凶兆

2011年01月31日 20:51

ブログの更新に遅延が生じるとき‥‥
それは私の体調不良か、海岸猫が危難に遭ったか、どちらかの場合が多い‥‥





とどのつまりは、凶兆だ。




海岸110131-01.jpg
この2日間‥‥立て続けに二つの事件が海岸で起こった。
どちらも、人為的な行為が原因だ。





それも、にわかに受け入れ難い忌むべき出来事だ。




ただ、うち一件の事件は海岸猫の身の安全を考慮し、今後もブログで発表するつもりはない。
残る事件の顛末を後日紹介できるかどうか‥‥まだ、分からない。

海岸110131-02.jpg
昨日今日と、ある野良の安否を確かめるため、私は海岸へ赴き姿を捜した。
しかし、傷付いた体を癒すために身を隠しているのか、未だ発見に至っていない。





「お願いだ、生きているなら姿を見せてくれ!!」



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萌芽

2011年01月30日 01:27

湘南海岸
海岸110127-01.jpg


船宿エリア
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物憂げな表情でミイロが見つめる先にいるのは‥‥


新入り仔猫だ‥‥。
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新入り仔猫が覗いているのは、水揚げされたワカメ‥‥。猫も海藻を食べるのだろうか?


しばらくすると新入り仔猫は、落胆した様子で釣宿から離れていった。
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どうやら、猫は海藻を好まないようだ。


今日もまた、両雄は微妙な距離を置いていた。
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シシマルとカポネ‥‥雌雄を決する日はやって来るのだろうか?


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シシマルの後ろにシロベエが姿が見える。


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シロベエの傷ついた心は、未だ癒えていない。
「シロベエ、心を開くのはゆっくりでいい。そして、警戒心も持っていてくれよ。生き延びるために‥‥」



この時間、珍しくコジローがいた。
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漁港に出張ってはそこに棲む野良を駆逐し、エサを横取りしていると仄聞しているのだが‥‥


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そのコジローへ新入り仔猫が近づいた。


新入り仔猫は、盛んにコジローを遊びに誘うが‥‥
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コジローは最後まで無関心を貫いた。


コジローに代わって付き合ってくれたのは、釣宿の船長さんだった。
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逞しい船長さんに抱かれると‥‥
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新入り仔猫がことさら小さく見える。


ふと駐車場に目をやると‥‥車の下からマサムネが這い出てくるのが見えた。
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どうして車の下などに隠れていたのか‥‥?


何にしても、当ブログの主役らしくない行動である。
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「マサムネ、主役を降りたいなら遠慮なく言ってくれよ」
マサムネ「‥‥」



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新入り仔猫は、マサムネの接近を知るとブロックへ跳び乗った。


そして、マサムネに体をすり寄せる。
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遊んで欲しいとでも訴えているのだろうか?


マサムネに素っ気なくされた新入り仔猫が次のターゲットにしたのは、さっき拒絶されたコジローだ。
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だがクールなコジローは新入り仔猫がすり寄っても、にべない態度を崩さない。


このエリアにすっかり溶け込んだ新入り仔猫。
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遺棄された当時露にしていた警戒心は雲散霧消し、今は甘えた鳴声を上げてすり寄ってくるようになった。


私は、もう大丈夫だと思った。
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この子を里子に出しても。


と、いうことで、この子の里親を募集します。
船宿110127-00.jpg
但し、最初女の子だと思っていましたが、最近になって男の子のシンボルが現れてきました。
仔猫にはよくある事です。

関心がある方は、取り敢えず私宛にメールをください。(メールフォームからでも可)
chigasakineko★gmail.com(★を@に替えてください)
では、よろしくお願いします。




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シロベエのねぐら

2011年01月29日 02:42

湘南海岸、夕刻
海岸110125-01.jpg



ミリオンが眠る場所
ミリオンの頭上に傘が掛けられている。
ミリオン110125-01.jpg
そして、ミリオンは海の方を向いて微笑んでいるように見えた。


船宿エリア
てっきり私を迎えに近づいてきたと思ったマサムネだったが‥‥
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マサムネは私の目の前を素通りしていった。「おい、マサムネ、何処へ行くんだ?」


マサムネの目的は釣宿の船長さんか?
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ところが、そこへ現れたのはある船長さんの連れたワンコだった。
マサムネは、そそくさとその場を離れた。



新入り仔猫は大慌てで逃げてきた。
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やがてマサムネも、釣宿前から引き上げてきた。


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一方ワンコは‥‥大人しく助手席に乗り込んでいる。


シャッターの閉まった釣宿に、新入り仔猫がそっと近づいた。
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どうやら、クーラーボックスから漂う魚の匂いが気になるようだ。


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しばらく粘っていたが、新入り仔猫がおこぼれに預かることは‥‥なかった。


