放逐

2010年02月07日 20:15

AM10:10 雲ひとつない紺碧の空、その空を背景に一際映える富士、そして陽の光を受けて煌く青い海、これ以上何を望めばいいのか?
風景100207-01.jpg
今日は多くのサーファーが海に入っている。


そんな海岸で見覚えのあるサーファーを発見。ニコちゃんだ。
ニコちゃん100207-01.jpg
正確に言うとニコちゃんが手にしているのはサーフボードではなくスキムボード。
これは波打ち際を滑るウォータースポーツのひとつだ。
だからニコちゃんのことはスキムボーダーと呼ばなければならない。



今回はお母様から顔掲載の許可を頂いた。
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ニコちゃんの他にも、小さなスキムボーダー達がいい波が来るのを待っている。


ニコちゃんが波打ち際を疾走していく。そして前方に放ったボードに見事に跳び乗った。
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ニコちゃんは、しばらく薄い水の層に乗って滑走していた。


「ニコちゃん、今日は撮影に協力してくれてありがとう」
ニコちゃん100207-05.jpg
そして、快く撮影を許可して頂いたお母様にも感謝します。
「じゃあまたね、ニコちゃん」



サンマがエサ場の陽だまりにいた。
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「おいサンマ、ミケは何処にいる?」


ミケは東側の植え込みに身を隠していた。
ミケエリア100207-01.jpg
「ミケ、またサンマに追われたんだろ?」


そこへ、てんちゃんが通りかかった。てんちゃんはが大好きなので、なかなかその場を離れようとしない。
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飼い主さんも少し困り顔だ。


エサ場に戻ると見覚えある自転車が一台。
「Iおばさんだ」

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しばらくすると、おじさんとおばさんも二匹の様子を見に訪れた。


今日の話題は自然と新しい小屋のことが中心になった。
実は、ミケの小屋の横にまた新しい小屋が増えているのだ。

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そして先日置かれたばかりの新しい小屋がなくなっていた。


それは砕かれてゴミ箱の中にあった。
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「いったい誰が‥‥?」


皆、思い当たる人物の名が出てこない。
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エサ場に戻ったミケがサンマを警戒した表情で見る。
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サンマもミケを見返している。


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おじさんとおばさんは別のエサ場に向かっていった。


そして、Iおばさんも帰っていった。
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ミケはサンマと顔を合わせたくないのだろう。東側の植え込みから出てこようとしない。


そのうちサンマの姿も消えてしまった。
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風景100207-02.jpg


声をかけられた時、最初それが誰だか分からなかった。普段の姿とあまりに違っていたからだ。
それは、ハナちゃんの飼い主さんだった。彼女がサーファーだとは知らなかった。

サーファ-100207-01.jpg
彼女にdodoさんがヘッドランドの西の海に入っていると教えられた。


確かにdodoさんの自転車が置いてある。
サーファ-100207-02.jpg
しかし、私の視力と私のカメラではdodoさんを確認できない。


風景100207-03.jpg



PM3:10 私は再び海岸へ行ってみた。
風景100207-04.jpg


エサ場にはサンマが所在なげに独りでいた。
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いつもの冴えない顔で眼を瞑っている。


ミケは東側の植え込みにいた。午前中からずっとここにいたのだろう。
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ここにいればサンマの接近に対処できる。


カラス避けのネットが外されている。ネットを横から引っ張って外したようだ。
このやり方はどう考えてもカラスの仕業だ。

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エサが散らばり、食器のエサがほとんどなくなっている。


カラスの頭の良さは知っていたが、これほどとは思わなかった。
ミケエリア100207-15.jpg
そこで、横から外されないようにブロックで固定した。


ミケが植え込みから出てきたので、エサをやる。
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ミケはエサを食べ終えると、東の植え込みに戻ってしまった。


Iおばさんが歩いてやってきた。
そして一人の女性が足を止め、サンマを興味深そうに見つめはじめた。

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その女性は、Iおばさんの案内でエサ場の奥を見て回る。


ミケエリア100207-18.jpg
歩いて帰るIおばさんを見送るサンマ。


私が名を呼ぶと、ミケは柵の外に出てきた。
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そのミケを鋭い眼で見つめるサンマ。
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二匹の睨み合いが始まった。
「サンマ、いい加減にしろ。ミケに近づくんじゃない!」
「お前はミケに嫌われているのが分からないのか?」
そんな私の声もサンマの耳には届かない。



このあと、逃げるミケをサンマが追いかけ東の植え込みで喧嘩がはじまった。
サンマは手を出さないが、ミケを付けまわしそして追いつめる。

追いつめられたミケはその度に拒絶のパンチをだす。
しかしサンマには当たらない。

二匹のそんなやり取りがしばらく続いた。
植え込みの奥にいるので、私にはどうすることもできない。

私の叱咤にもサンマは馬耳東風だ。
業の煮やした私は側にあった枯れ枝でサンマをこづいた。

するとサンマはやっと植え込みから出てきた。
そして私の顔を見ると、サンマはあろうことか新しい小屋の中に逃げ込んだ。


私はその瞬間にキレた。
サンマがこのエサ場にいる限り、ミケに以前のような平穏な暮らしは戻らない。


私はサンマを自転車のカゴに乗せて西へ向かった。
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「西のエサ場じゃまた戻って来る。もっと西へ、もっと西へ‥‥」



そしてモップがいる漁港近くの展望台までサンマを連れていった。
ここならIおばさんが毎日エサを持って来てくれる。

サンマはカゴから跳び出し、近くの石垣の上に登った。

私はしばらくサンマの様子を見ていた。
サンマは周りを見回しながら悲しそうな声で鳴いている。

私は持っていたエサをサンマに与えた。
そしてサンマの横に座り、しばらく海を眺めていた。

そうしているうちに、私の怒りは徐々に収まってきた。

ややあって、私は独り言のようにサンマに話しかけた。
「サンマ、家に帰ろうか」



【この間の写真はない。撮る気もおきなかった】


今度はさっきとは逆に東に向かって自転車を走らせた。
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サンマはカゴの中で大人しくしている。そして時々、悲しそうな鳴き声をだす。
その度に私は「サンマ、もうすぐ家に着くよ」と言ってきかせた。



サンマはエサ場に着くと、カゴから跳び出て西側の植え込みに入っていった。
その様子をミケがジッと見ている。

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サンマにもう一度エサをやる。
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ミケは柵の外からサンマがいる辺りの様子を窺っている。
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はたしてミケが安穏と暮らせる日は来るのだろうか?


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