SP

2010年03月13日 20:44

AM9:10
湘南海岸に昨日から吹き始めた南西の風は、この時ちょうどピークを迎えていた。
海は荒れ、白い波頭がいくつも立っている。
南西の風のせいで暖かいが、海岸は砂嵐状態だ。

風景100313-01.jpg
こんなときに海岸に出ると、目を開けているのも困難になる。
そこで、私は防風林内の遊歩道からミケのエサ場に向かうことにした。



ミケはサンマの小屋で熟睡している。
ミケエリア100313-01.jpg


サンマもミケの小屋で爆睡中だ。
ミケエリア100313-02.jpg


砂が入り、残り少なくなった水。
ミケエリア100313-03.jpg
こうやって水を替えても、すぐに砂が入ってしまうだろう。


私が水を替えている気配でも感じたのか、サンマが小屋から出てきた。
ミケエリア100313-04.jpg
そして、替えたばかりの水を飲みだした。


ミケエリア100313-05.jpg
サンマは、何故か自分の小屋の前まで行って、毛繕いをする。


毛繕いを終えたサンマが、珍しいことに私の足に擦り寄ってきた。
ミケエリア100313-06.jpg
「どうしたサンマ、腹でも減っているのか?」


やはりそうだった。サンマが人に擦り寄るときは、腹が減っている場合が多い。
ミケエリア100313-07.jpg


そして、再び水を飲み水分補給したら‥‥
ミケエリア100313-08.jpg
今度は、それを出す。


ミケが走り寄ってきた。
ミケエリア100313-09.jpg
昨日の不機嫌さなど微塵もなくなっている。改めて仲直りする必要はなさそうだ。
猫の気まぐれには戸惑うことも多いが、こういう時はありがたいと思う。



私は今日も東の防風林にミケを誘うことにした。
しかし昨日の反省から、抱いて連れて行くことはせず、ミケの意思に任せる。

ミケエリア100313-10.jpg
エサ場に、時折突風のような風が吹きこんでくる。ミケは風が弱まるのを待っているようだ。


ミケは風が弱まったのを見計らい、東側に渡った。
ミケエリア100313-11.jpg
そのまま私の側に近づいてきた。


さらに私が防風林の奥へ行くと、ミケもあとを追ってくる。
ミケエリア100313-12.jpg
そして、私の足元に擦り寄ってきた。


ミケエリア100313-13.jpg
昨日も、こうやればミケの機嫌を損ねることはなかったのだ。


ミケは周囲への警戒は常に怠らない。
ミケエリア100313-14.jpg
この場所が、安全かどうか確かめている。


ちょうどその時、雲の合間から太陽が顔を出した。
ミケエリア100313-15.jpg
ミケの陽だまりの真ん中にいた。


ミケは暖かい陽射しの中で毛繕いをはじめた。
ミケエリア100313-16.jpg


ミケの毛は陽射しを受けて、キラキラと輝いている。
ミケエリア100313-17.jpg
毛繕いの必要などないのではと思わせるほどだ。


ミケエリア100313-18.jpg


ミケはすっかりくつろいで、陽だまりの中に座りこんだ。
ミケエリア100313-19.jpg


しかし、私が写真を撮るために離れると、ミケは急いで私の足元に擦り寄ってくる。

ミケエリア100313-20.jpg
ミケは私の足の間に座り込んでしまった。
私は、さながら要人警護をするSP(セキュリティポリス)のように、しばらくこのままでいた。



急にミケが何かの気配を感じ、私の側から離れていった。
ミケの視線の先には、数羽の小鳥が飛び交っていた。

ミケエリア100313-21.jpg
「ミケ、鳥を捕まえようとしたのか?」
実際に、猫は鳥を捕まえることがある。私が東京に住んでいたとき、オスの茶トラを飼っていた。
その茶トラは鼠も捕まえていたが、一度だけ雀を捕まえているのを目撃したことがある。


ミケはこの場所が気に入ったのか、再び日向ぼっこをはじめた。
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ミケとこの場所に来て、既に2時間近くが経とうとしている。
時計を見ると、正午近い。私はそろそろ帰らなければならない。



私はエサ場の方へゆっくりと歩いていった。ミケも途中まであとをついてきた。
ミケエリア100313-23.jpg
「ミケ、お前はどうする?このままここにいてもいいし、小屋に帰るなら一緒に行こう」


私が離れても、ミケはその場を動こうとしない。
ミケエリア100313-24.jpg


私はミケをその場に残し、一度エサ場へ戻ることにした。
ミケエリア100313-25.jpg


エサ場に戻ると、サンマの姿が見えない。
ミケエリア100313-26.jpg
東側の植え込みも見たが、そこにも姿はなかった。散歩に出かけたのかもしれない。


私が振り向くと、ミケが戻っていた。
ミケエリア100313-27.jpg


風景100313-02.jpg



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コメント

  1. たまこ | URL | -

    ミケさん、サンマさん、いい顔をしていますね。
    外ネコさんの穏やかな顔を見ると、うれしくなります。

  2. wabi | URL | -

    返信

    たまこさんへ

    コメントありがとうございます。

    > ミケさん、サンマさん、いい顔をしていますね。

    ミケとサンマは、比較的恵まれた環境で暮らしているからでしょう。
    海岸にいる野良たちの多くは、やはり家猫とは表情が違っています。
    警戒心をあらわにした眼をするか、怯えた眼で見つめ返してきます。
    そういう眼に遭遇すると、「ああ、この野良は人に酷い目に遭わされたことがあるんだな」とつい思ってしまいます。

    > 外ネコさんの穏やかな顔を見ると、うれしくなります。

    全ての野良たちが穏やかに暮らしていけることを、私も望んでいます。


  3. ゆきママ | URL | -

    久しぶりに

    日曜日午前中、久々に2匹を訪ねました。ねこたかいさんご夫妻作の豪邸(内装も立派でした)見せていただきました。
    2匹とも近くにはみあたりませんでした。よくお世話にきてくださっているIさんが近くのサイクリングロードに吹きだまった砂をはいておられました。それを夫婦で手伝っていましたら、なんとサンマちゃんが<ふね>の中から出てきました。青いシートの下にいたようです。ミケちゃんも東の方から出てきて、久々に2匹をなでなでしてきました。たぬきちゃんのお墓に椿を供えて帰路につきました。
    Iさんもわれわれも偶然にお手伝いしただけですが、ボランティアでふきだまった砂をはき、自転車が通りやすくしてくださっている方がおられました。東海岸のキモトさんという方でした。風が強いあとは気になって、砂はきに来られているそうです。自己満足です、と謙虚におっしゃいましたが、ありがたいことです。他人様のために労力をおしまない方、そして猫ちゃんにあたたかい眼差しをむける方、、、こんな方々と知り合えて幸せです。

  4. wabi | URL | -

    ゆきママさんへ

    ゆきママさんコメントありがとうございます。

    久しく会っていませんが、そのうちタイミングが合うと思います。

    昨日の午後、私がエサ場に行ったときも、ボランティアのおじさんがトンボで砂をかいていました。
    Iおばさんに訊くと、そのおじさんは元警察官だそうです。
    私は通りかかると「ご苦労様」と声をかけるようにしているのですが、多くの人は素通りしていきます。
    逆に、そのおじさんを邪魔そうにしている人もいました。
    ボランティアでやっていることを知らない人達が多いのではないでしょうか。

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