‥‥脇役だと思っていたが、ここにきて主役の座をがっちりと掴んでしまった。
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シャムとの混血猫アイ‥‥何処で何をしているのか、普段はあまり姿を見せない気紛れお嬢さんだ。


カポネがいそいそと船宿へ向かっていく。
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船宿前には、ここで何度か逢っている仲良し夫妻の姿があった。
ふたりの訪問を知った野良たちが集まってきている。



この夫妻は辻堂の自宅から車でここまでやって来ては、野良たちにひとときの憩いを与えている。
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カポネも奥さんにしきりに甘えている。私の中でカポネのイメージがどんどん崩れていく。
「カポネ、お前には見た目同様、無骨で粗野な野良でいて欲しかったんだが‥‥」



仔猫も元気な姿を見せてくれた。
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最近、一時の体重増加が収まり、以前のクールな面差しを取り戻しつつあるコジローも姿を見せた。


皆行儀よく並んでカリカリを食べはじめた。
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何だか奇妙な光景に、私には見えた。


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何故かマサムネだけはカリカリに見向きもせず、あらぬ方を見つめている。


仔猫も一生懸命カリカリを食べている。
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「本格的な冬が来る前に、しっかり食べて今以上に脂肪を蓄えるんだぞ」


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食べ物を手ずから貰うシシマルを、私は初めて見た。


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「ミイロ、お前はもう腹は満たされたのか?」


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カポネは奥さんの足に体を寄せて離れようとしない。カポネのイメージがさらに崩れていく。


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コジローの視線を辿ると‥‥いつの間に来たのか、クロベエの姿があった。


クロベエは窺っている、天敵と見なしているカポネの動向を。
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クロベエはカポネの側に、決して近づかない。


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人に対しては温和で柔和な態度に徹しているカポネ。だが未だ、仲間を畏怖させる十分な威厳を保持しつづけている。


ひとしきり野良たちと触れ合った仲良し夫妻は、皆に別れを告げて船宿を後にした。
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残された野良たちは、忽ちいつもと同じ徒然な日常へと回帰していく。


慧眼な読者の方ならとっくに気づいているかもしれないが、私はあることで大きな懸念を抱いている。
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今日ですでに6日が経っているのだ、シロベエが姿を見せなくなってから。


私がシロベエを最後に目撃したのは、12月8日の夕刻だ。
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新入り猫が去ってからさらに人懐こくなり、私がこのエリアへ来ると必ず姿を見せていたのだが‥‥6日前に忽然と姿を消してしまった。
「シロベエ、お前はいったい何処へ行ってしまったんだ!?」


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羨む猫

2010年12月26日 10:10

2010/12/12
湘南海岸は穏やかな夕刻を迎えていた。
その落日の空を一筋の白い飛行機雲が西へ向かって伸びていくのが見えた。

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船宿エリア
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カポネが船宿エリアの入口で私を迎えてくれた。


「ん、あ、あれは‥‥?」
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カポネも気配を感じてふり返ったが、仔猫はそれより一瞬早く植え込みの中へ姿を消した。


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その代わりに、シシマルが姿を見せた。


シシマルはいつになく険しい表情をしていた。
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カポネとシシマル‥‥このエリアの両雄が早々に対峙した。


昂ぶる気持ちを落ち着かせるためか、カポネはいきなり毛繕いを始めた。
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シシマルはそんなカポネを静かに見つめている。
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と、その時、ミイロがシシマルに近づいてお尻の匂いを嗅いだ。


小悪魔のような元飼い猫のミイロ‥‥お前はこの状況で、いったい何をしようというのか?
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と、今度はそこへ、物見高い母三毛が参加してきた。そして妙な取り合わせの野良たちが、線上に整列した。
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「母さん、お前はホントに好奇心の強いヤツだなぁ‥‥」


私はそんな野良たちをそのままに、マサムネの姿を求めて船宿からほど近い釣宿へ向かった。
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果たして、マサムネは釣宿の店先にいた。今日は妹のアイはいないようだ。


