病魔と闘う猫 その五『悪化』

2011年01月17日 08:04

1回目の捕獲失敗はミリオンの警戒心を相当煽ったようで、その後エサ場に姿を見せることも稀になった。
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そこでミリオンが必要以上に戒心しないよう、最小人数での捕獲を計画した。



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2010年11月6日 私はHさんと事前に打ち合わせをし、ミリオンのエサ場で落ち合った。
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移送用の車はHさんの友人が用意し、近くで待機していた。
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ミリオン捕獲をHさんひとりに委ね、私はエサ場から離れたトコロで見守ることにした。


名を呼んでもエサ場から出てこないミリオンを、Hさんが懸命に説得している。
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でも普段と違うHさんの言動が裏目に出てしまった。Hさんが体を触った瞬間に、ミリオンは植込みの奥へ逃げてしまった。


Hさんはキャリーケースを残し、用事が待つ友人の車で帰っていった。
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独り残った私は、ミリオンが再び姿を現すことを期待し、その場に留まることにした。


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2時間近く待ったが、ミリオンはエサ場に帰ってこなかった。


2010年11月21日 友人が車を出してくれるというHさんと、私は再びミリオンのエサ場で待ち合わせた。
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しかしミリオンは、姿さえ見せてくれなかった。


防砂林内にあるミリオンのねぐらを訪ねてみたが‥‥
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ミリオンは気配さえ感じさせない。


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この防砂林のどこかで、ミリオンは息を潜めて我々の動きを窺っていたのだろう。


そうこうしている内に師走に入った。
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2010年12月4日 今回は鎌倉で野良の保護活動をしているHさんの知人が、ミリオン捕獲の支援に駆けつけてくれた。
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しかしいつもは威力を発揮する手作りの捕獲網も、ターゲットが姿を現さないことには無用の長物と化してしまう。



ミリオン捕獲には、手詰まり感が漂い始めていた。

そして、無為な時間が流れるうちに、ミリオンの症状は悪化の一途をたどることになる。




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耳孔の下にできた浮腫が破れ、ミリオンの傷口は以前の倍以上にも広がっていた。
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赤く爛れたミリオンの右耳は、とても猫のモノとは思えないほど、その形状を変えていた。



この頃、私のブログからミリオンの姿が消えた。




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この状態のミリオンを掲載することなど‥‥とても私には出来なかった。


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ミリオンを年内に保護したいという私の願いも虚しく、2010年が今にも終わろうとしている。

老練なミリオンを捕獲することは、やはり無理なことなのだろうか?

新たな年を目前にした私に、期するものなど何もなかった‥‥

ところが、その新たな年の最初の日に、ミリオン捕獲への道が開くことになる。






<つづく>



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コメント

  1. たかたん | URL | NM1EMLgs

    こんにちわ。

    やはり一度でも、不信感を抱かれると難しいんですね。。。

  2. wabi | URL | -

    コメントありがとうございます

    たかたんさんへ

    マッシュ捕獲で分かるように、幼い子はそれでもまだ捕獲し易いですが、
    生きる術を身につけたミリオンほどの老練な子になると、やはり難しいですね。

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