2010年04月07日 22:41

PM 03:25
私が海岸に着いたとき雨は止んでいたが、低い雲が空を覆い尽くしていた。
気温も低く、冬に戻ったような寒さだ。さらに冷たい北風が吹き、寒さに拍車を掛けている。

風景100407-01.jpg
砂浜に人影はなく、カラスがのんびりと歩いている。


エサ場に着くと、ミケが出迎えてくれた。
ミケエリア100407-01.jpg
「ミケ、今日は寒いなぁ」


ミケエリア100407-02.jpg
エサ場の中にサンマの姿はない。


新しいエサが少し残っている。雨水が入っていないので、ほんの少し前に誰かが来たのだろう。
ミケエリア100407-03.jpg
ミケはエサを食べ終えたばかりのようだ。


ミケエリア100407-04.jpg
ミケの体は雨に濡れていた。


そこへ、Iおばさんがやって来た。雨が止むのを待って出かけて来たと言う。
ミケエリア100407-05.jpg
さっそくミケにエサをやる。


しかし、ミケは食べたばかりなので口も付けようとしない。
ミケエリア100407-06.jpg
ここへ来る前に西のエサ場へもエサを置いてきたが、野良は一匹もいなかったと、Iおばさんは言う。


Iおばさんは、ミケのエサ場と接している西側のエサ場にもエサを置く。
母猫エリア100407-01.jpg
ここはボスの母のエサ場だ。
カラスにエサを持っていかれないように、防風ネットの向こう側にエサを置いた。



母猫エリア100407-02.jpg
Iおばさんは他のエサ場へ行くつもりなのか、急いで西へ向かっていった。


私もサンマ捜すため、西へ向かった。まず、ボスのエサ場を覗いてみた。
ボスエリア100407-01.jpg
ここにもエサと新しい水が用意されていた。


ボスは小屋の中にいた。久しぶりに見るボスの姿だ。
ボスエリア100407-02.jpg
三毛は遠くから私の動きを窺っている。


ボスのエサ場の近くで見慣れたの後姿が目に入った。サンマだった。
「サンマ、こんなとこで何してんだ?」

サンマ100407-01.jpg
サンマは私の問いかけを無視して歩き出した。


サンマは西へ向かって足早に歩いていく。
サンマ100407-02.jpg


トイレの前を横切り‥‥
サンマ100407-03.jpg
隣の工事現場へ入っていった。


私はサンマの先回りをしようと思い、西のエサ場へ急いだ。
西のエサ場100407-01.jpg
その私を最初に迎えてくれたのはカラスの集団だった。


サンマの実家でもある西のエサ場
西のエサ場100407-02.jpg
Iおばさんが言うとおり野良の姿はない。


その時、このエサ場では見たことのないを発見した。白黒模様の野良だ。
西のエサ場100407-03.jpg
その野良は、私の姿を見ると走って防風林の奥へ消えた。私はあとを追った。


しかし、私は野良の姿を見失った。一枚の写真も撮れなかった。
その野良が消えた辺りを見回した私の目が、奇妙なモノを発見した。

西のエサ場100407-04.jpg
それは国道の立ち上がり部分にぽっかり開いた穴だった。
その穴は国道下を南北に貫いていた。中型犬がギリギリ通り抜けられる大きさだ。
一体何のための穴なのか?他にもあるのだろうか?
とにかく、この辺りに棲むたちがこの穴の存在を知っていることだけは確かだろう。



西のエサ場100407-05.jpg


私は20分ほどその場にとどまっていたが、サンマは現れなかった。
西のエサ場100407-06.jpg


西のエサ場近くにカラスの死骸が転がっていた。
そこへ5、6歳の男の子が、父親らしき人と一緒に歩いてきた。

西のエサ場100407-07.jpg
その男の子は父親に向かって「カラス死んで良かったね」と言った。父親は何も応えなかった。
去っていくその親子の後姿を、私はしばらく見つめていた。
私の目は、きっと暗かったに違いない。



西のエサ場100407-08.jpg


ミケのエサ場へ戻ると、あらしさんが来ていた。
ミケエリア100407-07.jpg
あらしさんはミケに別れを告げている。


ミケエリア100407-08.jpg


あらしさんが帰ってしまって、ミケは寂しくなったのか‥‥
ミケエリア100407-09.jpg
私の足元に擦り寄ってきた。


私のあとを追って柵の外へ出てきたミケが、急に踵を返して駆けていった。
ミケエリア100407-10.jpg
その理由はすぐに分かった。小型犬二匹の姿を見たからだ。


