カポネの前途

2010年10月03日 23:59

PM03:50 
湘南は今日も季節はずれの夏日を記録した。
凪いだ海にサーファーの姿はなく、多くの釣人が静かな水面に糸を垂らしていた。

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海岸に足を踏み入れた時、私はミケのエサ場から帰るK夫妻と鉢合わせした。
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朝夕はさすがに涼しくなったが、昼間の暑さが応えると、Kおばさんがさかんに訴えた。


PM06:10
重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
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ミリオンの姿はエサ場のどこにも見えなかった。


私がエサ場を離れようとしたとき、向かいの植込みで何かが動く気配を感じた。
カメラを構えた私は、植込みの暗闇へ向かって何度かシャッターを押した。

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すると、その中の1枚に見知らぬ野良の姿が写っていた。
先日の黒猫といい、最近ミリオンのエサ場にどうしてこうも新顔の野良が出没するのか‥‥
私は、それが偶然ではないような気がしてきた。



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船宿エリア 9月某日
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威厳も凄みも失ったカポネは、すごすごと船宿から離れていく。


そんな状態のカポネでも、若い白猫にはまだ脅威だった。
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車の下に逃げこんだ白猫は、強張った表情でカポネの姿を見送っている。


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振り返ることも立ち止まることもなく、カポネは足早に歩いていく。


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「カポネ、自分のねぐらに帰るのか?」
しかしカポネは、私の問いかけに応える気などさらさらない様子だった。



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こうしてカポネは船宿エリアから立ち去っていった。
今のままのカポネが、このエリアの野良たちに受け入れてもらうのは至難なことだと思えた。



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やっと、車の下から白猫が姿を現した。


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マサムネたちは、カポネの姿が見えなくなってもしばらく眼を離さなかった。


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カポネが戻ってこないことを確信したマサムネは、マンホールの蓋へ座り‥‥


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いきなり勝利の雄叫びを上げた‥‥わけではなく、大きなアクビをしただけだった。


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カポネを大の苦手とするクロベエは、ホッと安心したのかお気に入りのボンネットへ跳び乗った。
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だが、その眼には警戒の色がまだ残っている。


周りにカポネの気配がないのを知ったクロベエは、東の空に昇った月を愛ではじめた。
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「月には、野良猫がよく似合う」


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船宿をあとにした私は、月見草が似合うという富士を撮りに海辺近くの公園へ足を延ばした。


そして撮影を終えた私が、後ろを振り向くと‥‥
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そこにはコジローが独りでいた。


美しい富士のシルエットをしばし見つめるコジロー。
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月を愛でるクロベエといい、富士に見入るコジローといい、船宿エリアの野良は風流だ。


コジローに後をつけられたのを、私はまるっきり気づかなかった。
船宿から100mほど離れたこの公園は、コジローの縄張りの外にある。

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コジローは、私が名を呼ぶとはにかんだ表情で近づいてきた。


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コメント

  1. Kiryu | URL | T2RJUesU

     wabiさん、おはようございます。

     船宿エリアの猫たちは個性豊かで、毎日、楽しく読ませたいただいています。
     カポネの変化も面白いですね。
     船宿エリアに仲間入りしたくなって葛藤しているのかな?
     威厳を失ったカポネの今後に注目ですね。

     ミリオンのエサ場に新しい猫たちが出没しているのは気がかりですね。
     ミリオンがいずらくなるかもしれないし・・・。

  2. wabi | URL | -

    Kiryuさんへ

    船宿エリアの野良たちは集まりもよく、誰にも逢えないということがないので
    私もついついこのエリアへ足を運んでしまいます。
    毎日様子を見にいっているミリオンのエサ場に近いという理由もありますが。

    さて、ミリオンのエサ場に出没する新顔の野良たち、街からやって来たのか、
    それともここへ遺棄されたのか定かでなく、また幼い黒猫などはあの日以来姿を見せません。
    このエサ場は国道との高低差がない場所にあるので、彼らが国道を渡ってきた可能性も高く、
    事故に遭わないか危惧しています。
    どっちにしても心配の種が増えたことには違いありません。

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