ワンコがいきなり現れようが、クーラーボックスが匂おうが、微動だにしない野良がいた。
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推定年齢9歳以上のカポネだ。


そして、その宿敵カポネから距離を置いて佇む野良一匹。
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穏やかな巨漢野良、シシマルだ。


新入り仔猫が爪とぎを始めた。
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私はつい、ミケの爪とぎシーンを思い出してしまった。


と、手前に猫の手が出てきた。
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マサムネだ!
新入り仔猫に爪とぎの手本を示そうとでも思ったのか、マサムネは大きく体を伸ばして爪とぎを始めた。



しかし、新入り仔猫はマサムネを一顧だにしない。マサムネもそれに気が付いたようだ。
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やる気を殺がれたマサムネは、あっさりと爪とぎを止めてしまった。


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船宿へ近づく私を見て、いつものように野良たちが集まってきた。


私が移動すると、野良たちも後を追ってくる。
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クロベエは、相変わらず仲間から離れ、独り水上バイクの上にいた。


プレハブハウスの影に目を凝らすと、シロベエの姿が見えた。
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どうやらシロベエは、先日キュウさんと一緒に設置した猫ハウスで寛いでいたようだ。


設置の際、キュウさんと話していたのだ‥‥。
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シロベエが使ってくれるとイイな、と。


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手前に新たな猫ハウスが増設されている。
これは一つ目を設置した数日後、キュウさんが自宅で製作したものだ。






この猫ハウス製作については、聞くも涙、語るも涙の悲話がある。
猫ハウス-01.jpg


キュウさんは、一つ目と同じ手筈で猫ハウスを自宅で作っていたのだが‥‥
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完成寸前にカッターで左手の指を深く切ってしまい、出血が1時間も止まらず、貧血を起こしてしまったのだ。


猫ハウス-03.jpg
そういう犠牲があって、この猫ハウスは完成した。





シロベエが猫ハウスを使っていることを、メールでキュウさんに知らせようと思っていたら‥‥
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偶然にも本人が船宿へやって来た。


シロベエは元気だ。
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後ろ足を脱臼していても、こうしてフェンスに跳び乗ることだって出来る。


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人に対しても、少しずつ心を開いている。


キュウさんに手伝ってもらい、野良たちへ食べ物を与えた。
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今日のシロベエは食欲が旺盛だ。
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苦手な野良がいるクロベエには、少し離れた場所で食事をさせた。


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他の野良が残したエサを、カポネが貪るように食べている。


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今日を凌いだ野良たちに、明日の光明が訪れることを祈った。



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生殺与奪

2011年01月27日 12:32

湘南海岸、夕刻。
ミリオン110121-01.jpg
海岸のあちらこちらで、今日も護岸工事が続けられている。


ミリオンが眠る場所
ミリオン110121-02.jpg
私が置いた遺影は、誰かの手により地面にしっかりと立てられていた。
(後にゆきパパさんとゆきママさんの手によることが分かった)


船宿エリア
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船宿エリアへ着いた私を、新入り仔猫が真っ先に迎えてくれた。


ふと見ると、前方にシロベエの姿があった。
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シロベエは周りを警戒しながら、ゆっくりと私へ近づいてきた。


怪我をして船宿へ戻ってきたシロベエは、私に対しても以前の親しさを示さなくなっていた。
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しかし今日は、私の足へ不自由な体をすり寄せてきた。
シロベエのトラウマが完全に癒えることはないだろうが、少しずつ心の扉を開いてくれることを願っている。



その時、2匹の大型犬が我々の側を通り過ぎていった。
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他の野良は蜘蛛の子を散らすように逃げてしまったが、カポネだけは悠然とその場で大型犬を見送った。


推定年齢9歳以上‥‥これは最近判ったことだ。
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風格さえ感じるカポネの態度は、積年の経験に依るところが大きいのだと再認識した。


その一部始終を、高みから見物していた野良がいる。
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コジローだ。
因みに、コジローの好きなモノは‥‥1に猫缶、2にカリカリ、3、4がなくて、5に高いトコ、である。



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最近周りから「太った」と辛辣な言葉を投げかけられているマサムネ。
このままでは、当ブログの主役を降りる日も遠くないかもしれない‥‥
「いいのかマサムネ、それで!?」



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シシマルとコユキもどこからか姿を現した。


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そして、コジローもコンテナから降りてきた。


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今日は何故か、カポネ独り孤立したカッコウになっている。


本来カポネは、このエリアの野良ではない。でも最近は粗野な態度を自ら戒め、ココに馴染んでいるのだが‥‥
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マサムネがそっとカポネの側に居場所を移した。


だが他の野良は、カポネと対峙したまま動こうとしない。
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たとえ孤立しようが、老巧なカポネは一向に動じない。
「さすが野良のベテラン、推定年齢9歳以上は伊達じゃない」