ミケはしばらく柵の中から出てこなくなった。
ミケエリア100407-11.jpg


その時、雨がパラパラと降ってきた。
ミケエリア100407-12.jpg
すると、ミケは私の傘の中に避難してきた。


小雨が降る中、ねこみどりさんがやって来た。
ミケエリア100407-13.jpg


側に行ったねこみどりさんの膝の上に、ミケ自ら乗っかった。
ミケエリア100407-14.jpg
ねこみどりさんから先日同じことがあったのは聞いていた。
私はミケ自ら膝に乗るのを初めて見た。



ねこみどりさんはミケを優しく抱きかかえた。
ミケエリア100407-15.jpg
ミケの表情からは何も読み取れない。


ねこみどりさんに抱かれているミケは、普段より幼く見える。
ミケエリア100407-16.jpg
ミケは相変わらず無表情だ。


ところが、ねこみどりさんがミケの体を優しく撫でたときだった‥‥
ミケエリア100407-17.jpg
ミケの表情が笑っているように見えた。


ねこみどりさんは別れを惜しんで、ミケに話しかける。
ミケエリア100407-18.jpg
小雨が降り、夕闇が濃くなる中ねこみどりさんは帰っていった。


私が帰るころには雨脚が強くなっていた。
風景100407-02.jpg



ブログランキングに参加中
気に入って頂けたら下のバナーをクリックしてください
にほんブログ村 猫ブログ 野良猫へ
いつも応援ありがとうございます

関連記事
スポンサーサイト


コメント

  1. Kiryu | URL | T2RJUesU

     wabiさん、おはようございます。

     「膝乗りミケちゃん」かわいいですね。
     野良猫の写真を撮っていると、ときどき膝に乗ってくるコに出会います。
     「この甘えん坊」と、ものすごく愛おしく感じる瞬間です。

  2. mimi | URL | tHX44QXM

    wabi さん

    おはようございます。

    ミケちゃんの膝乗り可愛いですね。 砂も冷たいし、、寒かったのかしら。。

    サンマ君は、やっぱり育った西エサ場が懐かしいんですね。

  3. wabi | URL | -

    返信

    Kiryuさんへ

    コメントありがとうございます。

    >「膝乗りミケちゃん」かわいいですね。
    >野良猫の写真を撮っていると、ときどき膝に乗ってくるコに出会います。
    >「この甘えん坊」と、ものすごく愛おしく感じる瞬間です。

    家猫、野良猫関係なく、猫は膝の上を好みますね。
    暖かいと云うのもあるでしょうが、やはり安心するんでしょう。
    人間も、猫が膝の上に乗ってくると心癒されます。



    mimiさんへ

    コメントありがとうございます。

    > ミケちゃんの膝乗り可愛いですね。 砂も冷たいし、、寒かったのかしら。。

    確かに昨日は寒かったです。
    でも、ミケはそれだけではなくねこみどりさんに甘えたかったようです。
    普段あまり猫らしい行動をしないミケなので、現場にいた私は少々驚きました。

    > サンマ君は、やっぱり育った西エサ場が懐かしいんですね。

    昨日は私が待っている時間に来なかったですが、西のエサ場はサンマにとって
    故郷みたいな場所ですから気になるんでしょうね。
    でも、昔の仲間は今現在殆んどいなくなりました。
    一年前までは野良が10匹もいたエサ場だったのですが‥‥

  4. dejavuewords | URL | hdScUxTA

    ねこみどりさんの膝に乗ったミケさん

    よほど嬉しかったんでしょうね~
    笑ってるような顔が、そのすべてを表してるようです。
    ミケさん、感情表現が豊かですね~~~

  5. wabi | URL | -

    dejavuewordsさんへ

    コメントありがとうございます。

    > よほど嬉しかったんでしょうね~
    > 笑ってるような顔が、そのすべてを表してるようです。
    > ミケさん、感情表現が豊かですね~~~

    昨日の【恵比須】でのミケも何とも言えない良い表情でした。
    記事にも書きましたが、あんな顔初めて見ました。
    どんな暖かい日向も、人の暖かさには敵わないと思い知らされた出来事でした。

    既にお気づきかも知れませんが、こちらもリンクさせて頂きました。
    これからもよろしくお願いします。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)