孤立する猫 その参

2011年04月10日 09:00

シロベエは粗が入ったバケツの在り処を懸命に捜している。
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しかしそのバケツは船長さんの手により既に片付けられていた。


釣宿を離れたシロベエは粗の欠片が残っていないか、さっきの場所へ確認しに戻った。
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その様子を凝視するシシマル‥‥。


シロベエは草叢を丹念に調べたが、一片の粗も残っていなかった。
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一方ツバサは粗に食らいついたままだ。
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だが少々手こずっている様子‥‥。
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ツバサの側では所在無さそうにミイロが落日に身を晒している。
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ただ彼女の表情は物憂げで、心は何処か別のところにあるよう見えた。


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船宿に独り残っていたマサムネがおもむろに伸びをする。


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そして目的でもあるように歩きはじめたマサムネだったが‥‥。


すぐに歩みを止め振りかえった。
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マサムネの視線の先を辿ると‥‥。


のんびりと毛繕いするシロベエがいた。
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さっきまで血まなこで粗を捜していたはずなのに‥‥コイツの行動は未だに読めない。


私が猫缶を取り出すと、野良たちが船宿へ集まってきた。
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いつもなら仲間を押しのけるように猫缶をせがむツバサは、まだ粗に夢中だ。


ところが私が猫缶を開けると‥‥。
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ツバサはあっさりと粗を放ってやって来た。


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今回もミイロは猫缶にまったく関心を示さない。


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他の野良たちが猫缶を食べ終えても、マサムネの食事は相変わらずスローペースだ。


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腹が満たされると、コジローはそわそわと落ち着かなくなる。


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そうして、慌ただしく船宿から離れていった。


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結局、この日もマサムネが最後まで残った。


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ツバサも腹が十分満たされたのか、それとも残した粗のことを忘れてしまったのか、船宿に留まったままだ。


と、そこへアイが姿を現した。
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でも猫缶は全て野良の腹に収まり、一欠片も残っていない。


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アイは兄が食べる猫缶に興味を示す。


マサムネは仕方なさそうに猫缶を妹に譲る。
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マサムネが再び猫缶を食べようとすると、アイが無遠慮に手を出した。
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マサムネが遠慮したのをいいことに、アイは堂々とトレイの猫缶に食らいついた。


そして自分の足元に猫缶を手繰り寄せた。
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トレイに残ったのは僅かな欠片だけだった。マサムネはその欠片を舐めるように食べはじめた。
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アイは兄の猫缶を食べ終えると、満足そうに舌舐めずりをした。
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さらに猫缶の残りを確かめると、来た時と同じように忙しげに去っていった。


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残されたマサムネも大きなアクビをひとつすると、水場を後にした。


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そして母シズクの元へ足早に近づいていった。


妹アイの不躾な振る舞いを母に言いつけるつもりなのか?
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しかしシズクがマサムネの願いを素直に聞くとは思えなかった。


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船宿エリアを去ろうとした私は、釣宿の庇にいるコジローと目が合った。


「コジロー、お前は本当に高いところが好きなんだなぁ」
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私が声をかけると、コジローはいきなり釣宿の壁を登りはじめた。そういえば、以前にも同じシーンを目にしたことがある。


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コジローは看板の上から悠然と下界を見下ろした。


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このシーンも以前とまったく同じだ。「今度はどうするつもりだ、コジロー?」


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やはり今度も意を決して跳び降りた。


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今のアクロバチックなコジローの行動はただの遊びなのか、それとも何か特別な意味があるのか‥‥私には判らない。


猫の行動を気紛れという言葉で片付けるのは簡単だが‥‥。
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その中には彼らなりの感情表現があるハズだ。


先刻のシロベエを見つめるコジローの厳しい眼にも、それなりの意味があると思うのだが‥‥。
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「コジロー、その鼻の傷を負わせたのはひょっとして‥‥」


粗の残りを確かめようとしたが‥‥。
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跡形もなく消えていた。
最後に見たときはココにあったのだが‥‥いったい誰が持っていったんだろう?



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コジローが何を求めて更に高いところへ登ったのか‥‥もちろん私には知る由もない。


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コメント

  1. ワカタカタカコ | URL | 4ph23zis

    有難うゴザィマス

    ご訪問、サンキューです。。。ラグドールのような子が? 動画もステキ。。

  2. wabi | URL | -

    コメントありがとうございます

    ワカタカタカコさんへ

    またお邪魔させていただきますね。

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