夕闇

2010年03月21日 23:10

PM3:50
昨日からの強風は、その勢いを弱めることなく海岸を揺るがしていた。
荒れた海は、今日もウインドサーファーたちの独壇場だ。

風景100321-01.jpg
砂に覆われた遊歩道。このときも頭上から砂が降ってきている。


ミケは私の姿を認めると、小屋から出てきた。
ミケエリア100321-01.jpg
サンマは何故か、私の足元に擦り寄ってきた。


私はミケを防風林の奥へ誘った。サンマは私の誘いなど無視した。
ミケエリア100321-02.jpg
ここも頭上から砂が降ってくるが、風の勢いはエサ場より弱い。
それに、ここには小さいながらも陽だまりがある。



そこへIke君がやって来て、ミケをナデナデする。
ミケエリア100321-03.jpg
Ike君は用事でもあるのか、あわただしく帰っていった。


陽だまりは徐々に小さくなっていく。
ミケエリア100321-04.jpg


ミケは私の足に擦り寄り、そして座り込んでしまった。
ミケエリア100321-05.jpg
私とミケはしばらくこうしていた。


そうしているうちに、風向きが西よりに変わり、頭上から砂が降ってこなくなった。
ミケエリア100321-06.jpg
私はミケをその場に残して、サンマの様子を見にエサ場へ戻ることにした。


サンマは、いつもの場所に所在なさそうに座りこんでいた。
ミケエリア100321-07.jpg


そのサンマが、何かの気配を感じとった。
ミケエリア100321-08.jpg
サンマの視線の先には、エサ場に戻ってきたミケがいた。


サンマはゆっくりと近づいてきた。そして、何故かまた私の足に擦り寄ってきた。
ミケエリア100321-09.jpg
ミケは、サンマに後ろを見せて水を飲んでいる。


ミケエリア100321-10.jpg
ミケはひたすら水を飲み続ける。


ミケとサンマの眼が合った。
ミケエリア100321-11.jpg
それは、ミケが防風林へ逃げたことをきっかけに始まった。


サンマはミケのあとを追っていった。そして、ミケを松の根元に追いつめた。
ミケエリア100321-12.jpg
ミケは威嚇の唸り声を発する。


二匹はしばらくその場で動かなくなった。
写真では明るく写っているが、辺りは夕闇が濃くなり薄暗い。

ミケエリア100321-13.jpg
ミケの表情は険しさを増す。


ミケはさらに後退した。
ミケエリア100321-14.jpg
サンマもミケとの距離をつめる。


見兼ねた私は、サンマに諭すように言った。
「サンマ、それ以上ミケに近づくな。ミケもあんなに嫌がってるだろ」

ミケエリア100321-15.jpg
ミケはサンマが側を離れてからも、その場から動こうとはしなかった。


風景100321-02.jpg



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コメント

  1. atsushi | URL | mQop/nM.

    こんばんは。

    茅ヶ崎を訪れてから一週間が経ちました。
    あの日がすでにもっと昔のように感じてしまいます。
    実際にミケ、サンマ、そしてwabiさんとお会いしてから、より一層このブログを拝見するのが楽しく感じてます。

    あの日、夕方になって風が多少出てきて、私は北岡が少し心配だったのですが、翌日体調を崩したのは私でした(笑)
    北岡は日々体を鍛え、また体調管理にとても気を遣っているため私よりも全然大丈夫でした。
    私は「やっぱりの海風はなめてはいけないな」と思ったのですが、ここ数日の様子をブログで拝見しているとあんなものではないのでしょうね。

    今日の記事を見ていて、やはりwabiさんはミケとサンマのいい表情を撮るな~って思いました。
    あまり精神論みたいなものを持ち込みたいと思ってはいませんが、でも機材や技術だけじゃなく、一緒にいる時間、そして気持ちってのは大事だと感じてしまいます。私がここ最近撮っている猫たちとは一回限りの出会いも多いですが、その短い時間だとしても真剣に彼らを見ていきたいとあらためて思います。

    最後の写真、カッコイイです!

    P.S. 私のブログに最近登場している長毛の猫に「ゴージャス」と名付けたのは北岡です(笑)

  2. wabi | URL | -

    返信

    atsushiさんへ。

    さっそくのコメントありがとうございます。

    > 実際にミケ、サンマ、そしてwabiさんとお会いしてから、より一層このブログを拝見するのが楽しく感じてます。

    私も同様に感じています。
    atsushiさんの写真を観ながら、ファインダーを覗いているatsushiさんをつい想像してしまいます。(笑)
    夜の猫シリーズ、人工的に作られた光と影の間を行き来する小さな命を見事に表現していますね。
    毎日楽しみにしています。

    > あの日、夕方になって風が多少出てきて、私は北岡が少し心配だったのですが、翌日体調を崩したのは私でした(笑)

    夜の撮影が多いでしょうから、こらからもご自愛ください。

    > 私は「やっぱりの海風はなめてはいけないな」と思ったのですが、ここ数日の様子をブログで拝見しているとあんなものではないのでしょうね。

    今回の強風は全国的なもののようですね。
    風はまだ我慢できるのですが、飛砂が大敵でした。
    風上に向かっては目を開けていられないのは当然ですが、その前に肌に当たると痛くて、その場にとどまることもできない状態でした。
    帰宅すると、まず玄関先で全身に付いた砂を落とす作業が待っています。
    マスクをしていたのですが、そのマスクの中にも砂が入りこんでいました。
    また、ニット帽で覆っていたはずの耳の中まで砂が入っているのです。

    > 今日の記事を見ていて、やはりwabiさんはミケとサンマのいい表情を撮るな~って思いました。

    実は、被写体としてのミケはとても扱い難いです。
    ブログに書いているように、ミケは私の懐き、すぐに足元に擦り寄って来るからです。
    ミケと親密になり過ぎた弊害ですね。(笑)
    ですから、サンマの方が被写体としては扱い易いです。

    > あまり精神論みたいなものを持ち込みたいと思ってはいませんが、でも機材や技術だけじゃなく、一緒にいる時間、そして気持ちってのは大事だと感じてしまいます。私がここ最近撮っている猫たちとは一回限りの出会いも多いですが、その短い時間だとしても真剣に彼らを見ていきたいとあらためて思います。

    私とミケとの例を出すまでもなく、被写体との距離(心情的な距離)は様々です。
    いつも会える被写体と、一期一会の被写体とでは当然違ってくると思います。
    でも、atsushiさんが言うようにファイダー(モニター)を覗いているときは、そんなことを意識することはありませんね。
    少なくとも、その瞬間は唯一無二のものですから。

    > P.S. 私のブログに最近登場している長毛の猫に「ゴージャス」と名付けたのは北岡です(笑)

    いい名だと思います。
    野良に呼び名を付けるのは意外と苦労するものです。(笑)

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