2010年06月02日 00:00

PM 03:40
私がエサ場に駆けつけると、KおじさんKおばさん夫妻とあらしさんが来ていた。
挨拶もそこそこに「サンマは?」と私が訊くと、Kおばさんが「帰ってきてるわよ」と応えた。

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サンマは、病院に行く時使ったキャリングケースにそのまま入っていた。
話を訊くと、午前中にIおばさんが病院から連れ戻したと言う。



サンマの表情は、いつもと明らかに違っていた。
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傷が痛むのか、それとも傷を負った時のトラウマに襲われているのか、私には分からない。

サンマの傷は、どう見ても犬やカラスなどの動物に負わされたモノではない。
彼らにサンマの後足二本を同時に傷付けることなどできはしないからだ。
右足の傷ならその可能性もなくはないが、左足に外傷をつけることなく腫れ上がるほどの力を加えるのは不可能だ。
私は、サンマの傷は人為的なモノだと確信している。
ただ、誤解を招くといけないので付け加えると、それが故意に行われたと言っている訳ではない。
私の推測はこうだ。
周りから得た情報を総合すると、サンマが危難に遭ったのは5月31日の夜遅くから翌朝までの間だと思われる。
エサ場前のサイクリングロードは車両の乗り入れが禁止されているが、夜には時折バイクが走る。
信号がないサイクリングロードは、先を急ぐには絶好の道だからだ。
そして、サンマは昼間でも平気でサイクリングロードに、うずくまったり横たわったりする。
サイクリングロードを走るバイク、そしてそこに横たわるサンマ、このふたつが不幸にも重なったと私は思っている。
勿論、この推測が当たっている証拠はどこにもないし、外れている可能性も高い。
事実を知っているのはサンマとサンマを傷つけた犯人だけだ。

私の推測は見事に外れたようだ。
その訳は明日の記事で報告します。



Kおじさんが、サンマに手ずからエサを与える。
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その様子を、あらしさんが心配そうに覗いていた。


Kおばさんの提案で、サンマを陽の当たる場所へ移動させた。
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すると、サンマがゆっくりと身体を起こしはじめた。


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そして、後足をかばいながらキャリングケースから出てきた。


サンマはオシッコがしたかったのだ。
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この時、サンマは痛みに耐えていた。
実は昨日からそうなのだが、サンマは後足の痛みでちゃんと座ることができないのだ。



後足を横にしたこの姿勢じゃないと、サンマは苦痛を感じる。
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サンマの眼の前にエサと水を持ってきた。食欲があればいいのだが‥‥。


サンマはエサに口をつけないで、水を少しずつ飲みはじめた。
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いつまで経っても、サンマはエサを食べようとしない。


あらしさんがサンマの好物であるカツブシを与えると、初めて口をつけた。
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しかし、他のエサを食べることは、ついになかった。


サンマの眼は何かを見つめているようだが、その視線の先にこれと云った対象物はない。
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サンマが見ているのは今ここにあるモノではないと、私は思った。


サンマを抱いてキャリングケースに戻した。
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しばらくすると、サンマは眠りに就いた。


サンマが眠ったのを見届けたKおじさんとKおばさんは、エサ場をあとにした。
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あらしさんも自宅へ帰っていった。


ミケは昨日と全く同じ場所で日向ぼっこをしている。
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よっぽどこの場所が気に入ってるようだ。


Iおばさんがサンマの様子を見に来た。
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通りかかった人もつい足を止め、サンマのことを心配そうに見ていく。


そこへ結(ゆう)ちゃんが飼い主さんに連れられやって来た。
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飼い主さんは今朝、サンマを預けた病院へ結ちゃんの薬をもらいに行っていた。
その際、退院前のサンマの様子をわざわざ見てくれていた。
その様子をブログを通じて私に知らせようとしたが、コメントの仕方が分からず、直接私に会いに来たと言う。
「他のちゃんは鳴いていたけど、サンマちゃんだけおとなしくしていたの」と、その時の状況を教えてくれた。



サンマはよほど疲れているのか、近くで重機が立てる騒音も気にせず眠り続けている。
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サンマの左足の腫れは昨日とほとんど変わっていない。
歩く際は傷を負った右足より、腫れ上がった左足をかばっている。



