癒し

2010年04月19日 23:50

PM 03:20
薄曇の湘南海岸。気温は20℃に近く暖かいが、海風が次第に強くなってきている。

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その海風を待ち望んでいたウインドサーファーたちが、姿を見せ始めた。


ミケはお気に入りのよしずの上にいた。
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「ミケ、今日は風が強いなぁ」


サンマは今日も出かけているようだ。
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KおじさんとKおばさんが、今日も二匹の世話をするためにエサ場を訪れた。
Kおばさんは用事があるので先に帰っていった。

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残ったKおじさんは水を替え、汚れた食器を洗う。


ミケのご機嫌を伺い‥‥
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Kおじさんは帰っていった。
そのKおじさんから、サンマの情報を教えてもらった。
ボスエリアでサンマらしき鳴き声を聞いたと言うのだ。



私は、さっそくボスエリアへ行ってみた。
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エサはないが、新鮮な水がたっぷりと用意されている。


その時、猫の鳴き声が防風林の奥から聞こえてきた。
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その甘ったるい鳴き声は、サンマのものに違いなかった。私は防風林の奥へと進んでいった。


防風林の北の端、国道近くまで来た時だった。私は地面の凹みを見つけた。
そして、その奥を見てみると、西のエサ場近くにあった穴と同じものがあった。

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その穴は砂でほとんど埋まっていた。
置かれたブロックは穴を塞ぐためではなく、砂の侵入を防ぐためのものだろう。
その穴が国道下を貫通しているかは確認できなかったが、ブロックが作った隙間は猫なら通れそうだ。


西のエサ場の穴からは、500mほどの距離がある。
「この穴は500m置きにあるのだろうか?」

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国道の北側にも防風林が広がっている。国道下を通る穴のことは【】【迷走】に詳しい。


サンマを発見した。サンマは東へ向かって歩いていた。
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堂々と遊歩道を通っていくところが、いかにもサンマらしい。


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私は先回りして、ボス母のエサ場でサンマを待ち受けることにした。


しばらくすると、サンマが現れた。
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サンマは、私の存在を無視するように東へ向かって歩き続けた。


ところが、50mほど進んだ頃、サンマは私の足元に近づいて来て、いきなり横たわった。
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「どうしたサンマ?ミケのエサ場はもうすぐだぞ」


サンマは、その場から動かなくなった。
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「今日は鼻水を垂らしてないなぁ」


しばらくすると、サンマは再び歩き出した。そしてミケのエサ場に到着した。
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サンマが、エサ場に着いて最初にしたのは小便だった。


よしずの上にミケの姿はない。
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何故か日向ぼっこデッキの側にうずくまっていた。
「ミケ、何やってんだ?こんな所で」



サンマは水をたっぷりと飲んだあと‥‥
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いつもの場所にうずくまった。


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そして、眼を閉じまどろみ始めた。


その時、若いカップルがエサ場にやって来た。
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ふたりは私のブログを見てくれていた。
「いつもブログを見て、癒されてます」と女性が言った。



何を勘違いしたのか、サンマが植込みから出て、ふたりに近づいてきた。
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どうせ、エサでももらえると思ったのだろう。


そしてサンマは、また小便をした。
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「おいサンマ、後始末しろよ!」


ふたりはミケには以前会っているが、サンマに会うのは今回が初めてだと言う。
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「サンマ、鼻水垂らしてなくて良かったな」


私は、最後にふたりのニックネームを尋ねた。
男性は『ウータン』と名乗り、女性は『ブースカ』と名乗った。
その女性は、ブースカという渾名が似合わない可愛い人だ。
男性も、ウータンの由来オランウータンには似ていないダンディーな人だ。

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ふたりが帰ると、ミケとサンマが微妙な距離にいた。


ところが、サンマは足早に西の植込みに入っていった。
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そして、いつもの場所に戻り、うずくまった。
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サンマは、ミケのことをキッパリと諦めたのだろうか?


ミケの人気は高い。またミケを訪ねて来た人がいた。Ike君のお母さんだ。
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久し振りに会うIke君のお母さんを、ミケは憶えていたようだ。


Ike君のお母さんが、膝乗せを試すことになった。お母さんが、膝を下ろすと‥‥
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ミケはすぐに乗ってきた。


猫を膝に乗せたのは生まれて初めてだと、Ike君のお母さんが言う。
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そして、ミケの足の裏が温かいのに驚いていた。


このお母さんは元々猫嫌いだった。それを克服するためにここへやって来る。
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お母さんの足もそろそろ痺れてきた。


ミケをゆっくりと地面に下ろす。
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ミケは名残惜しいのか、しばらく後ろ足をお母さんのスニーカーの上に乗せていた。


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私が「お疲れさまでした」と言うと、お母さんは「いえ、こちらこそ癒されました」と応えて帰っていった。


奇しくも『癒し』と云う言葉を、今日二度聞いた。
一度目は、ブースカさんが私のブログを見て癒されていると言ったとき。
そして、二度目がミケを膝に乗せたIke君のお母さんからだ。

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確かに、犬猫などの動物は人間に癒しを与えてくれる。
それでは、人間はエサと寝床以外に彼らに何を与えているだろう?
『愛情』、陳腐だがこの言葉しか、私の頭には浮かんでこない。
当然その愛情は、動物が生涯を終えるまで続くはずである。
では何故、一年間に30万匹以上もの犬猫が保健所で殺処分され続けているのだろう?
私にはどうしても理解できない。



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