真昼の決闘

2010年02月20日 21:19

PM00:20 
紺碧の空、その中空にある太陽から暖かい日差しが降りそそぐ穏やかな昼下がり。

風景100220-01.jpg


エサ場の前に立つと、ミケがどんな態度で迎えてくれるか、いつも楽しみにしている。
ミケエリア100220-01.jpg
私はエサ場へそっと足を踏みいれた。


最初に目が合ったのはサンマだった。
ミケエリア100220-02.jpg
「サンマ、鼻の調子はどうだ?」


エサ場の中は昨日と何も変わっていない。
ミケエリア100220-03.jpg
カラス避けのネットもそのままだ。


ミケは東側の植え込みで丸くなって眠っていた。
ミケエリア100220-04.jpg


それでも私が名を呼ぶと起きてきた。
ミケエリア100220-05.jpg
ついでに途中にある倒木で爪を研ぐ。


「ミケ、またサンマを避けてるのか?」
ミケエリア100220-06.jpg


ミケは警戒した眼でサンマを見つめる。
ミケエリア100220-07.jpg
サンマは呆けた顔で日向ぼっこをしている。


ミケエリア100220-08.jpg


「ミケ、今日は暖かいなぁ」
ミケエリア100220-09.jpg


サンマは、さっきまでミケがいた場所に移動してきた。
ミケエリア100220-10.jpg
ミケもサンマから距離をとるため、エサ場の奥に移動した。


ミケエリア100220-11.jpg
写真では分かり難いが、ミケの毛は陽光を受けてキラキラと輝いている。


私が写真を撮るためにミケから離れると、すぐに足元に寄ってくる。
ミケエリア100220-12.jpg
「ミケ、こんな近くじゃ写真が撮れないよ」


ミケにカリカリをやる。
ミケエリア100220-13.jpg
あまりお腹は減ってないようだ。


気がつくと、サンマの姿が消えていた。
ミケエリア100220-14.jpg


ミケは再び東側の植え込みに入ってしまった。
ミケエリア100220-15.jpg
この場所は人目につかないし、人も犬も容易に入れない。
その代わりに日差しはふんだんに入ってくる。



私はしばらくの間、その声を子供の泣き声だと思っていた。
しかし、耳を澄ませて聴いてみると、違っていた。

ミケエリア100220-16.jpg
「あれは猫の鳴き声だ」
それも私が知っている猫の鳴き声に似ている。私はその声がする防風林の奥へと歩を進めた。



国道近くの防風林で二匹の猫が対峙している。サンマとチビ太郎だ。
やはり声の主はチビ太郎だった。二匹の様子からサンマの劣勢は明らかだ。

ミケエリア100220-17.jpg
私は生垣を越えて、ゆっくりと二匹に近づいていった。チビ太郎が振り返り私の姿を認めた。
チビ太郎は唸り声を発し続けている。



チビ太郎が私に気をとられている隙に、サンマは遁走した。
ミケエリア100220-18.jpg
サンマは木の根元に身を隠した。しかも頭だけを。


チビ太郎は後ろを振り返りながら東へ去っていく。
私に二度も首根っこを押さえ込まれたことを憶えていたようだ。

ミケエリア100220-19.jpg
サンマは遠くからチビ太郎の行方を見届けている。


私はしばらくの間、その場にとどまっていた。結局、チビ太郎は戻ってこなかった。
ミケエリア100220-20.jpg
まだ不安げなサンマに私は言った。
「サンマ、チビ太郎はもう行ったよ」



サンマもやっと安心したのか、エサ場へ戻っていく。
ミケエリア100220-21.jpg


ミケエリア100220-22.jpg
ミケはサンマと顔を合わさないように柵の陰に隠れている。
「ミケ、それじゃ隠れたうちに入らないぞ」



サンマは緊張が解けたせいか、その場にへたり込んだ。。
ミケエリア100220-23.jpg
「サンマ、チビ太郎と喧嘩しても勝てっこないから、あいつに遭ったらすぐに逃げろ」


「ミケ、お前もチビ太郎には気をつけろよ」
ミケエリア100220-24.jpg
「じゃあ、また明日来るからな」


ミケエリア100220-25.jpg


風景100220-02.jpg



ブログランキングに参加中
気に入って頂けたら下のバナーをクリックしてください
にほんブログ村 猫ブログ 野良猫へ
いつも応援ありがとうございます

関連記事
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://chigasakineko.blog11.fc2.com/tb.php/142-0b166808
    この記事へのトラックバック