コジローの事情

2011年06月11日 10:00

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船宿エリア
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独りで寛いでいるミイロにツバサが大股で近づいてきた。


ツバサはただ遊びたいだけなのだが、ミイロの反応は少々大袈裟だ。
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ミイロは威嚇とも服従ともとれる姿態でツバサをねめつける。


それを見たツバサは、ミイロの倣うように体を伏せ一声啼いた。
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オトナの身体に成長したツバサ‥‥、そんなツバサの相手をまともにするのは、さすがの“特攻隊長”も最近では持て余し気味だ。
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どうやらツバサは、親離れを迎える時期が近いようだ。


さっきからフレームの中でチョロチョロしているマサムネ、いったい何をしているんだ?
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しばらく様子を見ていたが、これといった目的はなさそうだった。


船宿前に行くと、いきなりアイが近づいてきた。
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アイは尻尾を立てて、私に親愛の情を示す。


その巨体に似合わず照れ屋なシシマルは、いくら顔見知りの人間だからといって、自ら心を開くことはない。
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それでもあるコツを覚えると体を触ることが出来るのだが‥‥、シシマルのため、このことはナイショにしておく。先日このコツを利用しキュウさんとふたりでシシマルにレボリューションを滴下した。


そのシシマルに一方的に挨拶するミイロ。
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そして近づいてきたアイには丁寧に挨拶をした。


こういう交歓の場に、シズクが加わることは‥‥、絶対にない。
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人に追従(ついしょう)せず、仲間にも迎合しない。まさに孤高の野良シズク。


優しい野良であるマサムネも、自ら人にすり寄ってくることはない。
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野良にはそれぞれの身の上があり、同じところで育ってもその性格は一様ではない。


この野良も特異な性格を持っている。
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シズクとは性質が違うが、シロベエも独立独歩な生き方を押し通している。


周りの雰囲気など一切気にせず、自分の想いのまま行動するのが常だ。
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それ故、仲間から疎まれ、孤立することも珍しくない。この野良を一言で書き表すと“空気を読めない野良”だ。


そんなシロベエを静かに見つめるミイロとシズク。
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ミイロも敢えてこの“空気を読めない野良”に近づくことはない。


「ところでマサムネよ、弟のコジローの姿が見えないが、今日も漁港へ出張っているのか?」
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期待などしていなかったが、案の定、人に媚びない野良が素直に答えることはなかった。


そこで私は、コジローの姿を求めて漁港へ足を運んだ。
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まず最初に遭遇したのは、此処に残ったただ1匹のキジ白だった。
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以前此処には3匹の野良が肩を寄せ合うように暮らしていた‥‥。


ところが、去年の春に1匹、そして今年の春に1匹と逝ってしまった。
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このキジ白は幾人ものブロガーの被写体になっている人気の野良だ。


船宿エリアの目と鼻の先にありながらも、私は此処を滅多に訪れない。
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そんな私だが、独りになったこのキジ白はやはり気にかかる‥‥。


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漁港の外れまで来たとき、突然建物の陰からコジローが姿を現した。


やはりコジローは今日も此処へ出張っていた。
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「コジロー、どうしてお前は毎日ここへ来るんだ?」


最近はシロベエとの確執があって、船宿エリアを忌避している様子も窺えるが‥‥、
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コジローが此処へ頻繁に来るようになったのはそれ以前からなので、他の理由もあるはずである。


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その辺りのコジローの事情を是非とも知りたいと思ったが、狷介孤高のこの野良が自ら語ることはあり得ないのだ。



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