トラウマ

2010年06月05日 00:00

PM 02:55
湘南海岸には数十m置きに、こういう看板が立っている。

ミケエリア100605-01.jpg
しかし、遊歩道やサイクリングロードでリードをしていないと何度も遭遇する。
小型ならまだしもリードなしの大型に近づかれると、私でさえ怯む時がある。
実際、今年の一月三日にミケとサンマは、私の目の前で大型の急襲を受けた。
たしか日本の文盲率は世界の中でも低いはず‥‥では何故、リードなしのが平然と歩いているのだろう。まさか、ここに住む人たちの文盲率が殊更高いってこともあるまい‥‥
私には、この事がどうしても理解できない。

ちなみに、私は毎日海岸へ行っているが、今まで一度も野良を見たことがない。
発症すると死亡率ほぼ100%の狂犬病を持つ可能性がある野良犬を放っておくほど、日本は平和ボケしていないと思っている。



ミケは、昨日と寸分違わない場所にうずくまっていた。
ミケエリア100605-02.jpg
この場所が安全であることを、ミケは知っているのだろう。


私の存在に気づいても、ミケは以前のように擦り寄って来なくなった。
ミケエリア100605-03.jpg
私をチラリと見ただけで、ミケはすぐに眠りに就いた。


今日は、これからミケとサンマの小屋を移動させる。
ミケエリア100605-04.jpg
勿論小屋を移動しても、同じことが二度と起こらないと云う保証はない。
でも、私はそうせずにいられない。サンマのあの惨状を目の当たりにしたからには‥‥



じきにやって来たKおじさんと、小屋の移動作業を始めた。
ミケエリア100605-05.jpg
私たちは、元の場所から必要な物全てを運び出した。


そこへ、あらしさんとKおばさんがやって来た。あらしさんがサンマの近況を話しはじめる。
ミケエリア100605-06.jpg
あらしさんはサンマを毎日病院へ連れて行き、傷の手当を受けている。
その甲斐あって、損傷を受けた箇所には少しずつ肉がついてきているそうだ。
そして、自宅では朝晩飲み薬を与えている。
しかし仕事を抱える身のあらしさんは、十分な看護ができないと悩みを打ち明けた。
本当はサンマを病院に預けたいのだが、そうなると費用の問題に直面すると言う。
私はサンマに直接関わっている人や、このブログを見た人からカンパの申し出があることをあらしさんに伝えた。
しかし、あらしさんは自分の名前や口座番号をネットへ載せることに抵抗を示した。
実は、私もあらしさんの本名を知らされていない。何か良い方法はないものだろうか‥‥



ミケエリア100605-07.jpg
遊歩道から見づらい場所を、私は慎重に探した。


ミケエリア100605-08.jpg
安全性、世話をする人の出入り、日当たりなどを考慮した末、私は小屋を置く場所を決定した。


TANYさんも小屋の移動が気になるのか、しばらく我々の様子を見ていた。
ミケエリア100605-09.jpg


ミケを捜すと、これまた見事に昨日と寸分違わない場所で丸くなっていた。
ミケエリア100605-10.jpg
今のミケにとって、日当たりとか寝心地の良さはどうでもよく、外敵から発見されないことが必須の条件なのだ。


エサ場を訪れた、ねこみどりさんとIke君がそのミケを心配そうに見ている。
ミケエリア100605-11.jpg
好きおじさんもミケの様子を見にやって来た。


さらに、以前会ったことのある町田市に住むご夫婦が、二匹のことを心配してエサ場にやって来た。
ミケエリア100605-12.jpg
サンマの怪我のことも、このブログを見て知っていた。


私は昨日同様、植込みにいるミケを抱きかかえ、ねこみどりさんに託した。
ミケエリア100605-13.jpg
しかし、大好きなねこみどりさんに抱っこされても、ミケの表情は険しいままだった。


ねこみどりさんは、ミケに優しく語りかける。
以前のミケは、こういう時小さな声で返事をしていた。

ミケエリア100605-14.jpg
しかし今のミケは、ねこみどりさんの顔を見ることさえできなくなっていた。
自分が今いる、この場所が嫌なのだ。
サンマが襲われたエサ場は、ミケにとって忌避したい場所でしかない。



ミケは逃げるように、防風林の中へ入っていった。
ミケエリア100605-15.jpg
好物であるカツブシのスティックを差し出されても、ミケは見ようともしない。
以前はサンマの分まで食べていたのに‥‥



いったいミケは、あの日何を目撃したのだろう‥‥
ミケエリア100605-16.jpg
いや、ミケ自身もサンマと同じ恐怖を味わったはずだ。
でないと、ミケのこの変わりようを説明できない。



ミケエリア100605-17.jpg


小屋の移動が完了した。
ミケエリア100605-18.jpg


ミケエリア100605-19.jpg
果たして、この小屋へ以前のようにミケとサンマが入ることはあるのだろうか?


ミケがねこみどりさんの膝から跳び降りて、再び植込みの中へ入っていった。
ねこみどりさんの膝からミケ自ら降りるなんて、これが初めてのことだ。

ミケエリア100605-20.jpg
さすがにみんな心配になり、ミケを覗きこんだ。


好物のスティックは半分以上食べたと、ねこみどりさんが教えてくれた。
ミケエリア100605-21.jpg
「Kおじさん、お疲れ様でした」


ミケの心の扉は日毎閉じられているのではないだろうか‥‥?
ミケエリア100605-22.jpg
今夜もミケはここで夜を明かす。
今朝植込みの一番奥から姿を現したミケは、昨夜の雨に打たれて全身びしょ濡れだったと、ゆきママさんから報告を受けた。
さらに、そこへ居合わせたTさんがティッシュでミケを優しく拭いてくれたことも併せて報告してくれた。



ミケエリア100605-23.jpg
ねこみどりさんは、長い間その場から離れようとしなかった。


ミケエリア100605-25.jpg



ブログランキングに参加中
気に入って頂けたら下のバナーをクリックしてください
にほんブログ村 猫ブログ 野良猫へ
いつも応援ありがとうございます

関連記事
スポンサーサイト


コメント

  1. ゆきママ | URL | -

    ご苦労様でした

    みなさん、ご苦労様でした。
    今朝(6日)6時前えさ場へ行きましたが、ミケちゃんが見当たりませんでした。
    猫好きおじさん、藤沢からくる猫好きおばあちゃんと植え込みを探しましたが、とうとう
    出てきませんでした。本能的に安全な場所をさがしているのでしょうか、、、
    早く今までのように、サイクリングロードに出てみんなを迎えてくれるといいのですが。

  2. たま | URL | -

    wabiさん、あらしさん、他の皆さん毎日本当にご苦労様ですm(__)m
    ミケちゃんのトラウマが心配ですね。。
    ずぶ濡れで身を隠していたなんて可哀想過ぎます(>_<)

    カンパの件ですが、郵便局留めは如何でしょうか?
    受取人様の名義は必要となるようですが…。


    PCの前でしか見守る事ができず心苦しい思いです。
    何かでお役に立てれば幸いです。

  3. wabi | URL | -

    返信

    たまさんへ

    たまさん、コメントありがとうございます。

    そしてミケとサンマへのお気遣い、感謝しています。

    ミケのトラウマは日毎酷くなっているようで、私も心配しています。
    食欲もあまりなく、最近痩せてきたように感じます。

    カンパについての貴重なご提案ありがとうございます。
    あらしさんとよく相談して決めたいと思っています。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)