その時、一匹の野良が夕陽を背負って船宿へやって来た。
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日ごろは滅多に姿を見ることのないサビ三毛だ。


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皆が集まっているのに、ただ独り船宿に近づかない野良がいた。


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それは、クロベエだ。
一度喧嘩に敗れたカポネと、何故か攻撃を仕掛けてくるミイロの存在が、クロベエを臆病にさせている。
私はそんなクロベエが不憫でならない。



船宿前の野良たちは、ただじっと待っている。
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私が船宿へ近づくと彼らはどこからともなく姿を現し、黙って屯する。


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だが彼らは、私の顔を見たいがために集まっている訳ではない。


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彼らが期待しているのは、私が持ってくる食べ物だ。


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明日の光明を信じられない野良にとって、生きるとは現在(いま)を凌ぐことなのだ。


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繰り返し言うが‥‥彼らだけでは明日は迎えられない。野良たちの命運を握っているのは我々人間だ。


この幼い新入り仔猫を生かすも殺すも、我々のちょっとした匙加減で決まる。
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そういう意味では、我々が生殺与奪の権利を持っていると、言える。


しかし、本来その権利を持っているのは『神』だけだ。
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我々は進化の過程でたまたまそのチカラを手にしていると思っているだけで、自己本位な実行を許されている訳ではない。


生きていく糧を得る以外で、殺すことも奪うことも許させてはいないのだ。
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腹を満たしていない新入り仔猫が、マサムネの食べ物を奪わないように‥‥


私は思う‥‥生殺与奪は、権利ではなく我々に与えられた義務ではないかと。
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我々人類が、他の生き物に対して負っている義務‥‥それは、彼らに必要なモノを与えて、不自由なく生きてもらうこと‥‥


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この義務を果たさない人類に、未来の繁栄など‥‥ありはしない。



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曙光

2011年01月24日 21:49

海岸110120-01.jpg
ミリオンを参った私は、その足で船宿を訪れることにした。


船宿エリア
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最初に私を迎えてくれたのは、マサムネだった。


そして私の姿を認めた新入り仔猫が、すばやく足にすり寄ってきた。
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さらにカポネまでが、その太い首を私の足にすり付けてきた。


人懐こいこのカポネが、本来の姿なのだろう‥‥最近私は、そう思うようになった。
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新入り仔猫もカポネを慕っているようだ。


カポネはあたかも水先案内人のように、私を船宿へ誘(いざな)った。
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シロベエが不自由な足を引きずりながら姿を現した。
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シロベエは明らかに股関節を脱臼している。
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やはり股関節脱臼した野良を保護したキュウさんの話によると、関節部分に新たな組織が形成され、もう元に戻らないそうだ。


でもシロベエは走れるし、塀に跳び乗ることも出来る。
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キュウさんの言葉を借りると「猫は3本足でも生きていける」のだ。


それよりも私が気になっているのは、シロベエの心の傷だ
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船宿へ戻ってきてからのシロベエは、人を怖れるようになっていた。


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今日もこうして、車の下へ身を隠す。この変貌が、シロベエの怪我を人為的なモノだと私が疑っている所以だ。


マサムネが落日前の陽射しを全身で浴びている。
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まるでこれから訪れる夜の寒さに備えるように‥‥


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コジローが船宿へ帰ってきた。


そしてコユキと挨拶を交わす。
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コジローの腰がやや引けているのが気になるが‥‥


船宿の野良たちが夕陽に身を晒しているなか、独り日陰で佇むヤツがいる。
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カポネだ。
鍛えられた筋肉と硬い脂肪の鎧で護られたその体には、太陽の恵みも必要ないのかも知れない。



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シロベエと新入り仔猫が、いかにも親しげに挨拶を交わしている。


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沈みゆく太陽を見つめる二匹‥‥果たして、彼らの脳裏を掠めるのは何なのか‥‥


去っていく今日を惜しんで、来るべき明日の光明を祈っているのだろうか?
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野良が『明日』という概念を持っているのか‥‥私には分からない。


ただこれだけは言える‥‥野良たちだけでは明日の曙光を見ることは出来ないだろうと。
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野良は元々人と一緒に、一つ屋根の下で暮らしていた‥‥


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野に暮らす今でも、彼らは人の愛情を必要としている。我々の手助けがなければ生きていけないのだ。


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野良たちが明日を迎えられるかどうかは、我々人間が手を差延べるかどうかに‥‥かかっている。



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NHK職員からのコメント?