私が近づいても脇目も振らず、マサムネは黙々と何かを貪っている。
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見ると、それはサバの切り身だった。


この切り身、釣宿の人に貰ったのだろう。
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こんな新鮮なモノに舌が慣れてしまうと、カリカリなんて口にしなくなるのではと気を揉んでしまう。


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「マサムネ、それ以上舌を肥えさせるなよ」


船宿前に戻ると、先ほど一瞬間姿を見せた仔猫が物置の陰にいた。
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そこへ、ミイロが現れた。
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ミイロはすっかり仔猫の母親になったようだ。仔猫もそんなミイロを慕っている。


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「捨猫同士、仲良くすればいいさ」


私が船宿前にいると、不意にコジローがやって来て足に体をすり付けてきた。
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「コジロー、お前の兄貴は向こうの釣宿でご馳走食ってたぞ!」


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カポネが船宿前に姿を見せた。


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シシマルもカポネの後を追うように船宿前に戻ってきた。


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知らぬ間に、アイも姿を見せていた。


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コジローが見つめる先には、ミイロが憂いを含んだ表情で佇んでいた。


ミイロは時折、こういう寂しそうな風情を見せる。
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仔猫がミイロのあとを追ってきた。


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同じ格好で毛繕いする二匹を見るうち、まるで本当の親子のようだな、と私は思った。


そんなにわか親子を、そっと窺っている野良がいた。
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それは、母三毛だった。


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どんな想いで母三毛は、ミイロと仔猫の仲睦まじい様子を見つめているのだろう?


母三毛は寂しく思っているのだろうか?
子供たちが皆大きくなり、仔猫のように自分を慕ってくれないのを。

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私も子を持つ親、母三毛の心情が想像通りなら同情を禁じえない。


そんな想いを巡らせている時、顔見知りのご夫婦が野良たちへ食べ物を与えるため船宿を訪ねてきた。
するとさっきまで物寂しい面持ちだった母三毛は、あたふたと船宿へ駆けていくではないか。

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何に比しても野良にとっては食い気が最優先されるようだ。



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兄妹

2010年12月25日 07:50

船宿エリア (前回と同じ日)
ここは船宿から少し離れた、とある場所。

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マサムネとシャムミックス兄妹が揃って佇んでいる。いかにも所在なさそうに‥‥


マサムネがいきなり地面に転がった。
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しかし、他にすることがなく仕方なく転がったようで、すぐに体を起こした。


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いったいこの兄妹は、こんな何もないところにやって来て何をしようというのか‥‥?


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「マサムネ、することないなら船宿へ帰ろう!」だが私の呼びかけに、マサムネの反応はない。
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その代わりに、シャムミックスが私の足へすり寄ってきた。
この美しい藍色の瞳を持つ野良の名は以前から決めていた。
その瞳に因んで『藍(アイ)』と呼ぶことに。



二匹は建物の裏へ回った。
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ここに何があるというのか‥‥?


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マサムネは周囲を仔細に見回している。
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でもこの場所に何があるわけでもない。そんなことはマサムネも承知のはずだ。


寝ることと食べること以外、生殖能力を失った野良にこれといった生きがいは思い当たらない。
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持て余した時間を如何に過ごすか、野良にとって大きな課題だ。


この兄妹とて例外ではない。
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マサムネの接近にアイは気づいていない。


兄の存在に気づくと、アイはすかさず体をすり寄せ甘えはじめる。
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おそらくアイは、マサムネを追ってここへ来たのだろう。


マサムネがアイを跳び越えると‥‥
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今度はアイがマサムネを頭上を跳び越えた。


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アイにとってはきっと自慢の兄なのだろう、マサムネは。


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マサムネもそんなアイの気持ちが解っているのか、されるがままだ。


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しかし妹想いのマサムネも、アイのしつこい愛情表現にいささか閉口気味だ。
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マサムネは跳んだ。
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隻眼のハンデを持つマサムネにとって、塀の上での跳躍は易しいことではないと思うのだが‥‥


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アイはマサムネに纏わり付いて決して離れようとしない。


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アイにとっては頼もしい兄なのだ。この兄と一緒にいる時間は、アイにとって決して退屈なモノではないようだ。


