羨む猫

2010年12月26日 10:10

2010/12/12
湘南海岸は穏やかな夕刻を迎えていた。
その落日の空を一筋の白い飛行機雲が西へ向かって伸びていくのが見えた。

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船宿エリア
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カポネが船宿エリアの入口で私を迎えてくれた。


「ん、あ、あれは‥‥?」
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カポネも気配を感じてふり返ったが、仔猫はそれより一瞬早く植え込みの中へ姿を消した。


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その代わりに、シシマルが姿を見せた。


シシマルはいつになく険しい表情をしていた。
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カポネとシシマル‥‥このエリアの両雄が早々に対峙した。


昂ぶる気持ちを落ち着かせるためか、カポネはいきなり毛繕いを始めた。
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シシマルはそんなカポネを静かに見つめている。
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と、その時、ミイロがシシマルに近づいてお尻の匂いを嗅いだ。


小悪魔のような元飼い猫のミイロ‥‥お前はこの状況で、いったい何をしようというのか?
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と、今度はそこへ、物見高い母三毛が参加してきた。そして妙な取り合わせの野良たちが、線上に整列した。
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「母さん、お前はホントに好奇心の強いヤツだなぁ‥‥」


私はそんな野良たちをそのままに、マサムネの姿を求めて船宿からほど近い釣宿へ向かった。
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果たして、マサムネは釣宿の店先にいた。今日は妹のアイはいないようだ。


私が近づいても脇目も振らず、マサムネは黙々と何かを貪っている。
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見ると、それはサバの切り身だった。


この切り身、釣宿の人に貰ったのだろう。
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こんな新鮮なモノに舌が慣れてしまうと、カリカリなんて口にしなくなるのではと気を揉んでしまう。


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「マサムネ、それ以上舌を肥えさせるなよ」


船宿前に戻ると、先ほど一瞬間姿を見せた仔猫が物置の陰にいた。
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そこへ、ミイロが現れた。
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ミイロはすっかり仔猫の母親になったようだ。仔猫もそんなミイロを慕っている。


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「捨猫同士、仲良くすればいいさ」


私が船宿前にいると、不意にコジローがやって来て足に体をすり付けてきた。
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「コジロー、お前の兄貴は向こうの釣宿でご馳走食ってたぞ!」


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カポネが船宿前に姿を見せた。


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シシマルもカポネの後を追うように船宿前に戻ってきた。


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知らぬ間に、アイも姿を見せていた。


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コジローが見つめる先には、ミイロが憂いを含んだ表情で佇んでいた。


ミイロは時折、こういう寂しそうな風情を見せる。
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仔猫がミイロのあとを追ってきた。


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同じ格好で毛繕いする二匹を見るうち、まるで本当の親子のようだな、と私は思った。


そんなにわか親子を、そっと窺っている野良がいた。
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それは、母三毛だった。


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どんな想いで母三毛は、ミイロと仔猫の仲睦まじい様子を見つめているのだろう?


母三毛は寂しく思っているのだろうか?
子供たちが皆大きくなり、仔猫のように自分を慕ってくれないのを。

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私も子を持つ親、母三毛の心情が想像通りなら同情を禁じえない。


そんな想いを巡らせている時、顔見知りのご夫婦が野良たちへ食べ物を与えるため船宿を訪ねてきた。
するとさっきまで物寂しい面持ちだった母三毛は、あたふたと船宿へ駆けていくではないか。

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何に比しても野良にとっては食い気が最優先されるようだ。



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コメント

  1. MR.T | URL | SFo5/nok

    ちょっと、お邪魔します。これは飛行機雲ではなく『ケムトレイル』と呼ばれるものではないでしょうか。
     その証拠に、この様な航跡が毎日見られ、空が白空か、せいぜい水色空の毎日でもう青空はありません。
     ケムトレイルで画像、動画を検索したり、『ケムトレイル・気象操作掲示板』等をご参考頂ければ幸いです。各地の散布がわかります。
     アメリカ、ドイツは大手マスコミが報道せざるを得ない状況で、日本もそろそろでしょう。
     お写真を拝見しても、空が白っぽい、粉っぽい感じです。昼夜分かたず散布する事が多い為そうなります。
     日本はアメリカのカリフォルニア州程度の広さしかない為、大型機で周回散布が可能です。その為、田舎とされる所でも目撃されます。

    また、曇りの日はバレないので散布しまくりです。梅雨の時期は気付く人も減ります(要は毎日散布するという事です)。

    最近は夜間散布が拡散して、朝一から空は白い事が多いです。

  2. wabi | URL | -

    MR.Tさんへ

    貴重な情報ありがとうございました。

    『ケムトレイル』‥‥私は初耳でした。
    さっそく検索してみました。
    有害化学物質の空中散布‥‥私にはにわかに信じられないことが記されてました。

    これからは空を見上げる度に脳裏を掠めそうです。

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