恵比須

2010年04月08日 23:24

PM 03:40
青い空と降りそそぐ陽光。写真の情景をそのまま表すと、暖かな春の陽気を想像するだろが、実際は気温が10℃そこそこ、ひんやりとした風が吹き肌寒い午後だ。

風景100408-01.jpg


ミケのエサ場へ向かう途中、うしろから来たTANYさんに「これからですか?」と声をかけられた。
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そしてTANYさんは、そのまま私を追い越して行った。


ミケのエサ場には先客がいた。カメラおじさんだ。今日は自転車で逗子まで行ったと言う。
往復5時間かけて行ったのに、目的である富士は今日も姿を現さなかったそうだ。

I氏100408-01.jpg
カメラおじさんが昔から撮りためていた鉄道写真を頂いた。
一昨日「今度持ってきます」と言っていたが、会う日時を約束したわけではない。
どうやら、私が来るのを待っていてくれたようだ。
「本当にありがとうございました」



ミケは東側の植込みで日向ぼっこをしていた。
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サンマもいつもの場所にいた。
ミケエリア100408-03.jpg
今日も鼻水を垂らしている。


ミケは植込みに転がっている朽木で爪とぎを始めた。
ミケエリア100408-04.jpg


私はサンマに近づき、そっとティッシュを取り出した。
ミケエリア100408-05.jpg
その気配に気づいたサンマは、植込みから出てしまった。


そしてミケの眼の前に座りこんだ。
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ミケはサンマから逃げるようにエサ場の外へ出てきた。
ミケエリア100408-07.jpg


そして、そのまま日向ぼっこを再開した。
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私は再度ティッシュを取り出した。
ミケエリア100408-08.jpg
そして、サンマを宥めながら鼻水を拭き取った。


サンマは鼻水を拭かれると、何故か行動的になる。一昨日もそうだった。
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今日も西へ向かって足早に歩いていく。


猫おばさんが置いたペットボトルの水を飲むサンマ。
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今日は目的地を決めているのだろうか?


ボスの母猫のエサ場までやって来た。
ミケエリア100408-12.jpg
ここでもサンマは水をたっぷりと飲む。


サンマは潅木の間をさらに進んでいく。
ミケエリア100408-13.jpg
しばらくすると、少し開けた場所に出た。


サンマは辺りを鋭い眼で見回している。
ミケエリア100408-14.jpg
ここで何をするつもりなんだ?


するとサンマはいきなり毛繕いを始めた。
ミケエリア100408-15.jpg
サンマの毛繕いは5分経っても終わらない。


私は痺れを切らしてサンマに近づいていった。
「サンマ、お前はここにいるのか?おじさんはエサ場に戻るぞ」

ミケエリア100408-16.jpg
どうやら、サンマに戻る気はなさそうだ。


「じゃあ、先に戻るからな。お前もあんまり遠くへ行くんじゃないぞ」
ミケエリア100408-17.jpg
私はサンマをその場に残し、エサ場へ戻ることにした。


エサ場に戻ると、ミケがぽつねんとしていた。
ミケエリア100408-18.jpg


そこへ、ねこタカイさんとねこみどりさんがやって来た。
今日は寒いからと、カイロを置きに来たのだ。

ミケエリア100408-19.jpg
ミケはねこみどりさんの足元に擦り寄っていく。


ミケエリア100408-20.jpg
この折りたたみ椅子は、ねこタカイさんが奥さんであるねこみどりさんのために持ってきた。
ミケを膝に乗せると疲れるからという優しい気遣いである。



しかし、ミケが先に動いた。ミケはやおらねこみどりさんの膝に前足をかけた。
ミケエリア100408-21.jpg
そして、ねこみどりさんの膝の上に座りこんでしまった。


そのミケを、ねこみどりさんはいつものように優しく抱きかかえる。
ミケエリア100408-22.jpg


ミケエリア100408-23.jpg
カイロを置き終えたねこタカイさんも、ミケのご機嫌を窺う。


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顔で遊ばれてもミケは怒りもしない。


ついには顔でミケを撫で始めた。ミケは嬉しそうに小さな声で鳴いた。
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ミケエリア100408-25-02.jpg
ミケは機嫌のいいときに見せるロンパリ気味の変顔を作る。


ねこみどりさんの膝はよほど居心地がいいのだろう。
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ミケのこんな幸せそうな顔を見るのは初めてだ。まるで恵比須様のように柔和な表情だ。