2011年01月24日 05:12

数人の方から、ミリオン保護に対して文句を言ってきたコメントを公開して欲しいという要望があったので、ここに全文を掲載することにした。
私自身の感想は前回の記事に記したので、今回は敢えて多くを語らないが、無知と矛盾に満ちているということだけは言っておきたい。
また、私たちが捕獲器でミリオンを保護しようとした時に、食事を与えて妨害したのもこのジンブツだと思っている。

では、以下にそのコメントをペーストする。





タイトル:ミリオンはどこにいたかったのか
ホスト:gw.nhk-sc.or.jp
********************

みなさん、ステキなコメントだらけのところ、悪いね。

あなたはミリオンに病院にいって手術を受けたいか、聞いたことある?
私は彼女が「いやだ」という意思表示をしていたと思ったよ。

あなたにも、そう言ったよね。

でも、あなたは「善意」のかたまりで、自分に反対意見の人を攻撃してまで、自分の思ったことをやらずにはいられなかったよね。

「苦しんでいる」ミリオンを見ていられなかったんだよね。やさしいから。


でも、ミリオンは病院なんかで死にたかったのかな?
よく考えてみてよ。

あのこはずっと海のそばでいたんだよ。
いつも波の音をきいて、お日様に守られて、病気でもずっと生きてきたんだよ。

それを取り上げる権利、私たち人間にあるのかな?

病院にいって手術にするのがベストだったのかな?

あなた、言ったよね。
手術受けて、翌日には戻しますよって。

そのあなたの言葉をきいて、「こいつには捕まるんじゃないよ?って、彼女に言ったよ。


やっぱり殺されちゃったね。
悲しいね、どころじゃないね。
ミリオンの?権利?を侵害するのもほどがあるね。

外で暮らしているおじさんたちが病気になっても、あなた、同じことやるんだよね。

ねこに親切にできるんだから、当然人間にだってやるよね?


これからもがんばって、世の中のあらゆるものの救世者でいてください。


何を言われたか、わからなかったって?
そりゃ、あなた、「ねこ」のいうことなんか、ひとつだって耳傾けてなんかいなかったもの、わかるわけないよね。


あの子は、最後、ずっと暮らしてた場所で、波の音を聞きながら命が消えるのを迎えたかったんだよ。

せめてつれて帰るくらいの気が回せなかったの?


手術すれば、絶対直る、なんて、浅はかで傲慢だよね。
「人間さま」のやることは、間違わない、なんてね。


あなた、いったいなにさまなの?


安眠なんか、できると思いなさんなよ。






私が気になっているのは、ホスト欄にあるドメイン名だ。
『gw.nhk-sc.or.jp』を検索に掛けると『[組織名] 財団法人エヌエイチケイサービスセンター』と返ってきた。
NHK職員が脅し文句を含んだコメントを勤務中に寄こすとは思いたくないのだが‥‥
かといってプロキシサーバーとして経由されるほど、NHKのセキュリティーは緩くないと信じたい。
あいにく私はネットワークについて疎いので、これ以上のことは調べられないし、推測も間違っているかも知れない。


尚、このコメントは公開希望なので、記事として転載しても差し支えないと考えている。


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遺影

2011年01月22日 22:03

2011年1月20日 夕刻の湘南海岸
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ミリオンのエサ場近くでは、今日も護岸工事が行われていた。


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砂を搬入するダンプカーの出入りが引っ切り無しに続いている。


そこから少し離れた防砂林の中で、ミリオンは永久(とわ)の眠りに就いている。
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私は用意してきた遺影をそっと供えた。それは特集記事の最後を飾った妖艶な表情でこちらを見返す、プロフィール写真だ。


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今回のミリオン逝去に対して多数の温かいコメント、メールを頂き感謝しています。
今はまだ全ての方に返信できませんが、時間が出来次第お返事を差し上げます。

私がしたことは正しかったのか‥‥?
ミリオンの最後の言葉が判らなかった私には何も言えない。

ただ、これだけは言える。
あのまま放置していれば、野良の常として、死期を悟ったミリオンは人目に触れない防砂林の奥深くに身を隠し、独り寂しく癌に蝕まれて死んでいっただろうと。
そして次に待つのは死肉を漁るカラスの攻撃だ。奴らの鋭い嘴でミリオンの身体はズタズタに引き裂かれてしまう。
ミリオンに意識がなければ苦痛はないが、息があるうちから彼らの攻撃は容赦なく始まるだろう。
私は以前、カラスについばまれたタヌキの亡骸を防砂林で見たことがあるが、骨もあらかた無くなっていた。

ミリオンを保護などせず、生まれ育った海岸で静かに死期を迎えさせてやるべきだという謗りに近い公開コメントを寄せてきたヒトがいたが、あまりに無知で身勝手なその内容に承認する気にもならなかった。
この人物とは以前ミリオン保護について口論したことがある。
その際聞いた理屈だとミケやサンマも保護せず放置しろということになる。
これが無分別な若者なら分かるが、眼鏡をかけた物分りが良さそうな50男だから始末が悪い。
コメントの最後には私に向かって「安眠できると思うなよ」と脅しの文句まで付け加える念の入れようだ。
まさに知性と人格を疑う内容に終始している。ふくよかな奥さんと海岸散策するのは構わないが、他の海岸猫には係わって欲しくないものだ。保護するときにまた邪魔をされては堪らない。
この手のニンゲンと接すると、怒りより虚しさを感じてしまう。


