コジローの不在

2010年10月13日 23:59

PM03:30
今日の湘南は、夏日だった。いったいこの残滓のような暑さはいつまで続くのだろう‥‥

海岸101013-01.jpg


ミケが眠る場所は花で溢れていた。
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カラスに破られた遺影を包むビニールも新しいモノに替えられている。
「ミケ、お前ほど愛された野良は世界中捜してもいないかもしれないぞ」



捨て猫の茶トラがいた場所
昨日まで植込みの側にあった傘と小屋が跡形もなく消えていた。
茶トラエリア101013-01.jpg
発泡スチロールの小屋をここへ置いたのはK夫妻だった。
私のブログで茶トラが里親に引き取られたことを知ったKおじさんから昨夜メールが届いた。
それには『私たち二人も里親が見つかるのを切に願っていましたので安堵しています。発泡ケースは後ほど撤去いたします』とあった。



一昨日まで茶トラがいたこのエリアは、元の静けさを取り戻していた。
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耳を澄ましても、聞こえてくるのは波音と国道を走る車の走行音だけだ。


あまたの小さい命を奪った国道134号線‥‥
マサムネの兄弟もこの道路で車に轢かれ命を落としたと、聞いた。

茶トラエリア101013-03.jpg
海岸猫にこの道路を渡らせないため食事を与えていると言ったボランティアのAさんの言葉が、今でも私の頭にこびりついている。


重度の耳疥癬に苦しむ白猫、ミリオン
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今日もミリオンの姿を見ることは叶わなかったが、ゆきママさんから朝は奥の発泡スチロールに座っていて、カリカリも食器に残っていたという報告を受けている。


海岸101013-02.jpg





船宿エリア
マサムネとカポネの不穏な様子を見た私は、急遽食事を与えることにした。

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マサムネとカポネのトレイは少し離れた場所に置いた。


警戒心の強いこの野良には、いつもの特別席を用意した。
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「カポネ、雨に濡れた甲斐があったかい?」と私は訊いてみたが、食事中のカポネに応える余裕はないようだ。


自分の分を食べ終えたシャムミックスが、兄であるマサムネのカリカリを奪いにかかった。
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いつもならすぐに譲ってしまうマサムネだが‥‥


よほど腹が減っているのか、妹と互角に張り合っている。
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お互いに譲らず、兄妹はしばらくこの状態でカリカリを食べつづけた。


だが根負けしたのは、やはりマサムネだった。
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マサムネは仕方なく、眼の前にあった白猫の食べ残しに口をつけた。


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このお嬢さん、見かけに依らず厚かましい。


そこへ、長毛野良が駆けつけてきた。
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ところが敵対するカポネが居るのを知るとその場で固まってしまった。


私は間に入り、カポネと離れた場所にカリカリの入ったトレイを置いた。
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それでもトレイに近づこうとしないので、トレイを眼の前に差し出してやった。


妹にカリカリを横取りされたマサムネに追加を与えた。
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そのマサムネを羨ましそうな眼で見つめるカポネ。


マサムネは脇目もふらず食べつづける。
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カポネは相変わらず大人しくただマサムネの様子を見ている。


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よそ者である自分の立場をわきまえているのか、それともマサムネに一目置いているのか、カポネは驚くほどしおらしい。


私はその時おそまきながら、あることに気がついた‥‥
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食べ物の匂いがすると真っ先に駆けつけてくるコジローの姿が見えないことに‥‥

<つづく>





サンマの近況
先日、サンマを保護しているあらしさんから写メールが届いた。

サンマ101-01.jpg
それによると、サンマは来る16日の午後に去勢手術を受けることが決まった。
術前の血液検査では、腎臓は特に悪くなっていないとのこと。
「まぁ、現状維持だと思います」とあらしさんは記していた。
ちなみに、サンマの体重は4.8㎏もあるという。



ただサンマの夜鳴きは相変わらずで、ご主人ともどもストレスを溜めているそうだ。
サンマ101-02.jpg
【かまくらベッドでくつろぐサンマ】



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コメント

  1. はな | URL | -

    こんばんは。

    ミケちゃんのお墓といい茶トラの傘やハウスといい、皆さんやさしい方ばかりですね。
    どこの野良も大変な生活ですが、茅ヶ崎海岸の野良達はかなり幸せなほうですね。

    カポネ、なんとも可愛くて今後の動向がますます気になってきました。

    久しぶりにサンマちゃんが見れて嬉しかったです。
    穏やかで幸せそうな寝顔。まさに飼い猫の顔ですね。

  2. wabi | URL | -

    はなさんへ

    私はほかの所謂街猫の実態はあまり知りませんから何とも言えませんが、
    比較すれば海岸猫の方が恵まれているかも知れません。
    それは人家から離れた海岸という環境が関係しているものと思われます。

    カポネは不思議な野良で、強いのか弱いのか未だに分かりません。
    同じ野良に対しては高圧的な態度をみせますが、人に対してはからっきし意気地がありません。

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