2015年06月07日 20:00
今回のブログ制作は私にとって、とても辛いものだった。
自分で撮影しておきながら、改めてその写真を目の当たりにすると涙が溢れ出て何度も中断を余儀なくされた。
そして抑えきれずに私が嗚咽を漏らすと、愛猫の風(ふう)がすぐに駆けつけて来ては、私に体を擦り寄せながら「ねえねえ、どうしたの、何がそんなに悲しいの?」と言って一緒に泣き声を上げるのだ。
前例のないことだが、前編だけで終わらせて新たな話に着手しようとさえ考えた。
実際、今回の話は前話『 夕暮れの情景 』より先に編集に取りかかったのだが、同じ理由に
よって途中で挫折したのだ。
しかしまた投げ出してしまえば、 “あの子の命” が無駄になると思い、編集を再開した。
「今度は途中で放棄するわけにはいかない、現実から目を背けることはできない」と自分を
奮い立たせながら‥‥。
私はだから、ただただ “あの子の命” を念頭に置いて、今回の記事を綴ったのだ。
*
湘南海岸、早朝。
私は海岸沿いを走る道路に出て、朝陽を背に浴びながら次女の到着を待っていた。

*
突然かかってきた次女の電話の内容は、私の予感通りやはり凶事の知らせだった。
だいたいにおいて常識的にも経験的にも、何の前触れもなく夜中や早朝にかかってくる電話のほとんどは凶報だと相場が決まっている。

ただ、常ならぬ様子の次女の説明では状況が今ひとつ把握できず、どう返答するべきか逡巡していた。
そんな私の応対を側で聞いていたエカシさんが何事だと尋ねてきたので、経緯をかいつまんで話してみた。
するとエカシさんは言下に答えた。「ここに連れて来ればいい」

かかる事態ではその策が最善だろうと、私も思った。
そこで私は自分のいる場所を次女に詳しく教えてケータイを切った。
「それにしても‥‥」
月日の経つのは早いものだ、とケータイを仕舞いながら感慨深く独りごちた。

*
やがて前カゴにダンボール箱を載せた自転車で、次女はやって来た。
久し振りに会った次女は以前より幾分大人びた様に感じるが、それは沈痛な表情のせいかも
しれない。


涙こそ見せていないが、次女の瞼は腫れ、さっきまで泣いていたことを如実に示している。

「大変だったな」と私は次女に声をかけた。
「うん‥‥」次女は虚ろな表情で、聞き取れないくらいの小さい声で答える。

テント小屋に着くと、待ちかねていたのだろう、エカシさんは「見せてみろ」と言って次女から奪取する勢いでダンボール箱を受け取ると地面に置いた。


そしてダンボール箱の隙間に無理やり指を入れると、無造作に引き裂いた。
・
・
・
・
ダンボール箱の中に入っていたのは、タオルにくるまれた野良猫の “轢死体” だ。

顎と腹に大きな損傷を受けているが、轢死体としては “比較的” キレイな方だろう。
おそらく車に轢かれたのは1度だけ。後続車に次々と轢かれていればもっと酷い状態になっていたと思われる。
できうるならば、この子が痛みを感じる暇もないくらいの一瞬間の事故であってほしい。

そしてその直前においても、恐れや怒りや悲しみといった感情にとらわれなかったことを
ただ祈るばかりだ。
そう、“死” そのものはごくありふれた出来事であって、世の中の至るところに何気ない顔をして潜んでいるから、誰もがいつでも逢着する可能性がある。

だから死に出会ったことを自覚しなければ、恐怖や悲哀や怨嗟といった感情が湧かなければ、本人はすんなりと死を受け容れられる。
「しっかり写真を撮っとけ」と言わんばかりに、エカシさんはサバ白の遺骸を持ち上げると、私の方へ突き出した。


