小悪魔

2010年12月08日 16:20

船宿エリア 2010/12/08
船宿エリア1101208-14.jpg
私の目には、新入り三毛がマサムネを誘っているように見えた。


船宿エリア1101208-15.jpg
マサムネは、その誘いにまんまと乗ってしまった。


男(オス)としての機能を失っているマサムネは、この三毛猫に何を求めているのだろう?
船宿エリア1101208-16.jpg
そしてこの新入り野良は、このエリアの野良に何を求めているのだろう?


船宿エリア1101208-17.jpg
新入り三毛の表情がにわかに険しくなった。


その眼が何を追っているのか、後ろを見なくても私には見当がついていた。
20101217220822ed5c.jpg
念のためふり返ると、やはり散歩中の犬だった。


船宿エリア1101208-19.jpg
新入り三毛が動かないとマサムネも動かないつもりか‥‥?


先に動いたのは新入り三毛だった。
20101217220920166c.jpg
そして思わせぶりな挨拶をマサムネと交わす。


次の瞬間、新入り三毛は身を翻した。
船宿エリア1101208-21.jpg
唖然とそれを見送るマサムネ。


船宿エリア1101208-22.jpg
人間の男子が、こんな気を持たせる扱いをされたらひとたまりもないだろう、と思われた。


まるで小悪魔のような野良だ。
船宿エリア1101208-23.jpg
マサムネもその魔力の虜になったのか‥‥?


出演場面の多いこの三毛猫を、いつまでも『新入り三毛』では具合が悪いと思っていた。
いつだったか、キュウさんがこのこの子のことを『ミイちゃん』と呼んでいたのを憶えている。
ただこのエリアの野良は、漢字表記の呼び名を付けているので、『三色』と書いて『ミイロ』と呼ぶことにした。

船宿エリア1101208-24.jpg
「マサムネ、猫缶やるから船宿へ戻ろう」


船宿エリア1101208-25.jpg
だがマサムネは、私がいくら手招きしてもその場から動こうとはしなかった。


船宿から離れ独りいたカポネにも「猫缶食べるか?」と私は声をかけた。
船宿エリア1101208-26.jpg
するとミイロが歩み寄り、カポネにも思わせぶりな挨拶をした。


船宿エリア1101208-27.jpg
猫缶を開けると、その匂いに釣られるように、仔猫もどこからか姿を現した。
しかしマサムネは、ついに船宿へ帰ってこなかった。



仔猫と私の距離は確実に縮まっていた。
船宿エリア1101208-28.jpg


仔猫がさっきから見つめているのは‥‥
船宿エリア1101208-29.jpg
先日の小学生が置いていった猫じゃらしだ。


船宿エリア1101208-30.jpg


私はしばし仔猫と遊んだ。
船宿エリア1101208-31.jpg


と、そこへミイロが割り込んできた。
船宿エリア1101208-32.jpg
ミイロからはさっきまでの大人びた雰囲気は失せ、ただ幼さだけしか感じなかった。
私の脳裏を再び「小悪魔」という文字がよぎった。



海岸1101208-02.jpg


ブログランキングに参加中
気に入って頂けたら下のバナーをクリックしてください
にほんブログ村 猫ブログ 野良猫へ
いつも応援ありがとうございます


関連記事
スポンサーサイト


コメント

  1. yu | URL | 65jJC2fQ

    おはようございます

    wabiさん、ありがとうございます。ミケちゃんのお墓のことですが私は仔猫とミイロちゃんと同じようにこの海岸を歩く新入者なので、もう少し自分の足で歩いてみたいです。

    9月中旬頃、明るくなり始めた早朝にミリオンちゃんと初めて出逢って彼女と何度か会話しました。話しかけると小さく返事をしてくれる可愛い子ですね。その場所で優しそうな穏やかな男性と一度お話したことがありました。痛々しい耳の怪我のこと、海岸に暮らす猫たちのこと、その時もミケちゃんのお墓のことはあえて聞きませんでした。wabiさんが注意を払っておられるようにきっと毎日猫たちを見守る心優しい皆さん方も同じ気持ちなのだろうなって感じたので。

    wabiさんのブログを通じて知った個性豊かな猫たちと、実際出逢うと不思議な思いにかられます。私はマサムネの存在が特に気になって気になってしょうがないのですが、ダレからも相手にされなかった頃ミイロちゃんに近づいて挨拶を交わした彼の優しさ溢れる写真にグッときました。この冬を初めて迎える仔猫と小悪魔ミイロちゃんに、マサムネに寄り添ってあげてほしいと願わずにいられません。

    猫じゃらしと無邪気に遊ぶ二匹が切ないほどにとっても可愛いですね

  2. たかたん | URL | NM1EMLgs

    新入りのはずが

    新入りの三毛猫は「三色=ミイロ」に銘銘ですね。
    新入りのはずが、何時の間にかその存在感が大きくなりました。
    これからが、楽しみです。
    子猫ちゃんも、落ち着いて着てるようですね。

  3. wabi | URL | -

    返信

    yuさんへ

    いつもご丁寧なコメントありがとうございます。

    そうですね、自分の足で歩いて、そしてミケに逢った方が自然かも知れませんね。
    きっと『ミケが取り持つ縁』で、巡り合うことができるでしょう。(笑)
    ただひとつ、これだけはお教えしておきます。
    サイクリングロードからは決してミケは見えません。

    マサムネは本当に優しいヤツです。ナイスガイです。
    隻眼というハンデを持ちながらも、いじけることなく穏やかに仲間を見守っている頼もしいヤツです。
    私はそんな彼に敬意を抱いているほどです。
    もしマサムネが人間だったら、ひとかどの人物になっているはず。
    本当に猫にしておくのが勿体ないくらいです。
    マサムネに勝る人間がいったい何割いるのか‥‥3割もいないと、私は思っています。



    たかたんさんへ

    『三色』‥‥猫の名にはどうかな、と思っていたので素直に嬉しく思います。
    ありがとうございます!
    このミイロ、なかなかのお転婆さんで、周りの野良を翻弄している感があります。
    ただ、新入り仔猫の母親代わりを担ってくれて、エリアを担当するSさんも彼女に感謝しています。
    仔猫が落ち着いたのもミイロのお陰です。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)