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私にとっても、マサムネと過ごす時間は貴重なひとときである。


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捨猫エレジー

2010年12月24日 05:38

2010/12/11
今日の湘南海岸は激しい海風が吹き荒れていた。
私はサイクリングロードを行くのを断念し、134号線沿いの歩道を西へ向かった。
防砂林が途切れた辺りは海風が運ぶ砂で黄色く霞んでいる。

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強風に煽られた海は怒涛となり、白いキバをむいて浜へ打ち寄せていた。
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船宿エリア
上空の雲がすごい勢いで北へ連れ去られていく。

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海風は船宿へも容赦なく吹き込み、砂利道の砂を巻き上げていた。


そこへカポネが颯爽とやって来た。その姿は、まるで宿場町をゆく『用心棒』を思わせた。
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三船敏郎とはずいぶんと様子が違うが、カポネも素浪人であることに違いなかった。


はてさて、この素浪人、今日はどんな活躍を見せてくれるのやら‥‥
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「カポネ、最近はお前が主役になったようだよ、このブログ」


そのカポネを迎え撃つのは、宿場の顔役‥‥
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ではなく、シシマルと母三毛だ。


素浪人は長旅で喉が渇いていたようだ。
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水を存分に飲むと‥‥


肩で風を切って、もと来た道を去っていった。
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それを凝然と見送るシシマルと母三毛。
「今日はずいぶんあっさりと帰ったなぁ‥‥」



カポネを天敵と見なすクロベエにとって、カポネの主役降板は朗報だろう。
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と、そこへ、仔猫が姿を見せた。
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「今日のヒロインは、この子にしよう」私はそう決めた。


自分がヒロインになったのを悟ったのか、仔猫はいきなり見せ場を作った。
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仔猫は私の目の前で、楽しそうに何度も何度も転がった。


そこへミイロが来ると、仔猫は体をスリスリさせ盛んに甘えはじめた。
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先月の25日に、首輪を付けたままここへ遺棄されたミイロ。
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そしてその3日後に、やはりここへ遺棄された仔猫。


同じ境遇の二匹がこうして親子のように寄り添うのは、ある意味必然かもしれない。
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「お前らを裏切った鬼畜のごときニンゲンなど早く忘れて、これからも二匹仲良く寄り添って、幸せになるんだぞ」


それにしても‥‥船宿の玄関先に佇む二匹の野良は、いかにも小さく儚げだ。
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誰かが護ってやらないと、今にも消えてしまいそうなほどに‥‥


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ミケとの約束

2010年12月23日 09:08

2010/12/21
低い雨雲が垂れ込める湘南海岸に人影はなく、護岸工事の重機がけたたましいエンジン音を立てているだけだ。
その人気のない砂浜に独り降り、カメラを構える人がいた。

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その人の名は『Kiryu』さん。『大阪 Cat Story』の管理人だ。


Kiryuさんと私の交流が始まったのは、Kiryuさんが寄せてくれたコメントがきっかけだ。

それが何時だったのか?‥‥私はコメント欄を遡ることにした。
2009年12月17日、ほぼ1年前のコメント欄にKiryuさんの名を発見した。
それからもKiryuさんは、今に至るまで頻繁にコメントを寄せてくれている。

Kiryuさんは私同様、ミケに魅入られた人だ。
この春、ミケに逢うため湘南を訪れる予定だったが、事情が許さず直前に断念した経緯があった。

その一ヵ月後、ミケは永久(とわ)の眠りに就いた。

Kiryuさんが生前のミケに逢うことは、ついに叶わなかった。
それでもKiryuさんは、ミケへの思慕の念をずっと持ちつづけていた。


そして今日、曇り空の湘南海岸へ、Kiryuさんはやって来た。
ミケとの約束を果たすために。




ミケのエサ場前でカメラを構えるKiryuさん。
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ミケとサンマが暮らした小屋があった場所。


