雨中の挌闘

2010年04月20日 23:16

PM 03:35
雨がそぼ降る湘南海岸。気温は15℃ほどあり、さほど寒くはない。
砂浜には女性ふたりがいるだけで、他に人の姿は見えない。

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サイクリングロードにも人影は見えない。
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ミケは今日もよしずの上にいた。
以前からあるビニール傘とKおばさんの傘が、ミケの身体を雨から守っている。

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「ミケ、どうして小屋に入らないんだ?」


不思議に思いミケの小屋を覗くと、そこにはサンマの姿があった。
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「サンマ、どうしてここにいるんだ。自分の小屋へ入りな!」


私の一喝で、サンマは小屋から跳び出した。
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しかし自分の小屋には入らず、いつもの場所へうずくまった。
「どうして自分の小屋に入らないんだ?」



ミケは気持ちよさそうに眠っている。
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「しばらくこのままにしておくか」


確かめたいことがある私は、エサ場を離れ東へ向かった。
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サザンの歌にもある『ラチエン通り』。


私は、さらに防風林の中を東目指して進んだ。
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遊歩道は、ここで終わっている。ここから先は、獣道のような道があるだけだ。


私はその道からも外れ、防風林の中へ入っていった。
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その辺りは潅木が密生し、容易に近づくことができなかった。


私は防風林から脱出した。
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濡れた下草と雨水をたっぷり吸い込んだ腐葉土のせいで、私の膝から下は水に浸かったようだ。スニーカーの中にも水が浸みこんでいる。
「何もこんな雨の日にしなくても‥‥」と私は自嘲気味に呟いた。



私が探していたのは、国道下を貫いている例の穴だ。
あの穴が500m毎にあるかを確かめたかっただけだ。日を改めて探すことにした。

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ミケはまだよしずの上にいた。この時、雨脚が強くなっていた。
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ミケの小屋には、性懲りないサンマがまた入っていた。


サンマは私の顔を見ると、小屋から出てきた。
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サンマは、どれが自分の小屋が分かっているのだろうか?


サンマは水を飲み始めた。
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エサもたっぷり食べるが、水も時間をかけてたっぷりと飲む。



そして、何気ない振りをしてミケの小屋へ入っていくサンマ。
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「こいつに学習能力はないのか?」


私が写真を撮るためにしゃがむと、サンマが小屋から跳び出してきた。
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この小屋に何か気に入らないところでもあるのか?


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「ミケ、サンマが外にいるうちに小屋へ入りな」
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しかし、ミケは私の呼びかけにも薄目を開けるだけで、動こうとしない。


痺れを切らした私は、ミケを抱いて小屋へ連れていき、そのまま中へ押しこんだ。
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私の目には、ミケが小屋に落ち着いたように見えた。


しかし、違っていた。私が目を離した隙に、ミケは小屋から出ていた。
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私にはミケの行動が理解できなかった。
サンマの臭いがついているからと云う理由はあり得ない。
いままで何度もサンマの小屋で寝ているからだ。



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その時、あらしさんがエサ場にやって来た。
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そして、いつものように二匹の世話を始めた。


サンマはあらしさんの訪問に気がついたようだ。
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ミケも潅木の下からあらしさんの様子を窺っている。
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サンマは、あらしさんが用意したエサを食べ始めた。
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ミケはよしずの上に戻り、その様子を見ている。
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あらしさんは、そんな愛想のないミケにも別れの挨拶をする。
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「雨の中、ご苦労様でした」


ひとりのサーファーが海に入っていた。
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以前、やはり雨の降る中ひとり海にいたサーファーだろうか‥‥


私がエサ場へ戻ると、花束が地面に立っていた。
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この場所は、ボス母の子の墓があった場所だ。
その子は二年ほど前、近くの地曳網船の側で死んでいるを発見されたと聞いた。
その野良に縁のある人が供えたのだろう。



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私は再び、ミケを小屋の中へ押しこんだ。


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しかし、私の行為は徒労に終わった。ミケは何が何でも小屋には入りたくないようだ。

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そのうちに、ミケはよしずの上で丸くなって眠ってしまった。
ミケは、この場所をよほど気に入っているのかも知れない。



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コメント

  1. mimi | URL | tHX44QXM

    wabiさん

    おはようございます。
    毎日ご苦労様です。

    サンマ君は、自分の家がわからないんじゃないですか?色々とさまよっているから(笑)

    ミケちゃんはよしずの上が気に入っているんですね! か、、サンマ君がいるせいか?
    疑問ですが。

    猫は気まぐれなので、、 wabiさんもあまり気にしない方がいいかもしれませんよ。

    ミケちゃん、夜はきっと自分のハウスでねているんじゃないかしら?

    今日は暖かいのでいいですね。

  2. wabi | URL | -

    mimiさんへ

    コメントありがとうございます。

    > サンマ君は、自分の家がわからないんじゃないですか?色々とさまよっているから(笑)

    ボス母の小屋でも寝ていましたし、その可能性はありますね。
    とにかくサンマは見境なく他のエサ場のエサを食べ、他の猫の小屋へ入ります。
    3ヵ月間姿を見せなかった時は、そうやって生き延びていたのでしょう。

    > ミケちゃんはよしずの上が気に入っているんですね! か、、サンマ君がいるせいか?
    > 疑問ですが。

    私にも昨日のミケの行動は理解できませんでした。

    > 猫は気まぐれなので、、 wabiさんもあまり気にしない方がいいかもしれませんよ。
    >
    > ミケちゃん、夜はきっと自分のハウスでねているんじゃないかしら?

    問題はサンマが先にミケの小屋に入ってしまった場合です。
    果たして、ミケがサンマの小屋で寝ることができるのか‥‥

    > 今日は暖かいのでいいですね。

    きっと、今もどこかで日向ぼっこをしているでしょう。

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