野良が外で安らかに死を迎えることなど出来はしないのだ。



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病魔と闘う猫 その七『声』

2011年01月21日 13:16

ミリオンは湘南海岸で野良の母猫から生まれた。
それは1999年秋の頃だというから、今年で12歳を迎える。

ミリオン-00.jpg
数年前から、このエリアに残る最後の1匹に、ミリオンはなっていた。


ミリオン-01.jpg
そのミリオンも病魔に侵され、今は海岸を離れ横須賀の病院で治療を受けている。
(上の3枚はHさん撮影)




2011年1月6日に癌の摘出手術を受けたミリオン。
翌朝にはガツガツと食事をし、先生を驚かせるほどの快復ぶりを見せていた。





2011年1月14日
私は、そんなミリオンを見舞うことにした。

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その日はちょうど抜糸の日だった。
大手術だったにも拘らず、縫合跡もきれいで、心配された顔への影響もほとんど無かった。
抜糸する間、ミリオンは嫌がりもせずじっとしていた。
私が診察台に近づくと、ミリオンはそっと顔を寄せてきた。
私はミリオンの頭を撫でながら「ミリオン、よく頑張ったな」と褒めてやった。
先生も「名前を呼ぶとお返事するし、とってもいい子ですよ」と目を細めた。



ケージへ戻されたミリオンに別れの挨拶をしようと、私は声をかけた。
「ミリオン、また来るからな。それまで先生の言うことを聞くんだぞ」

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するとミリオンは私の顔を見つめ、大きな鳴声を上げた。

私がその部屋を出てからも、ミリオンは何かを訴えるように懸命に啼きつづけた。
だが周りの患者の声が混じり、私はミリオンが何を言っているのか聞き取れなかった。
「今度来た時にゆっくり聞いてやるよ」私はそう独りごち、病院を後にした。




それにしても、ミリオンは私に何を訴えていたのだろう‥‥?
以来、ミリオンの鳴声が耳から離れなくなった。




翌1月15日
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船宿エリア
私は2日ぶりに船宿を訪ねた。

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寒さのためか、野良たちはいかにも無聊そうだった。


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ミリオンを保護した安堵からか、私は心身ともに疲弊し、この1週間で野良を訪ねたのはこの日で3日目だった。
さらに翌16日も、私は海岸へ赴くことなく、倦怠感を抱えたまま1日を無為に過ごした。




そして17日‥‥その日の朝、私は1通のメールを受け取った。
それは16日の夜、横須賀の医師が留守電へ残したメッセージを要約した、NTさんからのメールだった。

NTさんは慌てたのか、そのメールには主語がなく、最初私は別の野良のことだと勘違いしていた。
しかしその文面からすぐにミリオンのことだと判ったが、その内容を理解するのにしばしの時間が必要だった。

何故ならそのメールには、にわかに信じ難いことが書かれていたからだ。

とにかく、横須賀の病院へ行かねばならない‥‥
だがその時私の睡眠サイクルは大きく狂い、さらに睡眠剤のせいで起き上がることすら出来なかった。




1月18日午後 今回は船宿を担当するSさんの車で横須賀の病院へ赴くことになった。
110118-01.jpg
私は国道134号線でSさんに拾ってもらい、ミリオンが待つ横須賀へ急いだ。



私が見舞ってから2日後の2011年1月16日21時30分、ミリオンと病魔との闘いはいきなり幕を閉じた。



ミリオンは無言のまま、私たちを迎えた。
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16日の夕刻までミリオンは元気でいたという。
先生によると、朝は食欲もあり順調に快方へ向かっていたが、夕方糞をした直後に倒れたそうだ。

その後先生が懸命に治療をしたが、ミリオンはお気に入りだったゼブラ模様の毛布と戯れながら静かに息を引き取ったという。




この時先生から、病理検査の結果を聞かされた。
それによると、ミリオンの右耳はやはり扁平上皮癌に侵されていた。
さらにリンパ管への転移が認められていることから、脳を含めた他の臓器へも転移しているだろうとも‥‥




お世話になった先生に礼を言い、私たちはミリオンと一緒に湘南を目指した。
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私は車窓の風景に目を遣りながら、ここ半年のことを顧みた。


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私のしたことは、果たして正しかったのだろうか‥‥?
保護したことで、ミリオンの寿命を徒らに縮めたのではないだろうか‥‥?


