東へ

2010年01月30日 19:29

AM10:05 青い空と青い海、そして燦々と降注ぐ陽の光。今が冬だということを一瞬忘れてしまうほどの陽気だ。
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ミケはエサを食べるのを中断して、私を迎えてくれた。
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その隙をついてミケのエサにがっつくサンマ。「サンマ、お前はホントに意地汚いヤツだな」


エサ場を見回ると、水を保管している衣装ケースが開き、中にエサが散らばっている。
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カラス避けのネットも引き倒されている。すべてカラスの仕業だ。
こいつらの侵入を防ぐ手立てはないのかも知れない。



サンマのトイレタイム。
ミケのエサまで食べるヤツだから、当然出すモノも多いはずだ。

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今日も自分の排泄物を観察している。


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初めて見る男性がミケとサンマにエサを持ってきた。
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話を訊くと、毎日ではなく時々二匹にエサをやるのだと言う。
以前は西のエサ場の野良達にエサをやっていたが、今は一匹もいなくなったので、このエサ場に来るようになったそうだ。



サンマは自分の分を食べ終えるとミケに近づこうとした。
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そこでその男性が追加のカリカリをサンマに与えた。すると、サンマはカリカリをむさぼるように食べ始めた。
「こいつの胃袋は一体どうなっているんだ?」



ミケはほんの少し残した。
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サンマは容器まで食いそうな勢いで食べ続ける。


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サンマがサイクリングロードを横切っていく。
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またフンでもするのかと見ていると‥‥


消えてしまった。
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サンマは柵を越え、杭の根元にうずくまっていた。
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「何の匂いを嗅いでいるんだ?」


すると突然サンマが寝転がり『地面ゴロゴロ』を始めた。
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そうしながらも同じ場所の匂いを嗅ぎ続けている。


サンマの地面ゴロゴロはしばらく続いた。
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サンマは恍惚として悶えているように見える。


私は何だか見てはいけないモノを見ている気分になった。
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サンマは私の存在に気づくと、恥ずかしい姿を見られたようにやおら立ち上がった。


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ミケは東の植え込みで熟睡している。
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「サンマ、さっきの奇行をまた見せてくれよな」


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ミケのエサ場から数キロ東へ行ったところに猫の額ほどの公園がある。
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ここは私が『東のエサ場B』と呼んでいる場所だ。
公園を見渡したが、野良の姿は見当たらない。



待つこと2分、植え込みの中からソックスが現れた。『ソックス』とは私が勝手につけた名前だ。
四本の足先が白く、まるで靴下を履いているように見えるからだ。

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ソックスに会うのは久し振りだ。正確に言うと去年の12月20日以来になる。


公園内をソックスのオヤジらしき野良が横切っていった。
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こちらに一瞥もくれないで植え込みの中へ消えた。


前回は公園内で多くの人がバーベキューをやっていてソックスとまともに遊んでいない。
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調べると、去年の12月12日に遊んだのが最後だ。


こいつの人懐こさは相変わらずだ。
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ソックスは私の知っている海岸猫の中で、人懐こさではダントツの1位だ。


サンマのようにがっつかず、ゆっくりと食べる。
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そこへ茶トラが現れ、盛んに鳴く。
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こいつは警戒心が強く、近づくと逃げてしまう。


腹が減っていたようで、私がやったエサをあっという間に平らげた。
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このエサ場は公園内にあるので、当然休憩に訪れる人もいる。
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それでもソックスは警戒心をあらわにすることはない。


その時、一羽の小鳥が公園内に舞い降りてきた。
ソックスの目にはその小鳥が獲物に映る。

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小鳥とソックスの距離は10mほど。


小鳥はソックスの存在に気づかず、距離を縮めてくる。
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ソックスはその場を動かず、相手が近づいてくるのを待つ。


一時も小鳥から眼を離さないソックス。
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ところが次の瞬間、小鳥は人の近づく気配を感じて飛んでいってしまった。


「残念だったなソックス」
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そこへ若い女性カメラマンが現れてソックスを撮影し始めた。
ソックスは少しも動じることなく、モデルのようにジッとしていた。

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「ソックス、お前やっぱり人気あるんだなぁ」


バーベキューした人の忘れ物であろう割り箸を見つけたソックス。
ソックスにとっては割り箸だって遊び道具だ。

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器用に前足で割り箸を持って口にくわえる。
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この野良は見ているだけでも楽しい。
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一緒に遊ぶと、さらに楽しい。


ソックスは、エサ場を去ろうとする私を見送るように道路近くまで出てきた。
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「ソックス、今日は楽しかったよ。また来るからな」


一昨日の強風が道路のあちこちに砂の山を築いている。
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ミケはまだ東側の植込みにいた。
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私の顔を見るとエサ場へ戻って来た。


しかし、サンマの姿が見えない。
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「ミケ、また明日来るからな」
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エサ場を離れる私を、ミケはずっと見送っていた。



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コメント

  1. Kiryu | URL | T2RJUesU

     おはようございます。

     今回も楽しく読ませていただきました。 
     wabiさんが帰るのをずっと見送ってくれるミケちゃん、かわいいですね。
     それとソックスの割り箸遊びしている様子もかわいらしくて、見ていて楽しかったです。

  2. wabi | URL | -

    Kiryuさんへ

    Kiryuさん、コメントありがとうございます。

    ミケのああいう姿を見てると少し切なくなりますね。
    ちなみに今日も見送ってくれました。

    ソックスは見ていて飽きない野良です。
    一緒に遊び始めると時間を忘れます。
    だからあのエサ場にいくと、いつも長居をしてしまいます。

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