病魔と闘う猫 その弐『診断』

2011年01月13日 06:00

ミリオンの耳の状態を知った私は、彼女に係わる人たちと遇う度に、話を訊いた。
すると幾人かの人から「医者に診てもらっている」「薬を与えている」という応えが返ってきた。
私は安心したと同時に、世話をしている人がいるなら口を出す必要はないと思った。




だが実際にはこんな事実は一切無く、ミリオンが医師の治療を受けているというのは ”嘘” だったのだ。
エサ場09-01.jpg
いったい誰が何のために、こんな嘘の情報を流布したのか!?その時には”ある男性”ということしか分からなかった‥‥



ともかく、この時失った時間は実に貴重で、なお且つ取り返しがつかないモノとなった。


しかし私は真相を知らなかった‥‥この時はまだ‥‥。



その後の私は、毎日ミケのエサ場へ通い、ミケとサンマの日常観察に没頭することになる。
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そして半年が過ぎようとした時だった。あの惨劇が起こったのは。


2010年6月1日‥‥リードを離された飼い犬にサンマが襲われ全治1カ月の重傷を負った。
サンマ10-01.jpg



2010年6月27日‥‥サンマの惨事を目撃したミケが腎不全を悪化させ、永久(とわ)の眠りに就いた。
ミケ10-01.jpg
ブログの主役である野良二匹をほぼ同時に失った私は、ブログの継続を諦めかけていた。



しかしミケから恩を受けたままではどうしても得心がゆかない私は、ブログ継続を決意した。



湘南海岸に棲む野良は他にも沢山いた。私はそれらの野良を紹介しようと考えたのだ。
海岸100714-08.jpg
そしてもし出来るものなら、ミケの代わりに恩返ししたいと思っていた。



私の念頭にまず浮かんだのが、耳疥癬に苦しむミリオンだった。



久しぶりに訪れた私の姿を見ても、ミリオンは逃げなかった。
ミリオン100711-01.jpg
でも私がいくら話しかけても妖艶な眼で見つめるだけで、心を開く様子も、まだなかった。


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ミリオンの右耳は、以前見たときより確実に病魔に侵蝕されていた。


加療中であるはずの右耳が何故悪化しているのか、私は不可解でならなかった。
ミリオン100711-04.jpg
この時の記事を見た知人から一通のメールが届いた。
それには、懇意にしている医師にミリオンの耳を診てもらうので、モザイク処理していない写真を送って欲しいとあった。




メールに添付してミリオンの写真を送ってから数日後、私は驚くべき診断結果を知らされた。



海岸100714-01.jpg



ミリオンの右耳は疥癬などではなかった‥‥。

『扁平上皮癌』 これがミリオンを苦しめている病魔の正体だった。




<つづく>



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