ただ最後の10日間、ミリオンが暖かい場所で耳の痒みから開放された時間を過ごしたことだけは救いだった。



Hさんからミリオンの通夜をしたいという願いがあり、途中◯◯市に立ち寄ることになった。
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ミリオンの亡骸はHさんに託された。


私は独り、夕闇迫る湘南海岸へ赴いた。
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ミリオンのエサ場の上に、満月まであと2日の丸い月が架かっていた。


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「ミリオン、今夜はHさんにうんと甘えるんだよ」私はそう呟き、海岸を後にした。


1月19日 湘南海岸
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ゆきパパさんを先頭に、ミリオンの葬儀に参列する人たちが歩いてくる。
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ミリオンはHさんの胸に抱かれている。
仔猫の頃から世話をしていたHさんは、ミリオンに添い寝をして一夜を明かしたそうだ。



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ミリオンは、2週間ぶりに棲み慣れたエサ場へ戻ってきた。


狭いエサ場の中へ埋葬することは難しいので、少し離れた防砂林にミリオンを連れていった。
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お気に入りのゼブラ模様の毛布にくるまれたミリオン。
最期はこの毛布を足で踏み、口を寄せ愛しそうに舐めていたという。
因みにミリオンの母猫の被毛は黒シロ柄だった。


ミリオンは亡き母を思い出していたのかもしれない。



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Hさんがミリオンのためにお経を唱えはじめた。ゆきママさんも一緒に手を合わせる。


そこへKおじさんが駆けつけてきた。
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写真を前に、生前のミリオンの話が次々に語られた。


訃報を知ったブースカさんが、花を手にミリオンへ最後の挨拶をしにやって来た。
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Hさんに抱かれ、ミリオンが静かに墓穴へ移される。
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母を想い起こさせたゼブラ模様の毛布の上に、ミリオンは横臥した。


参列者の手によりミリオンの埋葬がはじまった。
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ミリオンの体が少しずつ土に隠れてゆく。


土がかからぬようティッシュで顔を覆い、その上に花を供えた。
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そして最後にSさんの手で、ミリオンの体へ土がかけられた。
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ミリオンに供える花を用意したせいで、遅れてKおばさんがやって来た。
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そして最後に参列者全員が焼香を行い、ミリオンの葬儀、埋葬はつつがなく終わった。


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長く病魔と闘ったミリオンの体は、波音が聴こえるこの場所でひっそりと眠り、やがて土に還る。
そして虹の橋を渡ったミリオンの魂は、きっと母や兄弟たちと再会していることだろう。



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ミリオンと最後の別れをした参列者たちは、来た道を戻っていった。




今回の結果を知り、ミリオンの保護、手術に関してとやかく言う人はいるだろう。
どんな謗りも私は甘受する覚悟だ。

但し、ミリオンを懸命に治療してくれた先生や私に協力してくれた人たちへの誹謗は絶対許さない。

私にしても、言葉だけの無責任なニンゲンの言うことなど気にするつもりは、ない!





私が唯一気になっているのは、私に向けられたミリオンの最後の鳴声だ。
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「ミリオン、お前はあの時私に何を訴えようとしたんだ?」
「やはり恨み言を言いたかったのか‥‥?」




たとえ罵られてもいい‥‥

ミリオン、お前の声を‥‥私はもう一度‥‥聴きたい‥‥




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病魔と闘う猫 その六『通過点』

2011年01月18日 12:22

2011年元旦 ある男性から1通のメールが届いた。
私のブログの読者だというその男性はミリオンの現状を知り、捕獲、治療の必要性を訴えた。

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明くる2011年1月2日午後、メールを寄せてくれたNTさんとミリオンのエサ場で待ち合わせをした。



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ミリオンは、暖かい陽射しが当たるエサ場の外にいた。


この日初めてミリオンと遇ったという若い女性の足元に、ミリオンは寄り添うようにうずくまっていた。
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NTさんが指摘するように、ミリオンは明らかに衰弱していた。
久しぶりに陽射しの下で見るミリオンは、美しかった毛艶は薄汚れ、体もやつれていた。



ミリオン捕獲の助力を急遽お願いしたゆきママさんが駆けつけてきた。
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まず大型キャリーの中へ猫缶を置き、ミリオンをおびき寄せることにした。
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ミリオンの鼻が猫缶の匂いを嗅ぎ取った。


キャリー内のトレイを凝視するミリオン‥‥今にもキャリーへ入っていきそうだ。
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だがミリオンは直前で踵を返した。動物の勘が「ソイツには近づくな」と呟いたようだ。


この用心深さを持っているから、ミリオンはこれまで厳しい環境でも野良として生き残ってこれたのだ。
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キャリーへ誘い込むことを諦め、油断したところを取り押さえる作戦に切り替える。


食事に専心しているミリオンの後ろから、NTさんがそっと近づいていく。
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そしてミリオンを抱き上げると、用意したキャリーへ素早く運んだ。


