観察

2010年05月28日 00:00

PM 03:55
昨日の雨は夜半過ぎに上り、昼間青空が広がっていた湘南海岸
しかし、西の空には新たな雨雲が近づきつつあった。

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吹く風が存外冷たいのに驚いた。


ミケのエサ場には先客がいた。
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ウータンさん、ブースカさん夫妻だ。


ミケは、ウータンさんの膝の上にいた。
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ウータンさんとブースカさんは、昨日の出来事を私のブログで知っていた。
「びしょ濡れのミケを見て涙が出てきた」とブースカさんは言った。



実際、昨日はこいつに心配させられた。
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でも、そんなこともミケのくつろいだ顔を見れば、もうどうでもよくなる。


サンマはと言えば‥‥相変わらず、いつもの場所で‥‥
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いつもの惚けた顔をしていた。


しばらくすると、ふたりはミケに別れの挨拶をし‥‥
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帰っていった。
鉄砲通りで飲食店を営むふたりは、これから開店の準備に追われるのだろう。



そのふたりの姿が見えなくなるまで、ミケは道路から見送っていた。
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昨夜ミケが姿を現した柵が、目の前に見える。
普段は独りでサイクリングロードを渡る事すらないミケが、何故昨日に限って柵を越え砂浜へ行ったのか‥‥



ブースカさんの推理はこうだ‥‥
犬が防風林の遊歩道からミケに近づいてきた。それもリードを外された状態の犬が。

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その時ミケは柵の外へ出ていた。それも植込みにも逃げこめないエサ場の外にいたのだ。


そこでミケは仕方なく、サイクリングロードを渡り、砂浜に逃げこんだのだ。
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犬が去ってからも、恐怖のためミケは砂浜の物陰に隠れ続けていた。
夜中近くになり、エサ場にいる私の姿を発見したミケが、急いで駆け寄ってきたというわけだ。
ブースカさんの納得いく推理に、私はワトスンよろしく頷くばかりだった。
そして、私もブースカさんの推理に同意した。



ミケがエサ場の方を振り返った。その表情は少し険しいものだった。
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ミケの視線を辿ると、一羽のカラスがエサ場に下りているのが見えた。


ミケがサイクリングロードを横切る。
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しかし、この行動は私に近づくためのものであり、普段ミケがサイクリングロードを渡ることはない。
砂浜にミケの用事はまったくない。



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若い奥様方のおしゃべりに聞耳を立てるミケ。
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同じ女(メス)として、やはり興味があるのだろうか、ミケはジッと聴き入っていた。


そこへ、先生がやってきた。
先生の自転車のカゴには、いつものようにのエサと紙容器が入っている。

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ミリオンの所へも行ってきた先生は、捕まえることができたらミリオンを病院へ連れて行くつもりだと言った。


ねこみどりさんが、エサ場を訪れた。
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ミケは早速エサをもらっている。


ミケはねこみどりさんの膝に乗りたいくせに、何故か遠慮している。
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ミケには、ねこみどりさんの「夕方ミケちゃんを膝に乗せると切なくなる」という気持ちが分かっているのだろうか?


サンマの様子を見るねこみどりさん。
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しかし、サンマに反応はない。


ところが、私が少し垂れていた鼻水を拭き取ると、サンマは植込みから出て、ねこみどりさんに擦り寄っていった。
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それを見たミケが、サンマに近づいていく。


そして、サンマにどけとばかりに、後ろからせっつく。
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サンマがどかないと分かると、ミケはサンマの横へ座りこんだ。


ミケに遠慮したのか、それともその迫力に気圧されたのか、サンマはそっとその場を離れた。
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この時、サンマが本当に水が飲みたかったのかどうか、私には分からなかった。


ねこみどりさんが、サンマのためにエサを用意した。
しかしミケは自分のエサだと思い込み、盛んに鳴き声を上げる。

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その様子を見て、ねこみどりさんは仕方なくサンマのエサを少しミケに与えた。


