捕獲

2010年01月23日 17:55

AM10:00 今朝の湘南海岸は穏やかだ。
海も凪ぎに近い状態で、土曜日なのにサーファーの姿も疎らだ。

風景100123-01.jpg


ミケは柵の外で日向ぼっこをしている。
私を認めると、ゆっくりと近づいて来る。

ミケエリア100123-01.jpg
そして私の足元に座り込んだ。


今日も柵の外でミケにエサをやる。
ミケエリア100123-02.jpg


今日のミケは、昨日より落ち着いた迎え方をしてくれた。
ミケエリア100123-04.jpg
「ミケ、もうサンマのことなんか忘れたか?」


ミケエリア100123-05.jpg


しかしミケは、私の傍から離れようとしない。
ミケエリア100123-06.jpg
「やっぱり、独りだと心細いのか?」


ミケエリア100123-09.jpg


そんなミケが、突然道路に転がった。
私がミケの『地面ゴロゴロ』を見るのはこれが初めてだ。

ミケエリア100123-07.jpg


太陽で温められたアスファルトが気持ち良いのか、地面ゴロゴロはしばらく続いた。
ミケエリア100123-08.jpg


そしてまた、私の傍に来て離れなくなった。
ミケエリア100123-10.jpg


風景100123-02.jpg


初めて見る女性がエサ場を訪れ、ミケを愛しそうに撫で始めた。
ミケエリア100123-11.jpg
この人もミケのファンらしい。


ボランティアのIおばさんが来て、サンマの入院の件を書いたメモを再確認している。
そこへ、猫好きおじさんもやって来て、Iおばさんと何やら話し始めた。

ミケエリア100123-12.jpg
Iおばさんが身振り手振りを交えて、おじさんに説明している。
Iおばさんの話はこうだ。
「西のエサ場にいた毛の長い子が、漁港近くの展望台にいたのよ」
「自分であんな遠くまで行くはずないから、きっと誰かに連れて行かれたんだわ」



Iおばさんが言う毛の長い子とは、この猫だ。
西エリア100123-00.jpg
この猫は仔猫のときからずっと西のエサ場で育った。
私もこの子は仔猫のときから知っている。



私はIおばさんに、その猫を西のエサ場に連れ戻すと約束して、エサ場をあとにした。
風景100123-03.jpg




一度帰宅し昼食をとってから、自転車で西へ向かった。
風景100123-04.jpg


先に漁港の方へ行ってみた。漁港の野良達に会うためだ。
風景100123-05.jpg


漁船の側で日向ぼっこしている野良を発見。
漁港100123-01.jpg
この猫とは初対面だ。なかなか愛嬌のある顔をしている。


その野良にエサをやると、船の陰からもう1匹野良が現れた。
こいつとは以前会っている。

漁港100123-02.jpg
エサをねだって盛んに鳴く。


無心でエサを食べる2匹の野良。
漁港100123-03.jpg


私がその場を立ち去ろうとすると‥‥‥
漁港100123-04.jpg
2匹がねだる眼で私を見つめ続ける。
「分かった、分かった、おじさんの負けだ」



白茶の分を残して2匹にエサを与えた。
漁港100123-05.jpg


漁港100123-06.jpg


風景100123-06.jpg
これがIおばさんの言っていた展望台だ。


展望台脇の植え込みの中に、何かが横たわっているのが見えた。
漁港100123-07.jpg
いた、白茶だ
しかし、植え込みの奥にいるので近づけない。
エサで誘ったが失敗。こうなったらこれしかない。
またたびだ。



またたびを、枯れ枝の先に付ける。
漁港100123-08.jpg
そして、白茶の鼻先に近づけた。


やはり、またたびの効果は絶大だ。
漁港100123-09.jpg
白茶はうっとりした表情で動かなくなった。


捕獲成功。
漁港100123-10.jpg
自転車のかごに入れるとき、白茶が抵抗し出した。
若いオス猫の力は結構強い。
この時、ある疑問が私の脳裏をかすめた。
多少なりとも猫の扱いに慣れている私がこんなに苦労するのに、この猫を捕まえて1km先まで連れて来れるものなのか?そして、その目的は‥‥?

私は悟った。
こいつは自分の意思でここまで来たのだと。
私は白茶を放してやった。



白茶は防風林のネットの中へ逃げていった。
風景100123-07.jpg
「あいつもサンマと同じ様に西のエサ場にいられなくなったんだろう」
「そして、自分の縄張りを新たに作るため生まれ育ったエサ場を離れたんだ」



Iおばさんとの約束は果たせなかったが、何故か私は清々しい気持ちでいた。
風景100123-08.jpg


私が西のエサ場と呼んでいる場所だ。
ここにはかつて10匹以上の野良達がいたが、今はその姿を見ることはできない。

西エリア100123-01.jpg


ミケのエサ場に行くと、ミケは東の植え込みで日向ぼっこをしていた。
私の顔を見ると、柵の外へ出て来た。

ミケエリア100123-13.jpg
「ミケ、お前もいつかこのエサ場を離れていくんだろうな」
「その時は、別れの挨拶くらいさせろよ」



風景100123-09.jpg



ブログランキングに参加中
気に入って頂けたら下のバナーをクリックしてください
にほんブログ村 猫ブログ 野良猫へ
Ctrlキーを押しながらポチッポチッとお願いします

関連記事
スポンサーサイト


コメント

  1. ゆきママ | URL | -

    お優しい気持ちが伝わってきました

    漁港近くへ行ったねこちゃん、わたしの散歩道ですので、時折様子を見てみます。
    サンマちゃんだって700メートルも往復したのでしたね。ねこにはねこの都合もあるのでしょう。ボスも心配ですが、<猫好きにいちゃん>さんは5日前に見かけたそうですので、きっとあちこち移動しながらしっかり生きているのだと思っています。

  2. wabi | URL | -

    ゆきママさんへ

    ボスの情報ありがとうございます。

    どこであれ生きていればそれで良いと思います。
    今度猫兄ちゃんに会ったらどこで見かけたか訊いてみます。

    白茶の情報も何かありましたらご報告ください。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://chigasakineko.blog11.fc2.com/tb.php/110-e338b29d
この記事へのトラックバック