だが、またしてもミリオンは捕獲者の手をすり抜けると、防砂柵を乗り越えて植込みの中へ逃げ込んでしまった。
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NTさんは悔やんだ。「抗うミリオンが可哀想になり、つい手の力を緩めてしまった‥‥」



捕獲をすんでのところで逃れたミリオンは、しばらく捕獲に参加した我々の前に姿を現さないだろう。

しかしミリオン捕獲には、あるタイムリミットが控えていた。




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この場所での護岸工事が6日から始まる。そうなったらミリオンの捕獲は、事実上不可能になるだろう。


そこで初めて『捕獲器』を使うことにした。
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捕獲器に入った場合、早く出してやらないと、中で暴れて思わぬ怪我をすることがある。
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だから、夜中の防砂林へも確認のため入っていかざるを得ないのだ。
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直後のブログには敢えて記さなかったが、捕獲器は2個用意されていた。
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そうすることで捕獲機会が増え、より確実に保護できると思ってのことだ。
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しかし老練なミリオンは、容易く捕獲器に入らなかった。


2011年1月4日
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私の前を行くのはゆきママさんだ。
昼間とはいえ、防砂林の中はあまり気持ちの良い場所ではない。



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2日前に仕掛けた唐揚げが干乾びる頃なので、その交換に赴いたのだ。


捕獲器を置く場所も替えてみた。
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そして、もう一つの捕獲器をエサ場の中へ仕掛けた。


捕獲器に誘うには、ミリオンを満腹にしてはならない。
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そこで世話をする人たちへ、メッセージを書きしたためる事にした。



だが、我々が片付けた食器を捜し出し、ミリオンへエサを与える身勝手なエサやりさんの妨害に遭い、この日も捕獲できなかった。

私たちに残された時間は、あと1日になった。




2011年1月5日
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エサ場内に仕掛けてあった捕獲器が消えていた。
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ミリオンの保護に公然と異を唱える人たちがいる。

彼らの言い分は「手術するのは可哀想だ」「ココからいなくなるのは寂しい」等々。

だがそんなエゴイスティックな意見に、貸す耳を私は持っていない。

ミリオンが我が子でも同じ台詞を言えるのだろうか‥‥?
彼らに訊いてみたいものだ。






そんな連中が捕獲器を持ち去った可能性も考えられた。
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だが、犯人は意外な人物だった。



それは‥‥ミリオンを捕獲したらすぐに横須賀の病院へ移送することを伝えていたはずのIおばさんだ。



捕獲器に入ったミリオンを発見し慌てたIおばさんが、市内の病院へ運びこんでいたのだ。
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キャリーから出たミリオンは、診察台に移された。
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エリザベスカラーを装着しているからか、ミリオンは借りてきた猫のように大人しかった。


私はNTさん運転の車で一路横須賀へ向かった。
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後部座席では、ミリオンが観念したように寝息を立てていた。


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去年の7月から教えを受けていた医師に、ミリオンを委ねた。


帰りの車の中、私は脱力感に襲われていた。
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ここ数日の捕獲作戦で昂った神経がいきなり弛緩したためだと思われる。


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湘南に戻った私は、夕闇が濃くなった海岸へ足を運んだ。


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この場所へミリオンが再び戻ってくることはあるのか‥‥それは、まだ分からない。


2011年1月6日
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予告どおり護岸工事が始まり、重機がけたたましい音を立てていた。
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ミリオンのエサ場横の通路をダンプが引っ切り無しに行き交っている。


私たちは、ぎりぎりのところで間に合ったのだ。
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役目が終わった貼紙を貼り替えることにした。


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この日、ミリオンは右耳の手術を受けた。その手術が無事終わったことを私が知ったのは、翌7日だった。
だが、これもただの通過点に過ぎない。





ミリオンの闘いは、まだ終わっていなかったのだ。




<つづく>



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病魔と闘う猫 その五『悪化』

2011年01月17日 08:04

1回目の捕獲失敗はミリオンの警戒心を相当煽ったようで、その後エサ場に姿を見せることも稀になった。
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そこでミリオンが必要以上に戒心しないよう、最小人数での捕獲を計画した。



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2010年11月6日 私はHさんと事前に打ち合わせをし、ミリオンのエサ場で落ち合った。
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移送用の車はHさんの友人が用意し、近くで待機していた。
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ミリオン捕獲をHさんひとりに委ね、私はエサ場から離れたトコロで見守ることにした。


名を呼んでもエサ場から出てこないミリオンを、Hさんが懸命に説得している。
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でも普段と違うHさんの言動が裏目に出てしまった。Hさんが体を触った瞬間に、ミリオンは植込みの奥へ逃げてしまった。


Hさんはキャリーケースを残し、用事が待つ友人の車で帰っていった。
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独り残った私は、ミリオンが再び姿を現すことを期待し、その場に留まることにした。


