豪雨のあとで

2010年04月28日 23:37

PM 03:30
午前中の湘南は記録的な豪雨に見舞われた。
沛然として降り続く雨が道路を冠水させ、歩くことさえできなかった。
私が海岸を訪れた時には、その雨は止んでいた。

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しかし低気圧が通過した影響で、波頭を立てた大波が押し寄せていた。


そんな波打ち際で小石を拾っている人がいた。それは、Iおばさんだった。
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このあと、Iおばさんの姿が見えなくなった。
「波にさらわれたのか?」



ミケのエサ場の入口に、サンマの後姿が見えた。
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いったい、あんな所で何をしているのだろう。
近づいてみると、東の植込みから聞き憶えのある猫の鳴き声が聞こえてきた。



その声の主は、やはりチビ太郎だった。
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チビ太郎の顔を見るのは久し振りだ。相変わらず不敵な面構えをしている。
この猫は野良ではなく、れっきとした飼い猫だ。
このブログに時折登場する長靴おじさんが飼い主である。



ミケは傘の下にうずくまり、動こうとしない。
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ミケの表情には怒りも怯えもない。


サンマがいつの間にか、私のうしろに来ていた。
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「お前、それでさっきはエサ場の外まで逃げていたんだな、ミケを独りにして」


しばらくすると、チビ太郎は東へ去っていった。
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私に二度も首根っこを掴まれたことを未だに憶えているようだ。


エサ場を見回したが、豪雨による被害はない。
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これはカラスの仕業だ。


ミケはおもむろに伸びをし、柵の外へ出てきた。
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サンマは固まったように動かない。


ミケはそのまま私のあとを付いてきて、道路にうずくまった。
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サンマが道路を横断して、向かいの砂浜に座りこんだ。


「サンマ、どうした?」と、私は声をかけた。
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するとサンマは私の側に近寄ってきた。
「サンマ、チビ太郎からミケを守ってやらなきゃダメだろうが」



その時、あらしさんがエサ場にやって来た。
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二匹はあらしさんの足元へ小走りで寄っていった。
「現金なものだ」



その直後、Kおじさん、Kおばさんもエサ場にやって来た。
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波にさらわれたと思ったIおばさんも一緒だった。


Kおじさんが、嫌がるサンマの鼻水を拭き取っている。
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サンマの頭を撫でて、ふたりは帰っていった。


ミケとサンマは、あらしさんからお互いの好物をもらっている。
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サンマはカツブシ。ミケはササミのジャーキーだ。


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サンマは独り残されていた。
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「サンマ、ミケは何処へ行ったんだ?」


そのミケは東の柵の中から出てくると、私の陰に隠れるようにうずくまった。
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あらしさんがミケに別れの挨拶をしている。
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この時、ミケの眼が笑っているように見えた。


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あらしさんは帰っていった。


ミケとサンマは微妙な距離にいた。
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ミケはサンマの前から姿を消した。


それでもサンマは諦めず、再びミケに近づいていく。
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そして二匹は、また微妙な距離に位置した。


ミケとサンマの眼が合った。
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ミケはさらにサンマから遠ざかった。


この時、太陽が雲間から顔を出した。
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ミケはサンマのことがよほど嫌いとみえる。


ミケはサンマから一気に遠ざかった。
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ミケはサンマの何処が気に入らないのだろう。
意地汚いからか。それとも青っ洟を垂らしているからか。はたまた腹が出ているからか。
サンマにだって良いところはたくさん‥‥たくさ‥‥
サンマ悪いな、思い浮かばないわ。
私が知らないだけで、きっとあるはずだ。たぶん‥‥


ミケが久し振りに爪とぎを披露してくれた。
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今日の爪とぎは時間をかけ、力も入っている。
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ミケも満足そうだ。
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そのミケの眼の前に、いつの間にかサンマが惚けた顔でうずくまっている。


その二匹が同時に振り返る。
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その視線の先には二匹の犬がいた。


そこへIke君がやって来て、ミケを膝に乗せた。
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何故かサンマもIke君に近づいてきた。
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そして羨ましそうに、ミケのことを見つめ始めた。


