釣宿の船長さん

2010年12月05日 15:30

2010/12/05
湘南海岸は、昨日の陽気を引きずったような長閑な夕刻を迎えていた。

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船宿エリア PM03:55
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私を迎えた野良たちは、この時刻、いかにも所在無げだった。


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珍しくメスの白猫が姿を見せていた。
古株のこの白猫が、食事時以外に姿を現すのは稀なことだ。

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どこで生まれどんな経緯でここに暮らすようになったのか、私には知る由もないが、雪のような白い体をしたこの子もそれなりの辛酸をなめてきただろうと想像できた。
なかなか逢えないので発表の機会を逸していたが、この白猫の名は以前から決めていた。
真っ白で小振りな体を持つので『小雪(コユキ)』と呼ぶことに。



「カポネお前、すっかりここの住人になったなぁ」
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私がそう言っても、澄んだ翠の瞳を向けるだけでカポネは何も応えない。





二匹の野良を両脇に従え、水場の真ん中に陣取るカポネ。
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あたかもデジャビュを見るように、私は以前目撃した同じシチュエーションを思い出した。


そんなカポネを見た私は、まさに『顔役』だな、と得心の笑みを漏らした。
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しかしこの顔役は、いかにも無聊に苦しんでいるように見えた。


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落日を背景に、一匹の野良が佇んでいた。
それはコユキ以上にほとんど姿を見せぬサビ柄を思わせる三毛猫だった。



しばらくすると、シャムミックスも何処からか姿を現した。
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このシャムの血が混じる野良も、いつも逢える訳ではない。


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今日は何故か珍しい顔が揃ったが、その代わり常連であるマサムネとコジローが未だ姿を見せていない。


と、そこへ、短いシッポを掲げて仔猫がやって来た。
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この子は、今やここのレギュラーだ。


さらに、やはり最近レギュラー入りした新入り三毛も姿を見せた。
傍らに屈んで、その三毛の様子を窺っているのは、これも最近ここの常連客になったチャチャさんだ。

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相前後してキュウさんが訪ねてきた。


こうして、船宿前がにわかに賑やかになった。
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その船宿を静かに去っていく野良がいた。サビ三毛だった。
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サビ三毛は、ねぐらへ真っ直ぐ向かっているのか、その足取りに惑いは感じられない。


近くの釣宿前に皆が集まっていた。
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この人は、いつもここの野良たちを可愛がってくれる若い船長さんだ。


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野良たちが貰っているのは魚の粗だ。


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鼻が利くコジローも姿を見せていた。
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ただ独り、クロベエだけは仲間の輪に入れず、物欲しそうな眼で見つめている。
輪の中に苦手とするカポネがいるためだ。



だが心配は要らない。野良たちの力関係を知る若い船長さんは、ちゃんとクロベエにも粗を与えてくれた。
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「良かったな、クロ」


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釣宿では、仕事を終えた船長さんたちの酒盛りが続いている。


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野良たちが貰った粗は船長さんたちの酒の肴だったと、私は後で知った。


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コメント

  1. mimi | URL | tHX44QXM

    wabiさん

    おはようございます。
    毎回盛り沢山の猫写真、見る方は楽しいですが編集等たいへんですね。
    お疲れさまです。

    カボネと両脇に仕える2匹の猫ちゃん、この前もそうでしたね!
    なんだか船宿を仕切る3猫ちゃんですね。かっこいいです。

    シャムとサビ柄の猫ちゃん達も貫禄ありますわ。

    子猫ちゃんはここの場所に慣れたようで、良かったです。
    冬を乗りきって欲しいです。

    船長さん達もやさしいので、安心です。

  2. wabi | URL | -

    mimiさんへ

    お気遣い、ありがとうございます。
    たしかに私の記事は編集に時間がかかり、未だブログ上の時間が、現実に追いついていません。
    年内はこの状態がつづくだろうと予想されます。

    カポネは、まるでこのエサ場のボスになったようです。
    ここを担当するSさんもカポネのことを『ボス』と呼んでいますから。

    仔猫は新入り三毛を慕っていますし、三毛の方も仔猫を慈しんでいる様子。
    なかなか微笑ましい光景です。

    海の男は一様に優しいです。
    野良たちは、海の男たちにも見守られています。

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