ソックスの戯れ

2011年06月15日 15:00

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ソックスエリア
この日、私はどうしてもソックスに逢いたいと思い、防砂林の奥へ分けいった。
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その私の願いが届いたのか、防砂林の中でソックスに遭遇した。
下水道工事のせいで、それまでのエサ場を失ったソックスは、こうして防砂林の中で暮らしている。



私の姿を認めたソックスは、ゆっくりとした足取りで近づいてきた。
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「ソックス、母親のタビは一緒じゃないのか?」
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ソックスは私の問いかけには答えず、その場に体を横たえた。


「ところでソックス、タイツとは会っているのか?」
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ソックスはこの質問にも素直に答えないで、代わりに大きなアクビをした。


下水道工事が始まって以来、姉妹であるタイツとは東と西に別れて暮らしている。
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おっと、タイツの話をしたせいか、ソックスの表情が険しくなった。


どういう経緯があるのか知らないが、ソックスとタイツの仲はすこぶる悪い。
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私の見る限りでは、ソックスが一方的にタイツを疎んじているようだが‥‥。


私が防砂林の出口に向かうと、ソックスも毛繕いをやめて後を追ってきた。
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多くの蜘蛛が生息し、見えない糸を張り巡らしている防砂林の中は、あまり長居をしたくない場所なのだ。
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ただソックスが此処から出たくないのなら、付き合うしかないが‥‥。


ややあって、ソックスは私を脇をすり抜けると‥‥、
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奇妙なモノが安置されている場所に腰を下ろした。


防砂林の中には不法に投棄された様々な廃棄物が散見されるが‥‥、
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これはそんな類のモノではなさそうだ。


素朴な木像と、陶製の動物の置物‥‥。
これらは何を模したモノなのだろう?そして誰が、何のためにこんな場所へ置いたのだろう‥‥?

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「ソックス、お前はこれが何か知っているのか?」


そんなことは自分で考えろと言わんばかりに、ソックスはにべない態度で立ち上がった。
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木像の正体はもちろん、陶製の動物の正体すら判らなかった私は、この場から早く離れたくなった。
ともあれ、防砂林は長居をするトコロではない。



そこで私はソックスの後を追って、防砂林の出口へ向かった。
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ソックスがゆっくりとした足取りで元のエサ場の方へ歩いていく。
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そして防砂林の出口で立ち止まると‥‥、
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周囲の様子を仔細に窺いはじめた。


周りの安全が確認出来たのだろう、一度私の方を振りかえると‥‥、
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ソックスは意を決したように、防砂林の外へ向かって歩を進めた。


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サイクリングロードに出たソックスは、そこでも一度立ち止まり、周囲の様子を注意深く窺った。


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ソックスは砂浜へ降りると、先回りした私の後を追ってきた。


途中、不敵な面持ちで舌なめずりをするソックス。
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ソックスは脇目もふらず、尚も私の後を追ってきた。


そのソックスの姿は威風堂々としていて、ネコ科特有の風格を漂わせていた。
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しかしその風格は、私の脚にすり寄った時点で雲散した。


それからソックスは、私の傍らでしばらく穏やかな海を眺めていたが‥‥、
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何の前触れもなく、いきなり橋の上からダイブした‥‥。



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