ミケは、私が呼びかけても知らん顔だ。
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皆がサンマばかり構うから、すねているのかも知れない。も嫉妬深い動物なのだ。


さっきの場所が陰ったので、キャリングケースを陽の当たるところへ移した。
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移す際も、サンマが目覚めることはなかった。


エサ場から人がいなくなり、私ひとりになった。
私は眠り続けるサンマの側で海を眺めていた。

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あらしさんが、サンマのために新しいタオルを持ってエサ場へ戻ってきた。
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サンマの入ったキャリングケースを、傘の盾で囲った。


サンマは相変わらずこんこんと眠り続けている。
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「サンマ、夜中に様子を見に来るからな」


風景100602-01.jpg




夜中過ぎ、私は再びエサ場を訪れた。
今夜は月が出ているからまだいいが、そうでないと夜中の防風林は漆黒の闇に包まれる。

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私はミケとサンマを起こさぬよう、静かにエサ場の奥へ入っていった。


しかし、キャリングケースはサンマごとなくなっていた。
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この置手紙を見た私は「やっぱりな‥‥」と呟いた。
実は、あらしさんと私は夕方サンマの事で長い間話し合った。
その時、時間をずらしてサンマの様子を見に来る約束を交わした。
しかし、話している時あらしさんの人となりを垣間見た私は、こういうこともあるだろうと予想していた。


ミケの小屋を覗くと、もぬけ殻だった。
「どいつもこいつも心配かけやがって!」

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私は昼間ミケがいた場所へ直行した。果たして、ミケはそこにいた。
「どんだけ好きなんだ、その場所が!?」

暗闇でいきなりにフラッシュを浴びせるのは厳禁だ。
の眼は強い光に弱く、最悪失明することすらある。
この時、私はミケの顔の向きを確認し、遠くからソフトフラッシュで撮影した。

【お詫び】
今回、多くの方からコメントを頂き驚いています。
そして、それ以上に感謝しています。
そのコメントへのご返事が遅れていることをお詫びします。
時間が取れ次第ご返事いたしますので、それまでお待ちください。

wabi




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コメント

  1. ニャン丸 | URL | EMOs4AkM

    お疲れ様です

    本当ひどい事を信じられません
    サンマちゃんは信じてその人に甘えたのに人として最低ですね怒りを覚えます

    wabiさん夜遅くお疲れ様です

  2. ito | URL | -

    はじめまして

    ただの猫好きです。最近こっそり拝見してます。
    サンマちゃんの姿に驚きました。
    前足の指に力が入ってしまうほどの苦痛と闘っておしっこするサンマちゃんに涙が出ました。
    サンマちゃんに怪我を負わせたのが人間なら、本当に許せません。
    サンマちゃんの体と心の傷が早く完治しますように・・・遠い空から祈ってます。

  3. Kiryu | URL | T2RJUesU

     wabiさん、おはようございます。

     夜中まで、お疲れ様でした。
     あらしさま、ありがとうございます。

     サンマくん、命に別状はなかったのは幸いですが
     人間がやったのだとしたら、これからのことが心配です。
     サンマくんのケガが一日も早く治りますように。
     
     

  4. aqua | URL | yl2HcnkM

    wabiさん,そして『あ』の字さん(笑)、ありがとうございます。
    サンマちゃんたちを見守って下さっている皆様の優しさに感動もしおります。(涙)
    その傘の数にも,思わずうるっと来ました・・・。
    どうかどうか1日も早くサンマちゃんが回復をしてくれます様にと祈っています。
    あらしさん、ありがとうございます。
    昨夜,実は心配で熟睡できませんでした・・・,ありがとう・ありがとうです・・・。

  5. ノブ | URL | -

    心配です

    いつも楽しく拝見してますさんまちやんが
    心配です
    もし治療費等の基金があるならば
    お役に立てればと思います
    しかし もし人為的であれば許せない

  6. manatsu | URL | -

    私も眠れず、夜中の更新をまちわびてずっとずっと起きてました。
    朝、更新を見て、ゆっくりサンマは眠れたんだなと安心しました。
    心が痛くて痛くてたまりません。