私は無残な姿のサバ白にレンズを向けると、無心でシャッターを切った。
エカシさんはサバ白を抱いたまま防砂林の奥へ踏み入っていく。


しばらく行くと、若木の根元に掘ったばかりの穴があった。
「あんたが娘を待っているあいだに掘っておいた」とエカシさんは言った。


エカシさんはまるで割れ物でも扱うように、サバ白をゆっくりと穴の中へ沈めていく。


穴の底に横たわったサバ白は、数時間前まで自分が死ぬとは毫も思っていなかったはずだ。

おそらくいつもと同じ朝を迎えて、いつもと同じように道路を横断しようとしたのだろう。
《でもお前は知らなくて当然だが、今日は昨日とは違うんだ。いつもと同じ朝なんてこの世界には無いんだよ‥‥》
エカシさんが私を顧みる。「あんた、タバコ持ってるか?」
とっさにエカシさんの意図を理解した私は、1本のタバコとライターをエカシさんに手渡した。
エカシさんはタバコに火を付けて右手に持ち替えると、おもむろに穴の中へ降ろしていく。


そしてサバ白の脇にそっと立てた。
線香代わりのタバコから一筋の白い煙が立ち昇る。

《この子の無辜の魂も煙と一緒に昇っていけばいいんだ》
《地上ではさんざん苦労したはずだから、できるだけ高く明るく暖かく清浄なところへ、
そして、できれば先に逝った眷族の許へ‥‥》
「恨むなよ、恨むなよ‥‥」エカシさんはサバ白に向かって合掌をすると、念仏を唱えるように呟きつづける。


私も手を合わせながら、心の中で非業の死を遂げたサバ白に語りかけた。
《恨むなと言われてもお前自身は納得できないだろう。轢いた行為自体は不可避だとしても、
こんな状態のお前を道路に放置したまま走り去ったニンゲンは許せないよな》
《自分で処理できなくても役所に連絡するくらいはできたはずだ。それとも車は持っていてもケータイは持っていない、そんな稀なニンゲンだったのか》
《あの場所は、今までにも数多くの猫が交通事故で命を落としている区間として道路を利用する者なら知っているはず》

《もしも轢かれたのがニンゲンだったら、過失であっても運転者は重い罪に問われるところだ》
《だが、いかんせんお前は猫だ。だから無残な姿をさらした挙句、こんな場所へひっそりと埋められるんだ》
《それに‥‥》私の黙想はエカシさんの行動によって、そこで中断された。
*
エカシさんは線香代わりのタバコの火をもみ消すと、穴の周りの病葉を手に取った。


そしてサバ白の体にその病葉を被せていく。

やがてサバ白の体が病葉で覆い尽くされる。そこでエカシさんは手を止めた。
おもむろにスコップを手にしたエカシさんは、脇に盛られた砂を少しずつ穴の中へ落としていく。


それはあたかも穴の底で眠るサバ白に、砂の重さを慣れさせるための儀式のように見える。
ある程度穴が埋まると、エカシさんはスコップを持ち替えた。


そして今度は砂山を崩すようにして、穴の中へ砂を流し込んでいく。
エカシさん本人の言によると、数年前に80歳を超えたというのだから驚きだ。


80歳の人にとってこの作業はけっこうキツイと思うのだが、エカシさんは僅かな息の乱れも見せずに作業をつづけている。
太い筋肉が隆起した脚にしても、とても80歳の人のものとは思えない。



「できればユリを植えたいんだが」エカシさんは手を休めず、唐突に口を開いた。
「ユリを植える‥‥?」何のことだか分からない私はおうむ返しに答える。


「ユリの香りは強いから、墓を荒らす他の動物が近づかないんだ」とエカシさんは言った。

「いったいこの人は何者なのだろう?」
私はエカシさんの胸底に何が秘められているのか興趣をそそられていたが、その一方でにじみ出ている剣呑な匂いも嗅ぎ取っていた。
*
それまで次女は、離れたところからサバ白が埋葬される様子を見ていた。どうやら初対面のエカシさんの押しの強い態度に怯んでいたようだ。
次女は墓標も何もないサバ白の墓前にしゃがむと、手を組み眼を閉じて黙とうする。


