マサムネの妙策

2010年09月16日 23:58

昨日から降り続く雨の勢いが弱まった夕刻、私は海岸へ赴いた。
灰色の海は波音も立てず眼前に横たわっていた。

海岸100916-01.jpg
思い出したように小雨が落ちてくる砂浜に人影はなく、凪いだ海で若いサーファーが戯れているだけだった。


ここもまた静寂に包まれていた。
ミケ100916-01.jpg
かつては訪れる人で賑わっていたミケのエサ場も、今は往時の面影を辛うじて残しているだけだ。


ミケの閨はリニューアルされていた。おそらくねこタカイさんの手に依るものだろう。
ミケ100916-02.jpg
何故か線香立に使っていた小鉢がなくなっていたので、線香を地面へ直に供えた。
そしてミケと、湘南海岸で眠る多くの猫達に向けて手を合わせた。



重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
ミリオン100916-01.jpg
小雨が降るミリオンのエサ場‥‥中は既に薄暗くミリオンの姿も見えなかった。


もしやと思い奥の小屋を覗くと‥‥果たしてそこにミリオンがいた。
ミリオン100916-02.jpg
半袖では肌寒いほどの気温の中、ミリオンに小屋から出てくる気配は微塵も感じられなかった。


海岸100916-02.jpg
私が海岸を離れようとした時、雨脚がにわかに強くなった。





船宿エリア
船宿エリア903-64.jpg
それまで静かにトラを見つめていたマサムネがやおら体を起こした。


マサムネはゆっくりとトラに近づいていく。
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二匹が再び挨拶を交わそうとするが‥‥


やはり今度もトラが忌避した。
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元来は臆病な性格のトラ‥‥無理もない、と私は思った。


マサムネのトラを見つめる眼差しはあくまでも穏やかだ。
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トラにもマサムネの気持ちが通じているはずだが‥‥


二匹は、再び柵を挟んで向き合った。
船宿エリア903-68.jpg
このあと、マサムネはトラと挨拶することを諦めたのか、船宿の方へ去っていった。


と今度は、トラがマサムネのあとを追った。
すると、初めからそのつもりだったのか‥‥マサムネが引き返してきた。

船宿エリア903-69.jpg
そして二匹は曲がり角で挨拶を交わした。
残念ながら、焦った私は決定的なその瞬間を撮り損なった。
それほどマサムネの行動は、巧妙で意外なモノだった。



マサムネとトラは改めて向かい合った。
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マサムネはトラの熱い視線を受けると、照れ臭そうに顔を背けた。


船宿エリア903-71.jpg
そのあともマサムネは、何故かトラに素っ気なかった。


トラはそんなマサムネから眼を離さず見つめ続けている。
船宿エリア903-72.jpg
私はトラを撫でながら「良かったな、マサムネと挨拶できて‥‥」と宥めた。


マサムネは性格だけでなく、頭も良いことが今回のことでよく解った。
船宿エリア903-73.jpg
しかし、その頭の良いマサムネがどうして尻尾のバーコードシールに気づかないのか‥‥
私にはどうしても納得できなかった。




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コメント

  1. 太巻きおばば | URL | Ou3ZSYPQ

    まさむねちゃん、まだバーコードシールが付いてるんですね。

    ミリオンちゃんも、これから寒くなるのに・・

    お疲れ様でした。

  2. きょう | URL | -

    はじめまして

    はじめまして。こんにちは。
    以前からちょくちょくお邪魔させてもっらってます。

    尻尾のバーコードシール、まだ付いていたんですね^^
    思わずクスッとしてしまいました。

    またお邪魔します。

  3. wabi | URL | -

    返信

    太巻きおばばさんへ

    私自身は、マサムネのバーコードシールは途中で剥がれたと思っていました。
    今回改めて写真を見て、しっかり付いているの発見した次第です。

    暑さ寒さはどうすることもできず、野良達の生命力に頼るしかありません。



    きょうさんへ

    こちらこそはじめまして。
    そして、コメントありがとうございます。

    尻尾に付いたバーコードシール‥‥
    いかにもマサムネらしい逸話として記憶に残りそうです。

    これからも宜しくお願いします。

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