  7. mimi | URL | tHX44QXM

    wabiさん

    お疲れさまです。

    サンマ君、、傷の包帯が痛々しいですね、それに 腫れた足ですが、
    打撲系ですか??

    wabiさんや あらしさん、、他の方々のやさしい心に感動しました。
    ありがとうございます。
    サンマ君は幸せ者ですね。

    夜拝見した時は、サンマ君しばらく誰かが見てあげたらと思ってしまいましたが、、
    あらしさんが連れて帰ってくれたんですね。
    ぐったりしたサンマ君をみると、そうしたいような気がします。

    wabiさん、皆様 毎日本当にお疲れさまです。

    サンマ君の回復を祈ります。

  8. たま | URL | -

    サンマちゃん頑張って!

    サンマちゃんの怪我が心配でなりません(>_<)
    でも、皆さんの見守りで必ず回復すると信じてます!

    私も医療費に僅かですが寄付させて頂きたいと思っております。
    どうぞよろしくお願いしますm(__)m

  9. むべ | URL | -

    はじめまして

    いつも楽しみに拝見しています。

    絶句です。胸が締め付けられる思いです。
    そして皆様の桁外れの優しさに涙がでました。
    はやく、サンマくんのケガが良くなりますように…
    心からお祈りしています。

  10. wabi | URL | -

    返信

    itoさんへ

    こちらこそ、はじめまして。
    そして、コメントありがとうございます。

    退院したばかりのサンマは別の猫でした。
    あんなにあった食欲は失せ、ただ眠り続けていました。
    写真にあるサンマのオシッコは一分以上に及びました。
    おそらく苦痛のため少しずつしか出来なかったのでしょう。

    もし、犯人が犬であった場合、サンマを直接傷つけたのはその犬であっても、リードを外したのは人間です。


    Kiryuさんへ

    コメントありがとうございます。

    サンマはあらしさんの家で頑張っているそうです。
    しかし今度は、心に傷を負い、独り残されたミケが心配です。
    今日、最初の対策を講じました。
    これとて万全ではありませんが、以前よりは安全になりました。
    そして心強いことに、実に多くの人がミケを見守ってくれています。



    ノブさんへ

    ノブさん、こちらこそはじめまして。
    そして、コメントありがとうございます。

    サンマは今、あらしさんが面倒を見ています。
    しかし、治療費の全てをあらしさんに負わせることも出来ません。
    サンマに直接関わる人達からも、カンパの申し込みが寄せられていますが、
    不足する可能性が高そうです。
    今、カンパの方法を考えているところです。
    その際にご協力願えればと思っています。

    飼い犬の犯行であった場合、その責任は当然飼い主が負うべきです。



    manatsuさんへ

    コメントありがとうございます。

    そして私の更新の遅れでご心配を掛けて申し訳ありません。
    サンマは今、一生懸命怪我と闘っています。
    すこしずつ、傷口が癒えているそうです。
    でも、まだまだ時間が掛かるとの事‥‥
    サンマの様子は毎日報告します。



    mimiさんへ

    コメントありがとうございます。

    サンマは日毎に快復へ向かっているようです。
    しかし、完治まではまだ遠いとの事。

    今回のことで、サンマの人気の高さを改めて思い知らされました。
    本当にサンマは多くの人に愛されています。
    それは憎めないサンマの性格が、そうさせているのだと思います。

    残されたミケの心をどうやって癒すか、これも難問です。



    たまさんへ

    たまさん、はじめまして。
    そして、コメントありがとうございます。

    サンマは今安全なあらしさんの家で療養しています。
    少しずつですが、快復しているようです。
    寄付のお申し込み、本当にありがとうございます。
    あらしさんの金銭的負担も大きく、今カンパの方法を考えているところです。



    むべさんへ

    むべさん、こちらこそはじめまして。
    そして、コメントありがとうございます。

    ミケとサンマは本当に多くの人に愛されています。
    それはミケとサンマが人懐こくて穏やかな性格を持っているからだと思います。
    しかし今回の事で、ミケもサンマも心に深い傷を負ったようです。
    その傷ついた心も、周りの人たちの愛情で癒されてることを私も願っています。

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