黄金週間

2010年05月01日 23:52

PM 01:35
紺碧の空と燦々と降りそそぐ陽光、湘南海岸は初夏の様相を呈していた。
海岸はバーベキューを楽しむ人たちで賑わっている。

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サンマが東の植込みで日向ぼっこをしていた。
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「サンマ、鼻の調子はどうだ?」


ミケがサンマの様子を窺っている。ミケは日向ぼっこデッキに行きたいのだ。
しかし、サンマがいるから逡巡している。

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柵の影がミケをトラ猫に見せている。


私の存在に気づいたミケが、ゆっくりと近づいてきた。
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「ミケ、今日は暖かいなぁ」


その時、ミケの背後にサンマが忍び寄った。
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「サンマどうした。日向ぼっこはもういいのか?」


ミケはさり気なくサンマから離れ背を向けた。
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サンマの横顔が哀しそうだ。


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私はそんな二匹をそのままに、エサ場から出ていった。
今日どうしても確かめたいことがあったからだ。



私は自転車で東へ向かった。
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浜須賀交差点。この歩道橋近くで二匹の野良猫が行方不明になった。
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その二匹の迷い猫を捜している女性に会ったのは先月の5日、雨の降る日だった。
経緯は【迷い猫】に詳しい。



周辺を捜していると、猫のエサ場を発見した。
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しかし、その女性が一緒に運んできたという小屋はどこにもなかった。


私はさらに東へ行ってみることにした。
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ここは隣の藤沢市。
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この時私は思った。多くの人が明るい太陽の下バーベキューなどに興じているなか、野良猫の姿を求めて薄暗い防風林をうろついている自分はつくづく変なオヤジだと。


防風林の中に整然と並ぶ猫小屋らしきものが三つあった。
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これも猫小屋だろう。中に爪で引っかいたような跡がある。


奥にもうひとつ小屋がある。でも、よく見ると他のとは少し違うようだ。
東100501-07.jpg
中には食器と水が入ったペットボトルがこれまた整然と並んでいた。
結局迷い猫を見つけることも、エサ場を特定することもできなかった。



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私が『東のエサ場』と呼んでいる場所。
東のエサ場100501-01.jpgシートの下から私の動向を窺っている野良がいた。

しばらくすると、シートから出てきた。
東のエサ場100501-02.jpgこいつにはまだ呼び名を付けていない。

そこへ、私が『ロク』と呼んでいる野良が近づいてきた。
東のエサ場100501-03.jpg

ロクと会うのは久し振りだ。
東のエサ場100501-04.jpg

こいつはこのエサ場で一番人懐こい。
東のエサ場100501-05.jpgでも、仲間からは疎まれているという話を聞いた。

違うシートの下にいる野良を発見した。
東のエサ場100501-06.jpgこいつは臆病で用心深い。

でも、人懐こい。
東のエサ場100501-07.jpg
どうもここに棲む他の野良を警戒しているようだ。
他の野良の姿を見るとすぐに物陰に隠れてしまう。


こいつは見れば分かるように短足だ。そこがまた可愛いのだが‥‥
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次にソックスのエリアへ行ってみた。
ソックスエリア100501-01.jpg
エサ場周辺を捜してみたが、ソックスの姿は見つからない。
私はソックスの出現を期待し、しばらく待つことにした。


待つこと30分、植込みの中からソックスが現れた。
ソックスエリア100501-02.jpg
そして私を認めると、足元に擦り寄ってきた。

ソックスは独りでよく遊ぶ。今日の玩具は草の根っこだ。
ソックスエリア100501-03.jpg
こいつを見ているだけで楽しくなる。

母猫のタビが姿を見せた。ソックスが母猫の方へ近づいていく。
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そして母娘の挨拶を交わす。

この母娘はいつ見ても微笑ましい。
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最初は私の姿を見るだけで逃げていたタビだが、今は少し親しみを持ってくれたようだ。

だから私の目の前でこんな無防備な格好を披露してくれる。
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二匹の見送りを受けないよう、私はそっとエサ場をあとにした。
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戻る途中『Kさん』に遇った。ミケのエサ場に行ったが二匹ともいなかったと言う。
サンマは分かるが、ミケがエサ場から離れることは考えられない。

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やはりミケはエサ場にいた。
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サンマもいつもの場所にいた。Kさんはよほどタイミングの悪い時にエサ場を訪れたようだ。
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「うわっ、鼻水すごいなぁ」

私はすぐにサンマの鼻水を拭き取ってやった。
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「サンマ、少しは楽になったか?」

ミケが柵から出ようとしたが‥‥
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サンマと眼が合ってしまった。

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二匹は見つめ合い動かなくなった。

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ミケはサンマに気づかれぬよう素早く私の側にやって来た。

サンマは目を閉じたまま動かない。
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私が移動すると、ミケがあとを追ってくる。
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ミケがオシッコをし、珍しく後始末をしている時だった。

サンマがミケに近づいてきたのは。
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ミケは後始末を止めてサンマから離れた。

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サンマはミケのオシッコの臭いを嗅ぐ。
「サンマ、何を確かめてるんだ?」


そして何故だかサンマは大きな鳴き声を上げた。
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「何なんだ今のは?」

Kさんがエサ場を訪れた。ミケは逃げもしないが近づきもしない半端な態度でKさんに接した。
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ミケはまだ用心している。
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しかしサンマは違った。Kさんの足に擦り寄り、今にもマーキングしそうだ。

その後、二匹はいつもの場所へ戻っていった。
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私の黄金週間はこうして始まった。
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コメント

  1. mimi | URL | tHX44QXM

    wabiさん

    GWいかがお過ごしですか。。

    毎日良い天気なので、猫ちゃん達も過ごし易そうですね。

    サンマ君の鼻水、、ひどい状態ですね。拭き取りありがとうございます。

    ミケちゃんも可愛いですが、ソックス親子の人気もUPですね。
    親子ちゃん、本当いい写真です。

  2. wabi | URL | -

    mimiさんへ

    mimiさん、いつもコメントありがとうございます。

    > GWいかがお過ごしですか。。

    名古屋から帰省している息子と過ごす時間を楽しんでいます。
    でも彼も色々予定があるので、時間を作るのに苦労します。

    > 毎日良い天気なので、猫ちゃん達も過ごし易そうですね。

    ただ、GW中は海岸に多くの人が訪れます。
    するとエサ場の真ん中を通っている遊歩道の人通りも当然多くなり、二匹にとってはしばらく落ち着かない日が続きそうです。

    > サンマ君の鼻水、、ひどい状態ですね。拭き取りありがとうございます。

    そのためのポケットティッシュを、Kおばさんが会う度に渡してくれます。(笑)

    > ミケちゃんも可愛いですが、ソックス親子の人気もUPですね。
    > 親子ちゃん、本当いい写真です。

    ソックスは本当に可愛くて、人気もあります。
    聞いたところによると、わざわざ東京から訪ねてくる人もいる程だとか。

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