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「サンマ、お前も膝の上に乗りたいのか?」
私は未だにサンマが膝に乗っているのを見たことがない。



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ミケはすっかりくつろいでいる。


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去りゆくサンマの後姿に悲哀を感じてしまった。


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ミケは膝から下ろされても、未練がましくIke君の足元から離れようとしない。


そこへ、玄パパさんに連れらた玄ちゃんが現れた。ミケは臨戦態勢に入っている。
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玄ちゃんは私の「お座り!」にちゃんと応えてくれる。


ミケはIke君の側に避難していた。この時、何故かサンマも戻っていた。
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ミケは再びIke君の膝の上に乗っかった。Ike君はしばらくそのままでいた。
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そのIke君も帰っていった。また、二匹が残された。


私も帰宅する時間になった。
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「ミケ、バイバイ、また明日な」
とにかく、二匹が無事で良かった。
小屋が流されていないかと心配したほど今朝の雨は酷かった。



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コメント

  1. ブースカ | URL | -

    wabiさん こんにちわ
    初めてコメントさせていただきます。
    毎日このブログを楽しみにしています。(無責任に・・すみません)

    今日はご報告したいことがあって・・・
    「未だにサンマが膝の上に乗っているのを見たことがない」
    ということでしたが・・
    サンマ君、自ら膝に乗ってきましたよ~~
    私もIke君みたいに椅子をもって会いに行きました。今週。
    もしかしたら、ミケちゃんを抱っこできるかな~と思って。
    ところが椅子に座ったとたん、飛び乗ってきたのはサンマ君でした。
    顔を覗き込んだり、手のひらに頭を埋めたり、
    終いにはグ~グ~鼾をかいて寝入ってしまいました。
    30~40分位でしたでしょうか。
    そろそろ帰らなきゃとサンマくんを降ろしたのですが
    またすぐに飛び乗ってきて・・
    サンマ君だって温もりが欲しいんですね。

    後ろ髪をひかれながら帰りました。
    愛おしいったら・・

    その間のミケちゃんの行動はまた、お会いしたときにでも。
    長文でごめんなさい。
    いつもお疲れ様です。

  2. るいねこ | URL | -

    Iおばさん、波にさらわれてなくてよかったです(。・´_,`・。)ププッ
    人間も個性的な方々が登場しますね。
    ちび太郎ちゃんってこんな怖い顔でしたっけ?
    wabiさんが変わってないと記事があるので、そうなんですね~

  3. wabi | URL | -

    返信

    ブースカさんへ

    ブースカさん、コメントありがとうございます。

    また当ブログへ毎日ご訪問して頂いているとのこと、感謝いたします。

    ブースカさんのコメントを読んで納得がいきました。
    それで昨日、サンマはIke君の膝に乗るミケを羨ましそうに見ていたんですね。

    私はサンマのことを西のエサ場にいる時から知っていますが、人の膝に乗っているのを見たことがありませんでした。
    それに今まではミケが膝に乗っていても、全く無関心でした。
    だからサンマは膝の温もりを知らないものだと思い込んでいました。
    もしかしたら、ブースカさんが初めてサンマを膝に乗せた人かも知れません。

    しかし、椅子があったとは云え長時間の膝乗せお疲れ様でした。

    また海岸でお会いしましょう。



    るいねこさんへ

    るいねこさん、コメントありがとうございます。

    > Iおばさん、波にさらわれてなくてよかったです(。・´_,`・。)ププッ

    この時、実際にIおばさんは大きな波から逃げ切れず、膝上くらいまで海水に浸かってしまいました。
    写真をよく見ると背中まで海水を浴びています。

    > ちび太郎ちゃんってこんな怖い顔でしたっけ?

    チビ太郎が初登場したのは昨年の11月25日です。
    【ミケの縄張り】
    http://chigasakineko.blog11.fc2.com/blog-date-20091125.html
    チビ太郎の右目、最初は傷かと思ったのですが、病気だということをあとから長靴おじさんから聞きました。

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