クローン カポネ

2011年03月25日 14:00

東日本大地震が起こる数日前のお話‥‥


湘南海岸の上空には青空が広がっているが、吹く風は存外と冷たい。
いったい春は何処で足踏みをしているのだろう?

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危うく見逃すところだった‥‥。
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それにしても、惚けた顔をした野良だなぁ‥‥。


因みに、この野良は眼を閉じているわけではない。
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これがノーマルな状態なのだ。私の接近もその細い眼でしっかり確認している。


腹を減らしているのか‥‥試しにカリカリを与えてみた。
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この距離を保てば大丈夫だが、これ以上近づくとすぐさま逃げてしまう。


もう1匹も近づいてきたので、同じようにカリカリを与えた。
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このキジ白もこれ以上近づくと、警戒の眼を向ける。
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この2匹も決まった人の世話を受けているので、飢えている様子は見られない。


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ずんぐりした体型を見ると、健康状態は別にして栄養状態は良さそうだ。


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ただこのシャムミックスが一時期より痩せているのは少々気がかりだ‥‥。


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カリカリを食べ終えたキジ白が鋭い三白眼で私を睨んでいる。まるで、さいとうたかをが描くスナイパーのような眼つきだ。


狙撃されないうちに退散した方が良さそうだ。
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丸ペンで描いたような眼からは何も窺えないが、コイツも私を警戒していることだけは間違いない。
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此処の野良たちの信頼を得るには、もう少し時間が必要のようだ。
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船宿エリア
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この2匹‥‥ほぼ同時に遺棄されたからか、本当の親子のように仲むつまじい。


ミイロが首輪をしたまま遺棄されたのが、去年の11月25日。
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そして、その3日後に新入り仔猫が遺棄されたのだ。


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船宿の周りに野良たちの姿が見える。


マサムネがチラッと振りかえった。
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そこへコユキも姿を見せた。


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美しい被毛を持つアイも船宿前に姿を現した。


さらに、どういう風の吹き回しなのか、サビ三毛まで来ていた。
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この野良がいつ何処で生まれ、どんな境遇に育ったのか‥‥私は一切知らない。


2匹の野良が仲良く水上バイクの上にいた。
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逆光に目を細めてよく見ると、コジローとクロベエの兄弟だった。


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「クロベエ、お前にとっちゃ天敵だったカポネがいなくなってホッとしてるかい?」


カポネは元々このエリアの野良ではなく、去年の夏ころから顔を見せるようになった、言わば新参者だ。
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そんな新参者が行方知れずになったとて、気にすることはないということか‥‥。


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ミイロとマサムネが親しげに挨拶を交わす。


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そしてシンクロするようにカブリを振った。


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2匹の視線の先には散歩中のワンコの姿があった。


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コジローがこちらの様子を窺っている。私がいつキャットフードを取り出すか待っているのだ。


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マサムネは夕日に身を晒したまま黙想中だ。


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知らぬ間に、警戒心の強いコユキまで来ている。


ふと目を移すと、ミイロが新入り仔猫の体を舐めていた。
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まるで我が子を慈しむように優しく毛繕いをつづける。
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こういう光景を見ていると、この2匹を引き離すことなど出来ないと思ってしまう。


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ミイロに疎まれているクロベエまでが船宿へ近づいてきた。


これ以上野良たちを待たせるのも気の毒なので、持ってきたキャットフードを与えることにした。
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仲間が残したキャットフードを一手に引き受けているのはシシマルだ。
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そして相変わらずマサムネの食事はスローペースだ。


私が最後にカポネの姿を見てから、既に3週間が経とうとしている。
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頭と脚に負った傷もほぼ癒え、重油の汚れも取れてきた時期の失踪だけに気になっている。


居なくなる直前のカポネに特段変わった様子はなく、健康状態にも問題はなかった。
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サカリも落ち着いたように見えたのだが‥‥


このように、ある日突然行方知れずになる海岸猫は多い。
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そして‥‥たいていの場合二度と還ってくることはない。


カポネの頭のカサブタを切断したのは仲良し夫妻のご主人だった。
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そして、残った部分が剥げないように切り取ったそのカサブタの在り処も、奥さんがコメントで報せてくれた。


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もしカポネがこのまま戻らなかったら、このカサブタからクローンカポネを作製しようと考えている。


「それにしてもカポネよ、一言の挨拶もなしにいきなりサヨナラは冷たいんじゃないの‥‥」
今回お前の身に何が起こったのか私は知る由もないが、この失踪が凶兆でないことを祈るばかりだ。

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この顔を見たらご一報を‥‥!
但し、賞金は出ません。



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これから私たちは何を信じて生きていけばいいのだろう‥‥?