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水を飲み終えたサンマが、やっと柵から出てきた。


サンマには、ねこみどりさん手ずからエサを与える。
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紙容器のエサを食べ終えたミケは、サンマを顔で押しのけて残りのエサを食べはじめた。
ミケにしては珍しい行動だ。このエサがよほど好きなのだろう。



二匹は最後、ねこみどりさんの手を舐め、一片の欠片も残さないつもりだ。
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その時、ハッピーちゃんを連れたふ~さんに声をかけられた。
ふ~さんも昨日の出来事を、私のブログで知っていた。



二匹の様子を見ていたふ~さんが「すご~い、あんなに顔を近づけてる」と驚きの声を上げた。
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ハッピーちゃんも、二匹の様子を興味深そうに見つめている。


ねこみどりさんが、植え込みに戻ったサンマに別れの挨拶をしている。
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そして、ねこみどりさんが帰ることを知り不機嫌になったミケにも、別れの挨拶をする。


ミケは、ねこみどりさんに帰って欲しくないのだ。
エサ場を出ようとしたねこみどりさんに、ミケが駆け寄っていく。
そのミケを優しく受け止めるねこみどりさん。

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ねこみどりさんも、後ろ髪を引かれる想いなのかも知れない。


ねこみどりさんが角を曲がるまで、ミケはジッと見送っていた。
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ねこみどりさんの姿が見えなくなると、ミケはその場にうずくまった。


その時、小型犬の集団が通りかかった。
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小型犬といえども、これだけ揃うとミケも引き下がるしかない。


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ミケは再び、サイクリングロードの側に戻った。


そして、道を行き交う人を観察しはじめた。
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犬に対しては念入りに観察をする。
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ミケのマンウォッチングは続く。
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ボウガンの矢の摘出手術を受け入院を余儀なくされた三ヶ月を除き、ミケは12年間こうして人間を観察し続けているのだろう。


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一方サンマはと云えば‥‥


何の苦労も知らない子供のように眠っている。
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一度拭き取った鼻からは、もう鼻水は覗いていない。


ミケはマンウォッチングを終え、エサ場へ戻ってきた。
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今日の観察でミケが何を得たのか、私には知る術がないが、今後のミケ行動に活かされるかも知れない。
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私は静かにその場を離れ、帰路についた。


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コメント

  1. いかねこ | URL | -

    わぁ♪後姿ーーー
    礼儀正しいというか、人情深いというか…

    じわぁっとしちゃいます。゚(/□\*)゚。

    みんなに大切にされて、幸せなミケさんとサンマさんです♪
    あ、でも・・・
    それ以上に、ミケさんとサンマさんに癒されてますもんね♪

  2. ニョろん | URL | U1o6tp32

    |∀・)ジィー・・・

    足跡から初お邪魔です。
    フラッシュに御興味有ればURLから飛んでみて下さいね。。。かしこ

  3. ニャン丸 | URL | -

    ミケちゃん見つかって本当に良かったですね
    ここのところ外の猫ちゃんには、気の毒ですね寒いし
    今も雨の音が晴れて欲しいです

    ブログ楽しみです 

  4. wabi | URL | -

    返信

    いかねこさんへ

    いかねこさん、コメントありがとうございます。

    ミケは親しい人が帰る時、時折こうやって見送ります。
    サンマのようにあとを付いていく事はないですが、その人の姿が見えなくなるまでその場を動かずにいます。
    その時の後姿は『忠犬ハチ公』を彷彿させます。



    ニョろんさんへ

    ニョろん、こちらこそ初めまして。
    そして、コメントありがとうございます。

    動画拝見しました。
    BGMと相まって素敵な作品ですね。
    また、お邪魔します



    ニャン丸さんへ

    ニャン丸さん、コメントありがとうございます。

    この日ミケを発見できなかったら、最悪の事態を考えていたところでした。
    とにかくミケの姿を見ることができ、ホッとしています。
    お陰で、猫は人間の想定を超えた行動をすることがよく分かりました。

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