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2時間近く待ったが、ミリオンはエサ場に帰ってこなかった。


2010年11月21日 友人が車を出してくれるというHさんと、私は再びミリオンのエサ場で待ち合わせた。
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しかしミリオンは、姿さえ見せてくれなかった。


防砂林内にあるミリオンのねぐらを訪ねてみたが‥‥
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ミリオンは気配さえ感じさせない。


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この防砂林のどこかで、ミリオンは息を潜めて我々の動きを窺っていたのだろう。


そうこうしている内に師走に入った。
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2010年12月4日 今回は鎌倉で野良の保護活動をしているHさんの知人が、ミリオン捕獲の支援に駆けつけてくれた。
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しかしいつもは威力を発揮する手作りの捕獲網も、ターゲットが姿を現さないことには無用の長物と化してしまう。



ミリオン捕獲には、手詰まり感が漂い始めていた。

そして、無為な時間が流れるうちに、ミリオンの症状は悪化の一途をたどることになる。




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耳孔の下にできた浮腫が破れ、ミリオンの傷口は以前の倍以上にも広がっていた。
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赤く爛れたミリオンの右耳は、とても猫のモノとは思えないほど、その形状を変えていた。



この頃、私のブログからミリオンの姿が消えた。




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この状態のミリオンを掲載することなど‥‥とても私には出来なかった。


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ミリオンを年内に保護したいという私の願いも虚しく、2010年が今にも終わろうとしている。

老練なミリオンを捕獲することは、やはり無理なことなのだろうか?

新たな年を目前にした私に、期するものなど何もなかった‥‥

ところが、その新たな年の最初の日に、ミリオン捕獲への道が開くことになる。






<つづく>



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病魔と闘う猫 その四『捕獲』

2011年01月15日 10:27

クスリ滴下に失敗した次の日から、ミリオンの姿はエサ場から消えてしまった。


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防砂林の奥へ入ってみると、ミリオンは植込みの奥に潜んでいた。
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私がいくら名を呼んでも完全に無視され、取り付く島がなかった。


その後も毎日ミリオンを訪ねたが、ミリオンが私の呼びかけに応えることはない。
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為す術がなくなった私は、ゆきママさんに助けを求めた。



ゆきママさんはミリオンへのクスリ投与を快く引き受けてくれた。
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「ミリオン、これからはゆきママさんからクスリを貰うんだよ」


ゆきママさんが海岸へ行けない日は、やはりミリオンを気にかけているTNさんが、代わってクスリを与えてくれることになった。
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一ヶ月に及ぶミリオンへのクスリ投与を終えた私たちは、涼しい秋の到来を首を長くして待った。




しかし、2010年の残暑は執拗に日本列島にへばり付き、10月に入っても夏日を記録し続けた。
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この頃になると、私の姿を見てもミリオンは逃げなくなった。


相変わらず名を呼んでも近づいてくることはなかったが‥‥
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静かに近づけば、体を触ることは辛うじて許してくれた。



長く続いた残暑も去り、湘南海岸に秋風が吹きはじめた。



やっと、ミリオン捕獲の条件が整った。
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私はミリオンに係わる人たちと連絡を取り、決行日を調整した。



2010年10月8日午後‥‥ミリオン捕獲のため、私を含め4人の男女が集まった。<



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都合良く、ミリオンはエサ場の外で寛いでいた。


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まず、キャリーケースを持ったIおばさんがエサ場へやって来た。


少し遅れてHさんが到着。
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この時、134号線の向こう側にはSさんが車を停めて待機していた。ミリオンを捕獲したら、すぐ病院へ移送するためだ。


ミリオンは相変わらず寛いだ様子で、エサ場の外に体を横たえている。
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ミリオンが我々に大人しく身を委ねてくれることを、私は心から祈った。


Iおばさんがカリカリでミリオンの気を引き、後ろからHさんが洗濯ネットで捕獲する手筈だった。
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洗濯ネットを取り出す直前のHさんに、私は「頭ごとスッポリいってください」と助言したのだが‥‥、緊張したHさんの手元は狂ってしまった。


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Hさんの繰り出したネットを、ミリオンはするりとすり抜けた。


体勢を立て直したHさんが、再度ミリオンにネットを被せる。
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ミリオンは今度も洗濯ネットを巧みにすり抜けた。
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そして植込みの奥へ逃げ込むと、険しい眼で我々を見返した。


SさんとHさんが次回のミリオン捕獲のために、お互いの電話番号を交換している。
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本人も今回のミリオン捕獲を期待していただけに、Hさんの意気消沈振りは傍目にも気の毒なほどだった。



こうして、満を持して決行されたミリオン捕獲は失敗に終わった‥‥

しかし、1度の失敗くらいで諦めるわけにはいかなかった‥‥。
私は次の捕獲計画へ頭を切り替えた。





<つづく>



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