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コメント

  1. にゃんこmama | URL | lI21MTgA

    wabiさん ご無沙汰です。
    先日は心のこもったメール有難うございましたm(_ _)m

    そう言えば随分前に、猫の島『田代島』に大型台風が直撃した時、田代島を有名にした『たれ耳ジャック』が数週間姿を見せなくなり、ガリガリ痩せながらも戻って来たと言う話を聞きました。
    カポネも地震にショックを受けどこかで身を潜めているかも?と思ったりもしますが・・・
    元気な姿を見せてくれる様に願っています。

    腰の具合はいかがですか?
    大事にしてください。

  2. はやとうり | URL | -

    wabiさん 腰の具合はどうですか

    いつも猫ちゃんの記事をご苦労さまです
    心暖まるしかし切ないこのブログに魅せられている一人です
    どうぞカポネが元気でいてくれますように・・・
    祈る事しか出来ません
    今日の曲心に響きます

  3. モンプチ | URL | -

    wabiさん こんにちは。

    カポネ 何処にいってしまったんでしょうね。
    元気でいてくれるといいのですが・・
    また、姿をあらわしてくれることを願っています。

    家で世話をしている老猫も外猫なので、突然の別れは覚悟しています。

    世話をするようになってから7年。
    最近は、昼間は日向ぼっこ&お昼寝&日課のエステ(ブラッシング )、
    夕方は一応縄張りのパトロール、夜は特製猫ハウスで就寝、
    とほんとうに行動範囲が狭くなっています。

    桜が咲いたり、セミが鳴いたり、紅葉の季節になったり、
    年の瀬がやってきたり、折々で、来年はこの景色を一緒に見ることができるかな、
    と考えたりしますが、いることが当たり前になっていて、覚悟はしているといっても
    いざいなくなったら、現実を受け止められるかどうか自信がありません。

    カポネの事も、わかってはいても、ブログでいつでも会えると思っていたので
    なんだか寂しいです。

    また、海岸でカポネに会えますように願っています。

  4. wabi | URL | -

    コメントありがとうございました

    にゃんこmamaさんへ

    その後チビちゃんの行方は判りましたか?
    無事保護されることを祈っています。
    大丈夫、猫は我々が考えているより逞しい生き物ですよ。

    カポネもベテラン野良です、何処かで生きていると信じています。
    オス猫の行動範囲は想像以上に広く、捜し出すことは困難ですが、
    いつの日か元気なカポネと邂逅できるような気がしています。

    お気遣いありがとうございます。
    腰の具合はまだ100%ではありませんが、ほぼ治まりました。



    はやとうりさんへ

    ありがとうございます。
    ぎっくり腰の痛みは、ほぼ癒えてきました。
    急激な動きはまだ出来ませんが、通常の生活には不自由しなくなりました。
    ただ長時間椅子に座っていることが出来ず、PCに向かう時間を減らしています。

    私が紹介しているのは野良の生活の断片‥‥。
    彼らの現実は想像するしかありませんが、過酷であることは間違いありません。
    カポネはその過酷な生活を長年凌いできたベテラン、きっと元気でいると思います。



    モンプチさんへ

    カポネが如何なる理由で姿を消したのか分かりませんが、
    怪我も癒えて、本来の彼に戻っていただけに気がかりです。
    事故などの不慮の出来事に巻き込まれた可能性も排除できませんが、
    今のところそういう情報は得ていません。
    ですから、周りの人と共にカポネは今も元気で、いずれ船宿へ帰ってくれると期待しています。

    私も海岸猫との突然の別れを幾度も経験しています。
    特に私が『西のエサ場』と呼ぶ場所からは次々と野良の姿が消え、
    その消息を知る人は誰一人いません。

    カポネの目撃情報が入った折にはブログで速報するつもりです。

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