黙とうを終えても次女は茫然としたまま、名もない空間を見つめつづける。
*
今回の出来事がもたらした衝撃によって、無類の猫好きの娘の心に深い疵が残ったのは間違いない。
大方の人がするように、車に轢かれた野良猫の死体など見て見ぬ振りをして普段の生活に戻ることもできたはずだ。
しかし娘は、自分の心が深手を負うのを承知で道路に放置されていた死体を回収した。
その行為自体は褒めてやりたいが、親としては放心状態の娘の顔を見ると複雑な心境におちいってしまう。
〈つづく〉
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
『今回もカバー曲を贈ります』
この無名の女性ヴォーカリストのようなキレイで澄みきった歌声を
“クリスタルボイス” と言うそうです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
「ある犬のおはなし ~殺処分ゼロを願って~」
動物はニンゲンを裏切らない‥‥。裏切るのはいつだって、身勝手なニンゲンだ。
原作者:willpapaさんのブログです。
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前例のないことだが、前編だけで終わらせて新たな話に着手しようとさえ考えた。
実際、今回の話は前話『 夕暮れの情景 』より先に編集に取りかかったのだが、同じ理由に
よって途中で挫折したのだ。
しかしまた投げ出してしまえば、 “あの子の命” が無駄になると思い、編集を再開した。
「今度は途中で放棄するわけにはいかない、現実から目を背けることはできない」と自分を
奮い立たせながら‥‥。
私はだから、ただただ “あの子の命” を念頭に置いて、今回の記事を綴ったのだ。
湘南海岸、早朝。
私は海岸沿いを走る道路に出て、朝陽を背に浴びながら次女の到着を待っていた。

突然かかってきた次女の電話の内容は、私の予感通りやはり凶事の知らせだった。
だいたいにおいて常識的にも経験的にも、何の前触れもなく夜中や早朝にかかってくる電話のほとんどは凶報だと相場が決まっている。

ただ、常ならぬ様子の次女の説明では状況が今ひとつ把握できず、どう返答するべきか逡巡していた。
そんな私の応対を側で聞いていたエカシさんが何事だと尋ねてきたので、経緯をかいつまんで話してみた。
するとエカシさんは言下に答えた。「ここに連れて来ればいい」

かかる事態ではその策が最善だろうと、私も思った。
そこで私は自分のいる場所を次女に詳しく教えてケータイを切った。
「それにしても‥‥」
月日の経つのは早いものだ、とケータイを仕舞いながら感慨深く独りごちた。

やがて前カゴにダンボール箱を載せた自転車で、次女はやって来た。
久し振りに会った次女は以前より幾分大人びた様に感じるが、それは沈痛な表情のせいかも
しれない。


涙こそ見せていないが、次女の瞼は腫れ、さっきまで泣いていたことを如実に示している。

「大変だったな」と私は次女に声をかけた。
「うん‥‥」次女は虚ろな表情で、聞き取れないくらいの小さい声で答える。

テント小屋に着くと、待ちかねていたのだろう、エカシさんは「見せてみろ」と言って次女から奪取する勢いでダンボール箱を受け取ると地面に置いた。


そしてダンボール箱の隙間に無理やり指を入れると、無造作に引き裂いた。
ダンボール箱の中に入っていたのは、タオルにくるまれた野良猫の “轢死体” だ。

顎と腹に大きな損傷を受けているが、轢死体としては “比較的” キレイな方だろう。
おそらく車に轢かれたのは1度だけ。後続車に次々と轢かれていればもっと酷い状態になっていたと思われる。
できうるならば、この子が痛みを感じる暇もないくらいの一瞬間の事故であってほしい。

そしてその直前においても、恐れや怒りや悲しみといった感情にとらわれなかったことを
ただ祈るばかりだ。
そう、“死” そのものはごくありふれた出来事であって、世の中の至るところに何気ない顔をして潜んでいるから、誰もがいつでも逢着する可能性がある。

だから死に出会ったことを自覚しなければ、恐怖や悲哀や怨嗟といった感情が湧かなければ、本人はすんなりと死を受け容れられる。
「しっかり写真を撮っとけ」と言わんばかりに、エカシさんはサバ白の遺骸を持ち上げると、私の方へ突き出した。


