海を眺望する猫

2010年09月28日 23:48

湘南海岸、夕刻。
昨日から降り続いた雨は昼頃に止んだが、灰色の雲がまだ上空に居座っていた。

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西の空に目をやると、雲の切れ目から柔らかな陽射しが差し込んでいるのが見えた。


砂浜に下りようとした時、Kおばさんに声をかけられた。
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ところが声をかけたKおばさんは、挨拶もそこそこにミケのエサ場へと足早に向かっていった。
Kおじさんと私は、Kおばさんの後ろ姿を見送りながら時候の挨拶を交わした。



重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
今日もミリオンの姿はエサ場の中になかった。
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この時、どこからか猫の鳴き声が聞こえてきた。
私はてっきりミリオンの声だと思い「ミリオン、どこにいる?」と夕闇に包まれたエサ場の奥へ向かって応えた。
これくらいの暗さなら白いミリオンの体は仄かに見えるはず‥‥だが、いくら目を凝らしてもそれらしいモノはいなかった。



私はエサ場の奥へ向かって適当にシャッターを押した。
フラッシュの明かりの先に確かに猫がいた‥‥しかしそれは、ミリオンとは似ても似つかない黒い体をした猫だった。

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黒い体をしたその猫は、まだ幼かった。
腹を空かしているのか、か細い声で盛んに鳴いている。



そこで私は、持っていたカリカリを与えた。
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いったいこの子はどこからやって来たのだろう?
国道を越えて街からやって来た迷い猫か、それともここへ遺棄された捨て猫なのか‥‥?
一昨日の夕刻、私はミリオンのエサ場近くで一匹の猫を目撃していた。
その時は、夕闇迫る防砂林に逃げこむ影のような後ろ姿を見送っただけだった。


カリカリを少しだけ食べた幼い黒猫は、逃げるように防砂林の奥へ姿を消した。

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湘南海岸に新たな野良が棲みついたのを確信した私は、重い足取りで帰路についた。





船宿エリア
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コジローは夕陽に染まるプレハブ小屋の屋根にいた。


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一度遠くを見やったコジローは、屋根の上でやにわに毛繕いを始めた。


そのコジローを見上げる白猫。
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そこへクロベエも駆けつけてきた。


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さらにコジロー、クロベエの母である三毛猫もあとを追ってきた。


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マサムネはボートの上から弟のコジローをただ見つめているだけだ。


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コジローはそんな下界の様子をゆっくりと見渡した。


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それから自分の足を枕にコジローは、眼の前に広がる海を眺め始めた。
生命の源である海を見て、コジローは何を想っているのだろう‥‥?



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いつの間に跳び乗ったのか、軽トラの荷台で白猫が寛いでいた。


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クロベエも軽トラに同乗した。


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コジローと同じ血が流れるクロベエ‥‥高いところが好きなのはDNAのせいかもしれない。
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クロベエもコジローと同じように彼方の水平線を見つめ始めた。
これもDNAの成せる業か‥‥?



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とそこへ、やはり同じDNAを持つマサムネが近づいてきた。
やはり遺伝子の赴くまま海を眺めに来たのだろうか‥‥?



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だが軽トラを見上げるマサムネの表情は‥‥何故か悲しそうだった

<つづく>



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コメント

  1. mimi | URL | tHX44QXM

    wabiさん

    おはようございます。

    ミリオンちゃんは何処にいるのでしょうかね??

    と、子猫の黒ちゃん、一人ぽっちなのかしら。。
    元気にそだってほしいです。

    クロベイがトラックに乗った時からの写真いいですね。
    白猫の姿が面白く、可愛いです。

    マサムネ どうするのか、気になります。

  2. wabi | URL | -

    mimiさんへ

    ミリオンは幼い黒猫がエサ場に出入りするようになって様子が変わりました。
    今朝も姿が見えないと、ゆきママさんから報告がありました。

    昨日初めてその姿をはっきり見ることのできた幼い黒猫、今日は姿を現しませんでした。
    でもミリオンのところにエサがあることを知ったからには、また出没する可能性が高いです。

    マサムネは隻眼ゆえのハンデを抱えています。
    でもこのエリアは安全なので、天敵に襲われ高いところへ逃げる必要はないでしょう。

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