来訪者

2011年02月08日 08:17

この日先週に続いて、当ブログの読者mimiさんが再び船宿エリアを訪れた。
ある目的を持って‥‥。

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その彼女を最初に迎えたは、新入り仔猫だった。


すぐにミイロも姿を現した。
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mimiさんは新入り仔猫を高く抱き上げた。
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そしてミイロも両の腕(かいな)で優しく抱きしめた。




その時、やはりカポネのことを心配して船宿へ来ていたキュウさんが私たちを手招きした。




キュウさんの後についていくと、カポネが枯草の中でうずくまっていた。
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そのカポネを、mimiさんが抱きかかえるように撫ではじめた。


この日mimiさんはカポネに逢うため、船宿を再訪したのだ。
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先日mimiさんが初めて湘南海岸を訪れたとき、カポネは既に怪我を負い、姿を見せてくれなかった。
その後カポネの奇禍を知ったmimiさんは心を痛め、その心情を綴ったメールを私に寄せていたのだ。





mimiさんはこうしてカポネとの対面を果たすことができた。




私たちの招きに応じて、カポネは船宿へやってきた。
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そのカポネをよく見ると、前足が靴を履いたように汚れている。
汚れの正体は重油だった。



重油に足を突っ込んだのは、その状態から昨日今日の出来事だと思われた。
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重油は簡単には落ちないだろう。


自ら舐めて、体内に重油の侵入を許すことも考えられた。
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怪我が癒えてきた矢先なのに‥‥カポネの厄難はいつまで続くのか。


傷を癒すためか、カポネは我々の前から姿を消してしまった。
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近くの車の下に茶トラが潜んでいた。「おい、カポネの居場所知らないか?」
当然だが‥‥茶トラからは何の反応もなかった。



キュウさんと一緒に、他の野良にも食事を与えることにした。
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シシマルは猫缶を目の前にしても物憂げな表情で佇むばかりだ。
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ライバルであるカポネの様変わりが影響しているのだろうか?


ところが、ここに何ら影響を受けていない野良がいる。新入り仔猫だ。
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新入り仔猫の食欲はキュウさんが驚くほど旺盛だ。


その新入り仔猫の薄汚れた顔を、mimiさんがきれいに拭った。
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その時、何気なく周りを見回した私の視界を、カポネが横切っていった。
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先ほど姿を消した反対の方角だったので、少々驚いた。


そこはカポネを発見した草むらからほど近い場所だった。
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私の目にはカポネの表情が、やはり以前より生気がないように見えた。
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カポネはその場で丸くなった。
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推定年齢9歳以上‥‥しかしここ数日でずいぶん老けてしまったようだ。


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頭の傷はほぼ癒えていた。


後脚を丹念に調べてみると、指を傷めているのか爪が1本反り返っているのが確認できた。
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脚全体を触れてみたが、カポネが痛がる様子はなく、どうやら主要な骨に異常はないようだ。


そこへmimiさんが近づいてきた。
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mimiさんも傷めたカポネの後脚にそっと触れた。
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mimiさんが咽を撫でると、カポネは気持ち良さそうに瞑目した。


カポネの目頭についた目ヤニを取るmimiさん。
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これには流石のカポネも少しひるんだ。


するとmimiさんは次にカポネの耳を優しくつまみ、耳の中を仔細に調べはじめた。
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それからカポネはmimiさんに大人しく身を委ねた。


キュウさんが新入り仔猫を遊ばせている時、見知ったカップルが船宿を訪ねてきた。
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『逆剃り倶楽部』の管理人burucoさんと奥さんだ。
私のブログでカポネの怪我を知った二人は、矢も盾もたまらず湘南へ駆けつけてきたと言った。



たがが野良、されど野良‥‥
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「カポネ、この人気モンめ、お前のことを心配してこんなに人が集まってくれたぞ!」
私はそんなカポネに軽い嫉妬を覚えた。



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こうして一匹の野良のせいで、船宿前は期せずして賑わった。


そこへ最近すっかり影の薄くなった当ブログの主役がやっと姿を見せた。
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私は猫缶を貪るマサムネに言いたかった。「これ以上太ったら主役降板だぞ」と。


猫缶の匂いに釣られて、他の野良も船宿に集まってきた。
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新入り仔猫の辞書に『満腹』という字はないようだ。育ち盛りだから頼もしいかぎりだ。