私は無残な姿のサバ白にレンズを向けると、無心でシャッターを切った。
エカシさんはサバ白を抱いたまま防砂林の奥へ踏み入っていく。


しばらく行くと、若木の根元に掘ったばかりの穴があった。
「あんたが娘を待っているあいだに掘っておいた」とエカシさんは言った。


エカシさんはまるで割れ物でも扱うように、サバ白をゆっくりと穴の中へ沈めていく。


穴の底に横たわったサバ白は、数時間前まで自分が死ぬとは毫も思っていなかったはずだ。

おそらくいつもと同じ朝を迎えて、いつもと同じように道路を横断しようとしたのだろう。
《でもお前は知らなくて当然だが、今日は昨日とは違うんだ。いつもと同じ朝なんてこの世界には無いんだよ‥‥》
エカシさんが私を顧みる。「あんた、タバコ持ってるか?」
とっさにエカシさんの意図を理解した私は、1本のタバコとライターをエカシさんに手渡した。
エカシさんはタバコに火を付けて右手に持ち替えると、おもむろに穴の中へ降ろしていく。


そしてサバ白の脇にそっと立てた。
線香代わりのタバコから一筋の白い煙が立ち昇る。

《この子の無辜の魂も煙と一緒に昇っていけばいいんだ》
《地上ではさんざん苦労したはずだから、できるだけ高く明るく暖かく清浄なところへ、
そして、できれば先に逝った眷族の許へ‥‥》
「恨むなよ、恨むなよ‥‥」エカシさんはサバ白に向かって合掌をすると、念仏を唱えるように呟きつづける。


私も手を合わせながら、心の中で非業の死を遂げたサバ白に語りかけた。
《恨むなと言われてもお前自身は納得できないだろう。轢いた行為自体は不可避だとしても、
こんな状態のお前を道路に放置したまま走り去ったニンゲンは許せないよな》
《自分で処理できなくても役所に連絡するくらいはできたはずだ。それとも車は持っていてもケータイは持っていない、そんな稀なニンゲンだったのか》
《あの場所は、今までにも数多くの猫が交通事故で命を落としている区間として道路を利用する者なら知っているはず》

《もしも轢かれたのがニンゲンだったら、過失であっても運転者は重い罪に問われるところだ》
《だが、いかんせんお前は猫だ。だから無残な姿をさらした挙句、こんな場所へひっそりと埋められるんだ》
《それに‥‥》私の黙想はエカシさんの行動によって、そこで中断された。
エカシさんは線香代わりのタバコの火をもみ消すと、穴の周りの病葉を手に取った。


そしてサバ白の体にその病葉を被せていく。

やがてサバ白の体が病葉で覆い尽くされる。そこでエカシさんは手を止めた。
おもむろにスコップを手にしたエカシさんは、脇に盛られた砂を少しずつ穴の中へ落としていく。


それはあたかも穴の底で眠るサバ白に、砂の重さを慣れさせるための儀式のように見える。
ある程度穴が埋まると、エカシさんはスコップを持ち替えた。


そして今度は砂山を崩すようにして、穴の中へ砂を流し込んでいく。
エカシさん本人の言によると、数年前に80歳を超えたというのだから驚きだ。


80歳の人にとってこの作業はけっこうキツイと思うのだが、エカシさんは僅かな息の乱れも見せずに作業をつづけている。
太い筋肉が隆起した脚にしても、とても80歳の人のものとは思えない。



「できればユリを植えたいんだが」エカシさんは手を休めず、唐突に口を開いた。
「ユリを植える‥‥?」何のことだか分からない私はおうむ返しに答える。


「ユリの香りは強いから、墓を荒らす他の動物が近づかないんだ」とエカシさんは言った。

「いったいこの人は何者なのだろう?」
私はエカシさんの胸底に何が秘められているのか興趣をそそられていたが、その一方でにじみ出ている剣呑な匂いも嗅ぎ取っていた。
それまで次女は、離れたところからサバ白が埋葬される様子を見ていた。どうやら初対面のエカシさんの押しの強い態度に怯んでいたようだ。
次女は墓標も何もないサバ白の墓前にしゃがむと、手を組み眼を閉じて黙とうする。


