茶トラの支援者

2010年10月10日 21:51

昨日からの雨は、夜通し降りつづいた。
眠ることもできず、冷たい雨に震えていた茶トラの姿が私の脳裏から離れなかった。



AM10:10
茶トラのことが気になった私は、睡眠剤のせいで完全に覚醒しない体を自ら叱咤しながら海岸へ赴いた。
私が舌を鳴らして呼ぶと、茶トラはすぐに姿を現した。

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茶トラは私よりずっとスッキリした顔でこちらを見つめている。


そして、いきなり激しく鳴きはじめた。
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最後には叫ぶように大きな鳴き声をあげた。
「これだけの大声を出せる元気があるなら、心配することはない」私は安堵した。



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最初は私を警戒していた茶トラだが、甘えた声を発しながら徐々に近づいてきた。


腹が減っているかと思い、まずは持ってきたカリカリを与えた。
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茶トラは、トレイに移したカリカリを貪るように食べはじめた。


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カリカリを食べ終えた茶トラは、警戒した様子でトレイから離れていった。


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残されたトレイを覗くと、見事に完食していた。


そこへ猫好きおじさんがやって来た。
茶トラのために2本の傘を置いたのは、このおじさんだった。

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猫好きおじさんが、新たな食事をカリカリと一緒に食器へ入れた。


それは食パンを小さくちぎったモノだった。
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茶トラの側へ食器を差し出すと、これもまたガツガツと食べだした。


そこへ今度は、初老の女性が自転車に乗って茶トラを訪ねてきた。
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この女性、どうやら茶トラとは親しい間柄のようだ。


その女性の手から直接チクワを貰う茶トラ。
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器用に食べるものだと感心していると‥‥
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ポロリと地面に落としたりするから、猫は可愛い。


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場所を替えてチクワを食べようとするが、茶トラはさっきの失敗が頭にあるのか、つい前足を出してしまう‥‥こういう仕草もまた可愛い。


その女性が、来たときと同じように自転車に乗り帰っていくと、茶トラはその後ろ姿を名残惜しそうに見送った。
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そうしてしばらくの間、その場で佇んでいた。


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何を思ったか、茶トラはいきなり地面に転がった。


その茶トラが見つめる頭上に目をやると‥‥、
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白い雲の合い間から青空が覗いていた。


PM 03:20
午後、予報より早く天気が回復した海岸へ、私は再び足を運んだ。

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重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
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ミリオンの姿はなく、エサ場の中は静まり返っていた。





AM9:50
午前中に茶トラのところへ行く途中、ボスの姿が目に入った。

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数ヶ月ぶりに間近で見るボスは何だかやつれていた。


持っていたカリカリを与えると、すぐに食らいついた。
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食欲がある様子を見て安心したが、痩せた体がやはり気にかかる。


私の顔を思い出したのか、ボスは痩せた体をすり寄せてきた。
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そんなボスの体を、私はいたわるように撫でた。


カリカリのお代わりをトレイに盛ってやると、ボスは味わうようにゆっくりと食べた。
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「ボス、今度から食べ物を持って来てやるから顔を見せろよ」



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コメント

  1. とろけるカラムーチョ | URL | -

    癒されますねぇ~

  2. 風吹 | URL | -

    こんにちは。
    必死に叫ぶ茶トラがなんだか切ないです。
    これから寒くなる季節だし
    外での生活は大変だろうなと。
    これは茶トラに限ったことではないし
    どうしようもないんですけど
    まだあどけない幼い猫、
    新しい飼い主さんが見つかってくれたらいいですね。

  3. 長谷川平蔵 | URL | -

    ご訪問ありがとうございました
    また遊びに来てください
    応援Pして帰ります

  4. wabi | URL | -

    長谷川平蔵さんへ

    こちらこそご訪問ありがとうございました。

    そして、応援して頂き感謝しています。

  5. wabi | URL | -

    とろけるカラムーチョ さんへ

    > 癒されますねぇ~

    全ての猫はそのために存在しているのでしょう。

  6. wabi | URL | -

    風吹さんへ

    私の勘違いでコメント返しが遅くなったことをまずお詫びします。

    記事にもあるように、幸運にもこの茶トラには里親さんが名乗りを上げてくれました。
    あの場所に遺棄されるまで家猫だったと思われる茶トラには、海岸の暮らしは厳しすぎるので本当に良かったと思います。
    風吹さんのおっしゃるように、季節は寒い冬に向かっていましたから尚更です。

    人懐こい良い子ですから、きっと里親さんに可愛がられて幸せな生涯を送るだろうと信じています。

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