リレー

2010年06月12日 00:00

PM 03:30
今日の湘南海岸は昨日に引き続き、気温25℃以上の夏日だ。
その強い陽射しの中、ミケはいつもの植込みにいた。

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その場所はねこタカイさんによって平たく造成されている。
砂が崩れないよう土留めまでされて‥‥



私が何度名を呼んでも、ミケは振り返りもしない。業を煮やした私は‥‥柵を越えた。
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そしてミケを抱きかかえ、防風林の中へ連れていった。


よしすだれが、今日は日除けとして使われている。
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Iおばさんの与えたエサには口もつけていない。


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ミケは、その場に緩慢な動きでうずくまった。


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サンマが犬に襲われた時以来、ミケはこの小屋に入らない。
その時の忌まわしい記憶が甦るのだろうか‥‥?



私が椅子に座ると、ミケは急に起き上がった。
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そして次の瞬間には、私の膝の上にいた。


今のミケが安眠できる場所は、膝の上しかないようだ。
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その時、潅木を掻き分けて、ゆきママさんがミケの眼の前に現れた。


ゆきママさんに続いて、TANYさんがミケを訪ねてきた。
私は、そのTANYさんにミケを委ねた。

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ゆきママさんはミケのために、いつもと違うエサを持ってきていた。
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「これ鯖のフレークなの」とゆきママさんは言った。
この日の早朝、ゆきママさんは同じモノをミケに与えていた。
その時は、このフレークをそこそこ食べたと言う。



ミケは二口ほど口に運んで‥‥
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食べるのを止めてしまった。


ブースカさんが仕事の手空き時間を使い、ミケに会いにきた。
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TANYさんはミケをゆきママさんに渡すと、急いで椅子から立ち上がった。
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そして「じゃあ、僕帰ります」と言い、エサ場をあとにした。


ブースカさんも、ミケのために手作りのエサを持参してきたと言う。
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それは鰯と鶏のスープだった。
「スープならミケちゃん口にしてくれると思って‥‥」そう言って、ブースカさんはミケの口元にスープを差しだした。



すると、ミケはゆきママさんの膝に乗ったまま、そのスープをゆっくりと口に運びはじめた。
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ゆきママさんは、スープを飲み終えたミケをブースカさんに手渡した。
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ブースカさんは朝もミケに会いに来ていた。
「その時はミケちゃん、小さい氷下魚を一匹食べました」とブースカさんは言った。



ゆきママさんを見送りに行くと、猫好きおじさんが佇んでいた。
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おじさんは、ミケの事が気になって仕方がないようだ。


ブースカさんのご主人、ウータンさんもミケを心配してエサ場へやって来た。
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店を閉めた夜中過ぎ、ふたりでエサ場を訪れたら、ミケは独り砂浜にいたと言う。


ウータンさんと入れ違いに、ねこみどりさんが息を切らしてやって来た。
話を訊くと「主人から、ミケちゃん元気がないってメールをもらったから大急ぎで来たの」と、ねこみどりさんは言った。

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ミケは、そんなねこみどりさんの心配をよそに眠り続けている。


ブースカさんに、店へ戻る時がやって来た。
ミケはゆっくりと、ねこみどりさんの膝へ移された。

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いったいミケは一日に何人の膝で眠っているのだろう。
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膝を移る度に眠りを邪魔され、ミケは少々機嫌が悪そうだ。


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どうせまた起こされるなら、寝るのを止そうとでも思ったのか、ミケは眼を閉じても眠りに落ちることはなかった。


その時、ねこみどりさんの携帯が鳴った。
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ねこみどりさんも、いつまでもここにいるわけにはいかない。
「ミケちゃん、ごめんね」と、ねこみどりさんは謝った。



人から人へ手渡されていたミケが、ついに地面へ降ろされた。
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ミケは、しばらくその場で固まったように動かなかった。


そのミケの眼を見つめながら、再びねこみどりさんは謝った。
「ミケちゃん、ごめんね」と‥‥

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そしてねこみどりさんは、来た時と同じように大急ぎで家路に就いた。


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私から始まったリレーは、結局‥‥私で終わった。


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【お礼】
今回のサンマの怪我とミケの異変を心配して、自らのブログで応援を募ってくれた人がいます。
それは、私のブログに早くからコメントを頂いていたブロガー仲間のKiryuさんです。
Kiryuさん、お気遣い本当にありがとうございます。

Kiryuさんのブログ『大阪 Cat Story



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