黙とうを終えても次女は茫然としたまま、名もない空間を見つめつづける。
今回の出来事がもたらした衝撃によって、無類の猫好きの娘の心に深い疵が残ったのは間違いない。
大方の人がするように、車に轢かれた野良猫の死体など見て見ぬ振りをして普段の生活に戻ることもできたはずだ。
しかし娘は、自分の心が深手を負うのを承知で道路に放置されていた死体を回収した。
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コメント
マコ | URL | -
心からご冥福を祈ります。
お嬢さんの勇気と優しさに、救われた気持ちです。
どんなに悲しかったか、言葉が見つかりません。
事故後ゴミのように扱われ、葬られるより、
海岸猫らしく愛情いっぱいの人たちに埋葬され、
お墓に眠ることが出来た事も救いです。
涙と共に、深くご冥福を祈ります(合掌)
( 2015年06月08日 07:46 )
ねこやしき | URL | ezOaKyPo
優しいwabiさんに似た優しいお嬢さん… ありがとうございます。
エカシさんにも心から感謝いたします。
私も運転中、猫の死体を見かけると条件反射のように車を停めて荷台に乗せて帰ります。
それまでどんな猫生だったか分かりませんが、
たいていは家猫ではなかったようなその死体の様子に、言いようのない悲しみがこみあげ、
せめて放置され更に轢かれ続けることがないように、と連れ帰り庭に埋めます。
昨日、私の勤める事務所にかれこれ10年ほどご飯を食べに来ていた老猫を保護しました。
彼は生粋の雄ノラのボスで、我が家のような集団の中での暮らしは不向きゆえに、これまで捕獲は控えていました。(ものすごく迫力のある猫です)
年老いてボロボロになった彼の行く末を切なく思うも、
容易に捕まえられる彼ではないし、どうしたものかと思い悩んでいた矢先、
いよいよ両方の後足の自由がきかなくなり、いざって餌場に来ていたのを機に、
手製の巨大虫取り網のような網で頭からスッポリ絡め取りました。
家に連れ帰ると、思いのほか落ち着いています。大暴れするかと思いきや…
彼は安心したのかもしれません。
私も安心しました。
( 2015年06月08日 11:10 [Edit] )
マライヒ☆ | URL | -
サバ白ちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
虹の橋を渡って、安らかにお眠りくださいませ
でも・・埋葬してあげられて本当に良かった
犬猫だから、平気でひき逃げが出来るんでしょうか?
何も感じないで生きてる人って・・・恐ろしいです
お嬢様も可愛い感じの優しい方なんですね
お気持ちが癒えますように・・・
( 2015年06月08日 19:29 )
Miyu | URL | -
こんばんは
優しく可愛らしい娘さんですね。
猫たちが無残にも車に轢かれた姿をみて
どれだけの方が立ち止まるのでしょうか?
難しいでしょうね。
行政に連絡することはあるでしょうが・・・。
ちゃんと埋葬してあげられて良かったです。
人と何が違うのでしょうね。
大切な命
( 2015年06月08日 22:04 )
wabi | URL | 0MXaS1o.
ゴミと一緒なんて
マコさんへ
お悔やみの言葉、ありがとうございます。
外猫の死亡原因で交通事故死の占める割合は
結構多いでしょう。
仰るようにクリーンセンターなどに回収されると
ゴミと一緒に焼却されます。
魂のある生き物ですから土に還してやるのが
自然でしょう。
娘もそう思って私に連絡してきたようです。
( 2015年06月08日 23:48 [Edit] )
wabi | URL | 0MXaS1o.
必死の思いで
ねこやしきさんへ
私自身は車の運転をしなくなって久しく、
また運転した期間も短かったので猫の交通事故に
遭遇したことはありませんが、人の運転する車で
移動している時に、道路に放置されたままの猫の
轢死体を何度か目撃しました。
何台もの車に轢かれて酷い状態の子もいました。
今回、娘もそういう状態になるのを見兼ねて
必死の思いで回収したそうです。
私としてはトラウマにならないことを祈るばかりです。
( 2015年06月09日 00:10 [Edit] )
wabi | URL | 0MXaS1o.
悲しい現実
マライヒ☆さんへ
お悔やみの言葉、ありがとうございます。
私もサバ白の体は土に還り、魂は虹の橋を渡ったと信じたいです。
交通事故の犠牲になる犬や猫の数は想像以上に多いようです。
