シロベエの足

2011年01月07日 02:21

船宿エリア 2011/01/04
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カポネは沈みゆく太陽を眺めながら沈思黙考していた‥‥わけではなく‥‥
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厭きもせず、今日もシシマルと睨み合っていた。


しばらくすると、カポネはその場から離れ、おもむろに船宿へ近づいていった。
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シシマルはそのカポネを険しい眼で凝視しつづけている。


カポネの後を追って、シシマルも船宿へ忍び寄っていった。
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そうして‥‥両雄は再び対峙した。


シシマルは吼えた‥‥「ミャーッ」と迫力のないカワイイ声で。
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そんな鳴声にカポネは全く動じない。カポネの反応を見たシシマルは、その場へ静かにうずくまった。
こうして両雄の覇権争いは、今日も尻つぼみに終わった。



ギャラリーのミイロも複雑な表情だ。
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私の足元で観戦していた新入り仔猫は、小さく尻尾を震わせた。


今日はまだ、シロベエの姿を見ていない。
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「シ、シロベエ‥‥?」


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それはシロベエではなく、コユキだった。


そこへコジローが姿を現した。
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今日も漁港へ出張っていたのだろうか?


コジローは漁港へ頻繁に行っては、そこに棲む野良を追い回していると聞いている。
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そして、盛んにマーキングしているとも‥‥
「どういうつもりなんだ、コジロー?」



シロベエが姿を現した。釣宿の船長さんが来たのを、どこからか見ていたのだろう。
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シロベエはこの船長さんを慕っている。


怪我をして戻ってきたシロベエは、明らかに人を怖れるようになった。
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そのシロベエも、この船長さんには心を開いている。


シロベエが船長さんの後を追う。不自由な後ろ足を引きずりながら‥‥
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先日、キュウさんがこのシロベエを見て「おそらく右後ろ足は脱臼していると思う」と言っていた。


釣宿へ帰る船長さんを見つめるシロベエは、別れを惜しんでいるように見えた。
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船長さんに貰った魚の粗をシロベエは頬張った。


シロベエは、物欲しそうに見つめるコジローに眼もくれない。
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食い物の匂いに釣られて、茶トラも近づいてきた。


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戻ってきた船長さんは、カポネに粗を与えた。


粗を咥えたカポネは、小走りでその場を離れていく。
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貰った粗はサバのようだ。
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カポネは粗に食らい付くと、バリバリと音を立てて噛み砕きはじめた。





カポネの獲物を奪おうとした新入り仔猫にも粗が与えられた。
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新入り仔猫は直ぐ、粗を貪りはじめた。





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私は、遠慮がちのクロベエの眼の前に切り身を置いてやった。


ところが、クロベエは口を付けることなく、その場から逃げるように離れていった。
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どうやら生のモノは、見るのもイヤなようだ。「野良の嗜好も様々だということか‥‥」


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さっきから一羽のカラスが騒がしく啼いている。


そして、私がちょっと目を離した隙だった‥‥
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カラスが地面の切り身を瞬時に奪い去っていった。


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カポネは欠片だけを残し、サバの粗をほぼ完食した。


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さすがに新入り仔猫はサバを食べ残した。

シシマルの眼の前を、カポネがおずおずと通り過ぎていく。
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そして、仔猫の残した粗に近づくと‥‥

カポネはゆっくりと食べはじめた。
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ふと顔を上げると、カポネの様子を物欲しそうに窺っている茶トラの姿が見えた。




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コメント

  1. あと半分。 | URL | -

    カポネ凄いですね。

    やさしい船長さんですね~(^▽^)
    皆、アラをもらえてよかった♪

    子猫ちゃんも、ちゃんと一つもらえて
    さぞ満腹するだろうと思ったら
    残しちゃったんですね・・
    上手に食べられないところが可愛いですね。

    カポネの顎の力に驚きました!
    ばりばり、むしゃむしゃ・・(゜ロ゜)
    ボス猫は、食べる力も凄いですね。
    またおいしそうに食べること!
    サバのアラがご馳走に見えてしまいましたよ~(^▽^)

  2. mimi | URL | tHX44QXM

    wabiさん

    こんにちわ。体調はいかがですか??
    ご無理せずに。。

    カボネはほんと凄いです! むちゃむちゃ、、ばりばりと。。
    顎の筋肉発達しているんですね。
    首が太いものね。

    船宿の猫ちゃん達は、皆さんにやさしくしてもらってますね。
    シロベイの足はどうしたんだろう?と思ってしまいますが。。
    早く完治するといいですね。

  3. wabi | URL | -

    コメントありがとうございます

    あと半分。さんへ

    カポネは文字通り『肉食系男子』です。
    歯、顎、筋肉、全てが並みの野良とは違っています。

    カポネは、まず最初にサバの頭から食べ始めます。
    バリッバリッと音を立てながら豪快に噛み砕きます。
    あの筋肉は伊達ではないということです。

    さすがに仔猫の小さな顎にとって、サバは難敵だったようです。
    出来ればカポネのように逞しく育って欲しいものです。
    ただ女の子なので、そこそこでいいですが‥‥(笑)



    mimiさんへ

    お気遣いありがとうございます。

    カポネは見た目通り、やはり逞しい野良です。
    他の野良が敬遠する粗を見事完食しました。

    シロベエの後ろ足は脱臼だと思われます。
    時間が経つと、元に戻らないそうです。
    ただ痛みはない様子です。

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