ねこタカイさんがサンマを捜しに行くと言うので、私も同行した。
さっきの場所にサンマの姿はなかった。

ミケエリア100408-27.jpg
ねこタカイさんは防風林の中を捜し、私は西のエサ場へ向かった。


西のエサ場は森閑としていた。
西のエサ場100408-01.jpg
ここにいるべき野良たちの姿も見えない。結局、サンマを見つけることはできなかった。


エサ場に戻ると、ミケはまだねこみどりさんの膝の上にいた。
ミケエリア100408-28.jpg
ねこみどりさんは、40分以上もミケを膝の上に乗せていたことになる。


ふたりはミケに別れの挨拶をしている。
ミケはふたりが帰るのを分かっているのか、こっちを向こうとしない。

ミケエリア100408-29.jpg
夕闇の中、ふたりは帰っていった。


ミケの表情は普段のそれに戻っていた。
ミケエリア100408-30.jpg
今度あの恵比須顔を見られるのはいつだろう?


風景100408-02.jpg



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コメント

  1. たま | URL | -

    ミケ&ねこタカイご夫妻の写真とても素敵ですv-238v-238v-238

  2. atsushi | URL | mQop/nM.

    その場にいたかったです(笑)

    ミケとサンマ、 wabiさんにもお会い出来たので残念とは全く思っていませんが、
    あの時のミケとは...
    私なんかに簡単にこんな仕草や表情を見せてもらえるとは思ってはいませんが(笑)

    「この写真いい!」って感じることは決して少なくないのですが、
    ここ最近のwabiさんが撮られるサンマの写真がスゴク好きです。

    本来の私の予定では今頃は少なくとも二度目の茅ヶ崎訪問が出来ているはずだったのですが...
    もう少し落ち着いてきたら行こうと思っています。

  3. mimi | URL | tHX44QXM

    ミケちゃん、、本当に幸せそうなお顔して膝にのってますね。
    ねこみどりさん、長い時間お疲れさまでした。

    サンマ君は、お鼻の通りが良くなると、きっと出かけよう!と思うんですね。
    早く鼻水がとまってくれるといいんですが。
    鼻水がでている顔では、ミケちゃんもっと嫌いになるかもですね(笑)
    サンマ君の写真を見てると子供っていう顔してますね。

  4. wabi | URL | -

    返信

    たまさんへ

    コメントありがとうございます。

    > ミケ&ねこタカイご夫妻の写真とても素敵です

    私もその場にいて幸せな気持ちになりました。
    おふたりは自宅にも猫を飼っています。
    それなのに、海岸猫のことを自分の飼い猫と同じように気遣ってくれます。
    サンマを病院に連れて行ってくれたり、寒い日にはカイロを置きに来てくれます。



    atsushiさんへ

    コメントありがとうございます。

    > その場にいたかったです(笑)

    私も昨日は現場にいられて良かったと思いました。
    ミケのあんな表情見たことありませんでしたから。

    > ミケとサンマ、 wabiさんにもお会い出来たので残念とは全く思っていませんが、
    > あの時のミケとは...
    > 私なんかに簡単にこんな仕草や表情を見せてもらえるとは思ってはいませんが(笑)

    ミケが自ら膝の上に乗るのは、今のところねこみどりさんだけかも知れません。
    私の足元には擦り寄ってきますが、そこまでです。(笑)


    > 「この写真いい!」って感じることは決して少なくないのですが、
    > ここ最近のwabiさんが撮られるサンマの写真がスゴク好きです。

    ありがとうございます。
    以前にも返信に書きましたが、被写体としてはサンマの方が撮りやすいことも影響していると思います。
    また、サンマの方が表情が豊かで撮っていて楽しいですね。


    > 本来の私の予定では今頃は少なくとも二度目の茅ヶ崎訪問が出来ているはずだったのですが...
    > もう少し落ち着いてきたら行こうと思っています。

    お待ちしています。



    mimiさんへ

    コメントありがとうございます。

    > ミケちゃん、、本当に幸せそうなお顔して膝にのってますね。
    > ねこみどりさん、長い時間お疲れさまでした。

    現場にいた私も嬉しくなり同じ写真を何枚も撮ってしまいました。(笑)
    それほど昨日のミケは至福の表情をしていました。
    ねこみどりさんも最後は足が痺れたそうです。

    > サンマ君は、お鼻の通りが良くなると、きっと出かけよう!と思うんですね。

    サンマは鼻の調子が悪いとジッとして動きません。
    その反動もあって、いきなり活動的になるのだと思います。
    そして、目的地も決めずに取り敢えず出かけてしまうのでしょう。(笑)

    > 鼻水がでている顔では、ミケちゃんもっと嫌いになるかもですね(笑)
    > サンマ君の写真を見てると子供っていう顔してますね。

    サンマはまだ五歳くらいなので、ミケも子供と見ているのかも知れません。
    サンマもミケを母猫と思って接すれば仲良くなれると思うのですが‥‥

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