野良猫の場合はそのまま放置するドライバーが殆んどでしょう。
ニンゲンの命と動物の命、どうしてこうも扱いが違うのか‥‥、
悲しい現実です。
娘へのお気遣いありがとうございます。
( 2015年06月09日 00:44 [Edit] )
wabi | URL | 0MXaS1o.
いつの間にか
Miyuさんへ
中には道路の端や歩道に移動させて役所に連絡する人も
いるようですが、回収して埋葬する人は稀でしょう。
クリーンセンターなどに回収された動物の死体は
たいていゴミと一緒に焼却されます。
娘としてはそういう扱いをされるのが耐えられなかった
ようです。
私は“命の大切さ”を言葉にしてを娘に教えた覚えはないのですが‥‥。
いつの間にか彼女は大人になっていました。
( 2015年06月09日 01:06 [Edit] )
ケン | URL | -
おはようございます、wabiさん (*^_^*)
娘さんの、猫に対する愛情に、感動いたしました。
すべての人が、娘さんのように愛情深かったら、この世の野良猫の問題はすでに解決してますね。
それに、この様に猫が車にひかれることを見ていたら、シシマルエリアの猫たちのことも心配になってしまいます。
他の海岸猫たちは、車の通らない比較的安全な場所にいます。
けれど、シシマルエリアの猫たちは、駐車場が生活の場です。
猫たちが、夏の直射日光を避け、車の下で休むことは日常茶飯事です。
シシマルエリアの猫たちには、安全に生活ができることを、願っております。
( 2015年06月09日 06:35 )
wabi | URL | 0MXaS1o.
私も心配です
ケンさんへ
仰るように、シシマルエリアではいくつもの命が車によって
奪われています。
記憶に新しいのは『ミイロ』、そして『シシマル』。
ふたりとも駐車中の車の下にいて、その車が発進する際に
轢かれてしまいました。
外で暮らす猫は涼しく、ニンゲンや犬が容易に近づけない
車の下を好みます。
しかしこればかりは止めさせるわけにもいかず、確かに心配です。
ドライバーが注意をしてくれるのを祈るしかありません。
( 2015年06月09日 12:01 [Edit] )
Mっちょ | URL | knuzbMBY
こんばんは、wabiさん
白サバさんのご冥福お祈り申し上げます
娘さん素晴らしいで方ですね。。
私も半年ほど前に同じような事がありました。。
ブログを拝見しながら、涙が頬をつたいました。。。
このような事故が沢山ある現実。。
本当に悲しいです
娘さんのお気持ちが癒えますように、
wabiさん、
里親募集のエリィちゃんトライアルが決まりました
まだ本格決定ということではありませんが
とりあえずホッとしております。。。
本格決定になりましたらまたお知らせいたします
いろいろとありがとうございました
( 2015年06月11日 00:46 [Edit] )
wabi | URL | 0MXaS1o.
良かったですね
Mっちょさんへ
猫の交通事故は避けられない面もあるでしょうが、
轢き逃げは許し難いです。
回収できないのであれば、せめて後続車に轢かれない場所へ移動させて、
しかるべき管理者に連絡するべきです。
エリィちゃんトライアルが決まったとのこと、良かったですね。
でも愛猫を泣く泣く手放す老夫婦の心情を慮ると、切なくなります。
エリィちゃんが幸せになることを祈っています。
ご連絡ありがとうございました。
( 2015年06月11日 22:29 [Edit] )
おこちゃん | URL | -
悲しくて、切なくて涙が出ました。
埋葬されたのが、せめてもです。
娘さんは 無惨な姿になったこを
よく連れてこれたと思います。
優しいのですね。
中々、コメントするのが、辛かったです。
外の猫が、皆幸せに保護されて欲しいものです。
( 2015年06月16日 01:52 )
wabi | URL | 0MXaS1o.
ドライバーの認識
おこちゃんさんへ
辛いのにコメントをしていただき、ありがとうございます。
野良猫の交通事故を防ぐ手立てはドライバー各自の認識しかありません。
今回の子は、野良猫の交通事故が多発している区間で事故に遭いました。
その事を知っているドライバーなら「猫が飛び出してくるかもしれない」
という予測も可能なはず。
娘のしたことは、私としても褒めてやりたいです。
なかなかできる事ではありませんから。
( 2015年06月16日 09:36 [Edit] )
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