マサムネの所在

2010年11月14日 00:00

PM02:50
昨日同様、頭上を灰色の雲にすっぽりと覆われた湘南海岸は、多くの色を奪われ無彩色に近い様相を見せていた。

海岸101114-01.jpg
ただ寒々しい情景とは裏腹に存外暖かく、吹く風が心地良いくらいだ。


ソックスエリア
エサ場は昨日と寸分違わない状態で、いつもの場所にあった。

ソックス101114-01.jpg
食器に残ったエサには口をつけた形跡が残っていた。


今日は休日だが、生憎の天候のせいか人出は少ない。
ソックス101114-02.jpg
どうやらエサ場荒らしを行うのは平日のようで、その後も怪しげな人物は現れなかった。


その代わりに、時折公園内を人が通り抜けた。
そして中には、エサ場に置かれた犯人への訴えを綴ったメッセージに目を留める人もいる。

ソックス101114-03.jpg
でもこのメッセージが犯人の心を翻意させることはないだろと、私は思っている。
ただ、ここで起こっていることを、他の人に知らせることで犯行がし辛くなることは期待できる。



周りの穏やかな光景を眺めていると、すぐ近くで異常な犯行が繰り返し行われていることが噓のようだ。
ソックス101114-04.jpg
浜辺に集った人たちからは、ギターの演奏に合わせた楽しげな歌声が聴こえてくる。
そして世界の終わりを迎えるかのように、若いカップルが身体を寄せ合っていた。



ソックス101114-05.jpg
ふと国道の方へ目をやると、心配そうにエサ場の様子を窺っている猫好きおじさんがいた。


植込みの中に、一匹の野良の姿があった。
ソックス101114-06.jpg
見覚えあるキジトラ白の野良は、私の方をチラリと顧みた。
さて、この野良はタビなのかソックスなのか、昨日お教えした判別方法で見分けてほしい。
答は最後に記しておく。


海岸101114-02.jpg
私はサイクリングロードを西へ向かった。


船宿エリア
船宿101114-01.jpg


「カポネ、最近お前いつもここにいるなぁ」
このエリアの野良たちに仲間入りを認められたのだろうか‥‥?

船宿101114-02.jpg
「ところでお母さん、息子のマサムネとコジローはどこへ行ってるんだ?」
最近、マサムネとコジローが揃ったところを見てない。



船宿101114-03.jpg
他の野良が私の訪問を知り、集まってきた。


シロベエはいきなり私の足にすり寄ってきた。
船宿101114-04.jpg
そのシロベエの向こうに、独り佇むクロベエの姿が見えた。


船宿101114-05.jpg
クロベエは、苦手とするカポネに決して近づこうとしない。


船宿101114-06.jpg
しばらく待ったが、マサムネとコジローは姿を現さない。


周りを見回しても、彼らの姿はなかった。
船宿101114-07.jpg
実はこの兄弟について、私はある情報を得ていた。
そこで、まずマサムネが目撃された場所へ行ってみることにした。



船宿101114-08b
近くの釣宿前に、見覚えある野良の後姿を発見した。


その後姿に向かって私が名を呼ぶと、マサムネは慌てて釣宿の店先から離れた。
船宿101114-09.jpg
そして近くの駐車場に座ると、私の顔をふり返った。


「マサムネ、どうしてこんなところへ来てるんだ?」と私はマサムネに率直に問うてみた。
船宿101114-10.jpg
するとマサムネはその問いには応えず、バツの悪そうな表情で目を伏せた。


私は「マサムネ猫缶食べるか?なら一緒に帰ろう」と声をかけ船宿へ向かった。
船宿101114-11.jpg
マサムネは私の言ったことが判ったのか、素直に私の後をついてきた。


ところが、船宿の数m手前でマサムネが急に立ち止まった。
船宿101114-12.jpg
その船宿の側には、息子の姿を見つめる母の姿があった。


ここでもマサムネは、まるで悪戯を見つかった子供のような表情で母を様子を窺った。
船宿101114-13.jpg
息子を見つめつづける母の目は何を語っているのだろう?
もしかしたら、エサ場から離れた釣宿の店先で物欲しそうにしている息子のことを嘆いているのかも知れない。



マサムネは母の厳しい目に耐えられなかったのか、ついには車の下へ身を隠してしまった。
船宿101114-14.jpg
私は猫缶とカリカリを、船宿前に集まった野良たちへ一斉に与えた。


船宿101114-15.jpg
遅れてやってきたマサムネには、少し離れた場所で食事させた。


船宿101114-16.jpg
私は持ってきた猫缶とカリカリの全てを与えず、少し手元に残していた。
帰ってくるかもしれないコジローのために。



船宿101114-17.jpg
しかし宵闇が濃くなっても、コジローが船宿へ姿を現すことはなかった。

答=タビ



ブログランキングに参加中
気に入って頂けたら下のバナーをクリックしてください
にほんブログ村 猫ブログ 野良猫へ
いつも応援ありがとうございます

関連記事
スポンサーサイト


コメント

  1. mimi | URL | tHX44QXM

    wabiさん

    おはようございます。

    タビさん、ぽつんといますね。ソックスはお出かけ中かしら??
    猫好きおじさんの見回り、、ご苦労様です。

    カボネはいつ見ても可愛いです、もう船宿のメンバーですね!きっと。

    マサムネ、コジローはもっと美味しいエサ場を見つけてしまったんですね。
    お母さんの怒った?心配な?お顔が印象的です。

  2. wabi | URL | -

    mimiさんへ

    タビとソックスを公園内で見かけることはなくなりました。
    やはり、警戒しているのでしょう。

    カポネのことを未だに『可愛い』とは思えない私です。(笑)
    でも以前より穏やかな態度で、他の猫と威嚇し合うところを見なくなりました。
    ただクロベエだけは、カポネがいるとそわそわし、近づくことはありません。

    マサムネとコジローの行動範囲は意外と広く、意外なところで目撃されています。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)