カポネの姿を求めて辺りを捜すと‥‥
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草むらの中にそれらしき影を発見した。ただそこは民家の敷地内で、これ以上近づけなかった。


カポネは毛繕いに専念しているようだ。
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心配する私に合図でも送るように、カポネは脚を高く挙げた。


そこへ船宿を去るmimiさんが、カポネに別れを告げにやってきた。
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mimiさんは草むらに隠れたカポネから目を離さず、しばらくその場で佇んでいた。


私との別れ際、mimiさんは「またカポネに逢いに来ます」と言い残し東京へ帰っていった。



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コメント

  1. ねこやしき | URL | ezOaKyPo

    本当に良かった…

    一時はどうなるのか、と悲観しましたが、本当に良かったです。
    先日のコメントにもありましたが、私もカポネは止まったばかりの車のエンジン部分の温かさを求めて内部に入り、エンジン始動時にベルトに巻き込まれたのだと推測しておりました。そのような経験をして前足を片方無くした猫を引き取ったことがあります。
    外猫の生活には様々な心配事(猫たち当人の思いとは別)が伴いますが、カポネのことを心から愛し案じてくれる人たちの存在は彼らが生きて行く上で大きな支えとなっています。また私自身にとっても自分がその場にいけない分、慰めの存在です。ありがとうございます。
    (wabiさん、お返事なしで大丈夫です)

  2. 匿名係=ihibou | URL | ZQHR2uUw

    写真をたくさん出して下さり有難うございます。何回も何回も行きつ戻りつ穴のあくような眺め方で見ています。重油は舐めちゃっていますね。他の方々のブログも拝見しました。

  3. mimi | URL | tHX44QXM

    wabiさん

    その節はお世話になりました、Qさんにも。。
    カボネを探して頂き、会えて良かったです。
    人慣れもしていて、以前よりも柔らかい感じに見えました。

    カボネの傷は直りかけてますが、足の重油にはびっくりでしたね。
    すこしでも落ちるといいのですが。。

    毎日お疲れさまです。

    また、遊びに行きます。

  4. ミポリン | URL | -

    病気回復成就 愛猫虐待防止

    毎回 うるさくてすみません 私も返事はいりません

    自分のペットの供養をしてくださったお坊さんに聞きました 「神仏に祈るときには 病気回復成就 愛猫虐待防止」とお祈りしたらいいそうです 一本の矢よりも三本の矢が強いです これを読まれて 賛同してくださる方は お願いします うちの地元でも 「魚をつるときに 猫の手足や皮を使うと大漁になるといって 野良猫ちゃん達が激減してます」 大切な大切な命です  大切にしてもらいたいです 助けを求めてる物がいえない動物の信頼を得るのはとても難しいですよね

    カポネちゃん 病気回復成就 里親募集を祈ってますよ!! 

  5. 匿名係=ihibou | URL | ZQHR2uUw

    冒頭にマサムネさんとならんでカポネさんが出たのでびっくりしました。でもふたりとも立派ですね。もちろん私も返信はいらないです。それにしても大漁のお気になりました。

  6. wabi | URL | -

    コメントありがとうございます

    ねこやしきさんへ

    他の方からもカポネの傷はエンジンルームで負ったものでは、というコメントを頂いています。
    それほど海岸の冬は厳しいということです。
    彼らの体と心は、色んな意味でいつも暖かさを求めているのでしょう。
    その暖かさを与えるのは、彼らをそのような境遇に追い込んだ我々人間の義務だと、私は思っています。



    匿名係=ihibouさんへ

    足先に付いた重油は既にその殆どが落ちています。
    気が付いたときにすぐに落とせばよかったのですが、その時はその用意もなくどうしようもありませんでした。

    タイトル画にカポネを加え、マサムネと交互に表示させることにしました。
    どちらが主役に相応しいのか‥‥しばらく様子を見ます。(笑)



    mimiさんへ

    先日はお疲れ様でした。

    mimiさんにカポネを引き合わすことが出来て本当に良かったです。
    でも重油で汚れたカポネには、私も驚きました。

    今度茅ヶ崎にいらっしゃる時までには、カポネも快復していると思います。



    ミポリンさんへ

    「病気回復成就 愛猫虐待防止」
    祈りの言葉、覚えておきます。
    ありがとうございます。

    命の価値はどれも同等のはず‥‥。
    だから小さく弱く短い命こそ大切にするべきです。
    彼らは我々の助けなしでは生きていけないのですから。

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