そして、ミケが静かに眠りつづける場所。
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ミケに手を合わせたKiryuさんは、今までの想いを丈をミケに打ち明けているかのように、いつまでもそうしていた。


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そこへ、いつものようにK夫妻がミケに逢いにきた。


ミケに別れを告げた我々は、そのまま西へ向かった。
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向かった先は、船宿エリアだ。


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この時Kiryuさんが撮影した写真は自身のブログに掲載している。


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Kiryuさんは海岸猫への土産も忘れてはいなかった。大阪の猫缶は一味違うのか、皆よく食べた。


野良たちといると、つい時間を忘れてしまう。
小田原発の新幹線の予約を取っていたKiryuさんは、来合わせたタクシーに慌しく乗り込んだ。

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そして「来年、また来ます」と約束をして、大阪へ帰っていった。



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鯖と猫

2010年12月22日 07:52

船宿エリア 2010/12/10
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このサバ、おそらく釣宿の船長さんに貰ったモノだろう。


取り敢えずといった感じで、カポネはサバの頭に食らい付いた。
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他の野良たちがカポネの周りに集まってきた。
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コジローは高みの見物に徹するつもりなのか?


シシマルがカポネとの距離を詰めてきた。
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カポネとサバとの格闘は続く。

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シシマルは平静を装っている。サバのことなど眼中にないとばかりに。


さらにカポネから距離を置く野良がいた。ミイロだ。
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ミイロは離れたところからサバと格闘するカポネを、ただ静かに見つめているだけだ。


カポネを囲む野良は、その数を増やしていた。
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コジローもいつの間にか、すぐ側まで近づいている。
「どうするコジロー、カポネにあのサバを独り占めさせるつもりなのか?」



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周りの野良は、その包囲網を狭めていた。


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ミイロは独り茜色に染まる西の空を眺めていた。


カポネは力に任せて、バリバリと音を立てながらサバの頭を噛み砕いている。

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サバの頭を腹に収めたカポネはそれで満足したのか、そっと後ずさりした。


私はサバを拾いあげた。
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今日釣れたばかりの新鮮なサバ‥‥足が早いため生で食べることはあまりないが、西日本では新鮮な場合は刺身で食べる。





コユキがサバに食らい付いた。
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物陰に身を潜めてばかりの臆病なコユキの意外な側面を垣間見た気がした。


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そのコユキの様子を、カポネが凝視している。サバにまだ未練が残っているのか‥‥?


今度はコユキの周りに野良が集まってきた。
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仔猫も興味深そうにサバを見つめている。


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コユキは脇目も振らず、サバを貪りつづけた。


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カポネは満足したように、口の周りを丁寧に拭っている。


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遅れて姿を現したクロベエがサバにどんな反応を示すのか、私は知りたくなった。


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結局クロベエは、匂いを嗅ぐだけでサバには口を付けなかった。


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こうしている間にもサバの鮮度はどんどん落ちていく。


しばらく様子を見ていると、カポネがサバに近づいた。
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再びカポネとサバの格闘が、始まった。


ふり返ると、シシマルとクロベエが真剣な顔で話し込んでいた。
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私は聞き耳を立てたが、声を潜めた二匹が何を話しているのか、よく聞き取れなかった。


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船宿前には宵闇が迫っている。


私が開けた猫缶の匂いに釣られて、野良たちが集まってきた。
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しかし、カポネの姿はない。


マサムネが戻っていた。それにしても、最近のマサムネの食べっぷりには目を瞠るばかりだ。
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仔猫は何事に対してもどん欲だ。もちろん食べることも例外ではない。


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皆が食べ残した猫缶の欠片を、仔猫は舐めるように食べつづけた。


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マサムネは今日もこの小屋で一夜を明かすのだろうか?


私の諫言を制するつもりか‥‥マサムネは凄みのある顔で睨みつけてきた。
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「おっと、剣呑、剣呑‥‥」私は思わず後ずさりした。


カポネがサバと格闘していた場所。
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だがそこにカポネの姿はなく、ただ独りシシマルがサバと向き合っていた。


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その後、このサバがどうなったのか‥‥私は、知らない。



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