連鎖

2010年11月28日 15:25

2010/11/28 PM03:25
夕刻の湘南海岸。
いくつもの波が白い波頭を立てて打ち寄せ、波消しブロックで大きな飛沫をあげていた。

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船宿エリア
船宿前には、野良たちを訪ねて先客がいた。

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人馴れした三毛猫は、手ずからカリカリを貰っている。


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そのうち、他の野良たちも集まってきた。
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しかしマサムネは、離れたトコロにうずくまったままだ。


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最近のマサムネは、何故か仲間と距離を置く。これにはマサムネなりの理由があるはずだ、と私は思っている。


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もう一匹、他の野良と一線を画すヤツがいた。
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それは‥‥カポネだ。


カポネは食べ物を貰うことなく、いつものように悠然と船宿から立ち去っていった。
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訪問客が去った船宿前は、いつもの平板な日常に戻った。
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マサムネと新入り三毛との関係は、その後どうなっているのだろう?
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マサムネはそっと三毛猫に近づいていった。


三毛猫を、ただジッと見つめるマサムネ。
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陶然としたマサムネの横顔は、何を物語っているのだろう‥‥?


その時私は、視界の隅に動く影を認めた。
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つと見やると、忘れ物でもしたのか、カポネが船宿前に戻ってきた。


三毛猫がそのカポネを凝然と見つめる。
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するとカポネは、その三毛猫の視線に射竦められたように動きを止めた。


しばらくそうしていたカポネだが‥‥
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やおら踵を返すと、トボトボと船宿を後にした。


三毛猫は、そのカポネを屹然とした態度で見送った。
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若くて美しい三毛猫が、これからこのエリアでどういう役割を担うのか‥‥私の興味は尽きない。


新たな訪問者にシロベエがすり寄っていく。船宿エリア101128-19.jpg


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長毛のこの野良は、何故か新入りの三毛猫にほとんど関心を示さない。
突然だが、この穏やかな野良を、その容貌から『獅子丸(シシマル)』と呼ぶことにした。



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三毛猫を見つめる母猫の眼は相変わらず険しい。その視線に嫉妬の光を感じるのは、私だけだろうか?


その熱い視線に耐えられなかったのか、新入り三毛は母猫からそっと離れた。
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その時、何処からか猫の鳴声が聞こえてきた。だが、ここの野良は滅多に鳴かない。


訝しく思った私は、その哀しげな鳴声の主を捜した。




その仔猫を船宿とブロック塀の間に発見した私は、思わず声をあげた。
「君は‥‥誰!?」
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だがその仔猫は、警戒心を含んだ眼で私を見つめるだけで、何も応えない。


その代わりに、仔猫は何かを訴えるように「ミャーミャー」と哀しげな鳴声をあげた。
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周りにいた野良たちも、仔猫の存在に気づいたようだ。


クロベエがおもむろに仔猫へ近づいた。
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クロ、お前の知り合いか、と訊いたが、クロベエは眼を丸くするだけで何も言わない。


どうやらここの野良たちも、この子とは初見のようだ。
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生後4、5ヶ月くらいだろうか‥‥その仔猫の困惑した表情を見た私は直感した。
「この子は捨て猫だ!」と。


仔猫がいきなり船宿前に走り出てきた。
すると‥‥ホントに何を忘れたのか、またまた舞い戻ってきたカポネと鉢合わせした。

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三毛猫の時と同様、今回もカポネは、これといった反応を見せず仔猫の前に静かに佇んでいた。


仔猫はカポネの側を走りぬけた。
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そして、駐車場の車の下へ潜りこんだ。


腹を空かして鳴いていると思った私は、持っていたカリカリを仔猫の側に置いた。
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と、そこへ、いきなりコジローが現れた。「コジロー、邪魔だ!向こうへ行ってろ!」


そう言って、私が一歩を踏み出そうとしたその時だった。仔猫が物陰から姿を現したのは。
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コジローは見知らぬ仔猫の出現に驚き、体が固まったままだ。


仔猫は貪るようにカリカリを食べはじめた。
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コジローは何も言わず、ただ仔猫を見つめていた。
どういう巡り合わせか‥‥首輪をした三毛猫もこの仔猫も、私が第一発見者だ。
しかし、どうしてこうも猫が遺棄されつづけるのか‥‥



そこへ相前後して、2人の女性が船宿の野良たちを訪ねてきた。
それはI改め『キュウ』さんと、O改め『チャチャ』さんだった。

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さらに、カポネに逢うため『逆剃り倶楽部』の管理人『buruco』さんが奥さんと一緒に船宿へやって来た。


burucoさんと私は今回が初対面。だが、決して船宿で待ち合わせをしたわけではない。
それなのにburucoさんは、海岸猫のためと言い、私にキャットフードを手渡してくれた。

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これも『ミケが取り持つ縁』なのか‥‥?








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コメント

  1. にゃんこmama | URL | lI21MTgA

    wabiさん ご無沙汰しています。
    新たなにゃんこが2匹ですか~i-195
    溜息が止まりません。

    ・・・すみません。
    言葉が出てきません。
    外で暮らすにゃんこ達が、この冬を無事に越せます様に祈るばかりです


  2. むー | URL | dtofDtxA

    ブログで場所が推定されて
    ここなら食べていけると思われてたら嫌ですね。

  3. たかたん | URL | NM1EMLgs

    また、新しい子が来ましたね。
    wabiさんのブログから人も集まってきますね。
    僕も機会を作って一度、訪ねたいと思ってます。
    ふと、思いました。今日は近畿地方では嵐のような雨風でしたが、そん時はノラ達は何処で、その時を過ごしてるんだろうかと?

  4. wabi | URL | -

    返信

    にゃんこmamaさんへ

    こちらこそご無沙汰しています。

    この2匹、私を待っていたかのように姿を現しました。
    三毛猫は人懐こく、今ではすっかりこのエリアに馴染んでいます。
    仔猫は警戒心が強く、人には決して近づきません。
    ただ三毛と同様、エリアの野良には受け入れてもらったようで、一安心しています。

    長期予報では寒さ厳しい冬を迎えるとのこと。
    私も気掛かりです。



    むーさんへ

    ほとんどの野良猫ブログの管理人は、同じジレンマを抱えているはずです。
    自分のブログが虐待や遺棄を助長しているかも知れない、と。

    世の中、良い人間ばかりではありませんからね。



    たかたんさんへ

    ボランティアの人が避妊、去勢手術をし、これ以上野良を増やさないよう努力しても、遺棄する人が居なくならないと、いつまで経っても野良の数は減りません。
    本来、野良猫は存在してはいけないのです。

    私のブログが人を呼ぶのではなく、海岸猫が多くの人の心を惹きつけるのです。

    遠方ですが、機会があれば野良たちに逢いに来てください。

    船宿エリアの野良たちが何処で雨露を凌いでいるのか‥‥未だ私にも判りません。
    ただ何匹かの野良が近くにある釣宿の倉庫をねぐらにしているようです。

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