間隙を突く

2010年03月09日 20:56

PM3:10
みぞれが降る湘南海岸。強い北風も手伝って、気温は冷凍庫並みだ。
相模湾全体から水蒸気が立ち昇り、水平線も認められない。

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海面から水蒸気が立つ現象は、外気温より海水温の方が高い時に起こる。
あたかも相模湾が大きな露天風呂のように見える。



そんな天候の中、あらしさんがエサ場に来ていた。
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あらしさんは合羽を着て二匹の世話をしている。


ミケは、カイロで暖かくなったサンマの小屋の中にいた。
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サンマも、カイロが仕込まれたミケの新居で眠っている。
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カイロは、ねこタカイさんかねこみどりさんが置いてくれたものだ。


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あらしさんは黙々と二匹の世話を続ける。


熟睡していたサンマが、突然小屋から出てきた。
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「どうしたサンマ、寒いから小屋へ入ってなよ」


「なんだ、ションベンかよ」
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やはり、サンマも砂が濡れているときは後始末をしない。


サンマは、ミケがエサを食べているのを羨ましそうに見ている。
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あらしさんが「サンちゃんの分はこっちにあるよ」と言ってもサンマには通じない。
サンマはこの直後、意外な行動に出た。



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ミケがエサを食べている間隙を突いて、自分の小屋に潜りこんだのだ。


ミケは慌てている。エサを食べるのを止め、サンマの小屋近くで落ち着かない様子だ。
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そんなミケにはお構いなしに、サンマは気持ち良さそうにまどろみ始めた。


あらしさんが帰っていく。
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「本当にご苦労様でした」


ミケはまだ、小屋にいるサンマの様子を窺っていた。
そのサンマは、既に眠ってしまったようだ。

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「ミケ、諦めな。サンマはしばらく小屋から出てこないよ」


しかしミケは諦めない。みぞれがそぼ降る中、サンマの小屋から離れようとしない。
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「ミケ、自分の小屋に入りな。向こうも暖かいぞ」


風景100309-03.jpg


サンマが自分の小屋に入ってから、既に30分近くが経っていた。
その間、ミケは寒さに耐えている。

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私は駄目元で、ミケを抱いて新居に連れて行くことにした。


ミケを新居に入れてみた。
最初は嫌がっていたが、しばらくすると小屋の暖かさに気がついたのか、徐々に落ち着いてきた。

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そして気持ち良さそうに眼を瞑り、小屋の中にうずくまった。


これで、今夜は二匹とも暖かい小屋で過ごせる。
ミケエリア100309-15.jpg
私は5分ほど、小屋を見渡せる場所に佇んでいた。
ミケが小屋から出てくる気配がないのを確かめて、エサ場をあとにした。



風景100309-02.jpg



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