病魔と闘う猫 その四『捕獲』

2011年01月15日 10:27

クスリ滴下に失敗した次の日から、ミリオンの姿はエサ場から消えてしまった。


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防砂林の奥へ入ってみると、ミリオンは植込みの奥に潜んでいた。
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私がいくら名を呼んでも完全に無視され、取り付く島がなかった。


その後も毎日ミリオンを訪ねたが、ミリオンが私の呼びかけに応えることはない。
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為す術がなくなった私は、ゆきママさんに助けを求めた。



ゆきママさんはミリオンへのクスリ投与を快く引き受けてくれた。
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「ミリオン、これからはゆきママさんからクスリを貰うんだよ」


ゆきママさんが海岸へ行けない日は、やはりミリオンを気にかけているTNさんが、代わってクスリを与えてくれることになった。
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一ヶ月に及ぶミリオンへのクスリ投与を終えた私たちは、涼しい秋の到来を首を長くして待った。




しかし、2010年の残暑は執拗に日本列島にへばり付き、10月に入っても夏日を記録し続けた。
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この頃になると、私の姿を見てもミリオンは逃げなくなった。


相変わらず名を呼んでも近づいてくることはなかったが‥‥
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静かに近づけば、体を触ることは辛うじて許してくれた。



長く続いた残暑も去り、湘南海岸に秋風が吹きはじめた。



やっと、ミリオン捕獲の条件が整った。
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私はミリオンに係わる人たちと連絡を取り、決行日を調整した。



2010年10月8日午後‥‥ミリオン捕獲のため、私を含め4人の男女が集まった。<



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都合良く、ミリオンはエサ場の外で寛いでいた。


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まず、キャリーケースを持ったIおばさんがエサ場へやって来た。


少し遅れてHさんが到着。
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この時、134号線の向こう側にはSさんが車を停めて待機していた。ミリオンを捕獲したら、すぐ病院へ移送するためだ。


ミリオンは相変わらず寛いだ様子で、エサ場の外に体を横たえている。
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ミリオンが我々に大人しく身を委ねてくれることを、私は心から祈った。


Iおばさんがカリカリでミリオンの気を引き、後ろからHさんが洗濯ネットで捕獲する手筈だった。
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洗濯ネットを取り出す直前のHさんに、私は「頭ごとスッポリいってください」と助言したのだが‥‥、緊張したHさんの手元は狂ってしまった。


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Hさんの繰り出したネットを、ミリオンはするりとすり抜けた。


体勢を立て直したHさんが、再度ミリオンにネットを被せる。
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ミリオンは今度も洗濯ネットを巧みにすり抜けた。
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そして植込みの奥へ逃げ込むと、険しい眼で我々を見返した。


SさんとHさんが次回のミリオン捕獲のために、お互いの電話番号を交換している。
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本人も今回のミリオン捕獲を期待していただけに、Hさんの意気消沈振りは傍目にも気の毒なほどだった。



こうして、満を持して決行されたミリオン捕獲は失敗に終わった‥‥

しかし、1度の失敗くらいで諦めるわけにはいかなかった‥‥。
私は次の捕獲計画へ頭を切り替えた。





<つづく>



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